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「サバイバーリプレイ・ケース2 11年目〜」

1〜10年目へ
11年目
 4月
 5月〜6月
 7月〜10月
 11月〜12月
 1月〜2月
 幕間
 3月
 11年目総括
11年目

 4月

☆今月のイベント
・提携破棄……EWA(新女と提携)
・完治……神田、フェアリー
・重症……つばさ
・引退……松村コーチ
・新人テスト……スカーレット小縞
・コーチ雇用……シュミット・テイラー
・FGチャンピオンフェスタ
  金森麗子、神田幸子、フェアリー保科、渡辺智美、
  サキュバス真鍋、ハニービー藤島、榎本綾、金井美加

社長「まずは2年ぶりに新人が入団。スカーレット小縞君だ」
小縞「小縞です。よろしくお願いしますっ」
成瀬「久々に穴の少ない子が入ってきたなぁ。どんな風に成長するか楽しみや」
小縞「それで社長、シフトの件なんですけど」
成瀬「って、バイト感覚かいっ」

社長「さて。きっかけは真鍋君の希望というかワガママだったが、
 旗上げ10周年記念興行としてウチの最高のカードをお届けする、
 FGチャンピオンフェスタを開催する」
成瀬「みんな今がピークの子らやもんな。これは盛り上がるで」
社長「最後の一枠は悩んだが、持ち技の数から金井君に決めた」
成瀬「かすみん、まだ投げ技しかないもんな」
社長「どういう展開になるか、私も非常に楽しみだ」

〜〜〜
『FGチャンピオンフェスタ』

初日

 ○榎本 vs 金井× 17分54秒 フライングピーチ→体固め
 バックドロップからフライングボディプレスを狙った金井だが、榎本膝で迎撃。
 動きの止まった金井にフライングピーチ2連発。延髄切りでフィニッシュを狙うが、
 金井なんとかロープエスケープ。
 だが最後は榎本がもう一度フライングピーチを決め、3カウントを奪った。

 ○フェアリー vs 渡辺× 13分1秒 保科流真空落とし
 序盤のグラウンド勝負で渡辺を圧倒したフェアリーがそのままペースを握り、
 最後は保科流真空落とし2連発で渡辺をマットに沈めた。

 ○神田 vs 真鍋× 10分24秒 クレイジーハリケーン→体固め
 神田が真鍋を終始圧倒。最後はクレイジーハリケーンでKOした。

 ○金森 vs 藤島× 30分0秒 スモールPホールド
 なかなか試合が動かなかったが、残り5分を過ぎた所で金森が打撃ラッシュ。
 藤島も必殺ハニースラッシュを決め反撃に出るが金森の勢い止まらず。
 フルスイングラケットを喰らわせ藤島をグラつかせると、意表を突いてスモールパッケージで丸め込む。
 咄嗟の事に反応が遅れた藤島、時間切れ寸前で3カウントを奪われた。

成瀬「初日にいきなりチャンピオンが負けてしもた」
社長「評価的には順当とも言えるが。
 神田君はタイトル戦が流れた事への不満をぶつけるかのような鬼の攻めだったな」
成瀬「瞳が麗子相手にええ勝負したなぁ。
 最後は麗子も勝ち点失わん為になりふり構っていられんかったもんな」

2日目

 ×藤島 vs 金井○ 26分4秒 ノーザンライトボンバー→体固め
 藤島が得意の飛び技で金井を追いつめるが、耐えに耐えた金井がとうとう爆発。
 必殺ノーザンライトボンバーで藤島をマットに叩きつけると、
 さらにバックドロップ、ノーザンLスープレックスと怒涛の投げラッシュ。
 一気にフィニッシュを狙いフライングボディプレスで宙を舞ったが、藤島容赦なく膝で迎撃。
 あまりの痛みに涙を浮かべながらも金井起き上がり、今日2発目のノーザンライトボンバー。
 しかし藤島カウント2.8で肩を上げ、逆襲のハニースラッシュからフォールへ。
 それでも金井、懸命に足を伸ばしてロープブレイク。
 唖然とする藤島に金井が再び組み付き、3度目の正直、ノーザンライトボンバー。
 とうとう3カウントを奪い、大金星を上げた。

 ○フェアリー vs 榎本× 30分0秒 保科流真空落とし
 フェアリーのコブラツイストで絞り上げられ、悲鳴を上げながらもなんとか耐え抜いた榎本。
 流れを変える為、必殺あやすーぱーあたっくを決め、さらにノーザンライト、フライングピーチで勝負に出るが、
 フェアリーが飛びつき腕ひしぎに捕らえて勢いを削ぐ。
 なんとか逃れた榎本を保科流真空落としでマットに叩きつけ、3カウントかと思われたが、
 榎本カウント2.9で跳ね除け会場の空気も最高潮。
 しかし最後はフェアリーがもう一度保科流真空落としでマットにまっ逆さまに榎本を突き刺し、
 タイムアップ寸前で3カウントを奪った。

 ○神田 vs 渡辺× 17分8秒 GHK→体固め
 渡辺のグラウンドに手を焼いた神田だが、ジュリアロックをロープに逃れると一気にギアチェンジ。
 クレイジーハリケーン3連発で渡辺を薙ぎ倒し、フォールに入るが渡辺ロープエスケープ。
 ならばと渡辺を引き起こし、GHKで強烈にマットに叩きつけるが、それでも渡辺ロープに足を伸ばす。
 しかし最後は神田が再びGHKを決め、渡辺の意識を刈り取った。

 ○金森 vs 真鍋× 15分8秒 メープルスープレックス
 先月のタイトル戦同様、真鍋のスピードに手を焼いた金森だが、
 DDTで動きを止めるとそこからスパート。
 投げ捨てタイガードライバーから起き上がりにバックハンドショットでマットに叩き伏せる。
 しかし真鍋カウント2.8で肩を上げ、金森のさらなる一撃も2.9で跳ね除けたが、
 最後は粘る真鍋を金森がメープルスープレックスで投げつけてがっちりロック、3カウントを奪った。

成瀬「2日目やいうのに、好勝負の連発やったね」
社長「金井君の金星も見事だったし、榎本君の粘りも素晴らしかったな。
 星勘定で言えばやはり優勝候補の3人が強いか」

3日目

 ○藤島 vs 榎本× 15分23秒 京都西陣の舞
 DDTの連発で榎本の動きを止めた藤島、ボディスラムでマットに叩きつけるとポストに飛び乗り、
 京都西陣の舞で華麗に宙を舞う。
 カウント2.9で返した榎本だが、ならばと藤島再び宙を舞い、今度はきっちり3カウントを奪った。

