〜目次〜
1年目へ
2年目へ
3年目へ
4年目へ
5年目へ
6年目
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月(1/24更新)
6年目・総括(1/25更新)
7年目へ
『6年目』
「4月」
行動順:4 4077AP→3,277AP
☆ファイナルシリーズ収益:800AP
2部門で優勝した為、かなりの収益が入ってきたな。
「優勝した3名の人気もうなぎ上りです」
それでも前作の最終評価が丸々AP換算になるような極端な利益は発生しないか。
☆イベント
CD発売:柳生〜かなり(150AP)
写真集発売:真田〜それなり(75AP)
写真集発売:金井〜すごい(300AP)
しかしファイナルシリーズ優勝の看板を持ってしても、
金井くんの売り上げには叶わないか。さすがに金井くんは芸能関係に強いな。
☆イベント
CDレコーディング:獅子堂
CDレコーディング:杉浦
写真集撮影:杉浦
獅子堂くんにCDのオファー、
そして杉浦くんにCDと写真集の同時オファーが来たぞ。
杉浦「売れると思ってのオファーなのでしょうか。理解できませんね」
○ニュース
ファンクラブ結成:白石(8)
白石くんのファンが増えたのは、やはりBLKリーグ優勝の影響かな。
白石「……ぶりこ……ぷりぷり……♪」
○提携終了:EWA
○再提携:EWA
○富沢、一時帰国→再遠征
今月でEWAとの提携が切れるのを忘れていたな。
「再契約なさいますか?」
もちろん。特にハンくんはCCの中核として必要不可欠だしな。
富沢「社長っ、ただいまー。はい、お土産」
おお、富沢くんお疲れ様。しかし悪いんだが、
富沢「わかってるって。4月の新番組の予約録画、よーし。
それじゃ、また行ってきまーすっ」
慌しいな。ま、それだけやる気になっているという事か。
〜ジムにて〜
○引退:仙川コーチ
○コーチ雇用:武上コーチ
5年間我が団体の若手を育ててくれた仙川コーチが引退された。
そこで新コーチに、武上コーチを雇ったぞ。
「若手は関節技や飛び技を使う選手が多いですから、上手く伸ばしてくれそうですね」
さて今年の育成計画だが、正直次世代組は誰が抜け出すか分からない状態だ。
その為、長期的な見通しが立たないので、半年間での短期スパンで見ていこうと思う。
上半期の特訓対象者は、EWAに行っている富沢くんと、金井くん、杉浦くん、そして神楽くんで、
いつも通り一月交代となる。
神楽「また特訓?」
ああ。小縞くんには負けていられないだろう。
神楽「そうね。あまりのんびりしていられる状況じゃないみたいね。
いいわ。やってあげるわよ」
○特訓:富沢、神楽
○4月行動まとめ
ファイナルシリーズ収益:800AP
CD発売:柳生〜かなり(150AP)
写真集発売:真田〜それなり(75AP)
写真集発売:金井〜すごい(300AP)
CDレコーディング:獅子堂
CDレコーディング:杉浦
写真集撮影:杉浦
提携終了:EWA
再提携:EWA
富沢、一時帰国→再遠征
来日:EWA〜ヘレン、エレン、アンナ
GWA〜ロゼ、ジャネット、1号
サイン会:埼玉〜十六夜人気B、杉浦、白石
引退:仙川コーチ
コーチ雇用:武上コーチ
特訓:富沢、神楽
○他団体
1.太平洋
2.東女:参戦依頼〜ディアナ・ライアル
3.WARS
5.新女:参戦依頼〜寿零
〜他団体の興行〜
1.太平洋 220AP
6day PWPWヘビー
×北条 vs 堀○ ※ベルト奪取
2.東女 247AP
4day TWWA無差別
×キャシー vs 内田○ ※ベルト奪取
5day TWWAタッグ
○メガライト、キャシー vs 内田、上戸× ※防衛5回目
3.WARS 353AP
2day TWP選手権
○龍子 vs ジョーカー× ※防衛5回目
3day WAR無差別
○龍子 vs 菊池× ※防衛2回目
4day GWAジュニア
○菊池 vs 小鳩× ※防衛20回目
5day AACタッグ
×カラス、ジョーカー vs 龍子、鏡○ ※ベルト奪取
5.新女 306AP
2day IWWFヘビー
×祐希子 vs ルミー○ ※ベルト奪取
3day NJWPタッグ
○クルス、ルミー vs 祐希子、来島× ※防衛8回目
4day NJWPタッグ
○クルス、ルミー vs 来島、祐希子× ※初防衛
〜興行〜
○今シリーズ参戦レスラー
PCW:十六夜、柳生、真田、ロゼ
Pride & Blade:越後、マリー、ミラー
ライオンハーツ:獅子堂、金井、白石、ジャネット、USA
CrimeCrash:カンナ、杉浦、アンナ
無所属:エレン、ヘレン、1号、小縞、神楽
『秋田県総合文化体育館・8連戦』
1日目
第1試合 ☆小縞聡美デビュー戦
「ノエル白石 vs 小縞聡美」
○白石 vs 小縞× 7分26秒 逆水平チョップ→片エビ固め
第2試合 ☆ブラッディ神楽デビュー戦
「杉浦美月 vs ブラッディ神楽」
○杉浦 vs 神楽× 5分54秒 バースピアー→体固め
第3試合 ○カンナ、アンナ vs ヘレン、エレン×
第4試合 ○ミラー vs USA×
第5試合 ○越後、マリー vs 1号、ロゼ×
〜
メイン前。先にライオンハーツのメンバーが入場。
獅子堂はファイナルシリーズでのジュニア部門の優勝トロフィーを手にリングイン。
そしてマイクを握る。
獅子堂「みんなー! 久しぶりに秋田に帰って来たぞー。
そして今、私の手に、ジュニアナンバー1の証であるトロフィーがあるっ」
盛り上がる客席。
獅子堂「ここ数年、ジュニアは東女のソニックキャットの独壇場だった。
けど、私はファイナルシリーズで、
このゆきプロのジュニアのレベルがトップクラスである事を証明したっ。
そこで、私はもっともっとこのジュニアの階級を高めていきたい。
その為に、私はゆきプロにジュニアベルトを作ろうと思いますっ。
どうですかー、お客さーんっ」
再び起こる大歓声。しかし、
真田「ちょーっと待ったあーっ!」
ここでPCWのメンバーが登場。先頭を切って入場してきた真田がマイクを取る。
真田「ファイナルシリーズで勝ったのはジュニアだけじゃないッスよ。
タッグナンバー1の証も、ほらここにっ!」
真田がタッグトロフィーを突き上げる。またまた大歓声が上がる。
真田「つまり、タッグベルトを作る方が先だっていう事ッス。
第一、自分らの団体はユニット抗争を軸にしてんスから、
そんな人数の限られたジュニアのベルトなんかよりタッグベルトの方が優先されるべきッスよ」
獅子堂「なにをーっ! Exで3位に終わったヤツらが偉そうに言うなーっ」
真田「んなっ!? お前だってファイナルでソニックと戦ってないだろうがーっ!」
二人の間の遺恨はまだくすぶっていたか、取っ組み合いを始める二人。
言わなくてもよい事で自分達の偉業を自ら貶める二人に、柳生が思わず眉を顰める。
そこに、十六夜が割って入る。
十六夜「そこまでになさい。
残念ながら、ウチには2本同時にベルトを作るような資金力はないわ。ねえ、社長」
二人の頭を押さえつけて割って入った十六夜が、実況席の社長に水を向ける。
社長は顔を押さえて俯いてしまった。十六夜が薄く微笑む。
十六夜「なら、今シリーズ最終戦で、アナタ達の一騎打ちで決めたら良いわ。
美幸が勝ったらタッグベルト、レナが勝ったらジュニアベルトを作る。構わないわよね、美冬」
柳生は無言で、しかししっかりと頷いた。
真田「いいッスよ。やってやるっス!
お前に勝って、どっちのベルトが本当に必要か証明してやるッス!」
獅子堂「そっちこそ、タッグで優勝できたのは美冬さんの力であって、
アンタの力じゃないってわからせてやるっ」
真田「お、お前ぇーっ! それを言ったなーっ!」
獅子堂の挑発に、真田が再び掴みかかる。
こうしてなし崩しにメインイベントが始まった。
第6試合 メインイベント
「『PCW』柳生美冬、十六夜美響、真田美幸組
vs
『ライオンハーツ』獅子堂レナ、キューティー金井、ジャネット・クレア組」
相も変わらず激しくやり合う真田と獅子堂。獅子堂の獅子王拳で真田流血。
激しい試合となったが、終盤柳生が風刃連脚で金井を打ちのめすも、
金井懸命に立ち上がり、組み付くと一気に必殺カクテルライトスープレックス。
タッチを受けた獅子堂が串刺しDDTを決め、一気に試合を決めようとしたところで
柳生が獅子堂の足を取り、足首を極めながらの逆片エビ固め。
獅子堂ロープににじり寄るが、最後は堪え切れずギブアップを口にした。
○柳生、十六夜、真田 vs ジャネット、金井、獅子堂× 23分11秒 片逆エビ固め
2日目
○小縞、白石 vs 神楽、金井×
○1号 vs エレン×
○真田 vs ヘレン×
×カンナ、杉浦、アンナ vs 十六夜、ロゼ、柳生○
×マリー、ミラー、越後 vs 獅子堂、USA、ジャネット○
3日目
○エレン、ヘレン、小縞 vs 1号、神楽、USA×
○ロゼ、十六夜 vs 獅子堂、白石×
○真田、柳生 vs ジャネット、金井×
○マリー、越後、ミラー vs カンナ、アンナ、杉浦×
4日目
×小縞、白石、USA vs 神楽、アンナ、杉浦○
○金井 vs 1号×
×ヘレン、エレン vs ジャネット、獅子堂○
○カンナ vs ロゼ×
×越後、マリー、ミラー vs 十六夜、真田、柳生○
5日目
×USA、小縞 vs 神楽、エレン×
×白石、ヘレン vs ロゼ、1号○
○獅子堂、ジャネット、金井 vs 越後、マリー、ミラー×
○真田、十六夜、柳生 vs カンナ、杉浦、アンナ×
6日目
○エレン、ヘレン vs 小縞、神楽×
○十六夜、ロゼ、1号 vs 越後、マリー、ミラー×
○真田、柳生 vs ジャネット、金井×
×USA、白石、獅子堂 vs 杉浦、アンナ、カンナ○
7日目
○小縞、エレン vs アンナ、神楽×
×ヘレン vs 1号○
○ロゼ、真田 vs カンナ、杉浦×
×USA、ジャネット vs 十六夜、柳生○
○マリー、越後、ミラー vs 獅子堂、金井、白石×
最終日
第1試合 ○小縞 vs 神楽× 7分7秒 ラストオーダー
第2試合 ×1号、ヘレン vs ジャネット、金井○
第3試合 ×マリー、ミラー vs USA、エレン○
第4試合 ○ロゼ、柳生、十六夜 vs アンナ、杉浦、カンナ×
第5試合 セミファイナル
『タッグベルト・コントラ・ジュニアベルトマッチ?』
「真田美幸 vs 獅子堂レナ」
ゴングと同時に獅子堂がMAXスピード。ドロップキックを連発し真田を蜂の巣にする。
しばらく耐え続けた真田だが、構わず前に出て
強引にカウンターで火の玉ケンカキックを叩き込み、一気に波に乗る。
真田の猛攻に晒された獅子堂だが、隙を見てカウンターで必殺・獅子双掌覇。
真田またも流血するものの、しかし踏み止まって堪えると獅子堂の足を掴み、強引に真田大車輪でブン回す。
自身もフラフラしながらも、目を回している獅子堂に火の玉ケンカキックをぶちかますと、
バサラバスターを決めるべく抱え上げるが、態勢を崩して獅子堂に丸め込まれる。
しかしこれを跳ね除けると、力ずくで獅子堂を高々と抱え上げ、風林火山でマットに沈めた。
○真田 vs 獅子堂× 14分35秒 風林火山
真田「オッシャー! 獅子堂、ジュニアベルトは諦めるんだな!
やっぱり自分らに今必要なのはタッグベルトだって事ッス!」
獅子堂「くうぅっ……チクショウ……」
金井に支えられて引き上げていく獅子堂。
金井もジュニアクラスなだけに、
ジュニアベルトの作成が先延ばしになってしまったのには落胆した様子であった。
真田はマイクを握ると宣言する。
真田「約束通り、これでタッグベルトを作れるッス!
どっちにしろ来月は延期した雪解けタッグの予定だったっスから、ちょうど良かったッスね。
もちろん自分は美冬師匠と出るッス!
日本一のタッグチームである自分らを、止められるものなら止めてみろーっ!」
真田が絶叫する。この瞬間、全員の矛先が柳生・真田組に向けられた。
日本一のタッグチームを倒せば、すなわち日本一。
ゆきんこプロレスに新たな流れが生まれようとしていた。
第6試合 メインイベント
『Crystal of Snow Queen』タイトルマッチ
「『CoSQ』越後しのぶ vs ノエル白石」
序盤は越後が基本を叩き込むようなボディスラムの連発。
白石も早々にルドルフボンバーを叩き込むが、越後これを胸で受け止めると、
お返しのランニングヒップバットで白石を吹っ飛ばす。
その後も完全に越後のペースで進み、維新ドライバーでマットに叩きつけると
すかさず白石をHIMEIに捕らえたが、白石なんとかロープエスケープ。
フィニッシュ宣言の後、維新竜の態勢に入った越後だが、白石これを丸め込んで切り返すと、
ルドルフボンバーを連発してあわやという展開に。
しかし最後は越後が白石のバックを取り、元祖ジャーマンスープレックスで綺麗にアーチを掛け、
完全に3カウントを奪い勝利した。
○越後 vs 白石× 17分40秒 元祖ジャーマンスープレックス
〜越後しのぶ 『Crystal of Snow Queen』2度目の防衛成功〜
〜興行結果〜
1.☆5250/5000
2.☆5250/5000
3.☆5250/5000
4.☆5250/5000
5.☆5250/5000
6.☆5250/5000
7.☆5250/5000
8.☆5250/5000
総支出 547AP 札止め8
タイトルマッチは横綱相撲だったな。
「そうですね。白石さんは猛スピードで成長していますが、
越後さんが全て受け止めた上で跳ね返しましたね」
とはいえ、白石くんには良い経験になったろう。
デビューした新人二人も彼女の様に順調に育って欲しいものだ。
「真田さんの言っていたタッグベルトの件はどうなさいますか?」
もちろん、来月作成しよう。そうだな。
来月の『例年より遅めの雪解けタッグリーグ』は
各ユニットから2チームずつ系8チームを2ブロックに分けて、決勝戦にベルトを賭けることにしよう。
「わかりました。しかし、そのネーミングは……」
遅い地域には5月まで雪が残っている所もあるからな。ウチも今年は雪解けが遅かったということだ。
「はあ……(よくわからないわ)」
☆成長
越後1 柳生1 神楽4 小縞4
獅子堂 ライオネスファング(ダイヤモンドカッター7)
富沢 2up、掌底3
金井 サーフボードストレッチ(コブラツイスト3)
カンナ 1up、タランチュラ5→6
杉浦 バックスライド・フロム・スパ(逆さ押さえ込み5)
白石 1up、エルボー2→3
〜技解説〜
○ライオネスファング
獅子堂の飛びつき式のダイヤモンドカッター。
○バックスライド・フロム・スパ
杉浦曰く、コリの治る逆さ押さえ込み。原理は不明。
「5月」
行動順:2 2,921AP→AP
☆ニュース
CD発売:獅子堂〜いまいち(25AP)
CD発売:杉浦〜それなり(75AP)
写真集:杉浦〜いまいち(25AP)
ぬう。これだけ在庫が出たのも初めてだな。
杉浦「だから言ったのです。最初から限定生産にするべきだったと」
☆ニュース
スポンサー契約:獅子堂〜高級デパートのカナイ
ファンクラブ結成:越後(7)
最近はスポンサーがよくつくようになったな。
越後くんもタイトルマッチでまたファンが増えたようで何よりだ。
☆イベント
誕生日:富沢
富沢「たっだいまー。
はい社長、またお土産。ヨーロッパのコミックスよ。エッチぃヤツ」
……字が読めん。
富沢「えーっ。社長、国際人でしょ」
いいんだよ、そこはニュアンスなんだから。
そうそう、私からもプレゼントだ。
富沢「えっ。なに、急に?」
何って、20歳の誕生日だろう。
富沢「わっ。覚えててくれたんだ。ありがとーっ。あけていい?」
ああ。もちろん。
富沢「うわーっ。って、なにコレ……?」
コスプレ衣装だよ。そういうの好きだろう?
