2日目。
赤澤さんは常に作業をしている働き者です。流木を拾ったり、山菜を採りに行ったり。ヒロインも、話しかけるのは「イサキを塩焼きか煮魚にしようか迷ってるんです」と相談するような内容です。
刺身がいいんじゃないか、という事になってヒロインが苦手だと告げると
「ああ、なら俺がやろうか」
そして教えてあげつつ一緒にやって
「お前も、最後は大分うまくなったじゃないか」
と褒めて育てています。
「こんな事なら、いつでも相談に乗れるからな。頼って構わないぞ」
た、頼れる!今までになく安心出来るいい人です。
次。話しかけたら
「ああ、何だ、辻本か」
と言われます。何だとはひどい、と抗議するヒロイン。
「悪かった、観月かと思ったから拍子抜けしたんだ」
観月を待っていて、ヒロインなんかどうでもいい赤澤さん。
これは…ヒロインに観月さんという超強力ライバルの存在があるという事を知らしめるイベントですね!
言ってたら観月たんがやってきました。
「おや、二人とも楽しそうですね」
いきなりイヤミ…!
観月さんの用事は、明日の練習メニューをまとめたので見てほしい、という事でした。
「…おい、観月。いくらなんでもこれは無理だろう」
「大丈夫ですよ、あなたなら出来ます」
朝5時からのランニングなどきついメニューを残して、観月さんは去ってしまいました。愛のムチなのかもしれません。
「はぁ〜」
赤澤さんは溜息です。
裕太くんに「赤澤さんの必殺技って何?」とウワサを聞きに行きました。
「…何で俺に聞くんだよ。直接赤澤さんに聞けばいいだろ」
なんか反抗的な裕太くん。
第三者から聞いた方がインパクトが、というよく分からない事を言って「ブレ球」というキーワードを入手です。得意技がブレ球、うーん、地味!
それにしても裕太くんは「ブレ球?」と聞き返しても
「俺も詳しい事は知らねぇよ。それこそ赤澤さんに聞いてみたらいいじゃん」
などと言っています。自分とこの部長の事でしょう。
山菜採りでオオワライタケを見つけました。食べると笑うっていうアレです。
「…観月に食べさせてみたいな」
えっ!赤澤さんは観月に笑顔でいてほしいのでしょうか(たぶん違う)
反感とか持ってたらどうしよう、と思いました。
夜、話しかけると赤澤さんはジャージのほつれを裁縫してました。代わりにやってあげるヒロイン。
「ほう。得意じゃないなんて言っていたが、なかなか堂に入ってるじゃないか。いつもなら、こういうのは野村に任せてたんだが…」
ノムタクの事を話題に出す赤澤さん。ルドルフ好きな人でないとノムタクの存在なんて覚えてないですよ…
次。観月さんにウワサを聞きに行きました。
「観月さんは赤澤さんの事をどう思ってるんですか?」といきなり直接対決をしかけるヒロイン。…ゴクリ。
「…また、よく分からない事を。そんな事聞いてどうするんです?」
「あ、いえ。何だか観月さんって、赤澤さんに少し距離を置いてる気がしたもので…」
えっそうなの!!!
でも都大会の時は、裕太くんを差し置いて赤澤さんと二人親密で、分かり合ってる仲だったのに。
「そんな事はありませんよ。…まあ、ひとつだけ理由があるとすれば、それは赤澤部長が我々と違って生え抜き組だって事でしょうか」
こうして生え抜き組というキーワードを入手。そして観月たんに
「なかなか鋭い観察眼を持ってますよ、あなたは」
と褒められてるんだか皮肉ってるんだか分からない事を言われます。
夜、二人で一緒に海を見に行きました。
夜の海は怖くないか、という話から赤澤さんの怖いモノはありますか?と聞きました。
「沢山あるぞ。そうだな、観月の小言は怖いな」
観月のこと好きだね…
「あはは、観月さんに言っちゃいますよ」
「や、止めろ。あれは、堪えるんだ。もうちょっとしっかりしてくださいって、何度説教された事か…」
学校で忘れ物が多かったり、部室の鍵を無くしたりで観月さんが怒ったそうです。
生え抜き組みの事を振ってみました。
「観月…そんな事をまだ気にしているのか?」
コンプレックスに思っている観月と、それを気遣う赤澤さん、萌える!!!!
ヒロインが「赤澤さんに距離を置いてる様な気がしたので無理に聞きだした、ひとつ心アガリがあるならそれだと言われた」と説明しました。
「そうか…別に観月が気にしている訳ではないんだな?」
やっぱ赤澤さんは観月の事が好きだね!
そして赤澤さんの仲良しは観月だという事が分かってこの日は終了です。
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