本気を出したらすごいらしい幸村、底が知れません  
   

立海で恐怖政治をしている(という感じの)幸村サマを追いかけます。
初登場は船の中、ジャッカルとブン太がごちそうに目を輝かして食い尽くしてやろうと言っている時でした。
「二人とも…あまりがっついちゃダメだよ」
「う…あ、ああ」
「わ、わかってるって」
「フフ…それならいいんだ」
「あれが…立海の部長かぁ…何だか物静かだけど迫力あるなぁ」
ヒトコト言っただけでブン太とジャッカルを震え上がらせ、屈託のない葵くんにまで圧迫感を与える幸村サマ。

最初に話しかけてみました。バンダナとジャージを着ずに羽織っているのがアイデンテティです。合宿所のまわりを調べ、湧き水を見つけ褒められました。今は別に怖い所はナイようです。
友達が落ち込んでいるというヒロインにも優しくアドバイスしてくれました。


2日目。
山菜を一緒に探しに行きました。ゼンマイとか分かりやすい山菜しか知らないヒロイン。
「ああ、それじゃあ、気になる物があれば呼んでくれ。食用かどうかは俺が見てあげるから」
見つけたら幸村さーん!と呼んで教えてもらいます。すぐに山菜の種類と調理法を教えてくれる幸村。ジャッカルと同じくらい山菜博士です。
でも幸村のは知識で、ジャッカルのは生活手段です。


次。話しかけるなり「ついこの間まで入院してたって聞いたんですけど」とヘビーなことをずけずけ言うヒロイン。お前…ちょっとは遠慮しろ。
「うん、病気でね。でも、手術も成功したし、もう何ともないよ。」
「手術までしていたんですか。大変だったんですね」
「そうだな。成功率もそんなに高くなかったし。実は病名もはっきり分かっていないんだ。まだ世界でもそんなに多くの症例がないらしくてね」
コミックスで病名出して謝罪してたから、もうウヤムヤにする感じです。
しかし!このゲームは乙女ゲーだというのに甲斐の顧問への攻撃をしつこく話したりするように、まだ病気の会話が続くのです。ヒロインがどんな病気なのか尋ねました。
「初めはただの風邪かなって思っていたんだ。それが、段々手足が麻痺して動かなくなって、身体の自由が奪われていった。ひどい時には呼吸するのも苦しかったよ」
しかし病気のおかげで色々考えることができて、生きていることって素晴らしいと思えるようになったというリターナー幸村。
生きている時を大事にしたいって思う様になったそうです。原作でほとんど出番のない幸村の思いを乙女ゲーで語る不思議。
この時点でもう白いバラが咲きました。

さて、気を取り直してまた話しかけます。スコールが降った後のようです。
「さっきの雨の時にね、弦一郎お気に入りの帽子が水溜まりに落ちたみたいでね。ひどい事になってたよ」
「でも真田さんならそんな事気にしないんじゃないですか?」
「フフ。はた目にはそう見えただろうね。でもあの顔は相当ショック受けてる顔だったよ」
それをすごい笑顔で言う幸村。面白がっているようにしか見えません。

ジャッカルに話を聞きに行きました。幸村は焼き魚が好物らしいです。キーワード入手。
「いいよな、好物が毎日食べられて」
無事に帰ったら食べられるよ、って思ったけどジャッカルは貧乏だから食べられないかと思うと何も言えません。

夜、幸村と話してたら真田と柳がやってきました。真田は本当に幸村が好きって感じです。
「精市、どうだ調子は…む、取り込み中だったか」
「後にしよう、弦一郎」
結局三人で話しているのを聞いているヒロイン。
「それで弦一郎、蓮二、何の話だ?」
「いや、大した事ではない。お前の様子が気になっただけだ」
大丈夫だよ、という幸村。やっぱり病み上がりの人がいたら心配です。
「俺としては、そっちの方が心配だな。赤也はちゃんとやっているか?」
「大丈夫だ。俺が目を光らせている」
どこまでも問題児な切原。そして三人が圧巻で圧倒されたヒロイン。
「フフフ、そんなに緊張しなくていいよ。俺たちだって、同じ中学生なんだから」
真田は絶対中学生じゃないよ。
でも三人の中で真の恐怖は幸村なのです。それをヒロインはうすうす気付いたような感じでした。

幸村に話しかけようとすると葵くんがやって来ました。
「幸村さん!ボクに部長の極意を伝授してください」
「部長の極意?そんなものはないと思うんだけど…」
部員の目標が同じだったことと、副部長がまとめてくれたことを教えてくれました。
「キミにも、佐伯がいるだろう。何も独りでかんばることはないから、二人でよく話すといいよ。」
えっ!サエさんは副部長だったのですか!
六角は本当にみんな仲良しでテニスを楽しんでいるって感じで微笑ましいです。