富沢「こ、こんな紐みたいなの着れる訳ないでしょーっ!」
○ベルト新設:CoKタッグベルト(3000AP)
我が団体にもようやくタッグベルトが誕生したぞ。
「これでますますユニット抗争が盛り上がりますね。
ところで、CoKとは何の略なのですか?
Coが『Crystal of 〜』なのはわかりますが」
よくぞ聞いてくれた。Kは、絆のKだ!
「……ロ、ローマ字ですか」
うむ。絆に該当する英単語を調べてみたんだが、どうもしっくりこないというか、趣がない。
ならば、日本語で良いじゃないかと。
絆の結晶。ああ、美しい響きだ……。
「時々、社長の国際人スキルに疑いを持ちたくなります」
まあいいじゃないか。
その昔、かのアイドルユニットもKIZUNAという歌で水妖を静めたという言い伝えもあるしな。
「そんなぴっちネタ、誰もわかりませんよ……」
○5月行動まとめ
CD発売:獅子堂〜いまいち(25AP)
CD発売:杉浦〜それなり(75AP)
写真集:杉浦〜いまいち(25AP)
スポンサー契約:獅子堂〜高級デパートのカナイ
ファンクラブ結成:越後(7)
誕生日:富沢
ベルト新設:CoKタッグベルト(3000AP)
サイン会:和歌山〜越後、杉浦、白石
特訓:金井、杉浦
来日:EWA〜ハン、クライ、アンナ
GWA〜ロゼ、ジャネット、ジェシー
○他団体
1.WARS
3.太平洋:飲食店開店〜新潟、コーチ雇用〜木村コーチ
4.新女:グッズショップ開店〜石川
5.東女
〜他団体の興行〜
1.WARS 334AP
2day WAR無差別
○龍子 vs 鏡× ※防衛3回目
3day GWA選手権
○ジョーカー vs 南× ※初防衛
4day AACヘビー
○龍子 vs ジョーカー× ※初防衛
5day AACタッグ
○鏡、龍子 vs ジョーカー、カラス× ※初防衛
2.太平洋 182AP
6day PWPWヘビー
×堀 vs 氷室○ ※ベルト奪取
4.新女 585AP
2day アジアタッグ
○ルミー、クルス vs 祐希子、来島× ※防衛7回目
3day TWWAジュニア
○千秋 vs 小早川× ※防衛10回目
4day IWWFヘビー
×ルミー vs 祐希子○ ※ベルト奪取
5.東女 326AP
2day AACジュニア
○ソニック vs ノティア× ※防衛30回目
3day NJWPヘビー
×ソニック vs キャシー○ ※ベルト奪取
4day TWPジュニア
○ソニック vs 小川× ※防衛37回目
5day TWWA無差別
×内田 vs 上戸○ ※ベルト奪取
〜興行〜
さて今月は『例年より遅い雪解けタッグリーグ』だ。
ちなみに区切りは、例年より遅い雪解け・タッグリーグ、となる。
遅い、で区切っちゃダメだぞ。
「どこにこだわってるんですか。
ともかく、予選ブロック突破の2チームでの決勝戦が、タイトルマッチになる訳ですね」
そういうことだ。そんな性質もあるので、今回はある程度恣意的にチームを分ける。
予選ブロックは各ユニットから1チームずつ。
つまり同ユニットでの決勝戦もありうるという事だ。
「もちろんどのチームがどちらのブロックに入るかはクジになりますが」
それではさっそくくじ引きの結果を見てみよう。
「組み分けは、
Aブロック:十六夜&ロゼ組、富沢&マリー組、白石&USA組、カンナ&ハン組
Bブロック:柳生&真田組、越後&ミラー組、獅子堂&金井組、杉浦&アンナ組
となりました」
普通に考えればPCWの2チームが抜けているが、そこを他のユニットがどう止めるかだな。
○今シリーズ参戦レスラー
PCW:十六夜、柳生、真田、ロゼ
Pride & Blade:越後、富沢、マリー、ミラー
ライオンハーツ:獅子堂、金井、白石、USA
CrimeCrash:カンナ、杉浦、ハン
無所属:小縞、神楽、ジェシー
『北海道・北関東シリーズ』
1.東京・後楽園
第1試合 ○USA、神楽 vs ジェシー、小縞×
第2試合 ○カンナ、ハン、アンナ vs 獅子堂、金井、白石×
第3試合 セミファイナル
『富沢レイ・凱旋試合』
「富沢レイ vs 杉浦美月」
EWA遠征で磨いてきた打撃で富沢が攻めまくる。
グラウンドでも富沢が杉浦を上回り、
ロメロスペシャルで両手足を殺してからの強烈なミドルキックで富沢が完勝した。
○富沢 vs 杉浦× 13分20秒 ミドルキック→体固め
第4試合 ×マリー、越後、ミラー vs 十六夜、真田、柳生○
2.埼玉
×神楽、アンナ vs 小縞、ジェシー○
○ミラー vs USA×
○ロゼ、柳生、真田 vs カンナ、ハン、杉浦×
×富沢、越後、マリー vs 金井、白石、獅子堂○
3.千葉
×アンナ、ジェシー vs 小縞、マリー○
○ロゼ、真田 vs 金井、USA×
○柳生、十六夜 vs 獅子堂、白石×
×富沢、越後、ミラー vs カンナ、杉浦、ハン○
4.茨城
○神楽、アンナ vs 小縞、ジェシー×
○マリー、ミラー vs USA、金井×
○越後、富沢 vs 獅子堂、白石×
○ロゼ、柳生、真田 vs カンナ、ハン、杉浦×
5.栃木
『例年より遅い雪解けタッグリーグ』開幕
第1試合 ×神楽 vs ジェシー○
第2試合
〜雪解けタッグ初日・Aブロック第1試合〜
「『CrimeCrash』カンナ神威、ナターシャ・ハン組
vs
『ライオンハーツ』ノエル白石、ミスUSAマスク組」
序盤はサブミッションと打撃で完全にCCが主導権を握る。
カンナがタランチュラで白石を締め上げ、トドメと放ったWインパクト式の黒龍脚は、しかしUSAがカット。
息の合ったタッチワークとカットプレイで粘りを見せるLHだったが、
最後はカンナがUSAに黒龍脚を叩き込みその勢いをそのまま利用して
ハンがジャーマンスープレックスを決め、3カウントを奪った。
○ハン、カンナ vs 白石、USA× 20分15秒 ニーリフト→体固め
第3試合
〜雪解けタッグ初日・Aブロック第2試合〜
「『PCW』十六夜美響、ロゼ・ヒューイット組
vs
『Pride & Blade』富沢レイ、マリー・ネルソン組」
序盤から互いに得意技を出し合うハイスパートな展開に。
PCWのパワーに押し込まれるP&Bだが要所で得意技を決め主導権は渡さず。
ロゼが必殺スピニングローズ(フライングニールキック)を放てば、
マリー踏み止まってロゼのバックを取ると必殺バックドロップ。
代わって入った富沢にロゼがチョークスラムを決め十六夜が仕留めにいくが、
しかし富沢カウンターで必殺ロンギヌスを叩き込むと、すかさずウィッチブレイドを決め、マリーにタッチ。
マリーもソバットを決め一気に持っていくかと思われたが、
しかし十六夜強引にマリーを引っ掴むとデッドエンド炸裂。
ロゼが富沢を押さえる中、十六夜がマリーから3カウントを奪った。
○十六夜、ロゼ vs 富沢、マリー× 11分8秒 デッドエンド
第4試合 セミファイナル
〜雪解けタッグ初日・Bブロック第1試合〜
「『Pride & Blade』越後しのぶ、ウェイン・ミラー組」
vs
『CrimeCrash』杉浦美月、アンナ・クロフォード組」
中盤、ミラーの必殺ストレッチプラムを耐え切ったアンナ、
ステップキックを叩き込むとミラーをコーナーに叩きつけ、すかさず杉浦が打たせ湯を叩き込む。
ミラーなんとか越後にスイッチ、しかしアンナがサブミッションで越後を追い込んでいく。
だが越後パワーで振り解くと、パイルドライバーから場外で椅子の上に維新ドライバー。
なんとかアンナタッチ成功、杉浦が出てきたが越後の真・サムライスライサーでぐらついた所を
強烈なサッカーボールキックで蹴倒される。しかし、なんとかロープエスケープ。
だが最後は越後が強烈なランニングヒップバットで杉浦を打ちのめし、そのまま押さえ込んだ。
○越後、ミラー vs アンナ、杉浦× 16分42秒 ランニングヒップバット→片エビ固め
第5試合 メインイベント
〜雪解けタッグ初日・Bブロック第2試合〜
「『PCW』柳生美冬、真田美幸組」
vs
『ライオンハーツ』獅子堂レナ、キューティー金井組」
序盤は柳生に手も足も出ないLHだったが、
金井打撃をもらいながらも強引に組み付くとカクテルライトスープレックスで投げ飛ばし、
起き上がった柳生に獅子堂がすぐさま獅子双掌覇をぶちこんで柳生を下がらせる。
代わって出てきた真田に獅子堂が猛攻。張り手の連発から獅子王拳で真田の額を叩き割ると、
獅子双掌覇でふっ飛ばすが、しかし真田起き上がると全速力で突っ込んで一突蹴り。
そのまま場外戦へ。獅子堂を鉄柵に打ち付けると真田が物凄い一突蹴りを放ち、
真田そのまま鉄柵の外に転げ落ちる。
熱戦は柳生が獅子堂に介錯・斬を叩き込もうとしたところを獅子堂が
切り替えしたところでタイムアップ。
ファイナルシリーズのタッグ優勝チームがまさかの引き分けスタートとなった。
△柳生、真田 vs 金井、獅子堂△ 30分時間切れ引き分け
6.群馬
第1試合 ×小縞 vs ジェシー○
第2試合
〜雪解けタッグ2日目・Aブロック第1試合〜
「『CrimeCrash』カンナ神威、ナターシャ・ハン組(勝ち点3)
vs
『Pride & Blade』富沢レイ、マリー・ネルソン組(勝ち点0)」
中盤、マリーが必殺バックドロップに捕らえようとハンのバックを取った所で、
ハンが足を絡めて引き倒し逆に必殺STFに捕らえ、あわやと思われたが富沢なんとかカット。
富沢がロンギヌスを叩き込めばカンナも高速Jネックブリーカーで反撃。
CCが押しながらも決め手を欠く展開となり、
最後はカンナのJネックブリーカーに富沢がカウンターでヒップアタックを合わせ、
すかさずセイントフォーに捕らえるもカンナがロープまで逃げ切った所でタイムアップとなった。
△カンナ、ハン vs マリー、富沢△ 30分時間切れ引き分け
第3試合
〜雪解けタッグ2日目・Aブロック第2試合〜
「『PCW』十六夜美響、ロゼ・ヒューイット組(3)
vs
『ライオンハーツ』ノエル白石、ミスUSAマスク組(0)」
圧倒的なパワーでUSAを追い込むロゼ。
必殺スピニングローズで追い詰めたが、USAなんとかフライングニールキックで反撃。
白石にタッチすると、白石もすぐさまルドルフボンバーを喰らわせロゼを引っ込める。
十六夜と互角に渡り合った白石だが、十六夜のクイーンズヒールが決まってから流れが傾く。
十六夜、USAをカラミティストリームで叩きつけカバーに行くが、カウントは2.8。
しかし続けてランニングネックブリーカーを決め、USAをマットに沈めた。
○十六夜、ロゼ vs 白石、USA× 18分45秒 Jネックブリーカー→片エビ固め
※得点状況
勝ち点6 『PCW』十六夜、ロゼ組
勝ち点4 『CrimeCrash』カンナ、ハン組
勝ち点1 『Pride & Blade』富沢、マリー組
勝ち点0 『ライオンハーツ』白石、USA組
第4試合 セミファイナル
〜雪解けタッグ2日目・Bブロック第1試合〜
「『Pride & Blade』越後しのぶ、ウェイン・ミラー組(3)
vs
『ライオンハーツ』獅子堂レナ、キューティー金井組(1)」
共に合体技を駆使し、目まぐるしい展開となる。
獅子堂が串刺しDDTを決め、場外にエスケープした越後に
コーナーからダイビングボディアタックを放てば、
越後は鉄柵を背にした獅子堂に強烈なサッカーボールキックを叩き込む。
終盤、ハイジャックパイルドライバーで越後を打ちつけたLH、
すかさず獅子堂ポストに上り、起き上がった越後を獅子王爆炎撃で叩きつけ、越後大流血。
しかし越後、獅子堂をコーナーに打ちつけるとランニング顔面ウォッシュで蹴り飛ばし、ミラーにタッチ。
獅子堂も獅子王拳をミラーに叩き込み金井にタッチ。金井トドメの投げを狙いに行ったが、
ミラー一瞬の早業で金井を倒すとアキレス腱固め。
金井もロープに逃れようとしたが、完璧な極まり具合にたまらずタップした。
○ミラー、越後 vs 獅子堂、金井× 24分9秒 アキレス腱固め
第5試合 メインイベント
〜雪解けタッグ2日目・Bブロック第2試合〜
「『PCW』柳生美冬、真田美幸組(1)
vs
『CrimeCrash』杉浦美月、アンナ・クロフォード組(0)」
序盤は柳生が一人でCCの二人を蹴散らすが、杉浦バースピアーを決めどうにか柳生を引っ込める。
中盤真田のラッシュに晒されたアンナだが、一瞬の隙を突き必殺チキンウィングフェイスロックを
ガッチリ決め、真田強引に振り解くがかなりスタミナを消耗。
そこに杉浦がバースピアーを叩き込み、アンナがデスバレーボムでトドメを狙うが、
真田カウント2.5で跳ね起きると雄叫びと共にアンナの顔面を蹴り飛ばして柳生にタッチ。
代わった柳生がアンナを卍固めでガッチリ捕らえる。なんとかロープに逃れたアンナだが、
最後は柳生が武神落としでマットに叩きつけ、勝負を決めた。
○柳生、真田 vs 杉浦、アンナ× 15分10秒 武神落とし
※得点状況
勝ち点6 『Pride & Blade』越後、ミラー組
勝ち点4 『PCW』柳生、真田組
勝ち点1 『ライオンハーツ』獅子堂、金井組
勝ち点0 『CrimeCrash』杉浦、アンナ組
7.東北海道
第1試合 ×神楽 vs ジェシー○
第2試合
〜雪解けタッグ予選最終日・Aブロック第1試合〜
「『Pride & Blade』富沢レイ、マリー・ネルソン組(1)」
vs
『ライオンハーツ』ノエル白石、ミスUSAマスク組(0)」
P&Bが主導権を握る物の、LHが一発の破壊力で強引に流れを引き戻す。
USAのフライングニールキックから白石のルドルフボンバーで
あわやというところまで追い込まれたマリーだが、グラウンドに引きずり込んで難を逃れ、富沢にタッチ。
富沢、様々なジャベで白石を翻弄すると意表を突いてスクールデイズで丸め込むが、カウント2.8。
白石なんとかUSAにスイッチするも、すかさず富沢がロンギヌスを叩き込み、
最後はマリーが垂直落下式ブレーンバスターでUSAをマットに沈めた。
○マリー、富沢 vs 白石、USA× 16分53秒 ブレーンバスター→体固め
第3試合
〜雪解けタッグ予選最終日・Aブロック第2試合〜
「『PCW』十六夜美響、ロゼ・ヒューイット組(6)
vs
『CrimeCrash』カンナ神威、ナターシャ・ハン組(4)
序盤からハンが好調。STFでロゼを絞り上げれば、
チキンウィングフェイスロックに十六夜を捕らえて締め上げる。
ダブルインパクト式の黒龍脚も決まりこのまま一気に決めるかと思われたが、
ロゼがスピニングローズをカウンターで叩き込むとPCWが合体技の連発で一気に挽回。
最後はロゼのクローズラインから二人がかりでのパワーボムでカンナをマットに沈めた。
○ロゼ、十六夜 vs ハン、カンナ× 20分41秒 合体パワーボム
※得点状況
勝ち点9 『PCW』十六夜、ロゼ組 ※決勝進出
勝ち点4 『CrimeCrash』カンナ、ハン組・『Pride & Blade』富沢、マリー組
勝ち点0 『ライオンハーツ』白石、USA組
第4試合 セミファイナル
〜雪解けタッグ予選最終日・Bブロック第1試合〜
「『ライオンハーツ』獅子堂レナ、キューティー金井組(1)」
vs
『CrimeCrash』杉浦美月、アンナ・クロフォード組(0)」
終始LHのリードで試合が展開。
最後は獅子堂が獅子王爆炎撃で杉浦を叩き伏せると、獅子双掌覇2連発でノックアウトした。
○獅子堂、金井 vs アンナ、杉浦× 12分22秒 獅子双掌覇→体固め
第5試合 メインイベント
〜雪解けタッグ予選最終日・Bブロック第2試合〜
「『PCW』柳生美冬、真田美幸組(4)
vs
『Pride & Blade』越後しのぶ、ウェイン・ミラー組(6)」
序盤からPCWが押し気味に試合を進める。
中盤、柳生が風刃連脚でミラーを蹴倒すと、リング中央で二刀・刀狩りに捕らえる。
絶体絶命のピンチだったが越後が何とかカットしタッチ成功、
しかし柳生が足刀を決めると真田がすかさずポストからダイビングヘッドバット、
起き上がった越後に火の玉ケンカキックをぶちかます。
だが越後、カウント2.9でクリア。
ランニングヒップバットで反撃するとサッカーボールキックを叩き込むが、
真田もう一度火の玉ケンカキックで越後を蹴り倒す。
最後は柳生がミラーを介錯・斬でマット上に斬り捨て、逆転で決勝進出を決めた。
○柳生、真田 vs 越後、ミラー× 21分58秒 介錯・斬→片エビ固め
※得点状況
勝ち点7 『PCW』柳生、真田組 ※決勝進出
勝ち点6 『Pride & Blade』越後、ミラー組
勝ち点4 『ライオンハーツ』獅子堂、金井組
勝ち点0 『CrimeCrash』杉浦、アンナ組
8.西北海道
第1試合 ○小縞 vs 神楽×
第2試合 ○白石、USA vs 杉浦、アンナ×
第3試合 ○獅子堂、金井 vs 富沢、マリー×
第4試合 ○越後、ミラー vs ハン、カンナ×
第5試合 メインイベント
〜雪解けタッグリーグ・決勝戦〜
&
『Crystal of KIZUNA』タイトルマッチ
「十六夜美響、ロゼ・ヒューイット組 vs 柳生美冬、真田美幸組」
PCW同士の対決となったこの一戦。
しかし両者譲る気はなく、正面からのぶつかり合いに。
柳生が蹴りの連打で十六夜を退ければ、ロゼがパワーとスピードで柳生を追い込む。
その後も一進一退が続くが試合を決定付けるまでに至らず。
最後はロゼのワイルドローズボム(パワーボム)を真田が跳ね返したところで、タイムアップとなった。
△ロゼ、十六夜 vs 柳生、真田△ 60分時間切れ引き分け
優勝 十六夜美響、ロゼ・ヒューイット組(初)& 柳生美冬、真田美幸組(2)
※タイトルは団体預かりに
雪解けタッグ始まって以来の、決勝戦におけるフルタイムドローという結末に、会場からは嘆息が漏れる。
サドンデスによる優勝決定という決着のつけ方もあったであろうが、
力尽きてリングにへたり込むPCWの4人を見て、
社長は2チームの同点優勝とCoKの団体預かり、後ほど改めてのタイトルマッチを発表。
やはり不満を示す反応は出たものの、リング上で互いの検討を称え合う4人にそれを上回る拍手が送られた。
しかし、
???「オイオイオイ! ちょっと待てよっ」
リングに現れマイクを持って詰め寄ったのは獅子堂であった。
獅子堂「決勝戦で、タイトルマッチで仲良く引き分け?
