2日目。
SOSの作成をブン太、ジャッカル、跡部が作っているので手伝いに行きました。
「無理すんなよ、辻本」
本当に優しいジャッカル。
「大丈夫、大丈夫。一人で二人分働くから。…ジャッカルが」
「おい、俺かよっ!」
最初っからこのペースで女王様ぶりを発揮するブン太。というかジャッカルが下僕体質すぎるのでしょうか。
次。話しかけるとジャッカルの様子が変だと言い出すヒロイン。プレイヤーには全く分かりませんが、ヒロインがそうと言うからにはそうなんでしょう。今も元気があるのかないなのか分かりません、と言うとジャッカルは喜んでいいか悲しんでいいか判断に困っていると答えます。
「赤也のお守りと真田の鉄拳制裁からは解放されたんだが…幸村のプレッシャーがな、これがまた結構キツいんだ」
そ、そんな事思ってたのかジャッカル!やっぱりイヤだったんだ、赤也と真田にはさまれるのは。幸村も怖いんだ。ヒロインが「幸村さんと真田さんの同時攻撃からは逃れられたじゃないですか」と言ってあげました。
「…そうだな。お前、いい事言う。どちらか一方になっただけでもありがたいよな」
そんなにイヤだったのか!!
そしてお礼を言われ、元気が出てきたとさえ喜ばれました。すごい笑顔のジャッカル。なんか不憫さに涙が出そうです。
そしてジャッカルはとても真面目です。おちゃらけ感は全くありません。薪を拾いに行ったら、一緒にゴミも集めて地球環境問題について話し合ったりします。
幸村に話を聞きに行きます。
「そういえばキミ、最近ジャッカルと仲がいいみたいだな」
さすが幸村サマ、ちゃーんと見ています。ブラジル人ハーフというキーワードを入手です。
「彼は真面目だからね。あまりラテン系には見えないだろう?」
真面目もそうだけど、可哀想すぎて楽観的なイメージのあるラテンとは思えないのです。
だって話しかけたら菜箸作ってんだぜ、あいつ。山側の分も作ってあげるいい人です。
あと、大抵作業をしている働き者です。観月なんてろくに働かずブラブラしていたのに、ジャッカルはいつも薪を拾ったり水汲みをしたり、雑用をこなしたり…皆の生活はジャッカルの働きのモトに成り立っているのです。
夜、ジャッカルの所に行くと赤也が英語の宿題を見てもらいに来ていました。間違ってるところを指摘するだけだぞ、柳の方が教えるのうまいだろ、と言うと
「ダメダメ。一の事聞いたら、余計な事まで言ってくるからさぁ。」
おまえ…その言い草はなんだ。
真田がチェックするとか言ったので慌ててジャッカルに泣きつきに来たようです。
「…それこそ俺を巻き込むなよな」
警戒しているジャッカル。
いつもの”赤也に巻き込まれ真田に鉄拳制裁”というパターンが頭をよぎったのでしょうか。結局、真田が来るぞとウソをついて赤也を追い払ったジャッカル。
「アイツも、もう少し大人になるといいんだが。宿題位自分でしろよな」
ところでジャッカルはお母さんがブラジル人らしいですよ!じゃあ無職のお父さんは日本人なんだ。…ヒモとかなのかな…また余計な事を考えてしまいます。
ジャッカルの頭が気になるヒロイン。聞いてみると
「ああ、これか?これは剃ってるんだよ。気になるか?」
気合を入れるために剃ってるそうです。電動シェーバーだそうです。この電気もない無人島で。
普通のカミソリを使って失敗すると傷だらけです。そんなジャッカルもっと可哀想すぎて見たくないです。そして直射日光に長時間当たると辛いと言っていました。
大丈夫なのか。
ジャッカルの仲良しはブン太ということが分かってこの日は終了です。
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