1月15日 P2



孝平があまりに乳首を刺激するので、恭平は自然と上がる呼吸を沈めるのに必死だった。そんな我慢している姿に孝平は躍起になって攻め立てる。
いつしか恭平の下半身は膨らみを帯びるようになっていた。

「あ…や…ッ。父さん…もう…!」
恭平が切なげに鳴く。
孝平はしつこいくらいの刺激を受けてぷっくりと膨らんだ紅い乳首を最後に一舐めして、顔を上げた。
顔を赤らめて肩で呼吸をしながら、恭平がその瞳を見つめ返した。

「…今日は何日だったかな。」
「んと…十五日…?」
乱れた服を持ち上げて、出来る限り体勢を戻して恭平が答えた。
孝平は心底残念そうな声をあげた。
「もう十五日か…早いものだ。」
「年寄りみたい。」
恭平が噴き出して笑った。

そんな発言をちっとも気にせずに、孝平が恭平のズボンのベルトに手をかけた。
恭平が目を丸くして孝平の肩を掴む。
「ちょっと!さっきから…なんでこんな車の中でやんなきゃなんないのさッ。」
恭平の言葉に、孝平の瞳が意地悪く光った。
「やる?何を?」
「あ…。」
しまった、という顔をして恭平が黙る。
孝平が目の前まで顔を近づけて、言った。

「いつもいつも社長室に呼び出してたら、竹本の奴がうるさいんでね。」
「…竹本さんが?どうし…」
恭平がみなまで言う前にまた、唇を塞がれた。
今度は必死に抵抗し、両手で父の顔を押しのけて唇を離した。
「馬鹿ッ。どうしてそう、急に…」
「今年のセックス初め。」
「…え…?」
「早く。郵便局に行くだけでそんなに時間かかったら怪しまれるぞ。」

恭平は唖然として孝平を見た。
そのための小包。
そのための…。

ばかばかしい、と頭では思うのに、身体は何故かドキドキした。
車という狭い密封空間で、二人きり。
二十日振りくらいの身体。

「…ムードも何もないね…。」
「私達にはそんなもの初めからない。」
「確かに…。」
孝平が恭平のベルトを解いた。

恭平はシートの上に背中をつき、両足を持ち上げられたままじっとしていた。
ズボンが脱がされて、その身体が露になる。
恭平は羞恥に顔を背けた。
「ん…。」
自然と鼻から息が漏れた。
孝平に見られている視線が、ねっとりと身体に絡みつく。
想像しただけで呼吸が上がった。

「あぁ…。と…父さん。」
上ずった声で呼びかける。
孝平は下半身から目を外し、恭平の顔を見上げた。
「何だ。」
「父さんも…脱いで。俺だけなんて…セックスって、言わない。」
「…ふむ。」
普段は問答無用な孝平も、今の意見には納得したらしい。
孝平は手早くシャツのボタンを外し、裸になった。
仕事ばかりやっている割に引き締まった身体。
四十五歳という年齢の割にはキレイなラインだと、恭平はいつも思う。

恭平がしばし見とれている間に孝平は服を全て座席の下に落とし、膝をついて恭平の上にかぶさるようにして手をついた。
目線が合う。
「これで、いいかな。」
「う、うん…。」
恭平は震える手で孝平の頬に手を当て、唇を重ねた。
大きな口に食べるように含まれて、必死になってそれに答えた。

キスに夢中になっている恭平の下半身に、孝平の手が伸びる。
脱がされて露になっていた恭平のものを掴むと、彼の身体が大きく震えた。
首に回された腕がぎゅっと締まる。

五本の指を使って解すように揉むと、恭平の全身から力が抜けていった。
全身の感覚が、下腹部のそれに集中してしまったみたいに力が入らない。
それを感じた孝平は、角度を変えて唇を重ね直した。
口内の形を確かめるように舌を這わせると、それに反応して恭平の舌も絡んでくるようになる。
股間を探りながらキスを貪る。
恭平の身体が興奮で痙攣し、先端を強く摘むと腰が跳ねた。

「あ、あぁ!!」

唇が離れる。
恭平は股間の刺激に耐えられず、喉を仰け反らせて喘いだ。
孝平は手の動きをやめずに刺激し続け、さらに反らされて突出した乳首を口に含んだ。
「は…んあぁ…ッ!」
恭平の快感のパラメータは振り切れる寸前。
感じるところを同時に触られて、一生懸命掴んだ孝平の肩に力をこめた。
孝平が上下に扱く手を早める。

「んう…ッ、ぁぁはぁあぁ…ッ!!」

孝平の手の中で、恭平はあっけなく、濃厚な精液を放出した。
何日分かの待ちに待った射精。
それにしてはあっけなく、いとも簡単に上り詰めてしまった。
果てた恭平は、余韻に浸って身体をビクンビクンと痙攣させている。
早く浅い呼吸が、恭平の身体から熱を奪っていく。

孝平は意地悪そうに笑うと、イったばかりの恭平のものを、かぷっと口に含んだ。
生暖かい感触に恭平が震える。
放出したばかりの興奮した身体に、この刺激は少し強すぎた。

「あ、何す…ッ」
「もう一度イかせてやろう。まだまだ足りないと見える。」
恭平のものを口に含んだまま孝平が言ったので、恭平は下股に力を入れてその刺激に耐えた。

「え…。あ、はぁ…ッ!」
孝平は巧みな舌遣いで、恭平のものを口内で転がし始める。


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