▼佐久間恭平くん誕生日企画06
05:孝平-B
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気付いたら孝平のベッドで天井を見上げていた。
視線をさ迷わせていると、孝平の顔が覗き込んできた。
「大丈夫かい。」
優しい言葉にほっとした。
「うん…大丈夫。」
「それはよかった。」
孝平は言って唇を重ねた。
余すところなく口内を舐めとる。
恭平は孝平の首に腕を回そうとして、背中に拘束されたままだということに気付いた。
唇が離れ、孝平がそのまま首筋を這っていく。
「と、父さん…」
「なんだい?」
返事はするものの、愛撫はやめない。体の輪郭を確かめるように両手と舌で恭平の肌を撫でていく。
「ほどいて…これ。」
「何?」
「このシャ…、んっ…」
孝平の唇が右胸の突起に辿り着いた。
ピンクに熟れたその点は舌でつつく度にぷっくりと膨れ上がった。
左手をもう片方の突起へ這わせ、そこに同じように刺激を与える。
「んっ。ふっ…」
恭平が息を止めて枕の上で首を動かす。
「ほどいて…」
「うん?私は今のままで問題はないよ。」
「痛いんだ…あアッ」
生暖かい物が恭平の胸を這い回る。
敏感なところを全て知り尽くしているその舌がピンポイントに恭平を快楽の海に沈めていく。
腕が自由に動かせないから抵抗もできない。
刺激に合わせて痙攣し、胸を反らせて鳴くしかない。
自然と溢れ出る嬌声に孝平の動きが加速した。
「いいぞ…恭平。この間と少しも劣らないな、その反応。」
「んっ、あっ、くぅんッ」
当たり前だ。
今日この日まで誰もこの体に触れていない。
自分自身ですら、何もしていないのだ。
孝平に初めて抱かれた時からずっと、自慰は禁止されている。
一人で楽しい思いをするのはズルいと、孝平が言ったのだ。
「はぁっ、あ、はぁんっ!くうっ、ぁあぁ…っ」
孝平の舌が執拗に突起を転がしまくる。左胸は孝平の指に絡みとられ、周辺ごと揉まれ尽くされる。
恭平のものは再び頭をもたげ始めた。
「あっ、ひんっ…あっ、父さん…っ急過ぎっ、るっ」
「そんなことはないよ。恭平が感じ過ぎているんだ。」
ペロリと先端を舐めて、孝平は空いていた手で恭平の足を持ち上げた。
「あっ?」
無抵抗の足を左右に大きく開くように押さえ、恭平の大事な部分をさらけ出す。
恭平が僅かに足に力を入れて抵抗を見せた。
「やっ、イヤだ…っ」
「恥ずかしがることはないと…いつも言っているだろう。」
恭平は首を振った。
理屈じゃないんだ、この羞恥心は。
普段誰にも見られることのないところを強制的に観察される行為が、どれだけ耐え難く、どれだけ無意識に興奮してしまうのか、それは経験した者にしかわからない。
孝平はたまにしか抱いてくれないから、慣れることもないからなおさらだ。
初めての時のように、無駄な抵抗をしてしまう。
その反応は逆に孝平を楽しませるようである。
父は息子の秘部に指を這わせた。
「んあっ…」
溜め息のような吐息。
それを味わうように、孝平は指を動かした。
「んっ、く、んっ…」
恭平が鼻を鳴らして快感に耐えている。
その表情を、もっと。
その声を。もっと感じたい。
孝平は手を止めないまま恭平の体の上に覆い被さり、腕で彼の足を持ち上げた。
腰が浮く。
引き寄せた太ももに愛撫しながらキスを落とす。
ゆっくりと撫でるように、反応を楽しみながら。
一度イかせてやったせいか、恭平の肌は全身が嫌と言うほど敏感になっていた。
指が、舌が、頬が触れる場所からゾクゾクとした感情が湧き上がる。
足の指やふくらはぎ、膝の裏ですらビリビリ感じる。
「あっ、ぁ…ッ」
耐えきれず弱い鳴き声が溢れ出す。せき止めたくても止まらない。
恥ずかしいから、せめて顔を隠したり口を押さえたりしたいのに、肝心の腕が背中でシャツに絡まったまま動かせない。
恭平は首を左右に振って気を紛らわせてみたりしたが、それを阻むように孝平の指が弱いところを弄ってくる。
恭平の蜜を十分に絡ませた指先で、踊るように秘孔を掠めてくるのだ。
「はっ、はぁっ…ぁあぁあ…っ!!」
やがて恭平の大きな悲鳴と共に、その指が孔に飲み込まれた。
孝平が顔を上げて恭平を覗き込んだ。
「熱いな…中は。溶けてしまいそうだ。」
「あっ…ん、と、さんっ」
「もっと広げて。よく感じるんだ、恭平。」
「ふ、ぁ……!!」
体は嫌がる素振りを見せているのに、孔は悦んで指を飲み込んでいく。
孝平の言葉に従って、収縮しながらゆっくりと、しかし着実に。
中で指を折ると、恭平の身体がビクンッと震えた。
前の物が再び固くなってゆく。
「嫌だ…それ以上は、やめてっ」
「何故?」
「あぁっ。こ、怖いんだ…っ」
「何がだろうね。私がかな?」
孝平は少しだけ不安そうな表情を浮かべて聞いた。
恭平は首を振って否定する。
そうではない。そうじゃなくて…っ
中で指が違う場所を撫でられた。
孝平にとっては数ミリ動いただけのことなのだろうが、ひどく抉られたような感覚に陥る。
ぎゅっと閉じた恭平の目尻から生理的な涙が零れ落ちた。
「…あっ怖いっ、いやだっ」
