「あ――はぁ……」

 ポップは射精の余韻に浸りつつ、弛緩した身体をシーツに預ける。自分が吐き出したものが、肌を汚して不快な感触を残しているものの、心の中は満足感で満たされていた。が、下肢に、いつもなら感じないような圧迫感が残っている。
 怪訝に思ったポップは、苦労して身を起こした。

「ダイ? なん……ヒッ! くぁ、は……ッ」

 ずるずると大きなものが体内から抜けてゆく感触に、ポップは声をあげる。入口にダイのカリがひっかかり、それが身体の奥底に燻っていた快感を呼び戻すこととなった。
 淫らな水音をたてて、ダイが抜けた瞬間、ポップの尿道口に残留していた精液が、とろ……と溢れる。

「ンンっ! は、ぁ………ンで……? だ、ダイ……」

 ぬらぬらと妖しく濡れた相手の陰茎を、ポップは信じられない思いで見つめていた。ダイのものは、痛々しいくらいに勃起したままの状態だったのである。それは、自分の中で果てていない事を示していた。

「ん? あぁ……久しぶりだから、もっとポップを感じていたかったし、我慢したんだ」

 にこりと笑ったダイの声は低く掠れ、艶めかしさを伴っている。ポップの心臓が大きく跳ね上がった。甘さを含んだ優しい瞳が、自分を映している。
 頬が熱く燃え上がるのを感じ、ポップは慌てて視線を俯かせた。直後、素直な反応を見せる自身と遭遇する。素早く両手で前を隠し、相手の視界に入らないようにして、気を落ち着かせようと、肺に溜まった空気を吐き出した。すると、今度は身体が暖かなものに包み込まれる。
 ダイであった。ポップの身体を引き寄せ、優しく抱きしめられたかと思ったのも束の間、そのまま腕に抱えあげられる。
 突然の行動についてゆけず、慌ててダイの首にかじりつくように腕を回し、相手の様子を窺うよう恐る恐る顔を上げると、ダイがいつもの笑みを向けてきた。

「ポップがあんまりにも可愛いから、途中ちょっとヤバかったけどね」

 そう言って歩き出す。ダイの言葉に文句を言おうと口を開いたが、ポップの口から出たのは別の疑問であった。

「お、おい……どこ行くんだ、てめぇ!」

 先ほどの行為で力が入らず、また相手との体格の差が著しい為、抵抗する事が出来ないポップに残された武器は、よく回るこの口しかなかった。
 ダイは足を動かしつつ、視線をポップへと向ける。その瞳から、楽しそうな様子が見てとれた。

「今日はちょっと、趣向を変えようかと思うんだ」
「趣向?」
「そう、だからもーちょっとだけ、つきあってね」

 ダイがポップを抱えたまま器用に扉を開ける。そこは廊下へと通じる扉ではなく、浴室へと繋がっている扉。一瞬身を硬くしたポップは、一面に広がった景色に安堵を覚えた。
 ここは、ポップが使っている専用の浴室。何かと不便だろうと、パプニカの若き女王レオナが、余計な気を利かせた産物であった。ダイの入れ知恵も加算されているに違いない。
 本当は居候らしく、共用の大きな浴室を使いたかったのだが、身体に痕を残すという古典的且つ効果的なダイ妨害により、ポップはここを使わざる得なくなっていた。今では、レオナの用意周到さが有り難くて、涙が出そうになる。
 ダイがゆっくりと、ポップを床の上に下ろした。堅く冷えたタイル張りの床に、素足のまま座らされるハメに陥ったポップは、その冷たさに首を竦める。

「ポップ、腰あげるよ?」
「え……うわっ」

 こちらが返事をする前に、下半身が勢いよく上がる。背後に回ったダイが、ポップの腰を掴んで持ち上げたのだ。ダイに向かって臀部を突き出すという、恥ずかしい体勢をとらされ、ポップは顔を真っ赤にして相手に怒鳴った。

「だ、わっ! ば、バカヤロウ!! なんちゅー格好を……」
「壁に手をついて身体支えろよ。でないとお前が辛いよ?」

 勝手な事を言う。振り向いて罵詈雑言を浴びせてやろうか……と、考えているうちに、ダイがポップの内に二度目の侵入を開始した。
 先ほどの行為で、口を緩ませていた蕾は、ダイの大きなものを苦もなく受け入れる。自分の意志とは裏腹に内壁は、その質量に歓喜し蠕動してダイを飲み込んでいった。
 力が抜け、淫行の余韻を残していた敏感な身体は、その様をポップに隠すことなく伝え、羞恥と快楽を呼び起こさせる。