なんだよこの結果は。同じユニット同士だからって手を抜いてんじゃないだろうなっ」
不満を示した観客の思いを代弁する形となった獅子堂に、一部から歓声が送られる。
これに真田が眉を吊り上げて反論。
真田「お、おまっ、ゼーゼー、ふ、ふざけたこと、ゼハーゼハー、
言って、ハヒーハヒー、ねえよ、フヒーフヒー、だ、誰が手を、ゼヒーゼヒー、
抜いてたって、えほっ、ゼーハー」
獅子堂「何言ってるか全然わかんないよっ」
真田の息の切れっぷりが、ある意味で手抜きが無かった事の証明にはなったが、
しかしこれでは話が進まない。
いち早く呼吸を整えた柳生が、真田からマイクを取る。
柳生「我らは死力を尽くして戦った。それは美幸の状態が証明しているだろう。
そなたは試合の内容に異を唱えに来たのか。
……いや、そうではないな。
回りくどい事は止めて、正直に言うが良い」
獅子堂「そう。わかってるなら話は早い。
私たちは予選でアンタのチームと引き分けている。
次のCoKタイトルマッチ、私たちに挑戦させろっ。
アンタらがいつまでも引き分けを繰り返して初代王者が決まらないと困るからなっ」
真田「こ、ゼェゼェ、こいつっ」
気色ばむ真田を柳生が止める。
柳生「良いだろう。ならば我らが、そなたらの相手を務めよう。
次のたいとるまっちで、予選の決着をつけるとしようか。
……すまないが、それでよろしいか?」
柳生が十六夜とロゼに尋ねる。
十六夜「かまわないわ。元々CoKはアナタたちのファイナルシリーズ優勝が
端を発して創立されたタイトルだもの。
私としては、私たちという壁の絶対的な存在をこのリーグで示せただけで十分だわ」
十六夜がニヤリと笑う。
食ってかかった所で、決勝の場をPCWが独占したという事実は変わらないのだ。
獅子堂が一瞬唇を噛む。
ロゼ「この無礼者、ワタクシが直々にマットに叩きのめして差し上げたい所ではありますけれど、
今更タイトルが一つ増えた所でワタクシの栄光に彩られた人生には大きな影響はございませんもの。
それならば、アナタたちお二人に、この場は譲って差し上げましょう。
この者を打ち倒して、数少ない栄冠を掴む機会をその手にするが良いですわ」
ロゼの慇懃無礼な物言いに柳生が眉を顰めるが、
しかし本人には全く悪気が無いのはユニット活動を共にしている事で十分わかっているので、
柳生は素直に好意として受け止める事にした。
柳生「と、いう事だ」
柳生が再び獅子堂を見据える。
獅子堂「安心しなよ。どっちが来ても同じだから。
私たちがベルトを獲って、次の挑戦者はアンタたちを挑戦者に指名してやるっ」
十六夜「あら。それはどうもご親切に。
でも、先の事はその時になってから聞くとするわ。ウフフ」
獅子堂に指を突きつけられても、十六夜は冷たい笑みを崩そうとはしない。
獅子堂「フンッ。余裕をかましていられるのも今の内だ。
じゃあ来月、私たちがCoKを……」
???「ちょっと待て、予選3位!」
しかしそこにストップが掛かった。リングに上がってきたのは越後であった。
獅子堂「なんでアンタが出てくんだよ。コイツらに負けたくせにっ」
越後「ああ、そうだな。お前らには勝ってるけどな」
獅子堂「うぐっ」
余裕たっぷりの越後に、獅子堂は言葉に詰まる。
越後「まあ聞け。別に私はお前のCoK挑戦を邪魔しに来たん訳じゃない。
私は確かに予選で柳生たちに負けてるからな。今はそれを言う資格は無い。
それに、『Pride & Blade』は富沢が作ったユニットだ。
アイツが決勝に出れなかった時点で、ユニットとしてはこのリーグ戦は負けだ。
私が理由をこじつけてまでCoKに挑戦する必要も無いんだよ。
ま、お前ほどがっついてはいないって事だ」
獅子堂「なんだとっ」
越後「ただしっ! 私は予選2位、お前は予選3位。
どっちに発言力があるか、その血が昇った頭でもわかるよな?」
真田「何が言いたいんスかしのぶっ! ハァ、ハァ、はっきり言えッス!」
ようやく呼吸が整いだした真田が、越後に食ってかかる。
越後「ああ。ここにも血の気が多いのがいたな。
わかったよ。単刀直入に言おう。
お前たちがCoKを争う事に異論は無い。
ただその前に、柳生美冬っ! 貴方には、来月私のCoSQに挑戦してもらうっ!
CoKは7月にやれ!」
越後の突然の発言に会場がざわめく。
そして対決ムードに水を差された獅子堂と真田が食ってかかった。
獅子堂「な、なんで7月なんだよ。別に来月一緒にやったっていいだろ」
真田「そうッスよ。なんで先延ばしなんスか」
越後「あのな。会社的には、6月にまとめてやっちゃうよりも
7月にも目玉があった方が良いに決まってるだろ。
そうですよね、社長?」
社長が腕で丸を作る。会場からは笑いが起きた。
越後「それに、今月決着がつかなかったのに来月にそう簡単に決着が着くものか。
私はきちんと決着をつける為に、半年待ったんだよ。
柳生を倒していない内は真の女王とは言えない、そんな評価に耐えながら、
今度こそ決着をつけるべく鍛錬を積んでな」
越後の言葉に獅子堂も真田も黙り込む。
2戦連続でCoKを空位にする訳にはいかない。
戦う以上は、是が非でも決着をつける。その必要性は、二人共痛いほど感じていた。
越後「そういう訳で、次のシリーズ最終戦は、私と柳生のCoSQタイトルマッチ。
CoKは7月のシリーズ最終戦で行ないます。どうですかー?」
越後の問い掛けに観客は歓声で答えた。
越後「柳生! 予選のタッグでは負けたが、貴方から取られた訳じゃない。
今度こそ決着をつけるぞ!」
柳生「よかろう。私も全力で、そなたの首を獲ってみせよう」
越後「よし。私の言いたい事はそれだけだ。後は任せるよ。それじゃ」
越後がリングを下りる。
獅子堂「真田っ。アンタにCoKは渡さない。
必ず後悔させてやる。あの時素直にジュニアベルトを作る事を認めておけば、
タイトルマッチで恥を掻く事もなかったってな!」
獅子堂も言い捨ててリングに下りた。通路を下がりながらも、真田と威嚇し合う。
そして、最後を締めるべく、十六夜がマイクを手に取った。
十六夜「いずれにしろ、この団体の中心には私たちPCWがいるという事は抗いようの無い事実よ。
いずれ、力の象徴である結晶の全てが私たちの手に集まってくるわ。
アナタ達も、その時を楽しみにしていなさい。ウフフフ……」
会場内を、十六夜の哄笑と災厄の予兆が包み込むのであった。
〜興行結果〜
1.東京 ☆2100/2000
2.埼玉 ☆5250/5000
3.千葉 ☆5775/5500
4.茨城 ☆4200/4000
5.栃木 ☆5250/5000
6.群馬 ☆5775/5500
7.東北海道 ☆4200/4000
8.西北海道 ☆9450/9000
総支出 525AP 札止め8
まさか決着がつかないとはな。
CoKが空位になるとは、さすがに予想していなかった。
「次回のタイトルマッチで決着が着くと良いですね」
うむ。まあ越後くんのマイクのお陰で、Kanto-1前の6・7月に話題が分散したのは助かったな。
「集客の方は、今月もバッチリでした」
うむ。キター!アリーナで札止めも出たしな。
北海道は東北に次ぐ我らの主戦場だし、
ビッグマッチなんだからたまには大会場に進出しても良いだろう?
