「何か悩み事でもあるのか?」 突然の俺の登場に驚いたものの、佐久間はまたしても俯いてしまった。 いつも笑っている佐久間が、どうしたことだろう? 「言ってご覧。」 「いえ…」 俯くばかりだ。 俺は咄嗟にどうしたらいいのかわからなかった。 電車が来て、俺たち二人は黙ったまま乗り込んだ。 俺はなんとか話題を出そうと必死に考えた。 *「お父さん元気?」 *だめだ思い浮かばない。