初雪の降る日 P7



良平は力強く肩を引き寄せられて、熱いキスを与えられた。
柔らかい唇から生暖かい舌がのびてきて、良平の口内に進入してくる。
「う…ッふっ。」
抵抗するがちょっとやそっとじゃ離れない。
杉野の舌が中を走り回る度に良平の体温が上がった。
いくら夜の公衆トイレの中だからといって、いつ誰が来るともわからないのだ。
良平は背後の扉の向こうに怯えながらも、与えられる感触に抗うことはできなかった。

「ん……。んぅ。」
次第に良平も自ら舌を絡ませて、杉野の首に腕を巻き付けた。
角度を変えて何度も口付け合い、その間に良平の着ていた服のぼたんが次々と外されていく。
杉野は良平の小さな顔を両手で下から包むように持ち上げ、キスに夢中になっている良平の唇を貪った。

良平の腕の力を抜かせ、服を下ろして白い肩を肌蹴させる。
良平も負けじと杉野の服に手をかけたが、興奮で震える手が上手く動かない。
吸われる唇から意識が離れなかった。

あっという間に胸をさらけ出してしまった良平を、杉野は優しく抱き締めて、唾液の溢れ始めた唇をやっと開放してやった。
良平が酸素を求めて喘ぐのを余所に、良平の肌に舌を這わせ、首筋を下降した。
「あ…。あぁ…ッ。」

良平が短い呼吸を繰り返す。
杉野は期待通りに唇を胸の紅い突起に這わせ、その先端を舐め取った。
良平の体が歓喜にうち震える。
「んっ…あっ!あ…ぁっ。」
杉野の舌の動きに合わせて良平が鳴き、静かなトイレの中にその嬌声が響いた。
突起の回りを焦らすように舐め回し、そうしておいて強く吸ってやると、甘く切ない声をあげた。

「んぁぁっ…はっ、…はぁんッ…」
神経がすべて、杉野の犯す乳首に集中してしまったかのようだ。
杉野は良平の下半身に熱が宿ったのを見逃さなかったが、わざと手を出さずに放置した。
紅く腫れ上がった乳首を指で捏ねながら、反対側の突起に吸い付いた。
「あっ!はぁぁぅ……っ!」
新しい衝撃にびくついてよろけた良平を押さえて、なおも乳首を攻めた。
良平が立ったままでは苦しそうなほど全身を痙攣させて、快感に耐えた。
「やっ、やめろっ!!あ…っもう…っ」
「もう、何?」
「あっ、あっ…じらすな……っばかっ!!」
杉野はフフッと鼻で笑うと、そのまま大きな手で胸を掴み取って揉みこんだ。
「あっ?!ぅっ…はぁっ……んはぁ…」
「場所が違うから興奮してる…?乳首だけでもイケるよねぇ?」
「ぅっ…ぁぁっ………っ」
下半身が苦しい。

杉野は極限まで揉み上げると素早く良平のベルトを外してやり、本当に乳首だけで絶頂へと導いた。
「あぁっ。……はぁっ…ぁんっ…ぁーっ!」
良平が腰を突き出して思いきり射精した。
杉野が満足そうに、それを見下ろす。
「こういうのさ、調教って言うらしいぜ。乳首のさ。」
「はぁっ、はぁっ…う、うるさいっ!」
良平は恥ずかしさの余り頬を真っ赤に染めて目を逸らした。
下半身の力が抜けて、立っているのがやっとだ。

「それにさ、良平。」
杉野が耳元で囁く。
良平はビクリとして杉野を見た。
「あんまり騒ぐと、誰か来ちゃうよ。」

「あ…。」

心臓がドキリと高鳴った。
そうだ、ここは公衆の男子トイレ……いつ誰が来てもおかしくはない。
熱の昇った頭がすっと冷えて、途端に恥ずかしくなったのか良平が慌てて言った。
「すっ、杉野!場所を変えよう…!」
「嫌だよ。面倒だから。」
「馬鹿……アッ」

杉野は良平の口を塞ぐようにキスをして、手を掴んだ。
そのまま給水機に手をつかせ、片足を便器の上に乗せた。
すると立つ位置から、ちょうど腰の辺りを突き出して杉野に背を向けることになる。

「す、杉野!やめろこの酔っ払い!!」
「酔っ払いの言うことは聞くもんだよ。」
「馬鹿も休み休み……んぁあっ!」
良平の腰の辺りを撫でていた杉野の指が、太股まで下りてきた。
半分だけ脱がされたズボンの上から触られた刺激がくすぐったい。
「今入れたらどうなるかなぁ〜〜。ねぇ、良平?」
「しっ、知るか!馬鹿!入れるな!!」
「突然はやっぱヤダ?しょうがないなぁ〜〜。」
杉野は上機嫌で良平の耳元で喋りながら、器用に手を動かしズボンを下ろしていく。
良平は抵抗しようとしたがいち早く杉野に悟られ、下半身のものを勢いよく揉まれてしまった。
ビクリとした衝撃で給水機が音をたてた。
「うぁっ!」
「今慣らしてあげるから。」
「馬鹿、やめ……!ん……っ!!」


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