「誰に言い訳をしているんです?」
いや、なんとなく。
☆成長
獅子堂1 金井1 カンナ1 杉浦4 白石2 神楽3 小縞2
「6月」
行動順:1 2,112AP
☆イベント
写真集撮影:十六夜
今月は十六夜くんの芸能活動のみか。久々に練習に専念させられるな。
「そういえば社長。選手たちから、技練習の機会をもう少し増やしたいと申し出がありました」
ふむ。確かに今のペースでは、若手は技能の割に持ち技が少ない感じもするな。
良し、わかった。許可しよう。
3ヶ月周期で、個々の技能に見合った技を身につけるようにしようか。
それと、基本技にも磨きを掛けるよう伝えておこう。
最近は基礎体力の向上もあり試合が長引いてきたし、
全体的にある程度仕掛けが早い方が決着が明瞭につくからな。
○6月行動まとめ
写真集撮影:十六夜
来日:EWA〜ハン、クライ、ユーリ
GWA〜ロゼ、ジャネット、ハニー
サイン会:新潟県〜十六夜人気B、杉浦、白石
特訓:富沢、神楽
プライベート2:越後
○他団体
2.WARS
3.東女
4.太平洋
5.新女:移籍〜ディアナ・ライアル(フリー)
〜他団体の興行〜
2.WARS 134AP
2day GWA選手権
×ジョーカー vs 龍子○ ※ベルト奪取
3day IWWFジュニア
○菊池 vs 佐尾山× ※防衛15回目
4day WAR無差別
○龍子 vs 鏡× ※防衛4回目
3.東女 355AP
2day TWPジュニア
○ソニック vs 小川× ※防衛38回目
3day TWWA無差別
×上戸 vs キャシー○ ※ベルト奪取
4day AACジュニア
○ソニック vs 小川× ※防衛31回目
5day NJWPヘビー
×キャシー vs 上戸○ ※ベルト奪取
4.太平洋 155AP
6day PWPWヘビー
○氷室 vs 早瀬× ※初防衛
5.新女 725AP
2day アジアタッグ
○ルミー、クルス vs 来島、祐希子× ※防衛8回目
3day アジアヘビー
×ルミー vs 祐希子○ ※ベルト奪取
4day NJWPタッグ
○クルス、ルミー vs 祐希子、来島× ※防衛9回目
5day TWWAジュニア
○千秋 vs ディアナ× ※防衛11回目
6day IWWFヘビー
×祐希子 vs ルミー○ ※ベルト奪取
〜興行〜
○今シリーズ参戦レスラー
PCW:十六夜、柳生、真田、ロゼ
Pride & Blade:富沢、越後、マリー、ミラー
ライオンハーツ:獅子堂、金井、白石、ジャネット、USA
CrimeCrash:カンナ、杉浦、ハン
無所属:小縞、神楽、クライ、ハニー
『甲信越シリーズ』
1.岐阜
○ミラー、小縞 vs 神楽、白石×
○ハニー、ロゼ vs USA、金井×
×十六夜、柳生 vs 獅子堂、ジャネット○
○真田 vs クライ× 10分1秒 ダイビングヘッドバット
×マリー、富沢、越後 vs カンナ、杉浦、ハン○
2.福井
×小縞、USA vs 神楽、マリー○
○ハン、杉浦 vs ジャネット、白石×
○獅子堂、金井 vs ロゼ、ハニー×
○カンナ vs クライ× 10分2秒 三角締め
×越後、富沢、ミラー vs 十六夜、真田、柳生○
※前哨戦・柳生1勝
3.石川
×ハニー、小縞 vs 富沢、神楽○
×十六夜、真田 vs 白石、ジャネット○
×ハン、カンナ vs 柳生、ロゼ○
×杉浦 vs クライ○ 7分42秒 裏拳→片エビ固め
×ミラー、越後、マリー vs 獅子堂、USA、金井○
4.富山
×小縞、ハニー vs 神楽、十六夜○
○富沢、ミラー vs USA、白石×
×越後、マリー vs ジャネット、金井○
○獅子堂 vs クライ× 13分1秒 獅子王爆炎撃→片エビ固め
○ロゼ、柳生、真田 vs ハン、杉浦、カンナ×
5.長野
○小縞、ハニー vs 杉浦、神楽×
○USA、金井 vs ミラー、マリー×
×越後、富沢 vs カンナ、ハン○
○真田 vs クライ× 14分52秒 甲斐の虎→片エビ固め
○柳生、ロゼ、十六夜 vs 獅子堂、ジャネット、白石×
6.山梨
○USA、小縞 vs ハニー、神楽×
○真田、ロゼ vs 富沢、ミラー×
○白石 vs クライ× 12分31秒 ヒップアタック→体固め
○ハン、カンナ、杉浦 vs 獅子堂、ジャネット、金井×
○十六夜、柳生 vs 越後、マリー×
※前哨戦・柳生1勝
7.新潟
第1試合 ○小縞 vs 神楽×
第2試合 ○杉浦、ハニー vs ミラー、マリー×
第3試合「十六夜美響 vs ノエル白石」
地元・新潟で白石が十六夜に挑戦。
序盤はルドルフボンバーを叩き込むなど白石がむしろ優勢だったが、
中盤クイーンズヒールを叩き込んでから十六夜が流れを掴む。
それでも互角に渡り合う白石、ジャイアントスイングでブン回すと
アルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げギブアップを迫るが、しかしニアロープ。
最後は十六夜が逆一本背負いで白石を投げつけ、
白石がフラフラと起き上がった所をランニングネックブリーカーでマットに沈めた。
○十六夜 vs 白石× 16分0秒 Jネックブリーカー→片エビ固め
第4試合 ○カンナ、ハン vs 金井、USA×
第5試合「富沢レイ vs ドリュー・クライ」
ロンギヌスからスクールデイズで丸め込み奇襲を掛けた富沢だが、
クライなんとか逃れると蹴りの連打で富沢を追い詰める。
しかし富沢、隙を突いてもう一度ロンギヌスを叩き込むと、
倒れたクライの足を取りセイントフォーを仕掛けるが、しかし逆に切り返されてしまう。
勝機を逃した富沢、クライのハイキックは水面蹴りで切り返したものの、
最後はギロチンドロップに沈んだ。
×富沢 vs クライ○ 11分42秒 ギロチンドロップ→片エビ固め
第6試合 ×真田、ロゼ vs 獅子堂、ジャネット○
第7試合 メインイベント
『Crystal of Snow Queen』タイトルマッチ
「『CoSQ』越後しのぶ vs 柳生美冬」
序盤から激しくやり合う両者。
場外戦では鉄柵にもたれさせての逆水平やコンクリートへのボディスラムで有利にたった越後。
しかし中盤、柳生が投げ捨てパワーボムで越後をマットに叩きつけると、
起き上がった越後に風刃連脚の連打。さらに執拗なサブミッションに、越後たまらず場外エスケープ。
追ってきた柳生に越後がドロップキックを叩き込み、水車落としで固い床に投げ捨て、
リングに放り込んでHIMEIを決めるが、しかしニアロープ。
柳生の足刀を堪えると、武神落としをリバースで返し、
ランニングヒップバットを叩き込み王者の意地を見せた越後だが、
最後は柳生が雷神蹴一閃、越後の首を討ち取った。
×越後 vs 柳生○ 41分18秒 雷神蹴→体固め
〜柳生美冬 第5代『Crystal of Snow Queen』戴冠〜
越後「チクショウッ!」
マットを叩いて悔しがる越後。またしても柳生という壁に跳ね返された。
柳生を越えたという認識を世間に与える為には、
王者として柳生に勝利し防衛する事が必要不可欠であった。
柳生「このべるとは私が預かっておく」
越後「必ず、奪い返してやる。貴方の手から、直接だっ」
柳生「いつでも奪い返しに来るがよい。その時まで、私もさらに腕を磨いておこう」
しかしそれが叶わなかった今、いまだこの団体の真のトップは柳生美冬なのだと、
逆に印象づける形となってしまったのだった。
〜興行結果〜
1.岐阜 ☆4725/4500
2.福井 ☆5250/5000
3.石川 ☆4725/4500
4.富山 ☆5775/5500
5.長野 ☆5250/5000
6.山梨 ☆4200/4000
7.新潟 ☆7875/7500
総支出 524AP 札止め8
半年振りの決着戦は、柳生くんが勝利か。
「来月のCoKで2冠となるかもしれませんね」
今の柳生くんは穴が無いからな。
昨年タイトルマッチで十六夜くんに敗れてから、シングルでは負け無しか。
とはいえ、下の世代も伸びているからな。
ユニットを抜けてシングルマッチを希望しているクライくんと
ウチの選手の試合を組んでみたが、
カンナくんと白石くんが見事にシングルで勝利を収めた。
「いずれは頂点を脅かす存在になって欲しいものですね」
☆成長
越後2
富沢 フィッシャーマンズスープレックス(ノーザンLスープレックス5)
杉浦 スライディング顔面ドロップキック(ステップキック5)
白石 サンタクロースタナー(不知火7)
神楽 2up、逆エビ固め(逆片エビ固め3)
小縞 2up、ヒップアタック3
〜技解説〜
○サンタクロースタナー
アイアンクローを決め、無防備になった相手の腹にトーキックをぶちこんで、
前屈みなった相手の首を掴んでスタナーを決める。
「7月」
行動順:4 3,283AP
☆イベント
写真集発売:十六夜〜すごい(300AP)
CM出演:十六夜(50AP)
十六夜くんの写真集が大ヒットして人気が大きく上がったぞ。
その影響でCM出演も決まったし、合わせて大きな収入だ。
☆ニュース
ファンクラブ結成:小縞(初)
小縞「ファンクラブ? 私のですか?」
ああ。応援してくれるファンの為にも、頑張りなさい。
小縞「は、はいっ。そうだ、実家で使えるファンクラブ限定クーポンを作れないか、頼んでみようかな」
○7月行動まとめ
写真集発売:十六夜〜すごい(300AP)
CM出演:十六夜(50AP)
ファンクラブ結成:小縞(初)
サイン会:宮城〜越後、杉浦、白石人気A
特訓:杉浦、金井
来日:EWA〜ハン、クライ、ユーリ
GWA〜ロゼ、ジャネット、2号
プライベート:金井
○他団体
1.新女:コーチ雇用〜加藤コーチ
2.東女:グッズショップ開設〜群馬
3.太平洋
5.WARS:提携〜AAC
〜他団体の興行〜
1.新女 AP
2day アジアタッグ
○クルス、ルミー vs 祐希子、来島× ※防衛9回目
3day IWWFタッグ
○ルミー、クルス vs 祐希子、来島× ※防衛2回目
4day IWWFヘビー
×ルミー vs 祐希子○ ※ベルト奪取
2.東女 462AP
2day TWWAタッグ
○メガライト、キャシー vs 上戸、内田× ※防衛6回目
3day TWPジュニア
○ソニック vs 小川× ※防衛39回目
4day TWWA無差別
○キャシー vs ソニック× ※初防衛
5day AACジュニア
○ソニック vs 小川× ※防衛32回目
6day NJWPヘビー
×上戸 vs 内田○ ※ベルト奪取
3.太平洋 144AP
6day PWPWヘビー
×氷室 vs ○堀 ※ベルト奪取
5.WARS 137AP
2day GWAジュニア
○菊池 vs 真鍋× ※防衛21回目
4day WAR無差別
○龍子 vs 菊池× ※防衛5回目
〜興行〜
さて、今月はCoKのタイトルマッチだな。
「今度こそ王者が決まると良いのですが」
うむ。さすがに2連続で空位となってしまうと、色々と考えないといけなくなるからな。
まあ杞憂に終わる事を祈ろう。
○今シリーズ参戦レスラー
PCW:十六夜、柳生、真田、ロゼ
Pride & Blade:富沢、越後、マリー、ミラー
ライオンハーツ:獅子堂、金井、白石、ジャネット、USA
CrimeCrash:カンナ、杉浦、ハン
無所属:小縞、神楽、クライ、2号
『東北シリーズ』
1.東京・後楽園
○2号、小縞 vs 神楽、杉浦×
○ミラー、マリー vs 白石、USA×
×富沢、越後 vs ハン、カンナ○
○ロゼ vs クライ×
○十六夜、柳生、真田 vs ジャネット、金井、獅子堂×
2.徳島
×USA、小縞 vs 神楽、マリー○
×十六夜、2号 vs 白石、獅子堂○
×ミラー、越後 vs 金井、ジャネット○
×富沢 vs クライ○
○柳生、真田、ロゼ vs カンナ、ハン、杉浦×
3.大分
×小縞、USA vs 神楽、杉浦○
○白石、金井 vs 2号、ミラー×
×カンナ、ハン vs 獅子堂、ジャネット○
○真田 vs クライ×
○柳生、ロゼ、十六夜 vs 越後、マリー、富沢×
4.青森
○小縞、2号 vs マリー、神楽×
○真田、ロゼ vs 白石、USA×
○柳生、十六夜 vs ジャネット、金井×
○獅子堂 vs クライ×
×ミラー、越後、富沢 vs カンナ、杉浦、ハン○
5.岩手
×小縞、2号 vs 神楽、ミラー○
○ロゼ、十六夜 vs ジャネット、白石×
×杉浦、ハン vs 柳生、真田○
×カンナ vs クライ○
×富沢、越後、マリー vs 金井、USA、獅子堂○
6.山形
○富沢、神楽 vs 2号、小縞×
○ロゼ、十六夜 vs 白石、USA×
○真田、柳生 vs マリー、ミラー×
○越後 vs クライ×
×杉浦、カンナ、ハン vs ジャネット、金井、獅子堂○
7.宮城
×小縞、白石、USA vs 杉浦、神楽、カンナ○
○獅子堂、金井 vs マリー、ミラー×
○ロゼ、十六夜 vs 2号、ジャネット×
○ハン vs クライ×
○柳生、真田 vs 越後、富沢×
8.福島
第1試合 ○小縞 vs 神楽×
第2試合 ×USA、白石 vs ミラー、マリー○
第3試合 ×富沢、越後 vs ロゼ、十六夜○
第4試合 ×カンナ、杉浦 vs 2号、ジャネット○
第5試合 ○ハン vs クライ×
第6試合 メインイベント
『Crystal of KIZUNA』タイトルマッチ
「『PCW』柳生美冬、真田美幸組
vs
『ライオンハーツ』獅子堂レナ、キューティー金井組」
早めの勝負を仕掛けていったPCWにLHは防戦一方。
特に真田は序盤から獅子堂に突っ掛かり、火の玉ケンカキックで蹴り飛ばすと
担ぎ上げて早くもバサラバスターで叩きつけ、獅子堂場外へ転がり落ちる。
その後もPCWペースだったが、金井がなんとか隙を見てカクテルライトスープレックスを柳生に決めると、
息を吹き返した獅子堂が猛攻。獅子双掌覇で真田を吹っ飛ばすと、
スピードの乗ったボディアタックの連発から金井との合体ラリアット。
引きずり出した柳生にも獅子双掌覇を叩き込み、金井に後を託すがしかし、
金井の抱え式バックドロップを柳生切り替えすと、
起き上がった金井をロープに走っての奥義・迅雷閃で斬り捨てる。
これは獅子堂のカットが間に合ったが、真田が獅子堂を場外へ蹴落とすと、
最後は柳生が雷神蹴で金井をマットに沈めた。
○柳生、真田 vs 獅子堂、金井× 41分46秒 雷神蹴→体固め
〜『PCW』柳生美冬、真田美幸組 初代『Crystal of KIZUNA』戴冠〜
真田「ヨッシャーッ!」
ベルトを手に真田が吼える。ようやくタッグ最強を証明し、
CoK創設提唱者としての面目を保つ事に成功した。
十六夜「おめでとう、二人共。
さて、次はもちろん私たちに挑戦権をもらえるのよね」
柳生「うむ。改めて決着をつけよう」
真田「美響姐さん相手とはいえ、負けないッスよ」
ガッチリと握手を交わす3人。
十六夜の宣言通り、きんこプロレスの中枢はPCWに牛耳られつつあった。
〜興行結果〜
1.東京 ☆2100/2000
2.徳島 ☆5250/5000
3.大分 ☆4725/4500
4.青森 ☆5250/5000
5.岩手 ☆5250/5000
6.山形 ☆5250/5000
7.宮城 ☆4725/4500
8.福島 ☆8400/8000
総支出 504AP 札止め8
「激戦でしたが、やはり最後は柳生さんと真田さんが初代王者となりましたね」
うむ。これで柳生くんは2冠か。今年度は完全にPCWの勢力が席巻しているな。
さて、来月のKanto-1で風向きが変わるかどうか……。
☆成長
神楽3 小縞1
真田 逆水平チョップ1→2
獅子堂 ドロップキック1→2
越後 逆水平チョップ1→2
柳生 手刀1→2
富沢 1up、逆片エビ固め3
金井 1up、ドロップキック1→2
カンナ ジャンピングアームブリーカー(コブラツイスト3)
杉浦 2up、フライングメイヤー1→2
白石 1up、ドロップキック1→2
「8月」
行動順:2 4,101AP
☆ニュース
ファンクラブ結成:柳生(7)
ゴールデン放送終了〜契約延長
二冠となったことで柳生くんのファンがさらに増えたようだ。
☆イベント
映画出演依頼(ホラー):真田〜辞退
映画出演依頼(アクション):柳生〜辞退
映画出演依頼(ヒーロー):杉浦〜辞退
CM出演依頼:獅子堂(50AP)
CDレコーディング:富沢〜辞退
「毎年、Kanto-1の季節になると映画のオファーが増えますね」
困ったものだな。
しかし結局の所、イベントが無くてもタイトルマッチがあるから、
今ではトップ陣は映画出演など出来る暇も無いな。
「富沢さんは歌に不安があるようですし、ホッとしていましたよ」
CDくらいなら構わなかったんだが、今月は特訓もあるからな。
オファーは数あれど、結局獅子堂くんのCM出演に止まった形になった。
○8月その他
来日:EWA〜ハン、クライ、アンナ
GWA〜ロゼ、ジャネット、ジェシー
特訓:富沢、神楽
サイン会:西北海道〜越後人気C、カンナ、富沢
○他団体
1.太平洋:飲食店開店〜福井
3.東女:飲食店開店〜群馬
4.WARS
5.新女:参戦依頼〜永沢舞、飲食店開店〜埼玉
〜他団体の興行〜
1.太平洋 50AP
6day PWPWヘビー
○堀 vs 早瀬× ※初防衛
3.東女 387AP
3day AACジュニア
○ソニック vs 小川× ※防衛33回目
4day TWPジュニア
○ソニック vs 小川× ※防衛40回目
5day NJWPヘビー
×内田 vs ソニック○ ※ベルト奪取
4.WARS 143AP
3day GWAジュニア
○菊池 vs 佐尾山× ※防衛22回目
4day IWWFジュニア
○菊池 vs 佐尾山× ※防衛16回目
5.新女 695AP
2day アジアタッグ
○クルス、ルミー vs 祐希子、来島× ※防衛10回目
3day NJWPタッグ
○クルス、ルミー vs 祐希子、来島× ※防衛10回目
4day アジアヘビー
×祐希子 vs ルミー○ ※ベルト奪取
5day TWWAジュニア
○千秋 vs ディアナ× ※防衛12回目
6day IWWFヘビー
○祐希子 vs 森嶋× ※初防衛
〜興行〜
さて、夏と言えば恒例の、シングルの祭典・Kanto-1だ。
「今月は何人で行きましょうか。1リーグ8人ですと数人あぶれてしまいますが」
神楽くんと小縞くんはともかくとして、他のメンバーはやはりシングルマッチを見たいしなあ。
2リーグ6人にして、外国人選手にも参戦してもらおうかな。
???「それは面白そうね。私にも乗らせてもらえないかしら」
キ、キミは……ハンくん!
ハン「『CrimeCrash』を結成してから実績を残せていないもの。
そろそろ賑やかしだけじゃ飽きてきたのよね。
それにアナタ、なかなか私にシングルを組んでくれないんだもの」
ま、まあキミはEWAのトップだからね。
おいそれとシングルを組むのもどうかと思ったんだが。
ハン「もうここに参戦して何年になると思ってるの。
そろそろ所属選手と同じ扱いをしてほしいものだわ。
ま、会社の方と色々あるんでしょうけど」
私としてはキミが参戦してくれるのは嬉しい限りだよ。
キリコくん、なんとかなりそうかい?
「わかりました。交渉してみます」
となると、あと一人は……。
ジャネット「ハイ、ボス。私にも参加させてくれないかしら」
ジャネットくん。いいのかい?
