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アンケート結果を受けて


 本作には本作のアイデンティティがあり、僕が書きたかったものがあり、それが作品に込められています。しかし本編は僕の思いをたくさん注ぎ込んだかたちでWEB上で完結し、紙媒体での発行も決定しました。

  従ってこのアンケートを受けてのデジタルノベルでは、多少伏線が破綻しようと、多少本編と登場人物のキャラが変わってしまおうと、可能な限りいただいたアンケートの結果を受けて、特に僕が思いつきもしなかったシチュエーションを、積極的に組み込みたいと思います。

 その際、シナリオ量が膨大になる上に、もしかすると羞恥甘々系を好む方は、あまりに残虐な場面には、たどり着いても途中でやめたくなるかもしれず、一方過激嗜好の方は、甘い展開に膨大なシナリオ量が費やされていると、頒布価格の半分はこれか、と不満を感じられそうに思えました。

 そこで、現状ではデジタルノベルを「ライトサイドバージョン」「ダークサイドバージョン」の二つに分けて作成しようと考えています(単価も下げられますし)。両者にシナリオのかぶり(特に分岐において)はほとんどなく、前者が羞恥、合意、甘々に流れ、後者は、痛い系、無理矢理、精神的破壊、苦痛をともなうスカトロ、などの分岐を多数含むものとしようと考えています。また本編は同人誌で発行するので、ライトにもダークにも本編と全く同じ展開は含まないという構成にします(無論特に序盤から前半は大差のない展開が含まれざるを得ませんが)。

 いずれのバージョンにも確実に含めるのは、駿と伸介の同時調教です。駿が好みの方のために、全体に伸介よりも駿の出番が(後半)多くなる展開も考えます。ライトでは快楽調教、駿と伸介の間の監禁されながらの恋愛などが考えられ、ダークでは片方に片方を徹底的に虐待させるようなものが考えられます。
 細かなプレイでは、スカトロはライトでは羞恥の範囲、ダークでは苦痛を伴うもの。薬物使用は、ダークの専業でライトでは登場してもラッシュやアルコールくらいでしょう。
 戸外調教において、よりハードなものとして、同時調教を長引かせ、冬期の山中などもよろしかろうというアイデアがあります。

 それから精神面においてですが、僕にとっては「狂人日記」すら愛のある鬼畜である、という認識の上でですが、いくらアナザーでも完全に愛のない調教は本作においては取り入れられません。ただし本編よりも男の業が深く(なり)、やり過ぎた故に伸介らに憎まれ怯えられ、本編と違って心理的距離がどんどん離れ、救いようのない展開になる、というのはありと思います。悲恋のドラマですw

 アンケートでいただいたアイデアを含め、デジタルの分岐ならではの、あっけないバッドエンドも、今回はあります。その場合例えば浴室のシーンで溺死させたり酷いやけどを負わせてもよく、自分が警察に捕まってもいいからやりたい、というような白昼堂々小学校の教室に乱入させての恥辱行為を二人に強要するなども可能です。
 ライトサイドではややコメディタッチも許されるので、あの実は頭のキレる伸介におっちゃんがハメられて、駿と二人して縛られて陵辱されちゃうとかもあっていいわけです(書くとはいってませんがw)。

 というわけで、完成をお楽しみに。誰も楽しみにしてくれなくても僕一人楽しんで作りますけど(笑)
 これは妥協しないので、制作期間はそれなりにいただきます。絵やサウンド、演出面もレベルアップさせます。先行はダークサイドです。本編の終盤が甘かったことからの、この企画スタートだったわけですから。

 この度は「子ども部屋」のご愛読及びアンケートへのご協力、まことにありがとうございました。

2008/6/1 とりさん拝

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