家出 P4



孝介は、恭平がイきそうになると、しごいていた手で付け根の部分を押さえつけて射精を禁じた。
台所ではイかせられない。
恭平もそれはわかっている。
頭ではわかっているが、弄くられている体は言うことを聞かず、何度となく絶頂を迎えていた。
その度に強く押さえられて止められてしまう。
後ろの穴は、今や完全に孝介をくわえ込み、かれの腰の動きに合わせてびくびくと震えていた。

「ああ!や…っ!やめ!…あぁっ!」
「恭、平、くん…!」
「あ!あ!あはぁっ!あふぅっ!」

もはや恭平は、良平の風呂場での鼻歌も、二階で寝ている聡平の存在も、すべてが頭から抜けている。
今あるのは、股間の前後から同時に与えられる激しい快楽の渦だけだった。
孝介もまた同じである。

「く…!」

孝介は、恭平の前を押さえたまま、恭平の中に一気に射精した。
恭平が仰け反る。

「い、、、いやあぁぁぁ…!」

泣き声に近いような声を上げて、倒れ崩れそうになるのを押さえて立たせ、結合したまま体を回転させて背に壁をつかせた。
付け根を押さえたものが、気の毒なほどに腫れている。

「ああ…!」
「イきたい?恭平くん。」

孝介は肩で息をしながら恭平の表情を伺った。
快楽に埋もれた恭平の瞳は、焦点を探すように彷徨っていた。
「イきたかったら、イかせてあげるよ、恭平くん。」
孝介は楽しそうに笑って言ったが、恭平はどうにかあわせた視線で孝介を睨んだまま何も言わなかった。
全身に汗が薄っすらと光っている。

「どう?」
孝介は掴んだ手を少し揺らした。
恭平が過敏に反応して体を振るわせた。
立ったまま結合したためか、足が震えている。

「…何も言わないなら、第二ラウンドいく?」

孝介が恐ろしいことを言った。
そんなことをしたら、後始末する前に良平が風呂から上がってしまうじゃないか。

…でも、父さん以外の人にそんな恥ずかしいことは言いたくない。
父さんでも嫌だけど…。

「キツそうだよ、恭平くん。ほら…穴からも液が流れてる。」

恭平の後ろの穴からは、重力に逆らえずに孝介がたった今放出した体液が結合部の隙間から流れ出てきていた。
恭平がその言葉に震えた。
羞恥で顔を染めたまま、固く目を瞑る。

「…頑固だねぇ。」

孝介はフフと笑うと、もう一度恭平の右足を持ち上げて、突きを再開した。
「あぁぁぁぁぁ……っ!!」
恭平が腰ごとがくがくと揺らされて、狂ったように体を揺らした。
一度も射精できずに二度目の揺さぶりに耐えるのは、限界を超えていた。

その間も、前のものはしっかりと押さえつけられている。
先端から溢れ出た少しの液が、立ち上がったそれ自身を伝って零れた。

恭平は度を越えた快感に、苦しみ咽び泣いた。
孝介はいつも、こういう風なやり方で恭平に欲しくもない快感を与えてくる。

孝介は乱暴に恭平の前立腺を突いた。
恭平が絶頂を越えた絶頂を迎えるが、射精は叶わない。
苦しくて涙が溢れた。
孝介が、恭平の中で二度目の射精を起こす。
今度は完全に入りきらずに穴から溢れ出てきた。

股の下を、厭らしい液が何筋も伝った。

「はっ。はっ。はぁっ…はぁっ!」
恭平は孝介が動かなくなったので、足りなくなった酸素を求めて荒い呼吸を繰り返した。
股間は射精できない苦しみで、痛みすら感じる。

「くす…。」
孝介が笑った。
恭平と同じくらい全身を汗で光らせながら、孝介は恭平の苦手な笑顔で笑ったのだ。
恭平を見て。

「本当に頑固だな…。そのほうが、好きだけどね。」

そう言って恭平の中から出て行く。
その時零れた孝介の液は、だらだらと股の内側を流れていった。
孝介が素早く手に取ったティッシュでふき取ってくれる。

「強引にして…悪かったよ。君が欲しかったんだ。」

恭平は、悲しそうな目で孝介を見た。
この人は、どうしてこうした愛情表現しかできないのか。
どうして、自分以外の人に求めないのか。
どうして、甥の俺なんだろう…。

孝介は、限界まで膨張した恭平のものを口に含むと、押さえていた付け根を離した。

「あっ!…っあああアァァァァ……ッ!!」

恭平がぶるぶると腰を震わせて、何回分かわからないほどの量の体液を放出した。
がくんと膝の力が抜けて、その場に座り込んでしまった。
それでも孝介は恭平のものを口から離さずに、彼の体液を残らず吸い取ってしまった。
こういうテクニックは、誰かさんと似ている。


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