ジャネット「私もライオンハーツの為に出来る事をしたいの。
雪解けタッグには参戦できなかったし」
キミならば実力的にも申し分ないな。よし。参加を許可しよう。
「そんな訳で、今年のKanto-1の参加選手は、
PCW:十六夜、柳生、真田
Pride & Blade:富沢、越後
ライオンハーツ:獅子堂、金井、白石、ジャネット
CrimeCrash:カンナ、杉浦、ハン
となりました」
P&Bが人数的には不利だが、構わないのかい、越後くん。
越後「構いません。それに、Kanto-1に関しては、私はP&Bとして出るつもりはありませんから。
これは、私個人の戦いです。柳生ともう一度戦うためのね。
P&Bの看板は、あいつが背負うべきものです。それはあいつもわかっているはず」
そうか。キミがそう言うなら、私は何も言わないよ。
ところでキリコくん、ブロック分けはどうなったんだい?
「はい。
Aブロック:柳生、十六夜、越後、金井、白石、ハン
Bブロック:真田、富沢、獅子堂、ジャネット、カンナ、杉浦
となりました」
なんと。Aブロックに歴代のCoSQとEWA王者が集まったか。
「とはいえ、Bブロックも決してレベルが低いわけではありません」
うむ。誰が抜けてくるかわからないな。今回は面白い戦いが見られそうだ。
○今シリーズ参戦レスラー
PCW:十六夜、柳生、真田
Pride & Blade:富沢、越後、ミラー
ライオンハーツ:獅子堂、金井、白石、ジャネット、USA
CrimeCrash:カンナ、杉浦、ハン、アンナ
無所属:小縞、神楽、ジェシー
『秋田県総合文化体育館8連戦』
1日目
×小縞、ジェシー vs 金井、神楽○
×杉浦、アンナ vs 白石、USA○
×ハン、カンナ vs 獅子堂、ジャネット○
○真田、柳生、十六夜 vs 富沢、ミラー、越後×
2日目
×神楽 vs USA○
○金井、ジェシー vs アンナ、小縞×
○獅子堂、ジャネット、白石 vs 越後、富沢、ミラー×
×カンナ、杉浦、ハン vs 柳生、真田、十六夜○
3日目
『ゆきんこ夏祭りKanto-1』開幕
第1試合 ○ミラー、USA、小縞 vs アンナ、ジェシー、神楽×
第2試合 〜kanto-1・初日Aブロック第1戦〜
「柳生美冬 vs キューティー金井」
序盤、風刃連脚から打撃の連打で金井を押し込んだ柳生だが、
中盤はカクテルライトスープレックスを決めた金井がさらに投げを連発し優位に立つ。
しかし、ダブルアームスープレックスを柳生がリバースで切り返すと、
リング中央でガッチリ卍固めに捕らえる。なんとか耐え切りロープまで逃れた金井だがこれで大きく消耗、
最後は柳生が雷神蹴でトドメを刺した。
○柳生 vs 金井× 14分10秒 雷神蹴→片エビ固め
第3試合 〜kanto-1・初日Aブロック第2戦〜
「十六夜美響 vs ノエル白石」
序盤は体格に勝る十六夜が白石をパワーで押し込む。
中盤、十六夜が白石を強烈なカラミティボムで叩きつけ、リング中央でガッチリサソリ固め。
これは決まったかと思われたが、白石ロープまで這いずってエスケープ。
しかしここから白石が巻き返す。
必殺ルドルフボンバーで十六夜を薙ぎ倒すと、バックフリップでマットに叩きつける。
十六夜がトドメと狙ったデッドエンドを丸め込んで切り返すと、
ここで新技・サンタクロースタナーを初披露。しかし、惜しくもカウント2.8。
初の十六夜越えを狙いロープに走りルドルフボンバーを狙った白石だが、
しかし待っていたのは十六夜の右腕。
カウンターのラリアットで一回転してマットに倒れこむと、
続くデッドエンドを返す力はもう残ってはいなかった。
○十六夜 vs 白石× 18分46秒 デッドエンド→体固め
第4試合 〜kanto-1・初日Aブロック第3戦〜
「越後しのぶ vs ナターシャ・ハン」
ゴングと同時に越後のヘッドバット3連発。しかしハンがカニ挟みからいきなり必殺STF。
なんとかロープへ這いずり逃れた越後、カウンターのヒップアタックから串刺しのランニングヒップバット、
さらにサッカーボールキックから真・サムライスライサーで一気に試合を決めにいったが、
ハンなんとかエスケープ。
完全に越後のペースかと思われたが、ここからハンが自分のペースへ引きずり込む。
執拗なサブミッションで越後のスタミナを削ると、試合を決めたい越後の隙を突き大技を次々返していく。
ローリングヒップアタックもカウント2.9で返すと再びSTFに捕らえるが、惜しくもロープ際。
だが最後は、越後が一度は防がれた切り札・維新竜を完璧に決め、粘るハンをマットに沈めた。
○越後 vs ハン× 13分3秒 維新竜
第5試合 〜kanto-1・初日Bブロック第1戦〜
「獅子堂レナ vs ジャネット・クレア」
いきなりのライオンハーツ同士の対戦。
ジャネットがゴングからラッシュを掛ける。
早々に繰り出された必殺スプラッシュマウンテンに大きく体力を奪われた獅子堂。
なんとか獅子双掌覇で反撃するも後が続かず。
最後はジャネットが獅子堂をヘッドシザースで投げ捨てると、変形のロメロスペシャルをガッチリ極める。
全身の自由を奪われた獅子堂はロープに手を伸ばす事も出来ず、
ジャネットがギブアップをもぎ取った。
×獅子堂 vs ジャネット○ 9分14秒 ロメロスペシャル
第6試合 セミファイナル
〜kanto-1・初日Bブロック第2戦〜
「富沢レイ vs 杉浦美月」
BLKリーグでは杉浦が勝利しているが、その後EWA遠征を経ての凱旋試合では富沢が勝利。
今年3度目のシングルとなる。
序盤は富沢がグラウンドで主導権を握るも、杉浦がバースピアーで富沢を薙ぎ倒すと
執拗な膝十字固めで富沢の足を攻める。
ならばと富沢もセイントフォーをガッチリ極めると、フィニッシュ宣言から必殺・マーズデイブレイク。
杉浦なんとかロープまで這いずってエスケープしたが、
技を解いた瞬間に富沢スクールデイズで丸め込む。しかしカウント2.9で杉浦なんとか跳ね除ける。
最後は富沢がランニングからの強烈なミドルキックで杉浦を薙ぎ倒し、勝利をもぎ取った。
○富沢 vs 杉浦× 19分53秒 ミドルキック→体固め
第7試合 メインイベント
〜kanto-1・初日Bブロック第3戦〜
「真田美幸 vs カンナ神威」
序盤はカンナがグラウンドで真田のスタミナを削っていくが、
真田強烈な一発一発で盛り返していく。
先に仕掛けたのはカンナ。黒龍脚で真田をダウンさせるが、
すかさずグラウンドに行こうとした所で真田が跳ね起きると下から突き上げるような火の玉ケンカキック。
これにはたまらずダウンしたカンナ。
しかし不用意に近づいた真田を、今度は逆に下から三角締めに捕らえる。
真田顔を真っ赤にしながらなんとかロープエスケープ。
その後場外戦も互角にやりあったが、終盤真田が真田一番槍で薙ぎ倒すと、
カンナの起き上がりに火の玉ケンカキック2連発。
それでもカンナ、カウント2.9で肩を上げたが、最後は真田が一突蹴りでカンナをマットに捻じ伏せた。
○真田 vs カンナ× 14分54秒 一突蹴り→体固め
4日目
第1試合 ○ミラー vs USA×
第2試合 ○アンナ、神楽 vs ジェシー、小縞×
第3試合 〜kanto-1・2日目Aブロック第1戦〜
「柳生美冬(勝ち点3) vs ノエル白石(勝ち点0)」
柳生が打撃の連打で圧倒。
風刃連脚で白石を蹴倒すと、朦朧としている白石にがっちりと卍固めを極め、
ギブアップを奪い完勝した。
○柳生 vs 白石× 8分3秒 卍固め
第4試合 〜kanto-1・2日目Aブロック第2戦〜
「十六夜美響(3) vs ナターシャ・ハン(0)」
序盤は十六夜がパワーで押したが、中盤は完全にハンのペースに。
サブミッションで十六夜を嬲っていくと、杉浦のパウダー攻撃のアシストを受けて丸め込むが、カウント2.8。
十六夜もペースは握れぬも破壊力のある一撃で挽回を狙い、
終盤強烈なスクラップバスターを決めるが、しかしカウント2.9。
最後はハンが踵落としを繰り出し、十六夜をマットに這いつくばらせた。
×十六夜 vs ハン○ 23分2秒 踵落とし→体固め
第5試合 〜kanto-1・2日目Aブロック第3戦〜
「越後しのぶ(3) vs キューティー金井(0)」
序盤から完全に越後のペース。
維新ドライバーから必殺ランニングヒップバットで決めにいったが、しかしカウント2.9。
ならばともう一発叩き込むが、金井粘ってこれも2.9でクリア。
しかし3発目を返す力は残っておらず、力尽きマットに横たわった。
○越後 vs 金井× 11分50秒 ランニングヒップバット→片エビ固め
※Aブロック得点状況
勝ち点6 柳生、越後
勝ち点3 十六夜、ハン
勝ち点0 金井、白石
第6試合 〜kanto-1・2日目Bブロック第1戦〜
「獅子堂レナ(0) vs カンナ神威(0)」
中盤までは完全にカンナのペース。
裏投げで叩きつけると素早く三角締めに捕らえ、ロープに逃げ切った獅子堂に黒龍脚をぶちこむと、
ダウンしたところを暗き光で締め上げる。獅子堂なんとか再びエスケープ。
しかし獅子堂ここから火がつき、獅子双掌覇をカウンターで決めると串刺しバックエルボーから獅子王拳で殴り飛ばす。
ポストに上ってフィニッシュ宣言をしたが、しかしカンナ飛んできた獅子堂の獅子王爆炎撃をいなすと
電光石火の神威流奥義・神嵐。
なんとか足を伸ばしてエスケープはしたもののこれで獅子堂の腕が上がらなくなり、
最後はカンナが神威を決めて獅子堂をマットに沈めた。
×獅子堂 vs カンナ○ 13分18秒 神威→体固め
第7試合 セミファイナル
〜kanto-1・2日目Bブロック第2戦〜
「富沢レイ(3) vs ジャネット・クレア(3)」
ジャネットのスピードを捕らえきれない富沢。
ダイヤモンドカッターやトラースキックを食いダメージを受けながらも、
ブレーンバスターを切り返すとここを勝負と見たか必殺ロンギヌスを叩き込む。
さらにミドルキックを叩き込み、追撃とロープへ走ったが、
しかし待っていたのはカウンターのジャネットのパワースラム。
ダウンした富沢を担ぎ上げ、ジャネットがスプラッシュマウンテンを決め、富沢をマットに沈めた。
×富沢 vs ジャネット○ 9分20秒 スプラッシュマウンテン
第8試合 メインイベント
〜kanto-1・2日目Bブロック第3戦〜
「真田美幸(3) vs 杉浦美月(0)」
立ち上がりは杉浦がテクニックで優位に立ったが、真田が火の玉ケンカキック一発で強引に流れを変える。
真田の怒涛の猛攻を杉浦防ぎきれず、最後は火の玉ケンカキックでダウンした杉浦の起き上がりに
真田が猛ダッシュ、真田一番槍で杉浦の首を跳ね飛ばし、そのまま押さえ込んで3カウントを奪った。
○真田 vs 杉浦× 9分5秒 真田一番槍→体固め
※Bブロック得点状況
勝ち点6 真田、ジャネット
勝ち点3 富沢、カンナ
勝ち点0 獅子堂、杉浦
5日目
第1試合 ×ジェシー vs 小縞○
第2試合 ×神楽、アンナ vs USA、ミラー○
第3試合 〜kanto-1・3日目Aブロック第1戦〜
「柳生美冬(6) vs ナターシャ・ハン(3)」
序盤はハンがグラウンドでスタミナを奪い、中盤は執拗な足殺しを見せる。
ハンに試合の主導権を握られながらも、強烈な打撃で流れを引き戻す柳生。
風刃連脚でダウンを奪うも、グラウンドを仕掛けると逆にアキレス腱固めを極められ、
さらにニーリフトで追い込まれる。
だが最後は柳生が、一度は返された奥義・迅雷閃を完璧に決めてハンの首を跳ね飛ばし、
なんとか勝利をモノにした。
○柳生 vs ハン× 20分31秒 奥義・迅雷閃→片エビ固め
第4試合 〜kanto-1・3日目Aブロック第2戦〜
「十六夜美響(3) vs 越後しのぶ(6)」
序盤は互角の展開となったが、ラリアットの打ち合いを制した越後が
動きの止まった十六夜に打撃技を連続で叩き込む。
最後はランニングヒップバットを2連発で叩き込んで押さえ込む。
十六夜肩を上げるも、惜しくもレフェリーがマットを3度叩いた後であった。
×十六夜 vs 越後○ 12分27秒 ランニングヒップバット→片エビ固め
第5試合 〜kanto-1・3日目Aブロック第3戦〜
「キューティー金井(0) vs ノエル白石(0)」
互角の展開が続いたが、終盤、白石のダイビングギロチンドロップを食いながらも立ち上がった金井が
白石に組み付き、カクテルライトスープレックスでマットに叩きつける。
動きの止まった白石を金井が抱え上げ、奥の手どさんこドライバーでマットに突き刺し、
そのまま3カウントを奪いBLKリーグのリベンジを果たした。
○金井 vs 白石× どさんこドライバー→片エビ固め
※Aブロック得点状況
勝ち点9 柳生、越後
勝ち点3 十六夜、ハン、金井
勝ち点0 白石
第6試合 〜kanto-1・3日目Bブロック第1戦〜
「カンナ神威(3) vs 杉浦美月(0)」
カンナが序盤から杉浦を一方的に攻め立てる。
ジャンピングアームブリーカーの連発で杉浦の腕を痛めつけ、
最後は神威流奥義・神嵐に捕らえると、
杉浦勝ちを譲るように粘る事無く高速でタップした。
○カンナ vs 杉浦× 9分53秒 神威流奥義・神嵐
第7試合 セミファイナル
〜kanto-1・3日目Bブロック第2戦〜
「富沢レイ(3) vs 獅子堂レナ(0)」
昨年のなまはげトーナメントで不覚を取っている獅子堂、序盤から攻めまくる。
獅子王拳の連発でふらついた富沢を獅子王爆炎撃で打ち据えカバーに行くが、富沢ロープエスケープ。
しかしこここから富沢が反撃。ロンギヌスを2連発で叩き込むと、
獅子堂の獅子双掌覇、ライオネスプレックスをカウント2.9で返し、
ロメロスペシャルを極めたかと思えば一瞬の隙にスクールデイズで丸め込むが、
しかし獅子堂肩を上げて逃れる。
最後は獅子堂が獅子王拳で富沢の動きを止めると、もう一度ポストから獅子王爆炎撃を叩き込み、
富沢をマットに捻じ伏せリベンジを果たした。
×富沢 vs 獅子堂○ 14分9秒 獅子王爆炎撃→片エビ固め
第8試合 メインイベント
〜kanto-1・3日目Bブロック第3戦〜
「真田美幸(6) vs ジャネット・クレア(6)」
序盤から激しい技の応酬となる。
真田が打撃の連発で攻めれば、ジャネットはDDTの連発から意表をついたラ・マヒストラル。
真田慌てて跳ね起き、なんとかカウント2.8でクリア。
終盤真田がラッシュを掛け、真田一番槍を2連発で叩き込むが、しかしジャネットカウント2.9で肩を上げる。
ならばと叩き込んだ火の玉ケンカキックもカウント2.9。頭を抱える真田。
ここからジャネットが逆襲。強烈なパワースラムでマットに叩きつけると、
獅子堂を破った変形ロメロスペシャルをリング中央でガッチリ極めるが、
しかし真田必死にもがいて脱出。
最後は雄叫びと共に渾身の斬馬迅を叩き込み、
倒れ込むジャネットに折り重なるように覆い被さって3カウントを奪った。
○真田 vs ジャネット× 14分49秒 斬馬迅→片エビ固め
※Bブロック得点状況
勝ち点9 真田
勝ち点6 ジャネット、カンナ
勝ち点3 富沢、獅子堂
勝ち点0 杉浦
6日目
第1試合 ○ジェシー vs 神楽×
第2試合 ×小縞、ミラー vs USA、アンナ○
