「ムブーーーッ! ゲホ、カハッ……アブッ、ンブァッ」
「ヒヒャアアアアッ、れる、れてるぅ、ヒニャアッ、れてるよぉっ、ンヒャアァァッ」
 ドビュビュビュッ、ズブビュビュビュッ、ビュルビュルビュルブビュルッッ。
 恐ろしいほどの射精量。鉄砲水のような勢いで、口を強引にこじあけ、むせる私にかまわずに容赦なく喉奥を叩く。全ての神経を肉棒に奪われ、ミミは白痴のような壊れた笑顔を浮かべて呻くばかり。
「アハハハハッ、すごい、すごいわっ。ほら、便器プリンセス、全身よ、全身で受け止めるのよっ! 頭のてっぺんからつま先まで、真っ白になるのっ。白濁に溺れてしまいなさいっ」
 シェシェが狂ったように哄笑しながら、ミミの肉棒を操り、私の顔に、胸に、体中のいたるところに精液を浴びせかける。
「ニャハアァァ……とまんない、とまんないぃっ……ザーメンビュルビュルゥ、とまんにゃいぃぃっ……」
 ビュバッ、ズビュバッ、ドバシャッ!
 ホースの水のような勢いはなくなったものの、それでも肉棒がビクンと跳ねるたび、普通の人間の一回分はありそうな程の大量の精液がビシャッビシャッと私の体に叩きつけられる。すでに私は、頭からバケツで精液をブチまけられたように、全身白濁に染まっていた。夢想していた白濁漬けの姿。けれど、それが一度の射精で満たされるとは思っていなかった。
 圧倒的な精臭に頭がグラグラする。口の中に侵入した分を飲み込んでも、口を開けばそれ以上の量が流れ込み、また口内が満たされる。すでに体中精液の付着していないところなど見当たらない。切り揃えた前髪にもベットリと付着し、つららのように何本も精液の塊がぶら下がっていた。
「ンニャァァ……ミャァァ……」
 ミミの呻きは、すでに言葉にすらなっていなかった。
 どれだけの時間、どれだけの量を射精され続けたのかわからない。私は文字通り全身を白濁に包まれて、意識も混濁していた。
「さあ、仕上げよ、ココ。口を開けて舌をお出しなさいっ」
 シェシェの言葉に、意味もわからずただ反射的に舌を突き出した。
「ほら、シスターミミ、トドメよっ。アナタの全て、出し尽くすのよ!」
 シェシェはミミの亀頭を私の舌にギュリギュリ押し付ける。
「ヒ、ヒアアアアァァァァァーーーーーッッッ!!」
 ミミが背骨も砕けんとばかりにのけぞり、最後の一搾りとは思えないほどの大量の精液が舌の上にドブビュブッと放出される。焼けつくほどの熱さと猛烈な勢いに口を閉じる事もかなわず、私は口を開け舌を突き出したまま、濁流に身をさらすしかなかった。
 あれだけ射精したにもかかわらずいまだに粘っこさを残す粘液は、突き出した舌の上に限界までこんもりと積み上がる。しかしそれも大量の放出の一部にしかすぎず、舌に乗りきらなかった一部は口内へ、残りの大半はコスチュームの上へドボドボと垂れ落ちた。
「ア……アア、ア……」
 ミミは白目を剥き、口を開け放って涎を垂れ流し、膝をガクガクと震わせたかと思うとそのままくずおれ、床にへたりこんだ。もう全て出し尽くしただろうに、いまだ肉棒は天を突くように反り返ったままで、無意識であろうが腰はカクカクと揺すり続けている。
 私はと言えば、圧倒的な射精の前に身も心も打ちすえられ、白濁にまみれたままへたりこんでいた。もはや精液をかけられた、などという程度ではなく、精の塊を何度も叩きつけられたといった姿。視界は塞がれ、呼吸をするたび鼻から猛烈な精臭が入り込み、脳髄を麻痺させる。すでに飲み込む気力もなく、舌の上と口内には大量の精がねっとりと付着したまま、呼吸によるわずかな震動にあわせてフルフルと揺れていた。
 体も頭も、すっかり白濁の海へと沈められた私。
「フフ、フフフ……すごいわ、なんて量……こんなになるまで出すなんて……」
 シェシェはミミの体から離れると、吸い寄せられるようにフラフラと私のそばへ歩み寄ってくる。私の前で膝をつくと、己の手が汚れるのもかまわず、私の頬を両手で包む。ネチャリと、粘着音が響く。
「ハァァ……なんて粘っこいの……手のひらがニチャニチャしてるわ……ウゥン……」
 鼻をヒクつかせながら唇を寄せると、積み上がった精の塊ごと私の舌をパクリと咥え込んだ。
