「んっ、ふんっ、んむっ……」
 静かな部屋に、波音の荒い息遣いが響く。ベッドに腰掛けたかれんの足元で波音は膝立ちになり、体を上下に激しく揺すっている。水色のコスチュームが引き下げられて露になった真っ白な胸元。波音の若々しさを凝縮したその丸い柔肉は、激しい上下動に合わせてぽよんぽよんと踊るように弾む。かれんの圧倒的なまでの反発係数を誇る悠然とした乳房とはまた違う、圧迫されムニュリとほどよく沈み込みながらプリプリと心地よい反発を見せる波音の乳房。その狭間でいきり立つ太く長い肉棒は、かれんの股間からニョッキリと突き立っていた。
「んっ……ふふ、どう波音、初めてのパイズリは」
「ん〜っ、わかんないけど……はっ、はあ……おっぱいの間が、すごく熱い……おっぱいの間を抜けるたびにオチンチンの先っぽが顔の前にニョキッて突き出されて……透明なお汁がピュルッてはじけて、匂いがむわって顔の前に上がってきて……なんだか、ぽーっとしちゃう……」
 波音は頬を紅潮させ目元を緩ませながら、かれんの顔と肉棒を交互に見つめて胸奉仕を続ける。露になった白い肌も、波音の興奮度合いを示すように頬と同じく朱に紅潮していた。
「ふああ……でも、ずるいよかれん……こんなおっきなオチンチン生やして、私の知らないところで楽しんでたなんて」
「ふふ、この巻き貝はね。南極と北極、二極の王国にだけ伝わる秘宝なの。暖かな海に住むマーメイド達は、年頃になれば人間の姿で地上に上がって、人間の男とすることもできるけど。私たちの国のそばには、ほとんど人間がいないからね。ムラムラしてたまらなくなった女の子の相手をするのに、代々マーメイドプリンセスが使っていたのがこの巻き貝ってわけ」
 再び波音の部屋を訪れたかれんが耳元で揺らした小さな巻き貝。初めは意味がわからず怪訝な顔でかれんを見た波音だが、波音の前に進み出て無造作にコスチュームをたくしあげたかれんが巻き貝を股間に添えた途端、呆気に取られてしまった。小さな巻き貝がキラキラと光を放つと、光に包まれた巻き貝はグングン伸び、光が収まった頃には臍まで反り返った太く逞しい肉棒が波音の顔の前でビクンビクンと脈打っていたのだ。
「もっとも最近はどこの国のマーメイドも活発になっているから他の大陸に出掛けて行く子も多いらしくて、私が産まれてからは全然使われてなかったらしいけどね……んんっ」
 突如股間に肉棒を生やしたかれんにグイと体を引き寄せられ、わけもわからぬまま乳奉仕を促された波音。それでも先ほどまで見せ付けられていた痴態にすっかり準備を整えていた体と心は、さしたる抵抗も見せず導かれるまま奉仕を始めてしまう。波音の柔乳奉仕を満足げに見下ろしながら、かれんは指先で自らの肉棒の先端に形成された尿道をくじき、さらなる快楽を得る。
「ノエルと会えたら必ずコレを使おうって、王国を出たときからずっと楽しみに持って歩いてたんだ……んっ、波音、そう、カリ首をお乳で擦るように……イイよ……」
「んふう……でもガイト城を出た後、みんなすぐに国に帰っちゃったんじゃ……」
「二人ともずいぶんと長く囚われていたんだもの。すぐに帰っちゃつまらないじゃない。ココにいい感じの島を教えてもらってね。そこで、あたしはノエルを犯しまくったわ」
 ゴクッ。かれんの言葉に、胸奉仕を続けながらも波音は思わず唾を飲み込む。
「ノエルの細い体を壊れるほど強く抱いて、唇を乱暴に貪って……恥ずかしがり屋のノエルに自分で大股広げさせて、このチンポでオマンコをズコズコ犯したの。最初は恥ずかしさでじっと我慢していたノエルもそのうち耐えられなくなって、『オマンコズボズボして、ザーメンドクドク中に出してっ』てはしたなく泣き叫びながら悶え狂ってたわ。もちろんそれだけじゃ許さずに、お尻の穴も広げさせて『ノエルのケツ穴処女をハメ犯して、かれん専用のザーメンタンクにしてください』って変態おねだりさせて。あの知的な顔したノエルがヨダレ垂らしながらアヘ顔晒して、ケツ穴にビュクビュクブチ撒けられるたびにだらしない声上げながらブルブル体をふるわせるの。もう、たまらなかったわよ」
「んふあ……なにそれ、そんなの……えっちすぎるう……」
 ノエルを犯したその時の光景を思い出し、肉棒をますます隆起させるかれん。耳から入ってきた過激な性情報とますます濃く立ち昇る肉棒からの淫臭にあてられ、荒い息をこぼす波音の口はうまく閉じる事も出来ずに口端にトロリと唾液がたまっていた