 ○真鍋 vs 金井× 14分53秒 キスマイアース→体固め
 金井に体力負けしていた真鍋だが、一度は返されたヒップアタックを今度はぶち当てると波に乗り、
 シークレットヘブンからキスマイアースと得意の連携。
 なんとか金井ロープへ逃れるが、ならばと真鍋トップロープに飛び乗りスワンダイブ、
 必殺キスマイアースで起き上がりかけの金井の顔をマットに押し潰し、3カウントを奪った。

 ×神田 vs フェアリー○ 20分36秒 カウンターキック→体固め
 序盤にクレイジーハリケーンが直撃、動きの鈍ったフェアリーをヘッドバットの連発で追いつめる神田。
 しかし押さえ込みに行った所でフェアリー上手く体を入れ替え、必殺天国超特急。
 リング中央で長時間絞り上げられた神田、なんとか逃れるもかなりの消耗。
 するとフェアリー真正面から打撃戦を挑み、神田もこれに応戦。
 神田キャプチュードでフィニッシュを狙うがカウント2.8、
 フェアリーも保科流真空落としで叩きつけるがこれも神田譲らず2.8。
 神田が再度キャプチュードでフィニッシュを狙った所で、フェアリー体を捻ってカウンターキック。
 顎を打ち抜かれて動きの止まった神田をフェアリー丸め込み、3カウントを奪った。

 ○金森 vs 渡辺× 17分45秒 バックハンドショット→体固め
 金森が打撃ラッシュで渡辺にグラウンドに入らせず、
 そのままの勢いでバックハンドショット、渡辺をKOした。

 全勝……金森、フェアリー
 1敗……神田

社長「優勝候補同士の一戦はどちらに転んでもおかしくない試合だったが、意外な幕切れになったな」
成瀬「さっちんは痛い星を落としたなぁ。
 そうそう、チャンピオンも3日目でやっと初白星や。ここから巻き返せるやろか」

4日目

 ×真鍋 vs 榎本○ 15分59秒 あやすーぱーあたっく
 バックドロップで叩きつけられた榎本、場外転落。
 真鍋、場外の薄いマットの上でシークレットヘブンを決め榎本を打ちすえる。
 さらにもう一発狙った真鍋だが、これを榎本パワーボムで切り返し、
 逆に場外のマットに頭から叩きつけられた真鍋は意識朦朧。
 ここを勝負と見た榎本、真鍋をリング内に放り込んですぐさまポストに駆け上がり、
 必殺あやすーぱーあたっく。真鍋動けず、3カウントを奪った。

 ○渡辺 vs 金井× 14分39秒 ジュリアロック
 金井のナチュラルパワーに手を焼いた渡辺だが、ニーリフトで動きを止めると
 コーナーから得意のダンシングクィーンプレス。
 跳ね除けた金井にすぐさま絡み付いてジュリアロックを極め、ギブアップを奪った。

 △神田 vs 藤島△ 30分引き分け
 藤島を捉え切れない神田、追いつめられるも必殺ライトニングレザーで藤島を打ち倒し反撃ののろし。
 さらにライトニングストレートで藤島流血。
 しかし華麗さは失わない藤島、京都西陣の舞で神田の上に無重力落下。
 あわやと思われたが神田が2.8で返した所で時間切れ。
 神田にとっては痛い勝ち点1となった。

 ○金森 vs フェアリー× 30分0秒 ムーンサルトプレス
 打撃で優勢に立ちながらも攻めきれない金森に、フェアリーもグラウンドでスタミナを削っていく。
 しかし残り時間5分を切った所で勝負に出た金森、切り札ムーンサルトで3カウントを奪った。

 勝ち点……金森8、フェアリー6、神田5

成瀬「折り返しで全勝対決、れーこがこれを制して一歩リードや。
 社長。この日程ちょっと失敗ちゃう?」

社長「むう。神田君も藤島君相手に引き分けて自力優勝が消えてしまったし、確かにな。
 しかし藤島君の成長は素晴らしいな」

5日目

 ×渡辺 vs 真鍋○ 15分1秒 キスマイアース→体固め
 真鍋が必殺キスマイアースで勝負に出るが、これを返した渡辺も
 必殺サタデーナイトフィーバーで応酬。
 完璧に決まったかに思われたが真鍋もがき続けてなんとか脱出、
 お返しとばかりにキスマイアース2連発、渡辺をマットにねじ伏せた。

 △フェアリー vs 藤島△ 30分引き分け
 序盤は藤島が圧倒、フェアリーの必殺天国超特急もロープに逃げられたが、
 藤島が決めきれない間にフェアリー徐々に自分のペースへ。
 リング中央でコブラツイストが決まったが、藤島耐え続け、そのまま時間切れ。

 ○神田 vs 榎本× 13分13秒 キャプチュード
 神田が終始圧倒、最後はキャプチュードで仕留めた。

 ○金森 vs 金井× 17分15秒 ジャンピングボレー→体固め
 バックハンドショット、ジャンピングボレーと得意技を連続で叩き込みフィニッシュを狙った金森だが、
 金井これを堪えると必殺ノーザンライトボンバー。
 さらにポストに飛び乗りフライングボディプレスを決め大金星かと思われたが、
 金森カウント2.9で肩を上げると、必殺ジャンピングボレーでなんとか勝利を収めた。

 勝ち点……金森10、神田・フェアリー7

成瀬「瞳が2日続けての大健闘や。
 これで明日れーこが勝ったら最終日残して優勝決まりやな」

社長「う〜む。興行的には微妙な展開だ。
 しかしここは藤島君と、負けはしたが金井君の健闘を喜ぶべきか」

6日目

 ×渡辺 vs 藤島○ 22分4秒 京都西陣の舞
 またも追い込んでおきながら決められない藤島。
 逆に耐え続けた渡辺がリング中央で必殺サタデーナイトフィーバーに捕らえる。
 なんとか逃れた藤島だが渡辺フライングボディプレスで追い打ち。しかしカウント2.5。
 最後は空中戦を制した藤島がこの日二度目の京都西陣の舞でようやく3カウントを奪った。

 ○神田 vs 金井× 8分52秒 クレイジーハリケーン→体固め
 優勝への望みを賭け、序盤からクレイジーハリケーンを叩き込む神田に金井流血。
 なおも攻め手を休めない神田に金井もフォールは返すが防戦一方。
 最後はこの日4発目のクレイジーハリケーンで、神田が容赦なく金井をKOした。