「はむ……チュルルッ……アア、なんて濃さなの……粘っこすぎて、飲み込むのも大変……ン、ング……喉にネットリとへばりついてるわ……」
 私の舌の上にたっぷりとのせられた精を自らの舌ですくうと、そのまま喉奥に運ぶ。飲み込みづらいのか、何度もゴキュンゴキュンと喉を鳴らしていた。
「プファアッ……舌の上にのった分だけでも、こんなに濃くて量が多いなんて……でも、美味しいわ。美味しくてたまらない。もっと、もっと飲みたいのよ。飲ませて、ザーメン飲ませてぇ」
 シェシェは私の舌をいったん放すと、今度は唇全体を咥え込んできた。
「ハム……フムゥ……グヂュ……」
 シェシェの舌が口内に入り込み、飲み込めずにたまっていた精液を己の口内へ掻き出してゆく。
「ンパァ……ハゥ……ムグ、ムゥン……」
 時には舌をくねらせ、時には口全体でズジュジュッと吸い込みながら、シェシェは私の口内からミミの精液を取り上げてゆく。やがて私の口内から全てを吸い尽くしたシェシェは、ゆっくりと唇を放す。
 チュポンッと音がして、離れる唇。互いの口元に、唾液のアーチがかかっている。むせるほどの精を味あわされたというのに、口の中からそれがなくなってしまうと、私は物足りなさを感じた。
「どうしたの? 口がさみしい?」
 コクリと頷く私。顔にネットリと付着していた精液が、その震動で口元に垂れ落ちてくる。口を開き、チュルチュルと吸い込んで口内に収めると、飲み込まずに舌で転がした。
「私もよ。もっとザーメン味わいたいの」
 シェシェは再び舌を私の唇にねじこみ、上あご、舌の裏、頬の内側、あらゆる所を舐めてくる。かすかに残る精液の味すらこそぎとるように。私もまたシェシェの口の中へ舌をもぐりこませ、同じように口中を舐めまわす。時折舌を重ね合わせネロネロとねぶりながら、ブチュブチュと唇を吸い合う。
 シェシェの顔にも、私に付着していた精液が飛び散り、ネットリとその美貌をよごしていく。
「……シスターシェシェ……」
 ミミがよつんばいで、よたよたと近寄ってくる。
「どうしたの、シスターミミ。アナタもザーメンほしいの?」
 ミミがコクンと頷く。
「でも、これはアナタが出したザーメンよ。自分の出したザーメンを自分ですするなんて、変態のすることよ。それでも飲みたいの?」
 シェシェの意地悪な物言い。けれど気にした様子もなく、ミミはまたコクンと頷いた。
「じゃあ、おねだりしなさい。きちんとできたら、口移しで飲ませてあげる」
 シェシェの許しが出ると、ミミはエサを待つ犬のように嬉しそうにペタンとお尻を床につけて座った。
「ドロドロのねばっこいザーメン、ゴキュゴキュ飲みたいよぉ……自分が射精したザーメンだけど、そんなの気にならないのぉ。変態のミミに、美味しいザーメン、おなかタプタプになるくらい、ゴックンさせてぇ〜」
「フフ、もう、しょうがない娘ね」
 ミミの、欲望に駆られ、羞恥などどこかへ飛ばしてしまったかのようなおねだりに苦笑しながらも、シェシェは微笑んでミミの頭を撫でた。
「便器プリンセス様。この娘にあげる分のザーメン、いただくわね」
 そう言うと、長い舌を限界まで垂らし、私の顎先からおでこまでをネロ〜ッと舐めあげた。いまだ流れ落ちもせずに私の顔にへばりついていたとりわけ粘度の濃い白濁は、シェシェの舌に移ってもほとんどが流れ落ちる事もなくネットリと積み上がっている。
 ミミの頬に両手を添えると、舌を垂らし、開かれた口にポトリ、ポトリと塊を落とす。口内に入った塊を舌でグチュグチュとかきまぜ、唾液を交えてブチャブチャと泡立てるミミ。精液と唾液が混じりあった液体で満たされた口を、見せつけるようにパックリと開く。喉を鳴らして、シェシェがその唇にむしゃぶりついた。
 いつしか私もその中にまざり、私の顔から体から、シェシェがミミのザーメンを舐めとり、それを誰かの口内で攪拌し、それをまた誰かの口内へ移す。飽きもせず、私達は延々と、体中にぶちまけられた精液が最後の一滴までもなくなるまで、ブチャブチャとザーメンまみれの濃厚な接吻を繰り返していた。

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