＊ちょっとパラレル＊




〜Feelings２〜

背中が痛い。
けれど圧し掛かってくる彼のオレを見つめる瞳に、
オレの心は背中以上に痛んだ。

「んんっ・・・・ん・・・」

腕は脱がされたシャツで縛められているため、
正面から圧し掛かってきている彼の体重と自分の身体に挟まれ、
痺れて感覚がなくなってきていた。


「・・・・ふ・・・っ」


圧し掛かってくる彼にもう何度目か分からない口付けを受ける。
舌を厚い舌で何度も擦られ絡められ、強く吸われた。
そのたびに腰が痺れ頭がジーンとなる。

彼の口は鉄の味がした。

オレが最初に噛んでしまったためだ。

「んんん・・・く・・ぅ、っ・・あーー！」

逞しい腰に揺さぶられながら最も深い場所を熱く鋭い刃で犯される。

「・・・っ」
「んーー！んっ」

オレがいくら頭を振っても彼の唇が唇から離れることはない。
身体の奥に欲望の証が注がれている間、口付けをしていた。






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