まだ体調はよくない。四、五日前ようやく咳が止まって、やっと咳止めをやめたと思ったら、一日おいてひどい頭痛で動くほどにつらいので、結局ほとんど横になって過ごした。ここ二週間一日の半分以上は寝ていて、活動時間は１０時間に満たず、まるで赤ん坊か年寄りのようだ。未だに部屋は片付かず、スカパーのチューナーも繋がっていない（もっともＴＶを見ようという気にはあまりならない）。
比較的好調と言えば筆の方くらいで、「御堂」は完結に向けて勢いづいている。27日の更新分はかなりきつめで、あまり強烈なシーンのなかった（笑）これまでの展開とは一線を画する。「御堂」を一番に読んだ人はショックを受けたかもしれないが、これが本来のウチのサイトのトーン（もっと強烈なのもあるが）なので、悪しからず受け止めていただきたい。漫画的ではあるがキャラをかなりわかりやすく描き分けているので、人によってひいきのキャラも違うようだが、そのキャラがひどい目に遭って「ひどすぎる」とひくのか、「萌える」のか、これも受け取る方次第。小説は一つの展開しか選択できないので、いたましい結末になっても石を投げないで許していただきたい（笑）。予定調和というのがあって、例えばミステリのトリックに「魔法」など使ってはいけないように、小説はある程度書き進められた段階や、そもそも提示されたジャンル分けによって、「お約束」の展開や、予想される結末の範囲というものがある。しかしウチの小説に関してはいたいけな子どもが死なないという保証はないし、また魔法で生き返ったりすることはない（笑）。とは言え、小説を読み慣れた人なら、結末がどの範囲に収束するか、だいたい見当のつく段階に来ていると思う。いろいろ予想しながら最後の濡れ場ｗを楽しんでいただきたい。
話は変わるが、今頃になってWinnyを導入した。以前入れようと思ったときは、使い方がよく理解できず（今でも「ノード」とかの概念はイマイチ分かっていない）、またISDNという今時あり得ない貧しいネット環境だったために断念した。そもそも、エロ画像の類に大した興味はなく、MP3の、未発表レア音源などを追っていた俺にとっては、ＭＸで事足りていたし、今もその傾向は変わっていないようだ。
光に変わったのをいい機会として、久しぶりに画像や動画を漁ってみた。同じものが繰り返し流れているに過ぎないと思っていたが、ぽつりぽつりと拾い物に巡り会う。また数百MBのファイルががんがん落とせるのは感動と言う他はない。都会に越した有りがたみを噛みしめる。
巷では様々に悪名高いファイル共有の世界だが、ウィルスや情報漏洩のそもそもの原因はWinnyなどのファイル共有ソフトにあるのではなく、使用者の無自覚による。防衛機密情報の入ったPCでWinnyを使うなどおよそ考えられない。またそうしたPCが管理者の許可なく外部にポートを開けるという状況も信じがたい。マスコミは相変わらず何もわかっていないくせに訳知り顔で物を言うバカばかり。まあ仮にWinnyネットワークが潰されたとしても、もぐら叩きのように新しい共有ソフトなりネットワークが出現するだろう。2chあたりにも同じことが言える。巨大掲示板がらみでは俺自身不快な思いをしたことしかなく、あまりに下劣なやりとりに五分と見ていられないが、マスコミに次ぐ第五の権力としてインターネットが機能するためには、匿名掲示板の存在は重要と言わざるを得まい。
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