 ○フェアリー vs 真鍋× 12分15秒 裏拳→体固め
 フェアリーが終始圧倒し、裏拳で真鍋を沈め優勝へ望みを繋いだ。

 ○金森 vs 榎本× 13分54秒 バックハンドショット→体固め
 金森の猛攻に手も足も出ない榎本だが、耐えに耐えた上、必殺あやすーぱーあたっくで反撃。
 さらにミサイルキックで金森を吹き飛ばし、コーナーに頭をぶつけた金森流血。
 あわやという展開も、最後は金森がバックハンドショット2連発で榎本をねじ伏せ、優勝をもぎ取った。

 勝ち点……金森12、神田・フェアリー9

成瀬「最終日を残して優勝が決まってもうた」
社長「まさか全勝優勝とは思わなかったな」

最終日

 ×真鍋 vs 藤島○ 22分41秒 タイガードライバー
 真鍋劣勢の中、必殺キスマイアースで藤島をマットに叩きつけ流れが変わるかに思われたが、
 顔を傷つけられた藤島がこれに大激怒。
 タイガードライバーで投げ捨てた上に京都西陣の舞で無重力落下、
 最後はもう一発タイガードライバーでマットに突き刺し、勝利を奪った。

 ×渡辺 vs 榎本○ 28分45秒 シャイニングウィザード→体固め
 榎本が持ち前のスピードで試合のペースを握るが、
 渡辺が強引に必殺サタデーナイトフィーバーに捕らえると流れが一変。
 すぐさまロープに逃れたものの、ロープを利用した攻撃にことごとくカウンターを合わされ消耗する榎本。
 ならばと必殺あやすーぱーあたっくで宙を舞ったがカウント2.8。
 フィニッシュにもう一度ポストから飛んだが、渡辺これをかわして榎本壮絶な自爆。
 転げまわる榎本を容赦なくサタデーナイトフィーバーに捕らえる渡辺。しかしニアロープ。
 渡辺、意地になってサタデーナイトフィーバーを極めまくるがことごとくロープに逃れ、
 渡辺の心が折れた所で榎本大爆発、シャイニングウイザード2連発で熱戦に終止符を打った。

 ○フェアリー vs 金井× 20分51秒 保科流真空落とし
 序盤は金井がフェアリーを圧倒したが、攻め疲れを見せた所でフェアリーが逆襲。
 最後は保科流真空落としで金井をマットに沈めた。

 ×金森 vs 神田○ 25分31秒 クレイジーハリケーン→体固め
 お互い一歩も引かぬ打撃戦の中、金森のミサイルキックをかわした神田がすぐさまGHK、
 さらに必殺ライトニングレザーで金森を打ち倒し、フォールにいくがニアロープ。
 ここで意表を突いて金森スモールパッケージで丸め込むが神田これを2.8で跳ね除け、
 素早く起き上がりクレイジーハリケーンで金森をKO。
 金森の全勝優勝を阻止し、意地を見せた。

勝ち点
金森(A)-×12
神田(B)-×11
フェアリー(C)×-11
渡辺(D)×××-×××
真鍋(E)×××-××
藤島(F)×-×
榎本(G)××××-
金井(H)××××××-

 優勝 金森麗子

社長「日程の問題で6日目には優勝が決まってしまったが、勝ち点で見れば混戦だったな」
成瀬「結果的に瞳の存在が大会をかき回したね。
 初戦でれーこが丸め込みを決めてなきゃ、下手すりゃ横一線になった訳やし。
 そのダークホースとなった瞳の2敗の内1敗が金井ちゃん相手ってのも面白いねぇ」

社長「さて、真鍋君。リーグ戦は金森君の優勝となった訳だが、
 タイトル戦の相手は金森君で決まりという事で良いかな」
真鍋「へ? 何言ってんの社長」
社長「は?」
真鍋「誰もリーグ戦で優勝した相手と、なんて言ってないじゃん。
 リーグ戦の結果を見てあたしが決めてあげるって言ったでしょ」

社長「ちょ、ちょっと待ってくれ」
真鍋「だから〜。次のタイトル戦の相手は、今回あたしが勝ったトモでけってーい♪
 いいよね、社長。あたしがチャンピオンなんだから」

成瀬「……プッ。アハハハッ。
 ええやん社長。つかさの好きにさしたりぃや。
 同期でベルト賭けてもええんちゃう」

社長「……まいったなぁ」

☆今月の成長
 神田↓2 渡辺↓2 榎本↓1 金井2
 フェアリー……リング中央へ(上書き)

 5月

☆今月のイベント
・軽症……金森
・一日署長……金森
・完治……つばさ
・引退……A・S、斉藤コーチ
・コーチ雇用……金森
・WFGヘビー……真鍋 vs 渡辺

社長「斉藤コーチが引退してしまったのは残念だ。
 回復力のアップに絶対の信頼をおいていたのだが」
成瀬「で、代わりっちゅう訳やないけどれーこが兼任コーチになった。
 回復力を重点的に上げなあかんのは今のとこ聡美だけやし、れーこ一人でも手は回るやろ」

〜〜〜
☆WFGヘビー級タイトルマッチ
"WFG世界王者" サキュバス真鍋 vs "踊る女子プロレスラー" 渡辺智美

 渡辺のコブラツイストから逃れた真鍋がギアチェンジ。
 69ドライバーでマットに打ちつけると渡辺の起き上がりにヒップアタック。
 さらにもう一発狙った真鍋だが、2発目を受け止めると渡辺がストレッチプラムに捕らえる。
 もがき続けた真鍋、なんとか形を崩したかに見えたがそれも渡辺の罠、
 流れるように必殺サタデーナイトフィーバーに移行、真鍋たまらずギブアップ。

 ×真鍋 vs 渡辺○ 20分11秒 サタデーナイトフィーバー

 「渡辺智美、第8代WFGヘビー王座戴冠」

〜〜〜

成瀬「色々引っかき回したつかさやけど、結局初防衛は失敗に終わってもうたな」
真鍋「ぶ〜っ」
渡辺「あたしはつかさにカンシャって感じかな〜。
 まさかチャンピオンになれるなんて思ってなかったし。
 あ〜、ベルトを巻いて踊るのってサイコーッ。病み付きになっちゃうかも」

社長「おめでとう渡辺君。来月はDリーグを開催する予定なので次のタイトルマッチは7月になるが、
 挑戦者はその優勝者という事でいいかな」
渡辺「え〜。あたし、綾ちゃんとやりたいのに〜」
社長「渡辺君までそんなワガママを」
渡辺「だって、あたし達同期なんだよ。
 同期とのタイトルマッチって夢だもん。ね〜、社長、いいでしょ〜」

