家出 P3



恭平が、父の弟・孝介を苦手な理由はただひとつ。

父・孝平と同じく、彼は恭平の体を求めてくる。
孝平になら許せる行為が、彼にやられると耐えられないほどの嫌悪感を覚えるのだった。

孝介は何もかも承知でいる。
自分の兄が、実の息子と肉体関係を持っていることも。
そして、甥が、兄を好いていることも。

何もかもわかっていた。
わかっていた上で、甥を求めずにはいられなかった。
彼には子供がいない。
兄がどうして四人も子供を授かったのか、それすらもよくわからなかった。
女になど興味がない。

孝介は、二十四歳になった甥の赤いふっくらとした唇に、自分の唇を重ねた。
恭平が見せたささやかな抵抗を押さえつけ、激しく唇を吸った。

「ふ…っ」

恭平が嫌がって暴れる腕を壁に押し付けて、孝介は夢中で唇を貪った。
こういう機会でもないと恭平には接触できないので、逃したくない。
子供に無頓着なように見せかけて、実は孝平のガードは固いのだ。

「や…っ。あ…。」

恭平の唇から溢れた唾液が喉を伝う。
孝介は十分に堪能したあと、その唾液を追うように唇を這わせて首筋を舐め回した。

「あ…!叔父さん…っやめ…!」

恭平が、喘ぐように反論しているが、体は熱を帯びてきている。
孝介は、恭平の苦手な笑顔を向けて、唇を彼の耳元まで近づけた。
「あんまり声を出すと、良平くんや聡平くんに聞こえてしまうよ。」

恭平の肩がびくんと震えた。
泣き出しそうなほど顔を火照らせて、孝介を見つめてくる。
その目が、たまらない。

「兄さんといつもやってるんでしょ…?ここ、反応してるよ。」
囁いて、彼の股間に手を触れると、恭平は羞恥で顔を背けた。
「や、やめてください…!」
「どうして?兄さんにばれると、ヤバイのかな…。」
「は…あ!」
Yシャツとエプロンの上から胸の辺りを掴むと、恭平はその刺激で熱っぽい息を吐いた。

孝介は恭平に壁の方を向かせ、後ろから胸の辺りをさらにまさぐった。
初めは布の上から徐々に揉み解していく。

恭平はそれだけでも息を荒げて喘ぎ反抗したが、意思とは関係なしに体が快感に震えるので、反抗の手にも力がこもらない。
そのうち、エプロンの下から指を滑り込ませ、Yシャツのボタンの隙間から乳首に直接触れた。

「ふ…!」

恭平が快感に耐えるように跳ねる。
孝介は、恭平の首筋に後ろから唇を押し付けて味わった。

乳首を弄んでやっていると、声を我慢していた恭平が、くふんと鼻を鳴らした。
その表情が孝介の欲望をそそったので、彼はもう一度鳴かせようと躍起になって乳首を転がした。
恭平が喉を仰け反らせて興奮した。

乳首だけでこんなに敏感に反応するなんて、兄はどんな調教をやってのけたのか。
孝介は早くも恭平と一つになりたくなってきた。

良平が風呂から上がる前に、できるだろうか。

「ああ…!はぁ…っ!」

恭平は興奮のあまり、孝介のほうに腰を押し付けてきた。
その仕草が、引き金になる。

孝介は急いで恭平のズボンをおろすと、エプロンを払って尻を見えるようにした。
相変わらず形のいい柔らかい尻だった。
恭平がふと我に返って逃げようとしたが、彼のものを握ることでその動きを止める。
恭平のものは一回握られただけでイきそうなほど膨張していた。

「あぁぁっ!く…ふ…っ!」

孝介は自分も下半身裸になると、恭平の谷間にものを押し当てた。
炒めていた茄子とベーコンが冷めてしまう。
孝介は、恭平の体を壁に押し付けるようにしてから、立ったまま腰を押し進めた。

「はぁぁぁぁぁっっ!!」

何の準備もされぬまま股間をこじ開けられて、恭平はその激痛に顔を歪めた。
「痛いかい?では…これでどうかな。」
すると孝介の手が背後からのびてきて、前のものを上下に扱いてきた。

「うあぁぁぁー…っ」

激痛で萎えていたものが、再び元気を取り戻す。
それと同時に緩んだ股間に孝介が押し進んでくる。
孝介は、恭平の右足の太ももを持ち上げて股間を開かせると、更にスピードを速めて腰を揺らしてきた。

「はぁっ!あ…っはあッ!ふぅ…ッ!あぁんッ。」
「いいよ恭平くん…。いつも兄さんに、そんなイイ顔をしているの?」

前のものを扱く手も休まない。
恭平は、前後同時に激しく攻められて、立っているのがやっとだった。
いや、しばらくすると辛うじて地面についていた左足さえも、突かれた勢いで浮いてしまうようになっていた。


++
++
+表紙+