第3試合 〜kanto-1・4日目Aブロック第1戦〜
「柳生美冬(9) vs 十六夜美響(3)」
十六夜がパワーを活かして押し気味に試合を進める。
中盤、柳生の風刃連脚で十六夜流血、しかしすかさずクイーンズヒールでお返し。
だがここから十六夜の動きが鈍り、柳生が打撃で押していく。
しかし十六夜もスクラップバスターからランニングネックブリーカーで柳生を追い込む。
柳生、足刀で十六夜をぐらつかせると、すかさず雷神蹴を叩き込むが、
十六夜ロープエスケープで辛くも逃れる。
だが、最後は柳生が風刃連脚で粘る十六夜をマットに沈めた。
○柳生 vs 十六夜× 15分45秒 風刃連脚→体固め
第4試合 〜kanto-1・4日目Aブロック第2戦〜
「キューティー金井(3) vs ナターシャ・ハン(3)」
ハンの猛攻に防戦一方の金井。
しかしフラフラになりながらもハンに組み付き、カクテルライトスープレックスでマットに叩きつける。
強烈な一撃に動きの止まったハンをもう一発投げつけると、
ポストに上りムーンスパイラルアタックを狙うが、しかし待っていたのはハンの膝。
悶絶する金井をSTFに捕らえ絞り上げるハン。
金井なんとかロープまで逃げ切るも、
最後はハンが踵落としで金井をマットに這いつくばらせた。
×金井 vs ハン○ 11分57秒 踵落とし→体固め
第5試合 〜kanto-1・4日目Aブロック第3戦〜
「越後しのぶ(9) vs ノエル白石(3)」
いきなりルドルフボンバーを叩き込むと、真っ向勝負を挑む白石。
しかし地力に勝る越後がじりじりと押していく。
それでもドロップキックの連発からルドルフボンバーで越後を薙ぎ倒すと、
ポスト最上段からダイビングギロチンドロップを投下。
しかし越後、カウントが入る前に立ち上がると白石を倒してポストに上がり、
ローリングヒップアタックで圧殺するとそのまま3カウントを奪った。
○越後 vs 白石× 14分0秒 ローリングヒップアタック→体固め
※Aブロック得点状況
勝ち点12 柳生、越後
勝ち点6 ハン
勝ち点3 十六夜、金井
勝ち点0 白石
第6試合 〜kanto-1・4日目Bブロック第1戦〜
「獅子堂レナ(3) vs 杉浦美月(0)」
中盤までは互角の展開だったが、獅子堂の強烈な張り手の連打に杉浦の動きが止まる。
それでも杉浦カウンターのベリートゥベリーで投げ飛ばすと足を取るがしかしこれを獅子堂に抜けられ、
最後は獅子堂が獅子王爆炎撃で叩き伏せ、
起き上がってきた杉浦をフェイスクラッシャーで押し潰してマットに沈めた。
○獅子堂 vs 杉浦× 11分49秒 フェイスクラッシャー→片エビ固め
第7試合 セミファイナル
〜kanto-1・4日目Bブロック第2戦〜
「カンナ神威(6) vs ジャネット・クレア(6)」
序盤は完全にジャネットのペースに。
しかしダイヤモンドカッターをカウント2.8で返すと、カンナが黒龍脚をカウンターで叩き込む。
ここからカンナのペースに。ヘッドシザースで投げ飛ばし、裏投げで叩きつける。
だがカンナが突っ込んだ所で、ジャネットがカウンターの619。
予想外の一撃に大きなダメージを負ったカンナをパワースラムで叩きつけ、
そのまま押さえ込むが、しかしカンナ、カウント2.9で跳ね起きる。
歓声が上がるが、しかしジャネットすぐさまラ・マヒストラル。
電光石火の早業で3カウントを奪った。
×カンナ vs ジャネット○ 10分1秒 ラ・マヒストラル
第8試合 メインイベント
〜kanto-1・4日目Bブロック第3戦〜
「真田美幸(9) vs 富沢レイ(3)」
序盤は富沢が果敢に攻め込んでいったが、中盤真田のラッシュに富沢耐え切れず。
ナックルパートの嵐から一突蹴りで悶絶、それでも掌底を返していったものの、
最後は真田が斬馬迅で富沢を叩き斬り、マットに沈めた。
○真田 vs 富沢× 11分17秒 斬馬迅→体固め
※Bブロック得点状況
勝ち点12 真田
勝ち点9 ジャネット
勝ち点6 カンナ、獅子堂
勝ち点3 富沢
勝ち点0 杉浦
7日目
第1試合 ×小縞、ミラー、ジェシー vs USA、アンナ、神楽○
第2試合 〜kanto-1・予選最終日Aブロック第1戦〜
「ノエル白石(0) vs ナターシャ・ハン(6)」
ハンのテクニックに翻弄されながらも、強烈な一発で対抗する白石。
ルドルフボンバーでハンを薙ぎ倒すが、しかし近づいた所を足を絡めて引き倒され
リング中央でSTFに捕らえられる。しかし白石なんとエスケープ成功。
その後も何度もアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げるが逃げられ、
最後はハンのローキックや膝十字で白石が足にきて立てなくなり、
そこにハンが踵落としを叩き落として、白石をマットに沈めた。
×白石 vs ハン○ 17分28秒 踵落とし→片エビ固め
第3試合 〜kanto-1・予選最終日Aブロック第2戦〜
「十六夜美響(3) vs キューティー金井(3)」
序盤は十六夜が圧倒したが、中盤金井が投げの連発で押し返す。
十六夜の執拗な関節技を柔軟な体で逃れ続けると、
抱え式バックドロップで投げ捨て素早くフライングボディアタックを決めあわやと思わせたが、
最後は十六夜がラリアットで金井を叩き伏せ、リング中央でサソリ固めに捕らえる。
完全に腰を落とした十六夜に金井身動き取れず、とうとうギブアップを奪った。
○十六夜 vs 金井× 16分48秒 サソリ固め
第4試合 〜kanto-1・予選最終日Aブロック第3戦〜
「柳生美冬(12) vs 越後しのぶ(12)」
中盤まで一進一退の攻防が続く。
ラリアットの打ち合いは柳生が制したが、しかし越後、
柳生のバックを取って元祖ジャーマンスープレックス。
これはカウント2.8で返されるも、越後怒涛の勢いで攻め続ける。
維新ドライバー、維新ツイスターと得意技を切り返され打つ手がなくなっていく越後だが、
強引にサッカーボールキックで蹴倒すと、最後はバックを取って切り札・維新竜。
これは柳生も返せず、越後3カウントを奪いタイトルマッチの借りを返すと同時に
予選リーグ突破を決めた。
×柳生 vs 越後○ 20分39秒 維新竜
越後「よおぉぉしっ!」
柳生「くっ……」
タイトルマッチのリベンジを果たし、越後は拳を握る。
※Aブロック最終得点結果
勝ち点15 越後 ※決勝進出
勝ち点12 柳生
勝ち点9 ハン
勝ち点6 十六夜
勝ち点3 金井
勝ち点0 白石
第5試合 〜kanto-1・予選最終日Bブロック第1戦〜
「杉浦美月(0) vs ジャネット・クレア(9)」
ジャネットのスピードを殺す為に足攻めを見せる杉浦だが、捉えきれず。
それでもバースピアーから足4の字とあわやと言う場面は作り出したが、
最後はジャネットがフライングニールキックを叩き込み、これは杉浦カウント2.9で肩を上げたものの
すかさずジャネットがヘッドシザースを決め、そのまま丸め込んで3カウントを奪った。
×杉浦 vs ジャネット○ 11分49秒 ヘッドシザースホイップ→片エビ固め
第6試合 セミファイナル
〜kanto-1・予選最終日Bブロック第2戦〜
「富沢レイ(3) vs カンナ神威(6)」
中盤、富沢が怒涛の連続攻撃からロンギヌスでカンナを蹴倒すが、
しかしカンナ執拗なジャンピングアームブリーカーで富沢の腕を殺すと、
裏投げから暗き光にガッチリ捕らえる。
これはロープへ逃げ切った富沢、逆にロメロスペシャルを決める。
だが最後はカンナが強引に裏投げでマットに叩きつけ、3カウントを奪った。
×富沢 vs カンナ○ 14分0秒 裏投げ→体固め
第7試合 メインイベント
〜kanto-1・予選最終日Bブロック第3戦〜
「真田美幸(12) vs 獅子堂レナ(6)」
中盤まで互角の展開が続く。
真田の火の玉ケンカキックで蹴り飛ばされるも、獅子堂立ち上がり獅子王拳を叩き込み、
さらにフライングボディアタックを浴びせる。
終盤、真田が一突蹴りを叩き込むと一騎当千でフィニッシュを狙うが、
獅子堂立ち上がると真田のバックを取りライオネスプレックスでマットに叩きつける。
しかしカウント2.8で真田がブリッジを崩して何とか逃れる。
最後は真田が雄叫びと共に獅子堂を担ぎ上げ、
風林火山で真っ逆さまに突き落とし、獅子堂をマットに沈めた。
○真田 vs 獅子堂× 15分33秒 風林火山
※Bブロック最終得点結果
勝ち点15 真田 ※決勝進出
勝ち点12 ジャネット
勝ち点9 カンナ
勝ち点6 獅子堂
勝ち点3 富沢
勝ち点0 杉浦
8日目
第1試合 ○小縞 vs 神楽×
第2試合 ○アンナ、USA vs ジェシー、ミラー×
第3試合 ○柳生、十六夜 vs 金井、富沢×
第4試合 △カンナ、杉浦、ハン vs 獅子堂、ジャネット、白石△
第5試合 メインイベント
〜ゆきんこ夏祭りkanto-1・決勝戦〜
「越後しのぶ vs 真田美幸」
越後がマシンガンのように逆水平チョップを連発で打ち込んで行くと、
真田も張り手を張り返し火の玉ケンカキックを早々と叩き込む。
中盤は越後が押し気味に試合を進める。
終盤、真田が火の玉ケンカキックを叩き込むも、越後これを踏み止まって堪えると、
真田を捕まえ維新ツイスターでマットに突き刺す。
これは真田がカウント2.8でクリアしたが、越後すぐさまポストに上って
ローリングヒップアタックを叩き込み、そのまま真田を圧殺して3カウントを奪った。
○越後 vs 真田× 13分32秒 ローリングヒップアタック→体固め
優勝 越後しのぶ(2)
越後「どうだあっ!」
勝利の瞬間、越後が両拳を突き上げる。
PCWの3人をシングルで撃破しての、文句なしの全勝優勝であった。
優勝トロフィーを受け取ると、越後がマイクを握る。
越後「柳生っ! お前に預けたCoSQの称号、来月取り返してやる。
首を洗って待っていろっ!
それから、おい、十六夜っ!
今、このゆきプロのリングの中心に立っているのは、この私だっ!
いつまでもお前たちの好きにさせると思うなっ!」
越後が吼える。地元秋田という事もあり、大歓声が送られた。
〜興行結果〜
1.☆5250/5000
2.☆5250/5000
3.☆5250/5000
4.☆5250/5000
5.☆5250/5000
6.☆5250/5000
7.☆5250/5000
8.☆5250/5000
総支出 574AP 札止め8
流れはPCWに傾いていると思ったが、それを打ち破って越後くんの全勝優勝か。
「厳しいと思われたAブロックを勝ち上がっての優勝は圧巻でしたね」
うむ。これで風向きは変わるかもしれんな。
しかし、カンナくんや富沢くんも評価的には遜色ない所まで来ているんだが、
なかなか上を突き破れないな。何か考えなければならないか。
☆成長
神楽4 小縞1
真田 1down、ショルダータックル1→2
獅子堂 エルボー1→2
越後 ヘッドバット1→2
富沢 1up、スリーパーホールド1→2
金井 アームホイップ1→2
カンナ スリーパーホールド1→2
杉浦 1up、ドロップキック1→2
白石 2up、ショルダータックル1→2
「9月」
行動順:4 4,939AP
☆アクシデント
軽症:白石
激闘の影響か、白石くんがケガをしてしまった。
最近はケガ人もほとんど出ていなかったんだが、やはりシングル連戦は負担が大きいな。
☆イベント
映画(伝奇モノ):富沢
富沢「いいの、社長? 映画に出て」
ああ。ずっとオファーを断りっぱなしだったからな。
今月は2つのタイトルマッチに話題が集中するだろうし、
興行的にもなんとかなるだろう。
富沢「伝奇モノかあ。新しい必殺技のヒントになるかなあ。
そうだ、ついでに衣装もらってきちゃおっと。次の興行の入場コスチュームにしよう」
○9月行動その他
来日:EWA〜ハン、クライ、アンナ
GWA〜ロゼ、ジャネット、2号
特訓:杉浦、金井
サイン会:西北海道〜カンナ、富沢、十六夜
○他団体
1.WARS
2.太平洋:飲食店開店〜兵庫
3.新女:ジムレベル2
4.東女:グッズショップ開設〜埼玉
〜他団体の興行〜
1.WARS 241AP
2.太平洋 219AP
6day PWPWヘビー
×堀 vs 氷室○ ※ベルト奪取
3.新女 487AP
2day アジアタッグ
○クルス、ルミー vs 祐希子、来島× ※防衛11回目
3day アジアヘビー
×ルミー vs 市ヶ谷○ ※ベルト奪取
5.東女 -188AP
4day AACジュニア
○ソニック vs 小川× ※防衛34回目
5day TWPジュニア
○ソニック vs 小川× ※防衛41回目
5day NJWPヘビー
×ソニック vs 内田○ ※ベルト奪取
〜興行〜
さて、今月は開幕戦にCoKタッグ、最終戦にCoSQとなる。
「CoKは雪解けタッグの決勝の再戦となりますね」
ああ。今度は決着が着くだろうか。
そしてCoSQは越後くんが奪還するかそれとも柳生くんがKanto-1のリベンジを果たすのか。
○今シリーズ参戦レスラー
PCW:十六夜、柳生、真田、ロゼ
Pride & Blade:越後、マリー、ミラー
ライオンハーツ:獅子堂、金井、白石、ジャネット、
CrimeCrash:カンナ、杉浦、ハン、アンナ
無所属:小縞、神楽、2号
『北海道・北関東シリーズ』
1.千葉
第1試合 ×小縞、マリー vs 金井、神楽○
第2試合 ×ミラー、越後 vs ハン、アンナ○
第3試合 ○獅子堂、ジャネット、白石 vs カンナ、杉浦、2号×
第4試合 メインイベント
『Crystal of KIZUNA』タイトルマッチ
「『CoK』柳生美冬&真田美幸組 vs 十六夜美響、ロゼ・ヒューイット組」
中盤まで互角の展開が続く。
柳生の執拗なサブミッションも、十六夜なんとかロープへ逃れる。
終盤、ロゼがチョークスラムからシャイニングウィザードを叩き込み、柳生追い詰められる。
フィニッシュ宣言の後、バスターローズに捕らえようとしたロゼだったが、
柳生一瞬の隙を突き、二刀・刀狩り。
懸命にロープへにじり寄るロゼであったがロープまでは遠く、
残り30秒で柳生がギブアップをもぎ取った。
○柳生、真田 vs 十六夜、ロゼ× 59分31秒 二刀・刀狩り
〜柳生&真田組 『Crystal of KIZUNA』初防衛〜
ロゼ「このワタクシがギブアップを口にするなどとは……屈辱ですわ」
ロゼが唇を噛み締める。
十六夜「ごめんなさいね、ロゼ。私の力が足りなかったわ」
十六夜が背後からロゼを抱き締める。
プライドの高いロゼを御するには、誰かが一歩引く事が必要とはいえ、
あの十六夜がその役目を自ら買って出ている姿を、柳生は無言で見つめていた。
十六夜「これでアナタたちが名実共にナンバー1タッグね。おめでとう」
真田「美響姐さん……ありがとうございますっ」
十六夜が真田を胸に抱く。真田は素直に感激してその胸に埋もれていた。
それを見つめる柳生の胸の中の違和感が、ますます大きくなっていく。
十六夜「美冬。おめでとう。後はCoSQね。
しのぶに先月の借りを返して、一番強いのがアナタだという事を、
PCWは誰にも崩せない壁なのだという事を、今度こそ証明してちょうだい」
柳生「……無論、そのつもりだ。だが、そなたは、それで良いのか?
