PM12:00。白川の家。白川を後ろから抱きしめながら、スポーツニュースを見る。白川は、じっとTV
画面を見ている。俺は、気が気でない。『早くやりたい』という気持ちばかりが、身体中に走っている。
 「・・・白川ぁ・・・」
それと無く、首に寄りかかってみる。白川は抱きしめられながらも、頭を撫で、優しそうな目で見
てくる。・・・あかんか。他の芸人仲間にも聞くんだが、やっぱ年の近いコンビは強い。セックスをす
る時も、自然にそういう雰囲気になると言う。同年代だと・・・ロザン、ビッキーズ、キングコングと
言った所か。・・・皆嫌味になるほどラブラブだ。俺等と同じ様に、年齢差コンビでサバンナが居るが、
なかなかどうして、仲がいい。八木は茂雄の尻に敷かれていると文句を言うが、俺から見たら、
そうでもない。白川なんか、俺が手を変え品を変え、セックスの方向に向かせようとしても、見え
見えだと言わんばかりに、さっと流してしまう。・・・歯痒い。早く、白川とやりたい。早く・・・。
 「・・・したい?」
子供をあやすように、聞かれる。・・・押し倒してしまいたい。正直、白川との身体の相性は、悪くない。
最近はプラトニックラブとか何とか言う奴が居るみたいだが、俺から見たら気持ち悪くて
しょうがない。好きな奴の身体が欲しくないなんて、有り得ない。セックスが無くて、何が恋愛だ。
 「・・・やらせて」
キスをする。手首を掴む。・・・もう、逃がさない。
 「・・・いいよ」
背中に腕を回し、キスをしながら、床に押し倒していく。リモコンを取ろうと、床を探る白川の手。
握り、セックスだけに注意を向かせる。舌を白川の口の中に入れ、掻き混ぜる。背中に回された、
白川の手がひくっと震える。・・・可愛い。中途半端に乗っかっていたのを、更に密着させる。舌を先端
から舐め上げ、絡ませる。白川は俺のなすがまま、・・・たまらない。この瞬間が、一番好きだ。あと二
時間程、白川は俺に従う。されるがまま、快感に飲まれていく。丹念に愛撫し、すっかり温くなった
口内。どっちがどっちの舌か分からなくなる程、溶け合っている。深く口付けし、唇を離し、ゆっく
りと舌を離す。舌には、白川の唾液がねとついている。音が出るように、わざと大きく飲み込む。
 「・・・気持ちいい?」
下半身をぴたっとくっつけ、白川の顔を覗き込む。
 「・・・悪い訳無いやろ」
白川は俺の首に腕をかけると、顔を引き寄せ、キスをした。俺はそのまま二度三度短いキスをし、
唇をなぞるように舐め、口を首へと移す。吸い付くようにキスをする。・・・ピンク色の跡が、点々と
白川の身体に残る。白川の顔を見上げる。余裕そうな顔。・・・Tシャツを捲り上げる様に両手を入
れ、揉みあげる。ふぅっと吐息が漏れる。その吐息は甘く、俺の性欲を増幅させる。キスをしながら、
胸を揉んでいくと、だんだんとたまらなくなってきたのか、先刻までの余裕そうな顔は何処へや
ら、白川は荒くて甘い息を吐き、目を細めて気持ちよさそうな顔をする。・・・鼓動が早くなる。
 「・・・浜本ぉ・・・んっ、ふぅんっ、んん・・・!」
指で乳首を愛撫する。指で扱いて勃たせて、優しく潰す。また、唇をくっつけながら。柔らかい肌、
多分俺以外の奴も触ったんだろうけど、もう触らせたくない。白川の身体が、先刻より少し、張っ
た様な感じになっている。薄目、半開きの口の厭らしい顔、耐えようと強くなる、手の感触。
 「白川っっ・・・!」
もうたまらない。Tシャツを脱がす事も面倒くさく、Tシャツの中に顔をつっこみ、乳首を舐め回す。
俺を止めようとする、白川の手を床に押し付け、動けないようにする。指を絡ませ、舌で愛撫する。
声は激しく甘くなり、更に興奮してしまう。右手でパンツを探る。ジッパーを下ろし、トランク
スの中に手を入れる。白川が又抵抗しようとするので、キスして黙らせる。ここまで来て、我慢で
きるか。この可愛い身体の中に、突起物を挿入して、汚したい。身体ごと、白川を支配したい。
 「・・・はぁっ、あっ、ああっ、・・・浜本ぉっ・・・!」
付け根から先端まで擦り上げ、亀頭を親指で捏ね繰り回す。亀頭に舌を当て、突起物を手で擦る。
早くしていくと、声が激しくなっていく。わざと遅くしたり早くしたりして、白川がたまらなくな
っていくのを見る。顔は、明らかに白旗をあげている。・・・馬鹿馬鹿しいかもしれないが、年上を自
分のしたいがままにさせる事は、たまらない。特に、俺みたいになめられている奴はそうに違いな
い。・・・多分、こうしたらきっと汚いと言って嫌がるだろう。・・・舌で、ペニスを舐め上げる。
 「はぁあぁっ、・・・あかん、嫌っ、汚いっっ・・・!」
予想通り。擦り続けられ、赤くなっていた突起物は、白く濁った精液を放出していく。
 「・・・ああ、嫌やぁっ、・・・浜本っ、浜本ぉぉっ・・・!」
先端を中心に舐め回す。身体に力が入らないのか、M字型に足が曲がっている。・・・そろそろ、ええ
かな。・・・足首を持ち、大きく開かせ、大きく開いた、陰唇を舌でなぞる。・・・ほんのり赤い色。
 「あっ、・・・うあぁっ、・・・もう、止めっ・・・!」
短くキスをし、周りを舐める。中に、舌を挿入する。
 「嫌っ、ああっ、・・・ああ・・・!」
めっちゃ気持ちええ・・・。
 「・・・もう、我慢できへん・・・」
Tシャツを脱ぎ、ジーンズのジッパーを下ろし、ボクサーパンツから突起物だけを出して、丸見え
になった、白川の陰唇に挿入していく。白川の両手首を掴んで、身体を起こし、挿入する。
 「・・・ああっ、嫌やぁっ、浜本ぉっ、・・・んあぁっ・・・!」
腰を振り、更に俺の身体を受け入れさせる。熱い白川の身体の中に、自分の身体を挿入させる。
突然、ドアフォンが鳴り出す。待っていましたと、白川は身体を離そうとする。更に両手首に力を掛
け、動かないようにする。自分の突起物を締め付ける感触に、俺もたまらなくなってきた。・・・白川
も、もう限界といった表情で、腰を振る。・・・ああ、もうあかん、全部出したい・・・・・・!!
 「あっ、・・・はっ、ぁっ、浜本ぉっ、浜本ぉぉぉっっ・・・・・・!!」
ほぼ同時に、射精した。白川の中に、精液を全て放出し、身体を離していく。ドアフォンは、未だに
甲高く鳴り響いている。・・・汗をかき、床に倒れ込む白川。・・・俺が行った方が、ええよなぁ。
 『・・・どなたですか〜?』
まだ熱が冷めない内に、Tシャツを適当に着て、ジーンズを直し、ドアを開けた。
 「・・・あれ?浜本さん・・・何で?」
ドアの前に立っていたのは、サバンナの二人だった。






continue・・・