*ちょっとパラレル*
〜Feelings3〜
射精が収まったのか、ハァハァ・・と荒く息をしながら唇が離れた。
彼の絶頂と同時にオレも頂点を向かえ、
その歓喜と苦しさでオレはまたもや彼の唇を噛んでしまっていたようで、
彼の口の周りは血液でベッタリだった。
どうやらそれはオレも同じようで彼は驚いた表情のあと、
今度はゆっくりとオレの口の周りを舐め始める。
「・・ん・・・んぅ・・ちょ・・っと・・」
彼の舌使いは官能を再び呼び起こすようないやらしいものだった。
「クォヴレー・・」
「・・・え?」
それはこの『儀式』が始まってから初めて聞いた彼の声。
「クォヴレー、クォヴレー」
「・・・!ま・・待て・・・!!」
オレの名を呼びながら顔中に唇を寄せてくる、彼。
イヤイヤをするように頭を振りながら身体を捩っていると、
まだ身体に収まったままの彼の雄が硬さを増すのが分かった。
「あ・・」
顔が・・いや、体中が熱くなった。
彼を見上げると冷笑のような笑みを浮かべズンッと一度腰を動かされた。
瞬間、身体全体がビクンと跳ね、彼の雄を締め付けたようだ。
その証拠に彼は眉を寄せ仕返しのように今度は2度3度続けて腰を使ってくる。
「んっ、んっ・・ん・・」
「・・いいのか?」
嘲笑混じった声で聞かれる。
オレは頭を左右に振って否定するので精一杯だ。
そうしないと、口を開いてしまうと喘いでしまうから。
だがそんなことは経験豊富な彼には筒抜けで・・。
「嘘をつけ。その証拠に・・ほら・・」
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