そなたの口振りでは、もう壁となる事を諦めてしまったように聞こえるのだが」
十六夜「私にはもう、そこまでの力はないわ。
先月のKanto-1で、イヤというほどそれを実感させられた」
柳生「……私はずっとそなたの背中を追いかけていた。
そのそなたから、そのような言葉は聞きたくなかったな」
柳生の呟きに、十六夜は悲しげに微笑んだ。と、その時。
十六夜「くっ、うぅ……くあぁっ!」
十六夜が突然、胸を押さえてうずくまった。
真田「ひ、美響姐さんっ。ど、どうしたんスかっ!?」
十六夜「くあ、あっ、キャアァァァーッ!」
ロゼ「ヒビキッ? いったいどうなさったの?」
十六夜が両肩を押さえてガタガタと震え始める。
まるで内から湧き上がる何かを押さえ込もうとするかのように。
しばらく叫びながらうずくまっていた十六夜であったが、やがてようやく落ち着いたのか、
よろよろと立ち上がると一人リングを下りた。
柳生「十六夜殿っ」
十六夜「な、なんでもないわ……。気にしないで……」
十六夜はそのまま、フラフラと花道の向こうへ消えていった。
祝勝ムードはすっかりどこかへ吹き飛んでしまったリング上。
そこに、フラリとカンナが現れた。
カンナ「ククク。なにやら大変な事になっていますねえ」
真田「なんだお前、何しに出てきたッスか!」
カンナ「いえ、別に。ただ、元同じユニットの仲間として、心配になっただけですよ」
真田「なーにが同じユニットの仲間ッスか! 裏切ったくせに」
カンナに食ってかかる真田を、柳生が手で制する。
柳生「……そなた、何か知っているのか?」
カンナ「さて、どうでしょうね」
とぼけるカンナを、柳生が真っ直ぐに見据える。
カンナ「……そうですね。では、一つだけ警告してあげましょう。
今後もあの人の側にいるつもりなら、気をつけた方が良いですよ」
ロゼ「気をつけろですって。いったい、何にですの?」
カンナ「あの人の言葉を借りれば、災厄、でしょうかね。ヒ〜ヒッヒ。
……それでは、私はこの辺で。そのベルト、いずれいただきに参りますよ。」
カンナは笑いながら引き上げていった。
なんとも言えぬ空気が会場中を漂っていたが、一応最後は柳生のマイクで締められた。
しかし、今後のPCWの行方に暗雲が漂い始めた気配を、誰もが感じていたのだった。
2.東京・後楽園
○金井、小縞 vs 白石、神楽×
○アンナ、カンナ vs 2号、ロゼ×
○ハン、杉浦 vs ジャネット、獅子堂×
○柳生、真田、十六夜 vs 越後、ミラー、マリー×
3.埼玉
×小縞、ミラー vs アンナ、神楽○
○2号、十六夜 vs 金井、白石×
○ジャネット、獅子堂 vs 越後、マリー×
×真田、柳生、ロゼ vs ハン、杉浦、カンナ○
4.群馬
×小縞、マリー vs 神楽、白石○
△杉浦、カンナ vs 越後、ミラー△
×2号、柳生 vs アンナ、ハン○
○十六夜、真田、ロゼ vs 獅子堂、ジャネット、金井×
5.栃木
×神楽 vs 2号○
×アンナ vs 小縞○
○ロゼ、十六夜 vs 獅子堂、白石×
○真田、柳生 vs ジャネット、金井×
×マリー、ミラー、越後 vs カンナ、ハン、杉浦○
6.茨城
×小縞 vs 2号○
○ロゼ、十六夜 vs アンナ、神楽×
○マリー vs 白石×
×ミラー、越後 vs 真田、柳生○
○ハン、カンナ、杉浦 vs 獅子堂、ジャネット、金井×
7.東北海道
○神楽、杉浦、カンナ vs 金井、白石、小縞×
○アンナ、ハン vs 2号、ミラー×
×十六夜、ロゼ vs 獅子堂、ジャネット○
○柳生、真田 vs 越後、マリー×
8.西北海道
第1試合 ○小縞 vs 神楽×
第2試合 ○金井、白石 vs 2号、アンナ×
第3試合 ○ジャネット、獅子堂 vs ミラー、マリー×
第4試合 △真田、ロゼ、十六夜 vs カンナ、ハン、杉浦△
第5試合 メインイベント
『Crystal of Snow Queen』タイトルマッチ
「『CoSQ』柳生美冬 vs 越後しのぶ」
序盤からラッシュを掛けた柳生が越後を押し込んでいく。
リング中央で風刃連脚を叩き込むと、すぐさま二刀・刀狩りで勝負を決めにいったが、
しかし越後根性でロープまで這って行きロープエスケープ成功。
その後越後が盛り返すが、しかし柳生がグラウンドで越後のスタミナを確実に削っていく。
ローリングヒップアタックをパワーボムで何度も潰され、
度重なる腕殺しに腕も上がらなくなりながらも、越後が驚異的な粘りを見せる。
終盤、捨て身のランニングヒップバットで体ごと柳生を倒すと、
気合だけで引っこ抜き維新ドライバーを決めるが、しかしカウント2.8。
万策尽きたかに思われた越後だが、柳生の足刀を踏み堪え、
風刃連脚でダウンを奪われながらもカウント2.9でフォールを返す。
最後は柳生が雷神蹴でトドメを刺しにいくが、しかし越後が一発目はロープに逃れ、
ニ発目は無意識の中2.9で肩を上げる。
その瞬間、またも決着をまたずに時間切れとなった。
△柳生 vs 越後△ 60分時間切れ引き分け
〜柳生美冬 『Crystal of Snow Queen』初防衛〜
Kanto-1とは打って変わって柳生ペースで進んだ試合だったが、
終盤越後が驚異的な粘りを見て、再び60分フルタイムドローでの幕切れとなった。
もう何度目の痛み分けであろうか。
激闘を終え、力を出し尽くしリングに仰向けに寝転がったままの二人。
やがてどちらからともなくよろよろと立ち上がり、そしてガッチリと握手を交わした。
二人に万雷の拍手が送られる。
そこに、この試合は柳生のセコンドについていなかった十六夜が、フラフラとリングへ現れた。
リング中央で腰にベルトを巻かれた柳生の側に寄ると、その体を抱き締める。
十六夜「……美冬……ぅぅ……」
柳生「十六夜殿? どうした?」
最初はユニットメンバーの祝福に現れたのかと思った柳生だが、どうも十六夜の様子がおかしい。
怪訝そうに十六夜の顔を覗き込む柳生。
十六夜「……美冬……ダメよ、逃げて……もう、抑えきれない……」
柳生「……十六夜殿、どうしたというのだ、いったい。……ぐ、くあぁぁぁっ!」
突然十六夜の腕にギリギリと全身を締め上げられ、柳生が悲鳴を上げる。
なんとか振り解こうとする柳生だが、しかし激闘に力を使い果たしもう余力は残っていない。
十六夜「くぅ……うぁ……キャアァァァーッ!」
十六夜は叫ぶと、そのまま柳生を背後へ放り投げた。
柳生「ぐがっ!」
突然の出来事に反応できず、頭からマットへ落下した柳生が、ピクリとも動かなくなる。
越後「十六夜っ。貴様、何のつもりだっ!」
突然の暴挙に越後が十六夜へ向かっていく。しかし彼女も激闘のダメージを大きく引きずっていた。
勢いの無い突進を、十六夜が片手で越後の頭を掴んで止める。
越後「く、くそ……うっ!?」
その時、越後は戦慄した。十六夜の顔は、すでに正気を失っているように見えた。
その左目が、赤く妖しい輝きを放っている。
十六夜「アアァァァーーーッ!!」
十六夜は再び叫ぶと、右手一本で越後の体を吊り上げ、そして無造作にマットに叩きつけた。
越後「がはっ!」
遠慮無しに顔面からマットに叩きつけられ、越後もまた動かなくなった。
タイトルマッチを戦い抜いた二人がマットに横たわり、
そしてその事態を引き起こした十六夜はリングの中央で自分の体を両腕で抱き締めながらガタガタと震えている。
異様な空気に包まれる会場内。
真田「ひ、美響姐さんっ。いったい何やってるんスかっ! ……ヒッ!?」
エプロンにいた真田が十六夜に詰め寄ろうとしたが、彼女の赤く光る瞳を見た瞬間、
本能的な恐怖を悟ったのか体が硬直し動けなくなってしまう。
いつの間にか十六夜の全身に、紫色の文様が浮かび上がりのたくっていた。
普段は左脚に描かれている災厄の龍が、まるで十六夜の体内を蠢いているかのようだ。
十六夜の瞳には、何も映っていない。
その真っ赤な瞳から暗い光を漏らしながら、一歩また一歩と真田に近づいてくる。
真田「ひ、美響姐さん……いったいどうしちゃったんスか……」
真田の全身から冷たい汗が吹き出る。
このままでは危険だと本能が警告を鳴らすが、しかし足が竦んでしまい動けない。
それは壁として対峙していた事の十六夜とは全く異なるプレッシャーであった。
カンナ「やれやれ。だから気をつけろと言ったんですがね」
そこに、突然カンナが現れた。カンナはリングに上がると、無防備に十六夜に近づいていく。
真田「わっ。バカ。危ないッス!」
真田の心配通り、十六夜は無造作にカンナに向かって手のひらを振りかざした。
しかしその鋭い爪はカンナの白い肌を引き裂く事はなかった。
カンナはスルリと十六夜の攻撃をかわすと、バックを取って首に腕を回す。
カンナ「はいはい。大人しくしていてくださいね」
十六夜「ウガアァァッ!!」
獣のような咆哮を上げジタバタと暴れる十六夜。
その巨体に振り回されながらも、カンナは慌てた様子もなく、
右手で十六夜の首を絞めながら左手で胸元から黒い首輪を取り出し、十六夜の首に嵌める。
すると、十六夜は急に大人しくなり動きを止めた。
カンナ「ふう。まったく、手を焼かせてくれますね」
一息吐きながらも、カンナは口端にニヤついた笑みを浮かべたままだった。
真田「お、お前っ! お前が美響姐さんをこんな風にしたんスか!?」
ようやく恐怖から解放され、真田がカンナに詰め寄る。
カンナ「ククク。勘違いしないでください。
私は貴方に感謝されこそすれ、非難される理由は全くありませんよ」
真田「なんだとっ!」
カンナ「この間、言ったはずでしょう。災厄に気をつけろ、と。
私は彼女の災厄を鎮める為に、ここに来たんです」
カンナはうつろな瞳をして立ち尽くしている十六夜をチラリと見る。
カンナ「私、これでも故郷では巫女の役目もこなしていましてね。
こうした災厄に囚われた者を鎮めるのも、その役目の内の一つなんですよ」
真田「な、なんなんスか災厄って」
カンナ「言葉の通り、災いですよ。彼女の側に寄る者は、災いが降りかかる。
彼女自身がいつも言っていたでしょう」
真田「そ、それは……」
災厄。十六夜の口癖であった。
真田も何度も耳にしていたが、ただの口癖だと思っていた。
十六夜は真田にとっては、尊敬すべき存在であり立ちはだかる大きな壁。
決して忌み嫌う相手ではなかった。
真田「でも、今までそんな、災厄なんかなかったじゃないスか!」
カンナ「それは、彼女が必死で抑えていたんですよ。その内に全てを溜め込んで、ね。
けれど、それも限界だった。
おそらく、ゆきんこプロレスのトップとしての、壁としての重圧から解放された事で、
同時に災厄を封じ込めていた枷も外れてしまったんでしょうねえ」
真田「じゃあ、美響姐さんは、どうなるんスか?」
カンナ「枷の外れた魔獣は、全てを破壊し尽くさんと暴れ続けるでしょう。その身が滅びるまで、ね」
真田「そ、そんな……」
真田は愕然とする。
荒唐無稽な話だが、しかし十六夜の常軌を逸した様子を目の当たりにしただけに、
真田はそれを頭から否定する事は出来なかった。
カンナ「ま、それをさせない為に私がいる、ということですよ。
幸い、まだ彼女の理性までは災厄に貪り尽くされてはいない。
日常生活に支障はないでしょう。
ただ、リングの上では、もう今までの戦いは無理でしょうね。
彼女は災厄の権化としてリング上で暴れ回る事でしょう。
……という訳で、彼女は私達、CrimeCrashが預かっていきますよ」
カンナは十六夜の首輪を引いてリングを下りようとする。真田が慌てて呼び止める。
真田「な、なんでそうなるんスかっ!」
カンナ「何でも何も、暴れ回る獣は壁にはならないでしょう。
壁はドッシリ構えて動かないものですからねえ。
それに、私は警告したはずですよ。それなのに、貴方がたは何の対処も出来なかった。
そうですよねえ、柳生さん」
カンナが視線を送った先には、いつの間にか意識を取り戻していた柳生が、
厳しい表情で十六夜の背中を見つめていた。
柳生「……そなたに、任せて良いのだな」
真田「なっ! 美冬師匠っ?」
カンナ「まあ、悪いようにはしませんよ。
リングで暴れる事で、彼女の内に溜め込んだ災厄は少しずつ発散される。
いつかは、彼女は災厄から解放されるでしょう。
もっともその時には、自由と引き換えに、戦う力もまた失っているでしょうけどね」
真田「そ、そんな……」
真田が愕然とする。
と、こちらもいつの間にか意識を取り戻した越後が、真田の肩を掴んで立ち上がり、カンナを見据えた。
越後「カンナ。十六夜がどういう状態であろうと、私は手は抜かないぞ」
カンナ「ええ、もちろん。全力で潰してあげてください。
そうしないと、彼女の内の災厄も上手く昇華されませんから。
ま、私達としては、せっかくCrimeCrashに十六夜さんを招き入れるのですから、
その災厄を存分に利用させていただきますけどね。
それでは、ごきげんよう。ククク。ヒ〜ヒッヒ!」
笑いながら十六夜を連れて引き上げていくカンナ。
PCWの、ゆきんこプロレスの象徴であった十六夜美響は、
その身を災厄に支配され、真の悪に身を堕とした。
会場中が不安な空気に包まれる中、越後がマイクを取る。
越後「十六夜がどうなろうが、私のやるべき事は変わらない。
柳生っ。私は必ず、貴方の腰からベルトとCoSQの称号を奪い取る。
それだけは忘れるなっ!」
越後はそう言い切り、リングを下りる。
真田「美冬師匠……」
柳生「不安げな顔をするな、美幸。
十六夜殿が向かってくるというのなら、我らは迎え撃つだけ。
その災厄ごと、我らの太刀で叩き斬る。
それが我らが唯一出来る、かつての同志への手向けだ」
真田「……は、はいっ! 自分、やるッス!
自分が美響姐さんを、災厄から解放してみせるッス!」
柳生と真田が、心を決める。
ゆきんこプロレスは新たな時代を迎えようとしていた。
※十六夜美響、『PCW』を離脱。『CrimeCrash』に加入
〜興行結果〜
1.千葉 ☆6300/6000
2.東京 ☆2100/2000
3.埼玉 ☆5250/5000
4.群馬 ☆5775/5500
5.栃木 ☆5250/5000
6.茨城 ☆4200/4000
7.東北海道 ☆4200/4000
8.西北海道 ☆9450/9000
総支出 489AP 札止め8
〜最終戦・興行後〜
カンナくんっ。
カンナ「ああ、社長。どうしました?」
いや、どうしたって。十六夜くんは大丈夫なのかい?
カンナ「ええ。今は眠っていますよ」
そ、そうか……。
ところで、さっきのキミの話は、どこまで本当なんだい?