  ムギュ〜。
社長「う、う〜む。まあ、仕方ないな」
成瀬「ほんま、社長はこの子らに甘いんやから」

☆今月の成長
 金井2 渡辺↓1

 6月

☆今月のイベント
・完治……金森
・軽症……マイトス、金井
・Dリーグ……金森、神田、フェアリー、藤島

社長「今年は4月に大規模なイベントを行ったばかりなので、
 PoFGを後ろにずらしDリーグを前倒しする事になった」
成瀬「面子は昨年といっしょやけど、  瞳が成長してる分どう転ぶかわからんし、楽しみや」

〜〜〜
『Dリーグ』

初日

 △神田 vs 藤島△ 30分引き分け
 神田が押し気味に試合を進めるも、藤島も要所で反撃。結局、決着つかずドロー。

 △金森 vs フェアリー△ 30分引き分け
 フェアリーが金森をコブラツイストに捕らえ何度も締め上げるが、
 金森これを耐え続け、そのままタイムアップ。

社長「いきなり引き分け2つとは」
成瀬「それだけ拮抗してるって事にはなるけど。
 全員仕掛けるのが遅かったなぁ」

2日目

 ○神田 vs フェアリー× 29分12秒 GHK→体固め
 フェアリーの必殺天国超特急をロープに逃れてしのいだ神田。
 打撃の打ち合いを制し、最後はGHKで体ごと浴びせてフェアリーをマットに沈めた。

 ×金森 vs 藤島○ 27分54秒 京都西陣の舞
 藤島に押されっぱなしの金森だったが、必殺ジャンピングボレーで強烈に蹴り飛ばすと息を吹き返し、
 さらにバックハンドショットで藤島をよろめかせる。
 しかし顔を傷つけられて怒った藤島、向かってきた金森を必殺ハニーフラッシュで叩き伏せ、
 すぐさまポストに上ると京都西陣の舞で舞い降り、そのまま3カウントを奪った。

社長「今年こそはと思われていた保科君が痛恨の黒星だ」
成瀬「相変わらず瞳は顔を殴られると人が変わるな。お〜こわっ」
社長「一応まだ全員に優勝の可能性が残っている。最終日は楽しみだな」

最終日

 ○フェアリー vs 藤島× 22分44秒 コブラツイスト
 スピードで撹乱する藤島を、リング中央で冷静に捉えたフェアリーがDDT2連発。
 さらにコブラツイストで締め上げると、痛めていた脇腹に響いたか、
 優勝を目前にして藤島無念のギブアップ。

 ×金森 vs 神田○ 23分43秒 ハリケーンフック→体固め
 早めの勝負に出た神田、試合序盤にクレイジーハリケーンを放ち、これが金森に炸裂。
 そこから打撃戦となるも、先ほどの一撃で足元がぐらついた金森が劣勢に陥り、
 最後はパンチのラッシュからハリケーンフックを放ち、金森をKOし優勝をもぎ取った。

勝ち点
金森(A)-××
神田(B)-
フェアリー(C)×-
藤島(D)×-

 優勝 神田幸子(3)

〜〜〜

社長「今回も神田君が優勝をもぎ取った。これでDリーグ3連覇だな。おめでとう」
神田「ありがとうございます」
社長「本来ならこれでタイトル挑戦としたい所なんだが……」
神田「いえ、構いません。同期とタイトルマッチをしたいという気持ちは私にもわかります。
 それに、私も獲るなら麗子から獲りたいですから」

☆今月の成長
 金森↓7 神田↓1 小縞4 つばさ3
 藤島……フロントスープレックス 2
 フェアリー……ギロチンドロップ 2

成瀬「よっぽどショックやったんか、れーこの力がガックリ落ちてしもた」

 7月

☆今月のイベント
・完治……金井
・WFGヘビー……渡辺 vs 榎本

社長「さて今月はWFGヘビーだが、渡辺君の希望もあって挑戦者は榎本君に決定した」
成瀬「どっちが勝っても面白い事になりそうやな」

〜〜〜
☆WFGヘビー級タイトルマッチ
"WFG世界王者" 渡辺智美 vs "甘えん坊少女" 榎本綾

 いきなりフライングピーチを決め、気合の入りを示す榎本。
 リングを縦横無尽に使いを攻め立てるが、渡辺ジャンピングニーを受け止めるとジュリアロックに捕らえ、
 榎本がもがき形が崩れると、すぐさま必殺サタデーナイトフィーバーに移行。
 榎本たまらずギブアップ。

 ○渡辺 vs 榎本× 24分34秒 サタデーナイトフィーバー

 「渡辺智美、初防衛成功」

〜〜〜

成瀬「あやっぺもええとこ見せたんやけど、最後はトモが冷静に仕留めたな」
榎本「う〜。綾もベルト欲しかったな〜」
渡辺「ゴメンね〜綾ちゃん。でも、あたしもせっかく目立てるようになったし、
 もっと目立ちたいからさ。さ〜て、次の相手はどうしよっかな〜」

社長「おいおい。また自分で決めるのか」
渡辺「もっちろん。せっかくだから目立つ相手とやりたいし〜」
社長「まあ良いか。それより二人共、来月はEリーグを行うから、そっちもしっかり頼むぞ」
榎本「わかった〜」
渡辺「任せといてっ」

☆今月の成長
 渡辺↓1 榎本↓1 金井2 小縞2 つばさ3
 マイトス……雷みこし(ノーザンLスープレックス)7

 8月

☆今月のイベント
・完治……藤島、マイトス
・一日署長……つばさ
・Eリーグ……渡辺、真鍋、榎本、マイトス

社長「今年の一日署長はつばさ君だ」
成瀬「なんや近所の小学生にからかわれとったけど。
 まあ写真集狙いでサイン会やらせまくったかいがあったんちゃう」

社長「それは言わない約束だ」

社長「そして今月はEリーグだ」
成瀬「いつもの3人に加えて、今年はかすみんが参戦や。
 決め技も身につけたし、かなり気合入っとったな」

〜〜〜
『Eリーグ』

初日

 ×渡辺 vs 榎本○ 16分33秒 延髄斬り→体固め
 スピードで渡辺を翻弄する榎本、あらゆるコーナーからミサイルキックを連発。
 ふらついた渡辺に延髄斬りを決め、3カウントを奪った。

 ○真鍋 vs マイトス× 13分9秒 ヘッドバット→体固め
 マイトス相手に気合十分の真鍋。
 序盤はスピードで、中盤はグラウンドで攻め立て、
 最後はヘッドバットから強引に押さえ込んだ。