「困ったな。怖くないよ。」
孝平は指をそのままに力を抜いて、恭平の顔近くまですり寄った。
持ち上げていた足を離して、恭平の前髪を撫で上げる。
恭平も力を抜いて、涙で溢れた瞳を開けた。
「うで…」
掠れた声を絞り出して恭平が言う。
「それは駄目だよ、恭平くん。怖がる原因はそれかい?」
「…っ。」
怖いんだ。
何かに縋っていないと、見失いそうで。
乱されるのならば、せめて貴方にしがみついていたかったのに。
「ほら、怖くないよ。痛いのには直に慣れるだろう。」
孝平はなだめるような口調で何度も頭を撫で、恭平の首筋にキスを落とした。
這っていく感触に、一瞬意識を奪われる。
その隙に孝平が指を奥までねじ込んでいく。
「あ…っぁぁあ!」
恭平が悲痛な叫び声を上げたが、今度は構わずに抜き差しを繰り返した。
くちゅくちゅと厭らしい音がし始める頃には恭平の反応にも変化が現れる。
嫌がっていたはずなのに。
目は宙をさ迷い、口は薄く開いたまま、仕切りに色っぽい嬌声を上げながら、恍惚とした表情を浮かべる。
「は…っ。あぁん…っ!」
鼻にかかる甘い声。
孝平は口元を弛ませて、抜き差しする指の数を増やした。
それに気付いているのかいないのか、恭平の中はとろけるくらい粘着質な体液で溢れていた。
恭平は身体を魅せつけるようにくねらせて、どうにか孝平から逃れようともがく。
しかしそれが逆に孝平の指を深く飲み込む結果となり、大きく腰を跳ね上がらせた。
「ぃあっああぁあぁ……っ!!」
前立腺に当たったようだ。
恭平は今にも射精しそうなほど、激しい反応を見せた。
しかしそれは孝平が許さない。
足を持ち上げて大勢を変え、指を抜いた。
「あっ。はぁん…」
物足りなさを表す溜め息。
孝平は恭平の身体を再び唇で愛撫し始めた。
「お尻ばかりで感じているのは可哀想だね。今気付いたよ。」
そう言って意地悪く笑う。
激しく弱いところを突かれて今にも射精しそうだった状態から、急に柔らかな全身への愛撫へ変わったことから、また敏感な身体がひっきりなしに痙攣を始めた。
鎖骨を撫でられてアッ、両乳首を摘まれてハッ、前のものを揉まれてンッ、とことあるごとに体が跳ねる。
気づけば全身汗でびっしょりで。
揺れる度に汗が踊っていた。
やがて孝平は再び恭平の下の口に指を食べさせ、緩急をつけてかき回し始めた。
全身濡れた恭平が快感に酔いしれる。
「はっ、あんっ…くっ、ぁ…あっあっあっ…ッ」
前と後ろを同時に刺激。
耐えられない。
「とっ…さんっあっ。っ…父さん…っ!」
「なんだい?イきそうだね恭平くん…。」
「はぁっはぁんっはあ…っ、イく…だめぇ!」
「そうだね。恭平の反応を見ていたら、父さんもイきたくなってきたよ。」
笑っただけで刺激することはやめない。
おまけに根元を軽く抑えて射精を止めていたりする。
やり場のない欲望に、恭平は気が狂いそうになった。
「はな…して!ふ…っはなしてぇ!…っ」
「あ。そうだ、まだプレゼントをあげてなかったな。」
呑気な声でそう言って、孝平は恭平のものを押さえたままベッドの下に手を伸ばした。
恭平はそれどころではない。
無我夢中で身を捩り、腰を振って快感に耐えた。
ごそ…と音をたてて孝平が箱を開けた。中の物を見て、楽しそうに微笑む。
「竹本からのプレゼントもあるんだが…それは終わった後に改めて渡してやろう。」
「は…っ?何……」
「恭平。ちょっと、起きなさい。」
言って恭平の肩を持ち上げ、背を壁に付けた。
態勢が変わって下半身が不安定になる。
恭平は顔を真っ赤に染めて強く目を瞑った。
泣きそうだ。
どうしてこんなに苦しいところで二度も止められてしまうのだろう。
恥ずかしくてどこかに隠れてしまいたい…!
「恭平。目を開けなさい。」
「え…?」
大人しく従って、ゆっくりと目を開ける。
孝平が目の前にいた。
恭平と目を合わせたまま、何かを口に含んだ。
そのまま近付いて、唇を重ねた。
その光景を呆然と見つめてしまった。
舌がねじ入れられて、絡めた舌先に何かが当たった。
ん…?
それは角度を変えて口付け直された時に、恭平の口内に移された。
唇を離して、孝平が言う。
「間違えて飲むんじゃないよ。」
「へ…?」
反射的に、飲み込まないよう口を開けて、舌を出す。
舌の上に乗ったそれを満足そうに見つめて、孝平は微笑んだ。
「誕生日おめでとう。」
「ん…うん。」
「さて、そろそろ…父さん自身のプレゼントも受け取ってもらおうかな。」
…っ!
恭平はこれ以上ないほど顔を真っ赤にして孝平を見た。
その途端に孝平の指が座ったままの恭平の中に入り込み、一度も間違えずに前立腺を強く突いた。
「あっ!ひっ…」
恭平が跳ねるのと同時に前を押さえていた指が離される。
「あっ!あっ!あ…」
「イっていいよ…その代わりたくさん出すんだよ。」
「あっ!はっ!…あぁあぁあぁあ〜〜〜っっ!!」
恭平はその言葉にすら従って、一度目よりも濃厚で熱のこもった体液を放出したのだった。
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