「ん……んんっ……く、はぁ!」

 前後を壁とダイとに挟まれ、動く事は出来なかった。逃げようにも、腰はしっかりとダイに抱え込まれている。ひたひたと、腰を打ち付けられながら、熱く大きなもので肉を擦られ、抵抗する意思さえも奪われていった。自然腰が揺らめき、閉じぬ口からは嬌声と涎が溢れ出る。
 前面の壁に固めた拳をつき、なけなしの気力で上体を支える事しか出来なかった。

「はっ、あっ、あ……ふぁ、ン!」

 後ろから突かれる度に声が漏れ、飲み込めなかった唾液が顎を伝う。自身から透明な雫を滴らせ、乾いた床を汚していった。そんな淫らな姿を振り返る余裕もない。
 ダイに慣らされた身体は、与えられる快楽に従順で貪欲だ。排泄以外の行為を覚えた秘部は、本能的に快感だけを拾い集め、ポップ自身の熱を高めてゆく。
 事実、ポップはダイに溺れていた。

「じゃあ、ポップ。そろそろ出すね」

 ダイの逞しい腕がより強く腰に回される。放出の気配を感じ、ポップの身体が喜びに震えた。無意識にダイのものをきつく締めあげる。
 耳元で聞こえた小さな呻き声と共に、内部に熱い迸りを感じた。

「あ……っ、ンン!」

 勢いよく吐き出されたダイのものが内壁を打つ。ポップは身体に注がれる熱にうっとりと身を任せていたのだが、不意に、いつもと違う何かを感じ、不安を覚え始めていた。
 あの一瞬の灼熱が、今日はいつもより長く感じられる。その時、思い出したダイの、あの言葉……



 今日はちょっと、趣向を変えようかと思うんだ



 まさか――という思いが頭を過ぎる。胸に言い知れない恐怖が広がっていった。内部を汚しているものの正体。

「だ、ダイ……お前――」
「言っただろう? 『今日はちょっと、趣向を変えよう』……って」

 苦しさの中、首を巡らせたポップが見たものは……ダイの笑顔。
 昏い笑みを口元に浮かべる相手に、ポップはゾクリとしたものを感じた。

「ポップの中に、全部注いであげるね……」
「やっ! やめ……離、せ……くっ!!」

 ダイの言葉で、流し込まれているものの正体に確信をもつ。暴れようにも、身体を押さえ込まれ身動きが取れなかった。
 水流は止むことなく、ポップの直腸を濡らしてゆく。ダイの、体内で熱せられたものがポップの下腹部へと溜まり、より不快さを煽った。吐き気がこみ上げてくる。
 ダイ自身から吐き出されたものは、長い時間ポップの内を汚し続け、やがて放出を止めた。

「……っ、ひ……」

 喉から声が漏れた。それを合図に、塞き止められていた気持ちが溢れ出す。目頭が熱くなり、視界がぼやけた。鼻の奥が痛み始め、ポップはしゃくり上げる。
 酷い裏切り行為であった。悔しさと悲しさが入り混じった感情が、ポップの心を苛んだ。
 流し込まれた小水は、やがて、ポップに痛みと共に生理的欲求を与えるだろう。一刻もこの場から立ち去る必要があった。
 否、ポップはこの場を今すぐにでも離れたかった。けれども、ダイがそれを許さない。
 業腹ではあるが、背に腹はかえられない。ポップはダイに許しを請うため、相手へと視線を向ける。
 その行為が、相手の嗜虐心を煽る結果となる事とは、気付かずに――

「……たの、む……も、離し、て」

 声が震える。腹が妙に重く感じられた。とらされた体勢が辛く、背が波打つ。少しでも楽になろうと、ポップはゆっくりと息を吐き出した。
 ダイの両腕が、身体に柔らかく巻きつく。布越しに重なる体温が心地よくて、ポップは泣きたくなった。
 耳朶を甘噛みされ、ラインに沿って舌先が触れてくる。その感触に、声を殺して耐えていると、低い声音が滑り落ちてきた。

「だ・め」

 優しく、それでいて残酷な響きに、ポップは息を呑む。ダイの指が下肢へと伸び、萎えたポップのものをあやし始めた。

「あっ……や、め……触んなっ!」

 なんとか身を捩って脱出を図ろうとしたポップの耳に、ダイの楽しげな声が滑り込んでくる。

「自分から腰を振って……そんなにイイの?」
「ちっ……ちが、ぅく……」

 耳の穴に入り込んだ相手の舌先が、陰茎を優しく愛撫する指が、ポップの思考を犯してゆく。体内に埋め込まれたままだったものが、ゆっくりと動き出した。前と後ろを同時に嬲られ、理性の炎が消えてゆく。
 だらしなく開いた唇から唾液を漏らしながら、ポップは堪えていた嬌声を上げていた。
 男としてのプライドも、恥じらいも、今のポップには感じられない。あるのはただ、快楽だけ――
 全てに身を委ねかけたその時、下腹部に鈍い痛みが生じた。そして、恐ろしいほどの解放感に襲われる。煽られていたポップの気持ちが、一気に下がり、その痛みのおかげで、自分を取り戻すことが出来た。そのせいで、より一層の排泄欲がかきたてられ、ポップに苦痛をもたらす。
 下腹部はやがて、痛みを増し、くるくる……と、音をたて始め、肌に脂汗が滲んだ。
 放出感がまるで、寄せては返す波のように断続的に押し寄せてくる。後数分しか耐えられそうになかった。