社長「初日から昨年の優勝者が黒星発進とは」
成瀬「あやっぺは見事にこの間のタイトルマッチの借りを返したな」

2日目

 ○渡辺 vs マイトス× 14分37秒 スクラップバスター→体固め
 ストレッチプラムでマイトスを絞り上げ、
 キャノンボールバスターでフィニッシュを狙った渡辺だが、カウント2.9。
 マイトス投げを連発し反撃に出たが、最後は渡辺が力でねじ伏せた。

 ○真鍋 vs 榎本× 12分47秒 シークレットヘブン
 優勢だった榎本だが、真鍋の必殺キスマイアースをまともに喰らいガクリと動きが悪くなる。
 真鍋そこを見逃さず、シークレットヘブンを連発し一気に3カウントを奪った。

 勝ち点……真鍋4、渡辺・榎本2

社長「これで真鍋君が絶対的に有利だが」
成瀬「けど、次の直接対決でトモが勝ったらわからんで」

最終日

 ○マイトス vs 榎本× 12分35秒 裏投げ→体固め
 常に間合いを詰めて榎本の飛び技を封じたマイトス。
 榎本を投げまくり、フィニッシュも裏投げでマットに沈めた。

 ○真鍋 vs 渡辺× 11分8秒 シークレットヘブン
 優勝のかかった真鍋、のっけからスピード全開。
 計4発シークレットヘブンを決め、渡辺に完勝した。

勝ち点
真鍋(A)-
渡辺(B)×-×
マイトス(C)××-
榎本(D)××-

 優勝 サキュバス真鍋(初)

〜〜〜

社長「見事全勝で真鍋君が優勝を勝ち取った。おめでとう」
真鍋「ムフ〜。この間のタイトルマッチでは失敗しちゃったけど〜。
 これがあたしの実力、ってやつかな〜。にゅふふ」

成瀬「しかし、今回はえらい気合入っとったな。最初から飛ばしてたし」
真鍋「実は、かすみんとどっちが優勝するか賭けてたの。
 これで一日何でも言う事聞いてもらえるんだよね〜。あ〜ん、どうしよっかな〜」

社長「賞金よりそっちの方がよほど嬉しそうだな」

☆今月の成長
 榎本↓1 真鍋↓1 金井1 小縞9 つばさ2
 藤島……ノーザンライトスープレックス 4
 フェアリー……鉄柱攻撃

 9月

☆今月のイベント
・提携……WWCA
・WFGヘビー……渡辺 vs 藤島

社長「今月のWFGヘビーの挑戦者は、藤島君に決定した。これが初挑戦だ」
渡辺「瞳との試合だったらお客さんいっぱい来てくれそうだしね。
 思いっきり目立つぞ〜」

藤島「でも、無敵のアイドルの座は渡さないんだから」
成瀬「一応この子達なりに盛り上がってるみたいやな」

成瀬「なにげにWWCAと提携するの、初めてやね」
社長「うむ。小縞君にちょうどいい相手がいるという事もあるが、
 カオスに上位陣がどこまで通用するかも気になってな」

〜〜〜
☆WFGヘビー級タイトルマッチ
"WFG世界王者" 渡辺智美 vs "無敵のアイドル" ハニービー藤島

 常に試合の主導権を握り続けた藤島。
 渡辺のグラウンドを巧みにロープに逃れながらじっくりと機会を窺う。
 最後はDDTで渡辺をマットに打ち付けると、素早くポストに飛び乗り京都西陣の舞。
 3カウントを奪い、舞姫対決を制した。

 ×渡辺 vs 藤島○ 51分51秒 京都西陣の舞

 「ハニービー藤島、第9代WFGヘビー王座戴冠」

〜〜〜

成瀬「瞳がベルトを獲った事で、一気に世代交代が進んだ感じがするなぁ」
社長「成り行きとはいえ、保科君より先にベルトを巻く事になるとはな。
 で、藤島君は次の相手の希望はあるのかい」
藤島「うん。やっぱり無敵のアイドルとして、超えなきゃいけない壁があるのよね〜」

☆今月の成長
 渡辺↓1 金井1 小縞2
 マイトス……ギロチンドロップ 2

10月

☆今月のイベント
・コーチ解雇……金森
・コーチ雇用……星野政人
・PoFGシングルトーナメント
  ……フェアリー、神田、金森、藤島、真鍋、渡辺、マイトス、榎本

社長「今年は秋になってしまったが、PoFGの開催だ」
成瀬「よう考えたら6人がヘビーのベルト巻いてんねんな。
 こりゃ予想も難しいなあ」

〜〜〜
『PoFGシングルトーナメント』

1回戦

 ○フェアリー vs マイトス× 13分34秒 保科流真空落とし
 フェアリーの猛攻に手も足も出ないマイトス。
 必殺雷みこしもカウント1で跳ね除けられ、
 保科流天地返しからのギロチンドロップで万事休すかと思われたが、
 カウント2.8で返すと再度必殺雷みこし。
 これで流れが変わるかと思われたが、フェアリーロープに逃れ、
 最後は保科流真空落としでしっかりと3カウントを奪った。

 ○藤島 vs 渡辺× 11分50秒 京都西陣の舞
 一回戦から先のタイトルマッチの再現となったこの試合。
 藤島のスピードを捉えきれない渡辺、ドロップキックの連発で蜂の巣に。
 そのまま一方的な展開になるかと思われたが、リング中央で耐え続けた渡辺、
 ようやく藤島を捕まえて必殺サタデーナイトフィーバー。
 しかし藤島これを耐え抜き、さらにスピードを上げてヒップアタックから京都西陣の舞。
 カウント2.8で返した渡辺だが、すぐさまもう一度宙を舞い、藤島が3カウントを奪った。

 ×金森 vs 真鍋○ 18分10秒 キスマイアース→体固め
 真鍋のスピードと多彩な攻撃に、撹乱され手が出ない金森だったが、
 ソバットの連発で動きを止めると続けて必殺ジャンピングボレー。
 ならばと真鍋も必殺キスマイアースで反撃、そのままもつれ合うように場外へ転落。
 場外での攻防の後、わずかに早くリングに戻った真鍋が、
 金森のリングインの瞬間に全体重を掛けたキスマイアースを決め、
 ベルト奪取がフロックでなかったことを改めて見せつけた。

 ○神田 vs 榎本× 7分49秒 クレイジーハリケーン→体固め
 序盤から打撃で榎本の動きを封じ込めた神田、
 最後は鬼のクレイジーハリケーン3連発で完全KO。

準決勝

 ○フェアリー vs 藤島× 9分48秒 天国超特急
 ギロチンドロップを連発されグロッキーのフェアリー。
 藤島DDTで決めに行くが、マットに叩きつけられながらも
 フェアリーそのまま藤島に絡みついて必殺天国超特急。
 しばらく堪えた藤島だが、耐え切れずにとうとうギブアップ。