。 「ま、こっちに来てからはノエルに散々仕返しされてね。あの体のどこにそんなに力があるのか、このあたしを後ろから抑えこんで、オマンコ壊れるんじゃないかっていうほどバックからガンガン突きまくられちゃったわ。おかげでもう腰ガクガクよ」
「ふうっ……っていうことは……んっ……ノエルも、その巻き貝を持ってるの?」
「もちろん。南極と北極って言ったじゃない。ガイトに囚われる前は、よくリナに付けさせてセックスしてたらしいわよ。ノエルの処女はリナに捧げたんだって。悔しいからアナル処女はあたしがもらっちゃったけど……ほら波音。動き止まってるよ」
「あ、うん……は、あん……リナが、ノエルと……」
 もしリナが男だったら、と波音も考えた事がある。リナなら素敵なカレシになるかも、と。ノエルはそれを実際に確かめ、肉体関係まで持ってしまっていた。波音は親友のそんな素顔をまったく知らなかったという事が少しショックであったが、それ以上にただ単純に羨ましく思えてならなかった。
「くふうっ……ノエルとのこと思い出したら、あたしもう我慢できなくなっちゃった……波音、アンタの顔にたっぷりブチ撒けるわよ。いい?」
「えっ……あ……」
 かれんの話す内容をまるで実体験のように脳にクッキリと思い描き、すっかり淫らな気分に浸りきっていた波音は、かれんの問いにも深く考えることなく首を振ってしまう。が、乳房の間でパンパンに張りつめていく肉棒、そして発射を今か今かと心待ちにしているようにクパクパと息づく尿道口を見て、改めて自分の身に何が起きようとしているのかを悟った。
「ちょ、ちょっと待ってっ。やだっ、かれん」
「今さら何言ってんのっ。ここまできて止められるわけないでしょうがっ。んくっ、出る、出るわっ。早く射精したいのよっ。ほらっ、もっと激しく奉仕しなさいよっ」
 かれんはパイズリ奉仕を続ける波音の手に自分の手を重ね、より荒々しい奉仕を促す。
「や、やだっ。私の顔、臭いお汁で汚されちゃうよ、太郎ちゃあんっ」
「いつも男にコビコビの表情浮かべてるくせに、何言ってんだか。あの人も渚君も、アンタの顔をザーメンでドロドロにしてやりたいって思ってるに決まってるわよ」
「そんな、そんなことないっ」
「それにさっきもヒッポのザーメンかかってたんでしょ。一発も二発も一緒、んはあっ! も、もう出る、出るうぅっ!」
 感極まったかれんが両腕に力をギュウッと込め、波音の乳房で己の肉棒を押し潰した。途方もない圧迫感と柔らかさに包まれ、肉棒内を一気に快楽が走り抜ける。
「んひいいいぃぃぃぃっっ!」
「きゃ、きゃあああっっ!」
 ブビュビュ、ボビュッ、ズビュ、ブビューーーッッ!
 パンパンに膨らんだ水風船が破れるように、亀頭の先端が大きく広がるとすさまじい奔流が迸る。肉棒は中身を全て搾り出そうとするかのようにビクンビクンと震え、唯一の出口に向かってたっぷりつまった白濁を送り出す。
「んぱっ、いやあんっ、あぷっ、そんなにかけないでようっ」
 鼻面に次から次へと注がれる白濁に、鼻の穴や口さえも塞がれそうになり、軽く溺れながらも波音はなんとか逃れようとしたが、かれんの右手が波音の頭をガッチリ掴みそれを許さなかった。
「んぐうっ、出る、まだ出てくるっ! 波音の乳マンコ気持ちよすぎて、あたしのザーメン止まんないぃっ!」
「ぷあっ、もう止めて、せいえき止めてえぇっ」
 抗う事すらできず、波音は両目を固く閉じてじっと耐える。そんな事はお構いなしに、自慢のかわいい顔を次々と汚すネバネバした臭い白濁液。風呂上がりのパックのように顔中を白一色に染められたところで、ようやく肉棒は射精を止めた。
「あ〜っ……たっぷり出たわ……」
「う、んぶ……なにするのよ、かれん……」
 射精の余韻に浸って呆然と中空を見上げるかれんに、波音が恨めしげに呟く。脳まで犯されそうなほどの精臭にむせながら、両手で顔面白濁パックを拭い去る。粘度の高いそれは流れ落ちることなく糊のように手袋にへばりつき、ジクジクと染み込んできた。
「うう……ひどいニオイ……」
 波音は顔をしかめながら、両手にへばりついた残滓の匂いを嗅ぐ。本当に嫌ならばそれでやめればよい事なのに、再び両手に顔を近づけて鼻をスンスンと鳴らしては眉をひそめる。
「波音、ザーメンぶっかけられて嬉しそうねえ」
「嬉しくなーいっ」
 嫌がりながらも引き寄せられるように両手に顔を近づけている波音を、ニヤニヤしながらかれんが見つめる。
「それにしても、こんなに出るなんて。ノエルにしてもらった時よりいっぱい出たかも」
「え、本当? どっちが気持ち良かった?」
 積極的にやりたくはない事でも、誰かに負けるというのは波音のプライドが許さないらしい。