「ダイっ! で、でる……離せっ……頼む!!」
「そう……なら、そろそろ準備しなきゃね」

 準備という意味が理解出来なかったが、解放されるのなら、もうどうでもよかった。一刻も早く……ポップは祈るように放出感を耐える。拳をついていた壁から、手が離れた。
 ダイが繋がったままポップを引きずるように移動を開始したからである。その際、相手の腕が上体を支えてくれているため、ポップは前に倒れこまずに済んだ。

「ポップ、着いたよ?」
「……え?」

 後ろから声をかけられ、全神経を集中すべく、目を硬く瞑っていたポップが恐る恐る目を開けると、そこには大きな姿見があった。
 微かに青ざめた自分が、こちらを見返している。その向こうで、ダイが笑っていた。

「おれと繋がってるポップのここ、今締め付けが凄くて気持ちいいんだ」

 ダイがそう言って、結合部を指で軽くなぞる。その感触だけでイきそうになる自分を叱咤し、ポップは秘部に力を込めた。

「んっ……あぁ、凄い。凄くイイよポップ」

 ダイがうっとりと呟いた。臀部にかかっていた指に力が加えられる。内部のダイが僅かに動いた。

「……もっと感じてたいけど、このままだとポップが辛いだろうから……抜くよ?」
「っな!! ぁ……や、ああああっ、くぅ、ン」

 合意を確認する事もなく、ダイのものが身の内からずるずると、抜けてゆく。この刺激で吐き出しそうになるものを、ポップはなんとか堪えた。
 爪が皮膚を突き破りそうなくらい、固く握られた拳、崩れそうになる上体を支える白い腕や身体の震え、悔しさに唇を噛み締める、艶の滲んだ表情。嘘偽りなく映し出す、鏡の中のポップを十分に堪能したダイは、さらに笑顔を濃くした。

「もう、我慢できないだろ? ポップ。おれが手伝ってやるから、全部出しなよ」
「何……言って、おま……」

 相手の言っている言葉の意味が理解出来なかった。いや、理解しようとする余裕すらなかった。先ほどまでとは比べ物にならないくらいの激痛が、まるで嵐のように容赦なく身体を襲う。
 体内のものを何とかしたくて、すぐにでもその場から立ち去りたかったのだが、少しの衝撃で破裂しそうで、足が進まない。それどころか足が震えて自分の意思ではどうしようもなかった。
 辛くて苦しくて、気持ちが負けそうになる。
 この苦しみから解放されたい、全て吐き出したい……どうせ見るのはダイ一人だけだし、そのダイの口から他者に漏れる事はないだろう――ならいいではないか。それで楽になれるのなら……そんな甘い誘惑がポップの心を揺さぶった。
 けれども、それと同時に自分のプライドが、なけなしの理性が、その考えを全力で否定する。
 相対する気持ちに心が悲鳴をあげ、思考回路が混乱をきたし、どうすることも出来なくて、ポップは涙した。
 その様子に痺れを切らしたダイが背後で行動を開始し始めた事を、パニック状態に陥っていたポップが気付くはずも無かった。

「よいしょ……っと」

 小さな掛け声と共に、両足を着けていた床が消失する。その恐怖に鋭い声が喉から飛び出し、すぐ傍にあるダイの逞しい腕に、無我夢中でしがみ付いた。
 突然の衝撃で体内の物が排出されなかった事は、まさに奇跡としか言いようがなかった。
 ダイはポップの背後から両の膝裏に手を差し込み、そのまま抱えるように持ち上げたのだ。体勢的には、幼子が用を足す時、身に着けている衣服や身体を汚さないように親が背後から抱え上げるような仕草に似ており、自然ポップの恥ずかしい部分が隠しようもなく露になる。
 淡い茂みから顔を覗かせ、今や完全に勃起し、透明な雫を滲ませる陰茎と濡れた陰嚢。そしてその奥にある硬く閉ざされ、時折ひくひくと痙攣したように震える蕾。
 ダイによって責められたそこは赤く充血し、内包するものを放出したがっているように見えた。
 そのいやらしい姿を目の当たりにしたポップは、羞恥にかられ慌てて視線を逸らす。皮肉なことに、そのおかげで荒れ狂っていた心が、再び落ち着きを取り戻すことになったのだが。