 ×真鍋 vs 神田○ 3分18秒 クレイジーハリケーン→体固め
 ほぼ無傷の神田に対し、金森戦のダメージが大きすぎる真鍋。
 ならばと神田の初手をかいくぐり、いきなり必殺キスマイアースで急襲するが、
 後が続かず神田がクレイジーハリケーンの連発で真鍋をKOした。

PoFGシングルトーナメント
 決勝戦 フェアリー保科 vs 神田幸子

 疲労の色はフェアリーの方が濃かったものの、グラウンドに引き込んで神田のスタミナを奪っていく。
 神田もライトニングストレートを連発し自分のペースに引き込もうとしたが、
 最後はフェアリーが神田の力を上手くいなし、保科流真空落としで3カウントを奪った。

 ○フェアリー vs 神田× 9分2秒 保科流真空落とし

 優勝 フェアリー保科(初)

〜〜〜

成瀬「保科ちゃんが激戦を制し優勝を決めた。
 意外やったんやけど、シングルのタイトル獲るのってこれが初めてやったんやね」

保科「はい〜。とっても嬉しいです〜」
社長「本来なら次はWFGヘビーに挑戦、と行きたいところなんだが」
保科「いえ、構わないですよ。その内ご縁もあるでしょうし〜」

☆今月の成長
 金森↓1 神田↓1 渡辺↓1 真鍋↓2 小縞1 つばさ1
 藤島……ジャーマンスープレックス 6
 マイトス……ミサイルキック 4

 11月

☆今月のイベント
・写真集……神田
・映画……真鍋
・WFGヘビー……藤島 vs 金森

成瀬「瞳が言うとった超えなきゃならん壁って、れーこの事やったんか」
藤島「うん。やっぱり無敵のアイドルとしては、
 ミスもみじまんじゅうを破ってウチのナンバー1アイドルが誰なのかをはっきりさせなくちゃ」

社長「金森君の経験か藤島君の勢いか。
 現時点では藤島君の方が有利な気もするが、さて」

〜〜〜
☆WFGヘビー級タイトルマッチ
"WFG世界王者" ハニービー藤島 vs "リングのスウィーツ" 金森麗子

 攻撃が単発止まりで金森のスタミナを削りきれない藤島に対し、
 金森やノーザンライトやタイガードライバーといった大技を確実に決めていく。
 しかし藤島も王者の意地、金森のバックハンドショットからのフォールをカウント2.8で返し、
 必殺ハニースラッシュを叩き込むが、
 しかし金森これを踏み堪え、バックハンドショット2連発。
 藤島をKOし、時計の針を自らの手で戻して見せた。

 ×藤島 vs 金森○ 51分45秒 バックハンドショット→体固め

 「金森麗子、第10代WFGヘビー王座戴冠」

〜〜〜

成瀬「れーこが8ヶ月ぶりにベルトを取り戻したわ。
 ゴメン。正直またあんたの手にベルトが戻るとは思ってなかったわ」

金森「ううん。唯先輩がそう思うのも仕方ないよ。
 最近結果残せてなかったし、下の子たちもすごく成長してるもん。
 でも、幸子との約束、果たさないままで終われなかったから。
 社長。お願いがあるんだけど」

社長「なんだい」
金森「来月のEx、たぶん幸子が招集されるんじゃないかと思う。
 でも、私、幸子ともう一度ベルトを賭けて戦いたい。
 これ以上、自分の力が落ちる前に」

社長「……わかった。
 私ももう一度、君たちの戦いが見てみたいからな」
金森「社長、ありがとうっ」
成瀬「やっぱ、ええもんやな。ライバルって」

☆今月の成長
 金森↓1 神田↓1 真鍋↓2 金井2 小縞2 つばさ3
 藤島……エルボー2

 12月

☆今月のイベント
・写真集……真鍋
・WFGヘビー……金森 vs 神田

社長「今月はExタッグは辞退し、金森君の希望通り、神田君とのタイトルマッチだ」
成瀬「ようやくってとこやな。
 正直、夏場にがっくり力が落ちたれーこは不利や思うけど。
 でも、やらな収まらんのやろな」

社長「ちなみに今月、香澄君がカラスをシングルで下した。
 評価の差は大きかったが、世界チャンプ相手に見事な勝利だった」
○マイトス vs カラス× 13分18秒 雷みこし

〜〜〜
☆WFGヘビー級タイトルマッチ
"WFG世界王者" 金森麗子 vs "光速の拳" 神田幸子

 真正面からぶつかり合った両者だが、神田の勢いが上回る。
 序盤に早くもGHKを叩き込むと、足の止まった金森に対し一気にラッシュ。
 クレイジーハリケーンで吹き飛ばされながらも起き上がり向かっていく意地を見せた金森だが、
 最後は神田がもう一度、渾身のGHKで金森をマットに沈めた。

 ×金森 vs 神田○ 9分4秒 GHK→体固め

 「神田幸子、第11代WFGヘビー王座戴冠」

金森「……あ〜あ。負けちゃった」
神田「…………」
金森「ゴメンね幸子。こんなに待たせて」
神田「……もう少し早く麗子とこの舞台で戦えていたら、違った結果だったかもしれない」

〜〜〜

成瀬「さっちんが手加減なしの凄まじいラッシュで
 れーこからベルトを奪い取った。一年半ぶりのベルトや」

社長「おめでとう、神田君。
 早速だが、次に戦いたい相手はいるかな?」
神田「いえ。社長にお任せします。
 多分私が考えている相手と同じでしょうから」

☆今月の成長

 神田↓2 真鍋↓2 金井1 小縞3 マイトス1
 藤島……シャイニングウィザード 4
 マイトス……フライングニールキック 6

〜〜〜
『プロレス大賞』
 MVP……フェアリー保科
 新人賞……スカーレット小縞

成瀬「今年はウチらの両部門独占や。
 聡美は格上をガンガン喰って、メキメキ伸びたな」

小縞「エヘヘ、そんな事ないですけど。
 来年も、バイトもプロレスも頑張りますっ」

成瀬「相変わらず比重は同じなんか。まあ、あんたらしいっちゃらしいけどな。
 MVPは保科ちゃんや。PoFGも獲ったし、文句なしやろ」

保科「とっても嬉しいです〜。
 私が日本で一番なんて、冗談みたいですね〜」

社長「冗談なんかじゃないぞ。君はすでにそれだけの力を持っている。
 後は、ベルトだけだろう」
保科「ええと、それでは〜」
社長「ああ。随分待たせてしまったな。
 年が明けたら、神田君とWFGヘビーのタイトルマッチだ」