「感触は二人とも全然別だからね。ノエルの胸は、しっとりと吸い付いてきて、押せばどこまでも埋まっていきそうなの。そんなとろけるようなやわらかなお肉が、チンポをあったかく包んで、ねっとりと絡みつくようにムニュムニュとしごきあげて……あ、思い出したら」
 射精を終えて俯き気味だったかれんの肉棒が、再びククッと首をもたげる。波音は再び鎌首をもたげる肉棒を見つめながら、ノエルの乳肉の感触を夢想して股間を潤ませてしまっていた。
「さてと。じゃ、次いくわよ」
「え? 次って、きゃあっ」
 かれんにいきなり腕を引っ張り上げられると、仰向けにベッドに寝かされる波音。腰を引き上げられ、四つんばいで腰を高々と突き出すメスのポーズを取らされる。
「な、なにするのよっ」
「パイズリはノエルと引き分け。となれば、当然勝負は次に持ち越しよ」
 スカートをたくし上げ、形の良い波音の尻を平手でピシャピシャと打つと、瑞々しい尻肉がプルンッと震える。
「ちょっと待って、私まだやるなんて言ってなっ」
「あっそ。つまりノエルの勝ちってことね」
「ちょ、待ちなさいよっ。いいわ、やってやるわよ。かれんにもノエルにも負けないんだからっ」
 ちょっとプライドを擽ると、波音は再び食いついてきた。思惑通りの展開に股間をビキビキと滾らせながら、かれんは指先でレオタードの上から、クチュリと濡れて青く変色した布地が張り付いている秘所ではなく、その上の尻の穴がある辺りをなぞる。
「ひゃうっ! ちょ、ちょっとどこ触ってるのよっ」
「ん? これからアナルファックするんだもの。ほぐしてあげようと思って」
「ア、アナル!?」
 悪びれずに答えるかれんに、波音は声を裏返らせて驚く。
「そんな、いきなりアナルだなんて」
「じゃあオマンコ使わせてくれるわけ? あたしはその方が嬉しいけど、波音、アンタ初めてなんでしょ。あたしに処女膜ブチ破らせてくれる?」
「え……それは、その……」
 ドキドキと高鳴る胸。火照った体は、今すぐにでもかれんに組み敷かれることを望んでいる。だが、脳裏に浮かぶのは、一人の少年の屈託のない笑顔。
「じゃ、遠慮なくオマンコしてあげるわ」
 ベッドに顔を押し付けて悩む波音に焦れたように、かれんは左手でレオタードをずらすと右手で肉棒を握り、露になったかわいらしい秘所に亀頭を擦りつける。
「やっ、ダ、ダメエッ!」
 股間から湧き上がった甘い疼きにポウッとなりながらも、波音は慌てて股間を隠すように両手で覆う。
「なによ、ダメなの? アッチもコッチもダメじゃあたしも治まりつかないよ。今さら素股ですまそうっても、そうはいかないからね」
 秘所を隠す波音の手を非難するように、手の甲にいきりたつ肉棒をグリグリと押し付ける。前か後ろか。すっかりこの場の淫気に染められている波音には、その二つ以外の選択肢など思いつかず、残された選択肢のうちでどちらかを選ばなければならないとなれば。
「……おしり……」
 波音は羞恥に顔をベッドに埋めたまま、ポツリと呟いた。
「おしりに、していいよ……」
 波音の言葉に誘導の成功を確信し、かれんはニヤリと笑む。そんなかれんには気づくこともなく、突き出された波音の尻は恥ずかしげにフルフルと揺れている。
「ふうん。波音は処女なのに、女のあたしにケツ穴犯してほしいんだ」
「そ、そんなエッチな言い方しないで、ひうっ」
 かれんの淫らな表現が気に障ったのか口を開きかけた波音だが、再び手の甲にグリグリと押し付けられた肉棒の感触に口をつぐむ。それはかれんからの無言の圧力。実際この態勢では、かれんがその気になればすぐにでも波音の処女は散らされてしまうだろう。
「ちがうの? あたしの極太チンポでケツ穴ゴリゴリ犯してほしいんじゃないの。それともやっぱりオマンコハメてほしいわけ」
「……おしり、おしりがいい……おしりを、犯してほしい」
「そう、やっぱりケツがいいのね。ケツをチンポでズボズボされたいんだ」
 かれんが両手でグニグニと乱暴に波音の尻肉をこね回しながら尋ねる。
「うん、ケツ……ケツ穴、チンポで犯してほしい……ズボズボされたい」
 かれんに促されるまま、卑語を使っておねだりする波音。その甘い響きに耳を擽られ、かれんの怒張がさらに滾る。
「ふふん、イイ声で鳴くじゃない。お望み通り、アタシのチンポで波音のケツ処女奪ってあげる」
 かれんは肉棒を握り締め、波音の薄紅色のすぼまりに亀頭をピタリと合わせた。

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