「でも、六角は上下関係は気にしないと聞いていたから、キミが部長について聞いて回るのは意外だったかな」
折角の機会なので他の学校の事を聞いて回ってる葵くん。熱心なイイコです。
「元気な子を見るのは楽しいよ。ウチの赤也も見てて飽きないしね。キミもだけどね」
「え?!」
「フフッ」
なんか、幸村サマがヒロインをおもちゃにしそうな雰囲気です。

次、ブン太に幸村の得意技を聞きに行きました。
「幸村の?幸村は特に技なんて持ってないぜ。つーか、俺が見た事ないだけなんだがな。幸村の強さは桁が違うからな」
技を出す前に勝つという幸村サマ。
というか、原作でまだ試合していないのにこんな話題出すのはギリギリです。この会話の流れからキーワード「無我の境地」を聞きました。
そして幸村にソッコウで聞きに行きました。技の説明やリスクを教えてもらいました。
「この技は使える人間が俺意外にも何人もいるからね。弦一郎や赤也、それに青学の手塚、越前も使えるからね。他に全国にも何人かいるよ」
「…何だかみんな、もう人間以上って感じです」
それは言ってはいけません!

幸村の仲良しはブン太という事が分かって(海メンツの中でだから無理矢理感があります)この日は終了です。


3日目。
ブン太にウワサを聞きに行きました。立海って強いんですね!と言うと
「まあな。15年連続で関東大会優勝してるし、ここ2年は全国大会も優勝だからな」
全国三連覇というキーワードを入手です。

次。ジャッカルに話を聞きに行きました。
「よう、辻本。最近幸村とよく話してるよな。幸村も長い入院で色々と大変だったから、お前も元気付けてやってくれよな」
8ヶ月以上入院してたそうです。
えっ、そんなに長く!
いきなりテニスとかムリなんじゃないでしょうか。いや、まあテニプリ界では大丈夫なんですけど。キーワード入院生活を入手です。


幸村の薪運びを手伝いました。
「いいよ、こういうのは俺たちの仕事だし」
と言っていますが手伝わせてください!と一緒に運びます。するとジャッカルとブン太がやってきました。
「幸村、薪運びか?」
「そんなの、俺たちがやってやるよ」
「ブン太、ジャッカル。気持ちは嬉しいけど、手伝いはいらないよ。もう彼女が手伝ってくれてるし、それに少しはこうやってリハビリしておかないとね」
このサバイバル生活をリハビリと言ってのけちゃう幸村サマ。逞しいです。
「リハビリってんなら、ジャマしない方がいいよな」
「それ以外にもジャマかもしれねぇし」
「フフ…そうだね」
えーーーっ!もう幸村サマはヒロインをロックオンしてるみたいです!
「おっと、こいつはマジでそうだったか。悪ぃ、退散するぜ」
「ん?何でだよ」
全然分かっていないブン太。こういう所がジャッカルが苦労するであろうトコです。

この後、幸村と観月たんが漁なのに長袖ジャージを全く脱がず、葵くんと赤澤さんがしもべって感じで潜ったり仕留めたりという魚獲りを体験しました。

ジャッカルに話を聞きに行きました。
「よう、辻本。幸村の事を聞きに来たのか?そうだな…それじゃとっときの事を教えてやるぜ。幸村の好みのタイプは、健康な人、なんだってよ」
それ、自分が病気だったから健康一番って思ったとかで、好みとかじゃないですよね…

ブン太にも聞きに行きました。
「おう、辻本。幸村の事、聞きに来たのか?」
「すごいですね、正解です」
「ま、バカでもわかると思うがな。で、何が聞きたい?」
傍目にもすぐ分かるくらいいちゃついてるんでしょうかね!ヒロインと幸村の仲は周知の事実なのでしょうか。幸村の趣味はガーデニングということを教えてもらいました。

次。話しかけて「幸村さんの姿を見かけたので会いに来ました!」と明るく言いました。
「フフ、嬉しい事を言ってくれるね。俺も、キミと話すのは好きだから、いつでも大歓迎だよ。今度は俺から話しに行こうかな」
いやいや。ヒロインから声をかけるしかシステム上無理じゃないですか。
幸村が訪ねてくれるのを楽しみに待ってると言うヒロイン。
「じゃあ、期待に応えられる様に頑張らないとね。俺が、本気を出したらすごいよ?

!!!!!!!!!!!!

ど、どうなるんですか本気だと!
幸村サマならシステムを曲げてでも何かやってくれそうです。

こんな小娘ヒロインじゃ幸村に狙われたらひとたまりもないという事をヒシヒシと感じました。

つづく