 1月

☆今月のイベント
・映画……神田、渡辺
・軽症……金井
・新設……WFGタッグ

社長「今月はいよいよ保科君のWFGヘビー挑戦、のはずだったんだが」
成瀬「トモとさっちんに同じ映画の出演依頼が来たのがアカンかったな。
 トモがどーしても出たいってだだこねて、さっちんが折れてしもた。
 ええ子やなあ、さっちん(ホロリ)」

社長「臨時収入が入ったので、思い切ってWFGタッグベルトを新設してみたぞ。
 これでシングル戦線に絡まない子にも目標が出来るだろう。
 3月はWFGヘビーとWタイトルマッチを行う。
 タッグの挑戦者は、来月のベストスールコンテストの決勝進出2組とする」
成瀬「タッグベルトか……ええなあ」

☆今月の成長
 神田↓2 小縞7
 マイトス……片逆エビ固め 2
 つばさ……オレンジスプラッシュ(フライングボディプレス)5
 フェアリー……逆さ押さえ込み

成瀬「久々に今月はイベント事のない月やったな」
社長「たまにはのんびりしたシリーズも良いものだな」

 2月

☆今月のイベント
・軽症……藤島、マイトス
・完治……金井
・FGベストスールコンテスト
  フェアリー、榎本組 藤島、渡辺組 金森、金井組 神田、つばさ組 マイトス、真鍋組
  リブレ、ジョーカー組(AAC) キャシー、ブルック組(TWWA) リナ、スミス組(WWCA)

成瀬「今年の顔ぶれは豪華やねぇ」
社長「昨年規模を縮小していただけに、今年は思い切って提携団体のNO.2にも参加してもらった」
成瀬「どこが勝つか、ほんまに予想がつかへんわ」

一回戦

 ○神田、つばさ vs 渡辺、藤島× 26分4秒 クレイジーハリケーン→体固め
 藤島がスピードで翻弄し、スタミナを消費した所を渡辺が締め上げる、と自分達のペースで試合を進める藤島組。
 しかし、つばさがローンバトルを強いられながらも粘りを見せ、
 その間に回復した神田がリングインと同時に爆発。
 藤島にWラリアートを決めると、畳み掛けるように必殺ライトニングレザー。
 慌ててカットした渡辺だが、つばさに場外に落とされて分断され、
 その間に神田がふらつく藤島をクレイジーハリケーンで仕留め、逆転勝利を飾った。

 ○フェアリー、榎本 vs キャシー、ブルック× 18分20秒 Wパワーボム
 目まぐるしいタッチワークでウォン姉妹に主導権を渡さないフェアリー組。
 フェアリーにコブラツイストで強烈に締め上げられ、ブルックは早々に戦線離脱。
 キャシーも榎本を打撃ラッシュで追いつめるが、1vs2の状況は厳しく、
 榎本のミサイルキック直撃をもらいグロッキー。
 代わったブルックに榎本が延髄斬りを叩き込むと、フェアリーとの合体真空落としでマットに沈めた。

 ×リナ、スミス vs 金森、金井○ 18分47秒 ノーザンライトボンバー→体固め
 完璧なタッチワークでスミス組に何もさせない金森組。
 しかし追い込まれたリナが金井に意地の必殺タイガードライバー。
 さらにJネックブリーカー、もう一発タイガードライバーと勢いを取り戻すが、
 最後はそれを断ち切るように金井が青コーナー近くで強引にノーザンライトボンバーで叩きつけ、
 スミスのカットも間に合わず、3カウントを奪った。

 ×リブレ、ジョーカー vs 真鍋、マイトス○ 13分39秒 裏投げ→体固め
 マイトスの投げを連続でもらい、ジョーカーが序盤でグロッキー。
 リブレが打撃を中心に、一人で二人を相手に奮闘したが、
 マイトスが執拗な片逆エビ固めでリブレの足を殺すと、裏投げで叩きつけてマットに沈めた。

準決勝

 ×つばさ、神田 vs 榎本、フェアリー○ 2分22秒 裏拳→体固め
 ゴングと同時に榎本がつばさをマットに横たわらせ、必殺あやすーぱーあたっく。
 これはカウント2.8でなんとか返したつばさだが、
 タッチしリングに呼び込まれたフェアリーがつばさの起き上がり様に強烈な裏拳。
 榎本が神田にしがみついてカットを遅らせている間に3カウントを奪い、速攻で勝負を決めた。

 ×金森、金井 vs 真鍋、マイトス○ 8分6秒 裏投げ→体固め
 いきなりの金井の大技ラッシュに怯んだ真鍋だが、
 必殺キスマイアースでなんとか一矢報いると転がるようににタッチ。
 代わったマイトスが金井を投げ飛ばし金森を引きずり出すと、真鍋と合体パイルドライバー。
 最後は一回戦と同様に裏投げでフィニッシュを決めた。

決勝戦 フェアリー、榎本組 vs マイトス、真鍋組

 ゴングと同時に榎本がフライングピーチで奇襲を掛け、すぐさまフェアリーにタッチ。
 リングインしたフェアリーが真鍋に飛びつき腕十字。
 速攻劇に慌ててマイトスカットに入るも、榎本がマイトスにしがみついてコーナーに押し込むと、
 フェアリーがリング中央で保科流真空落とし。
 準決勝に続いて短時間で勝負を決めた。

 ○フェアリー、榎本 vs マイトス、真鍋× 3分18秒 保科流真空落とし

 優勝 フェアリー保科、榎本綾組
〜〜〜

成瀬「これでこのチームは2度目の優勝やな。
 けど、準決勝も決勝もあまりに決着が早いから、お客さんもウチらもポカンとしてもうたわ」

保科「あらあら、すみません。
 でもどうしても、決勝までは最低でも進みたかったので〜」

社長「保科君がそんな事を言うのは珍しいな。
 それはタッグベルトへの挑戦権が欲しかったという事かい」
榎本「ゆーきせんぱいが約束してくれたの。
 あやにもベルトくれるって。だから、あやもがんばったんだよ」

保科「私も、まだベルトを巻いた事はありませんし〜。
 やはり、一度は巻いてみたいものですし、綾ちゃんにも巻かせてあげたいですからね〜」

成瀬「ベルト、か」
社長「どうした?」
成瀬「ん? ううん、まあ気持ちわかるなって、そんだけや」
社長「そうか。とにかく、来月の初のタッグタイトルマッチは決勝の再戦となる。
 香澄君は決勝戦に納得がいっていないようで、今度は勝つと息巻いていたからな。
 保科君はシングルのタイトルマッチもあるから忙しくなるが」
保科「はい〜。がんばります〜」