「これでやりやすいだろ? おれの事は気にせずしちゃいなよ」

 気にするに決まってるだろっ! 声に出して、そう叫びたかったのだが、口から出たのは、腹を刺激する痛みに呻く声であった。
 この地獄の苦しみから解放されたいと、しきりに訴える体に鞭を打って、ポップは耐える。身体は疾うに限界を超えていた。

「ポップ」

 驚くほど優しい声で名を呼ばれ、苦しい状況下の中、ポップは顎を上げてダイを見上げる。声と同じくらい優しく微笑むダイがいた。

「……おれは、お前の全てが見たいよ。かっこいい姿も、可愛い姿も、そして恥ずかしい姿も。全部隠さず見せてよ……愛してる」

 真摯な眼差しで、声音で。静かに告げて、ポップの額に唇で軽く触れた。ポップの気持ちが僅かに緩む。
 理性で押さえつけていたものが、弾け飛んだ。気付いた時には、全てが手遅れであった。

「ひっ……いや、いやだああああ!」

 硬く口を閉ざしていた蕾が緩み、それと同時に茶色く濁った水が大きな破裂音と共に溢れ出す。その刺激を受け、陰茎が精液を吐き出した。
 勢いよく飛びだしたものは、目の前にある鏡を白く染めあげる。

「いやだっ……み、見るなあああ!」

 ポップの叫び声と鳴り止まぬ放出音が浴室に響き渡る。ダイが放った小水が、粘性を帯びた汚物を伴って体外に排出されていった。
 恐ろしいまでの解放感。いっそ意識を失えたなら良かったのに、悪臭と嫌でも耳に入ってくる音が、それすら許さない。
 その間、体内から流れ出るおびただしいほどの汚水がびちゃびちゃと、不快な音を立てながら床を汚していった。
 時折跳ね上がった飛沫が、ダイの靴やズボンを汚してゆく。滴り落ちた糞尿は、異臭を放って排水溝へと道を作っていった。ほんの数秒間の出来事であったのだが、ポップには恐ろしいほど長く感じられた。

 やがて、体内の痛みの元を全て出し切り、拷問のような時間が終わりを告げる。
 耳を塞ぎ、目を閉じて、聴覚と視覚を遮断したポップは、この悪夢のような時間が早く過ぎ去るのを祈るような想いで耐えていた。

「ポップ、終わったよ」

 いつの間にか、ポップの身体は汚れていない床の上に降ろされていた。声をかけられ、恐る恐る目を開けば、恐ろしい光景が眼前に広がっていた。

「あ……ああ………」

 あまりの事に声が出なかった。自分が吐き出したものの異臭が、閉め切った浴室に漂い、それがまたポップの心を打ちのめす。

「いやだ……いやだいやだいやだ、っ……こんな、事ッ!」

 頭を振って、掌で顔を覆うと、ポップは子供のように泣きじゃくり始めた。

「ポップ」

 ダイの腕が伸び、ポップの肩に触れる。その瞬間ビクっ、と怯えたように身体を揺らしたポップは、次の瞬間その手を払い、キツイ眼差しで相手を睨みつけた。

「お前……お前っ!」

 相手を罵る言葉を捜し口にしようにも、感情が激昂し、声が震えて上手く紡ぐことが出来ない。
 視線で相手の所業を非難するように、怒りのままに睨みつけやったのだが、ダイは怯むどころか、その顔に笑みを刻んでいた。
 その表情はポップに言い知れぬ不安を与え、挑むように睨み付けていた瞳が僅かに揺らぐ。

「これは、お仕置きだよ……ポップ」
「………」

 ダイの言葉に、どう返答していいのか分からず、ポップは無言のまま、相手の真意を読み取ろうとした。返事を期待していなかったのか、ダイはそのまま言葉を続ける。

「金輪際こんな事がないよう、身体で覚えてもらうからな」

 ダイの瞳が苛烈さを増した。座り込んでいたポップの身体を、強引に押し倒す。無防備であったポップが、その突然の行動を止められるはずもなく……華奢な身体は容易に床へと縫いつけられた。
 覆いかぶさってきた相手がポップの足を抱え上げると、先ほどの排泄行為で汚れたままだった秘所が露になる。
 羞恥と屈辱の感情が胸に湧き上がり、ポップは狂ったように暴れた。けれども、自分より力で勝る相手に勝てるはずもなく……そして、その名残を気にする事なく、開いたままの柔らかな蕾へとダイは自身を突きたてた。

「い……ああっ! やめ……嫌だぁ!!」

 言葉とは裏腹に、淫らに変えられた身体はダイを簡単に飲み込んでゆく。痛みなどなかった。
 ダイを押しのけようとする意思と、もっとと求める身体がせめぎ合う。やがて、押し寄せてくる大きな快楽の波よって、その意思は流されて消えた。
 何度も揺すられ、突き上げられ、快感に翻弄されたポップは、そのまま意識を失った。




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