佐久間良平と杉野拓巳 P4
良平が舐められる指を羞かしげに見つめている間に杉野は良平のズボンを脱がしにかかった。
下着ごと外すと、外気に曝されたことにより良平が足を竦ませた。
「んやっ…馬鹿、急に。」
「寒い?」
「そっ…ゆことじゃなくて…ぁっ」
曝け出されたそこは杉野の手により左右に開かされ、その中心部が丸見えとなった。
「ふぁ…ぁぁあっ」
良平が羞恥に身を捩る。
閉じようとした足を更に押さえ付けられて、そこを杉野に見つめられた良平は恥ずかしさにこの場から逃げ出したくなった。
「そのまま。」
杉野が良平の耳の近くで静かに囁いた。
「そのまま、開いてて。」
その言葉に良平は、魔法にかかったように足を動かさなくなる。
全身の力が抜け、スルリと杉野の首から腕が解かれた。
荒い呼吸を繰り返しながら、興奮する体を堪えるように唇を噛み締めた。
その姿を上からゆっくりと観察する杉野。
良平は、悪趣味だ、と喘ぎながら呟いた。
「何とでも言えよ?」
そう答えて、杉野は片手の人差し指で良平の中心の先端をチョンと突いた。
「はぅ…っ」
息を止めるように良平がビクリとなり握った拳に力を込めた。
それに満足そうに笑った杉野は更に連続して先端を突いた。
「はぅ…っぁあぅ…っ」
それに合わせて良平が痙攣する。
動くたびに肌に浮いた汗が揺れて輝いた。
「気持ちい?良平?」
「んぁ…っ、あふ…っ」
連続して与えられる刺激に、杉野の声が耳に入らないほど良平は感じていた。
声が押さえられない。
「こんなのはどうかなぁ。」
そう言って杉野は先程まで突いていた良平のそれを手の平で包んで、少し力を込めた。
良平の体が跳ねた。
「あぁぁぁあんっっ」
下半身に流れた快感という微弱な電流に、良平は今までにないほどの嬌声を上げた。
その勢いで再び杉野の首にしがみ付く。
そうでもしなければ耐えられそうになかった。
「はぁっはぁっ…バカァ」
涙が頬を伝った。
「いいねぇその声。良平、愛してるよ。」
そう囁いて再び握った手に力を込めた。
さっきよりはやや強めに。
「んぁ、あぁぁぁん!!」
良平がまた、さっきより激しく喘いでびくびくと痙攣した。
「今、言われてもっ…全然、」
再び捕まれ、泣き叫んでから続ける。
「全っ然、説得力、ねぇよっ」
「そうかなぁ?俺は最高のタイミングだと思う、けど、なっ」
けど、の所で再び力を込めると、とうとう良平の体の痙攣がすぐには止まらなくなった。
「あぁっ!」
異常なほど敏感になったそこは、杉野の少しの動きにも小さく大きく反応した。
杉野の大好きなのはこの瞬間だ。
「良平くん、どうしたの〜?」
「っさぃ…って、あぁっ」
良平の先端からはいつのまにか体液がポロポロと溢れていた。
それを器用にすくいとって良平の乳首に塗り付けた。
その刺激にも甘い喘ぎ声を上げ、良平はどうにかなってしまいそうだった。
「さぁてどうしようかこれ。出したい?」
杉野が再び先端を突く。
良平は無意識の内に飛び出さないように下半身に力を込めていた。
良平の言葉にびくりと腰が浮く。
「そっかぁ…じゃあ準備しないとね。」
「やぁ…っ嫌だ…っ」
次にされることを予期して、良平は頭を振った。
「駄目だよ、そうしないと何日かお預け状態になっちゃうだろ。俺、耐えられないよ。」
そう言って膨張したそこを再び刺激し体液を出させ、それを直接彼の股間の奥の穴に指で塗り籠めた。
「んああっ、イヤァァァァァ?!」
この行為は良平の最も嫌いなことであった。
一本ならまだいいが、指が何本にもなると感覚が痺れ、理性が吹っ飛んでしまうからだった。
「ヤメテ…ッ」
涙の懇願も虚しく、無遠慮に一本の指が良平の体内に侵入してきた。
背中を仰け反らせ、痛みと快感に喘ぎまくる良平。
「イヤ…ッぅぁぁっはっ」
指が穴を解しながら奥へと侵入していく。
液が円滑剤となっているが、それでも痛いものは痛い。
良平が慣れてきた頃を見計らって杉野は次の指を挿入した。
「ぁぁぁぁっ?!」
今や止まらなくなった下半身の痙攣は快感を求めるようにも見える動きでその激しさを増し、良平はそこに神経を集中させた。
そしてその奥のある一転に指が擦った時に、ふっと小さく息を止めて杉野に抱きついた。
異変に気付いた杉野が優しく聞く。
「ココ?」
コクコクと頷く良平。
先程まであんあんと喘ぎ声が響いていた室内に、束の間沈黙が流れた。
「正直でよろしい。」
杉野はそう言うとその点を集中的に擦り始めた。
始めは弱く、徐々に強く。
間を開けて、開けないで連続的に。
「…っあふ…あふっ…イヤ…っ!んぁぁぁっ!!」
良平は迫り来る強弱のある快感の波に、理性を保とうと喘いでいたが、この嬌声だけは止めることができなかった。
気付いたら、良平は杉野の手の中でいってしまっていた。
だが前立腺への刺激は止まることがない。