☆今月の成長
 金森↓1 神田↓1 渡辺↓2 真鍋↓2 金井2 小縞2 つばさ3
 藤島……NO.1アイドルスラム(パワースラム)8
 つばさ……アプリコットカッター(Jネックブリーカー)6
 フェアリー……ボディスロー

 3月

☆今月のイベント
・軽症……渡辺、真鍋
・完治……藤島
・フリー移籍……H・O
・WFGヘビー……神田 vs フェアリー
・WFGタッグ……フェアリー、榎本 vs マイトス、真鍋

社長「今月は初のWタイトルマッチだ。年度末だし盛り上げていこう」
成瀬「そやね。……あの、社長」
社長「ん? なんだい」
成瀬「あの……いや、なんでもあらへん。
 今日はもう、上がらしてもろてええかな」

社長「ああ、構わないが」
成瀬「ありがとう。ほな…………サヨナラ、社長」
社長「……どうしたんだろう。何か様子がおかしかったが」

 「幕間」

〜〜〜
☆WFGタッグタイトルマッチ
 フェアリー保科、榎本綾 組 vs マイトス香澄、サキュバス真鍋 組

 序盤はフェアリーが一人で二人を相手に大立ち回り。
 そのまま終わるかとも思われたが、マイトスが必殺雷みこしでフェアリーをブン投げ、
 榎本を引きずり出すと小刻みなタッチワークで追い込んでいく。
 Wパイルドライバーでグロッキーに追い込まれた榎本だが、
 カウント2.8で返すとなんとかフェアリーにタッチ。
 代わったフェアリーが飛びつき腕十字で真鍋を戦闘不能にし、マイトスに裏拳。
 最後は榎本が足を震わせながらマイトスを担ぎ上げ、
 そこにフェアリーが強烈なWインパクトを叩き込んでマイトス一回転しマットに落ちる。
 そのまま動けないマイトスを押さえ込み、3カウントを奪った。

 ○フェアリー、榎本 vs 真鍋、マイトス× 36分11秒 Wインパクト→体固め

 「フェアリー、榎本組、初代WFGタッグ王座戴冠」

〜〜〜

☆WFGヘビー級タイトルマッチ
 "WFG世界王者" 神田幸子 vs "戦いの大和撫子" フェアリー保科

 神田のエルボーでフェアリー流血。しかしレフェアリー、冷静にグラウンドで神田のスタミナを削りにかかる。
 神田が必殺ライトニングレザーを放てば、フェアリーも保科流裸絞めで絞め落としにいく。
 後半は一転して打撃戦。
 神田がクレイジーハリケーンを叩き込めばフェアリーも裏拳、そして奥の手の保科流膝車も繰り出していくが、
 最後は神田が打ち勝ち、ライトニングレザーでフェアリーの顎を打ち抜き、マットに沈めた。

 ○神田 vs フェアリー× 30分59秒 ライトニングレザー→体固め

 「神田幸子、初防衛成功」

〜〜〜

☆今月の成長
 金森↓1 神田↓1 榎本↓1 真鍋↓1 小縞4
 金井……ムーンサルトプレス 8
 マイトス……片逆エビ固め 4
 つばさ……フランケンシュタイナー 8

〜〜〜

榎本「しゃちょ〜」
社長「…………」
榎本「しゃ〜ちょ〜うっ」
社長「…………」
榎本「うう〜。社長がお返事してくれないよ〜。
 せっかくあや、ベルト貰ったから社長に見せてあげようと思ったのに〜」

霧子「ごめんなさいね。成瀬さんがいなくなってから、ずっとこんな調子で」
保科「仕方ないですね〜」
榎本「ゆいせんぱいにも見てほしかったのにな〜、あやのベルト。
 ゆーきせんぱい、ゆいせんぱいはいつ帰ってくるの」

保科「それは私にもわかりませんけど〜」
霧子「本当に戻ってくるのかしら、成瀬さん」
保科「大丈夫ですよ〜。
 いつになるかはわからないけど、唯さんは必ず帰ってきます。
 だってここが、唯さんの家なんですから〜」


   〜第一部・完〜


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※11年目総括

金森「唯先輩はいなくなっちゃうし社長は使い物にならないしで、
 今年の総括は私たちに任される事になりました〜」

神田「……どうも」
金森「優希先輩と香澄先輩は除くとして、
 いつの間にか私たちが一番のベテランになっちゃったよ。早いなぁ」

神田「でも私は、まだ終わるつもりはないから」
金森「そだね。優希先輩に勝って防衛しちゃうんだもん。すごかったよ幸子」
神田「……あ、ありがとう」
金森「でも、今年は色々あったよね。つかさのワガママでベルト保持者はクルクル変わるし。
 まあ私が負けちゃったのがいけないんだけど」

神田「タッグベルトも出来た」
金森「うん。これからは私、そっちを狙っていこうかな」
神田「私はこのヘビーのベルトを守る」
金森「それにしても唯先輩、帰ってくるのかな。
 なんか、優希先輩や香澄先輩のケースとも違うみたいだし」

神田「多分、大丈夫だと思う」
金森「そう? 幸子がそう言うんなら大丈夫かな。
 じゃあ後は、この今年の成長シートを見て、と。
 うう〜、自分の衰えを数字で見せられるのって、すごくヤダ」

神田「自分の事は冷静に把握しておかないと、試合で困ると思う」
金森「いいよね幸子は。そんなに力落ちてないし」
神田「……そんな事ない」

11年目成長 金森神田渡辺榎本 真鍋金井小縞藤島 マイトスつばさフェアリー
4月 -↓2↓2↓1 --- ---
5月 --↓1- --- ---
6月 ↓7↓1-- -- -
7月 --↓1↓1 -- -
8月 ---↓1 ↓1 -
9月 --↓1-- -- --
10月 ↓1↓1↓1- ↓2- -
11月 ↓1↓1-- ↓2 --
12月 -↓2-- ↓2 1/技--
1月 -↓2-- ---
2月 ↓1↓1↓2- ↓2 -3/技
3月 ↓1-↓1-↓1 ↓1- -
合計 ↓11↓11↓8↓4 ↓1013/技136技6 1/技15/技3技4

9年目成長評価値(11年目4月)評価値(12年目4月)能力値上昇増加技数
フェアリー11201160-
藤島10501110-
金森11801070↓11-
神田11601050↓11-
マイトス9801050
金井910105013
つばさ850103015
渡辺10801000↓8-
榎本1020980↓4-
真鍋1070970↓10-
小縞40076036-

 第ニ部へ続く!


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