カンナ「…………。
社長は、十六夜さんの災厄についての話、どこまで信じていましたか?」
えっ。いや、それは。
カンナ「不思議に思いませんでしたか。
所属団体に不幸を撒き散らし、カラミティクイーンと忌み嫌われ、
幾多の団体を渡り歩いてきた十六夜さんが、
どうしてこのゆきんこプロレスにこれほど長く止まれているのか」
それは……。彼女の言うような不幸や災厄が、ウチには起きなかったからじゃないのか。
カンナ「そう。ココには、災厄が訪れなかったんです。
それどころか、片田舎のローカル団体が、
ファイナルシリーズなどというビッグイベントで優勝という結果を残すまでに大きく成長した。
……いったい、どうしてでしょうね」
…………。
カンナ「以前PCWに入って早々入院した時に、十六夜さんが見舞いに来てくれましてね。
その時、こんな事を言っていましたよ。
『誰からも忌み嫌われる存在でしかなかった自分に、
社長は団体の旗上げ前から声を掛けてくれ、
中心としてのポジションまで与えてくれた。
ゆきんこプロレスは、私の家そのものであり、唯一の居場所。
私はどんな事をしてでも、災厄からこの居場所を守りたい。
例えこの身がどうなろうとも』とね」
十六夜くんが、そんな事を……。
カンナ「十六夜さんは確かに災厄を体に集約する体質です。
そして、それを発散する事で力に変えてきた。……これまでの団体ではね。
ですが、今は違う。彼女は災厄を集約し、しかしリング上での還元は最小限に押し止めている。
どうしてか、わかりますか?」
ま、まさか……私たちに集まる災厄を、その体の中に……?
カンナ「いくら体質とはいえ、ヒト一人の体内に止めておける災厄など、たかがしてています。
それでも、十六夜さんは災厄を受け入れ続けた。
けれど、いつかは限界が来る。
おそらく、彼女が壁としての役目を終えた事を、
この団体で出来る最後の仕事を果たし終えたと自覚した時に、わずかにたがが緩んだのでしょう。
……そして、後はご覧の通りです」
そうか。幕張大会でのCoKに敗れ、柳生くんと真田くんの成長を見届けた事で……。
カンナ「本当は、昨年私がPCWに加入した時に、対処するつもりだったんですけどね。
敵もさるもの、というヤツです。災厄は私の狙いを察知し、すぐに標的にしてきた。
おかげで加入早々入院なんてことになってしまい、予定が狂ってしまいましたよ。
十六夜さんの溜め込んだ災厄は、浄化するには大きくなりすぎていた。
そこで私は方向を変え、受け皿としてCrimeCrashを作った、という訳です」
……なあ、カンナくん。十六夜くんは、これからどうなるんだ?
カンナ「十六夜さんの中には、これまで溜め込まれた災厄がはちきれんばかりに充満しています。
ガス抜きが必要なんですよ、あの人には。
そしてそれには、PCWにいるより私たちのところにいた方が良い。
社長もわかっているでしょう。あの人の本質を。
でもあの人は、本来のヒールとしての顔を心の中にしまい、
団体のエースとしての姿を演じ続けた。それはなぜか。誰の為か。
……私が言わなくても、もう社長もわかっていらっしゃるでしょう」
十六夜くん……。
カンナ「…………。
と、言うのが十六夜さんのヒールターンへのストーリーです。
どうです。なかなかよく出来ているでしょう?」
…………へ?
カンナ「いやあ、結局ウチに入ってからあまりヒールらしい事をしていないのでストレスが溜まる、
なんて話をこの間飲んだ時に聞きましてね。
もういい加減下も育ったし、後は好きにやりたいわ、なんて言うものですから、
それならばと自分達のユニットに誘ったんですよ。
ちょうど自分たちにはパワータイプのヒールが不足してしましたしね。
そうしたら、結構乗り気になってくれましてね。
どうせなら派手にやろうと、こんなストーリーにしてみたんですが」
えっ。じゃあ、つまり……ウソ、なの?
カンナ「ウソじゃありませんよ。シナリオです、シナリオ。
どうも4月からPCWと越後さん以外に目立った実績がありませんでしたからね。
良いテコ入れになったと思うんですが」
な、な、な……。
カンナ「まあそんな訳で、これから冬にかけては私達が盛り上げていくんで、
社長も楽しみにしていてください。ククク。
そうだ。アイディア料代わりに、飲みに行きましょう。
もちろん、社長のおごりでね。ヒ〜ヒッヒ!」
こ、こらカンナくん。話はまだ終わってないぞ。背中を押すんじゃないっ。
カンナ「ささっ。行きましょう行きましょう。
今夜も美味しいお酒が飲める。ありがとうございますありがとうございます」
☆成長
獅子堂 アームホイップ1→2
越後 1up、ボディスラム1→2
柳生 1down、ショルダータックル1→2
金井 4up、張り手1→2
カンナ 2up、払い腰1→2
杉浦 4の字絞首刑(タランチュラ6)
白石 ボディスラム1→2
神楽 3up、アームホイップ1→2
小縞 3up、ドロップキック1→2
「10月」
行動順:1 6,087AP
「今年もバカンスの季節がやってきましたね」
嬉しそうだねえ、キリコくん。キミは10月が一番輝いているよ。
「恐れ入ります」
まあそれはともかく、先月は色々あったから、今月はゆっくりしたいものだな。
「そういえば、昨年もバカンス前の9月は色々ありましたね……」
うむ。バカンスに行き始めた頃は、kanto-1後の9月は割と落ち着いた月だったんだがなあ。
☆アクシデント
軽症:杉浦
バカンス前にケガをするとはついてないな、杉浦くん。
杉浦「そうですね。ですが、そんな不運な私を慰める為に、良いバカンス候補地があるのです」
温泉かい? 国内はなあ。
杉浦「社長は温泉を舐めすぎです。
確かに日本は世界有数の温泉地ですが、何も温泉は日本だけの専売特許ではありません。
さあ、見てくださいこのパンフレットを。
この島にはビーチと温泉が両方あるのです。
しかもここに湯治で行けばどんな怪我にも効くという
プロレスラー垂涎の機能がうんぬんかんぬん……」
わ、わかった。わかったから。
杉浦「いえ、社長は何も分かっていません。そもそも湯治とはベラベラベラベラ……」
……こうして数時間後、今年のバカンス先は杉浦くんオススメの候補地に決まった。
☆イベント
学園祭:十六夜(10AP)
十六夜くんに学園祭の依頼が来たぞ。
しかも先シリーズ最終戦の翌日にオファーとは。
十六夜「ウフフ。本当、プロレスファンというのは物好きが多いわよねえ」
☆ニュース
映画公開:富沢〜大ヒット(400AP)
完治:白石
ファンクラブ結成:カンナ(11)
富沢くんの映画のヒットで、今月のバカンス代は捻出できそうだな。
興行を休ませてまで出演させた甲斐があったというものだ。
そして、カンナくんにまたファンクラブが増えたぞ。
先月の行動が原因……なのか?
カンナ「ククク。やはり世間は私のような、清楚で可憐な巫女に弱いようですねえ」
富沢「アンタのどこが清楚で可憐なのよっ。
ビジュアルでいったらストレートロングヘアの私の方がよっぽど巫女に相応しいわよ」
カンナ「貴方には神秘性が足りないんですよ。
せいぜい巫女のコスプレがお似合いですよ。ヒ〜ヒッヒ」
富沢「な、なんですって〜っ!」
おいおい、いがみ合うのはリングの上だけにしてくれ。
○特訓:カンナ、獅子堂
はっきり言って上半期は、PCWと越後くんの独壇場だった。
これでは我が団体の掲げるユニット抗争の軸がぶれてしまう。
そこで下半期は、各ユニットの中心選手を重点的に育てていく。
具体的には、「CrimeCrash」のカンナくん、「ライオンハーツ」の獅子堂くん、金井くん、
そして「Pride & Blade」の富沢くんだ。
彼女達には、CoSQの挑戦権を得られるくらいにはなってもらわないと困るからな。
まず今月は、カンナくんと獅子堂くんに特訓を受けてもらう。
カンナ「まったく。せっかくのバカンスだというのについていませんね」
獅子堂「私はやりますよ〜。
Kanto-1は全然だったから、頑張らないと眠れる獅子拳の弟子が増えないし〜」
そうだな。ではもう一つ、獅子堂くんの発奮材料になる話をしようか。
獅子堂「なんですか〜」
上半期で資金がかなり増えたからな。来月には、ジュニアベルトを創設したいと思う。
当然、初代王者をキミには争ってもらう。
獅子堂「本当ですか〜。やった〜」
カンナ「ジュニアベルト、ですか。……ククク」
☆バカンス:越後
そういえば越後くん、水着を変えたのかい?
越後「な、なんですか藪から棒に」
いや、なぜか以前と違うような気がしてね。
……ああ。1st写真集を引っ張り出してみたら、
水着の上にまとっていた着物(?)を取ったからイメージが違ったのか。
越後「じ、ジロジロ見ないで下さいっ」
いや、普段リング上でもワンピースに長ランだし、ビキニ姿は新鮮だなと思ってね。
サラシも良いが、水着も良いなあ。
越後「ニ、ニヤニヤするなーっ!」
バゴッ!
へぶぅっ! さすが越後くんの尻、固いが柔らかい……ガク。
☆プライベート:杉浦
杉浦「社長。湯治も良いものだったでしょう?」
ああ。おかげでデスクワークで疲れていた腰もだいぶ楽になったよ。温泉も良いものだな。
杉浦「その反応、計算通りですね。
これを機会に、下呂、別府、草津近辺での興行を増やす事をオススメします」
そうだなあ。ウチは移動も試合数も多いから、遠征先で疲れを取るのも良いかも知れないな。
……ところで杉浦くん。
なんでさっきから、猛スピードで温泉地のパンフレットをめくっているんだい?
杉浦「こ、これはっ。
しゃ、社長の側にいると、なぜかページを捲るスピードが400%アップするのです。
ふ、不可解です……」
○10月行動その他
サイン会:西北海道〜カンナ、十六夜人気C、杉浦人気B
○他団体
2.東女
3.WARS:コーチ雇用〜松村コーチ
4.新女
5.太平洋:飲食店開店〜三重、コーチ雇用〜斉藤コーチ
〜興行なし〜
総支出 -165AP
☆成長
十六夜−2
真田 アームホイップ1→2
獅子堂 ローリングソバット2→3
越後 ハンマーブロー2→3
柳生 スリーパーホールド2→3
富沢 2up、ドロップキック1→2
金井 1up、ジャンボスープレックス2→3
カンナ 2up、ローリングソバット1→2
杉浦 3up、スリーパーホールド1→2
白石 1up、逆水平チョップ1→2
神楽 1up、ヘッドバット1→2
小縞 2up、スリーパーホールド1→2
よし。今月はリフレッシュできたな。
「来月からはまた忙しくなりますから、ちょうど良い休暇でしたね」
ああ。かまくらタッグにジュニアベルト。
十六夜くんの離脱でPCWがどうなるかという問題もあるしな。
年も変わるし、また新しい流れが生まれそうだ。
「え? 来月は11月ですが?」
ああ、いや、こっちの話さ。
「11月」
行動順:5 5,849AP
☆イベント
CM出演:越後
越後『偽装なし! 比○地鶏!』
……って、何のCMですかこれは!」
いや、あのダメ会社のせいでイメージだだ下がりの地元名産をPRしようかと思ってね。
越後くんも、地元に悪いイメージがつくのはイヤだろう。
越後「それはそうですが」
ついでに言うと、きりたんぽ用の地鶏は出汁を取るのがメインなので、
固くて食べにくかったりもする。
そういう場合は出汁用に地鶏、食用に普通の鶏肉と二種類入れるといいぞ。
越後「私はあの地鶏のコリコリも好きですけどね。
って、だから何の話なんですかこれは?
というか、前も地鶏ネタは書いたような……」
そんな昔の事はもう忘れたさハハハ。
☆ニュース
完治:杉浦
湯治の効果はバッチリだったようだな。
杉浦「はい。私の計画通りです。
それに、今回の温泉旅行で新技を閃きました。近々お披露目しましょう」
そうか。それは楽しみだな。
……でもなあ。杉浦くんは新技を出し惜しみするタイプだからなあ。
いまだにホットスプリングスラムもバックスライド・フロムスパも観戦で見た事がないんだが。
杉浦「うっ……そ、それは社長が私を平均的に育てるからいけないのです」
○ベルト作成:CoSPベルト
ようやくジュニアベルトを作る資金が溜まったぞ。
「かなりの出費となってしまいましたね」
ああ。しかし、ファイナルシリーズでの功績を考えると、十分な価値があるだろう。
それに、いつまでもソニックくんにジュニア部門を独占させる訳にもいかないからな。
「現在、団体内に挑戦資格保有者は5人。他にも、契約中のでマリー選手も挑戦可能です」
最初はマッチメイクに苦労するかと思ったが、意外と幅広く行なえそうだな。
○サイン会:埼玉〜カンナ人気C、十六夜人気C、白石
〜ジムにて〜
小縞くん、調子が良さそうじゃないか。
小縞「そ、そうですか?」
ああ。ここのところの頑張りは私も感心しているよ。
キミにも早くCoSP戦線に絡んでもらいたいものだ。
小縞「そ、そんな。私なんてまだまだですよ。
でも、社長の言葉で元気が出ました。ありがとうございます」
○デレ?:小縞
○11月行動その他
来日:EWA〜ハン、クライ、ヘレン
GWA〜ロゼ、ジャネット、2号
特訓:富沢、金井
プライベート2:柳生
○他団体
1.東女:飲食店開店〜千葉
2.WARS:グッズショップ開設〜新潟
3.新女:グッズショップ開設〜茨城
4.太平洋
〜他団体の興行〜
1.東女 99AP
2day TWP選手権
○内田 vs 小川× ※初防衛
3day NJWPヘビー
×上戸 vs 内田○ ※ベルト奪取
2.WARS 408AP
2day IWWFジュニア
○菊池 vs 小鳩× ※防衛18回目
3day GWAジュニア
○菊池 vs 佐尾山× ※防衛23回目
4day GWA選手権
○龍子 vs ジョーカー× ※初防衛
5day WAR無差別
○龍子 vs 菊池× ※防衛7回目
6day AACヘビー
○龍子 vs ジョーカー× ※防衛3回目
※八島静香、引退
3.新女 334AP
2day アジアタッグ
○クルス、ルミー vs 来島、祐希子× ※防衛12回目
3day アジアヘビー
○祐希子 vs 森嶋× ※初防衛
4day TWWAジュニア
○千秋 vs ディアナ× ※防衛13回目
5day IWWFヘビー
○祐希子 vs ルミー× ※防衛3回目
4.太平洋 345AP
8day PWPWヘビー
○氷室 vs 早瀬× ※初防衛
〜興行〜
○今シリーズ参戦レスラー
Pride & Blade:富沢、越後、マリー、ミラー
ライオンハーツ:獅子堂、金井、白石、ジャネット、USA
CrimeCrash:カンナ、十六夜、杉浦、ハン
無所属:柳生、真田、小縞、神楽、ロゼ、クライ、ヘレン、2号
11月はかまくらタッグの季節だ。
「ですが、PCWが解散した今、ユニットは3つしかありません」
とりあえず、各ユニットから1チームずつ3チームと、無所属から1チームという形になるだろう。
柳生くん真田くんに何か考えがあるようだし、ギリギリまで待ってみようか。
『東北シリーズ』
1.東京・後楽園
第1試合開始前、社長がリングに上がり、
ジュニアクラスのベルトである『Crystal of Snow Princess』の創設と、
今シリーズ最終戦・仙台でのタイトルマッチを発表。
挑戦者は、まずはベルト創設の発起人でありファイナルシリーズジュニア部門優勝者である獅子堂レナを発表。
リングに上がった獅子堂が挨拶。
対戦相手について水を向けられると、獅子堂はキューティー金井の名を上げる。
人気実力共にジュニアでは申し分のない金井の指名に会場からは拍手が送られた。
???「おやおや。そんな決め方で良いんですかねえ? クククッ」
だが、ここで『CrimeCrash』のカンナ、杉浦が登場。カンナは相変わらずのにやけ面。
さらにその背後には、首輪に繋がれた十六夜がうつろな表情で立っている。
カンナはリングサイドへ上がるとマイクを握る。
カンナ「社長。CoSPの創設、まずはおめでとうございますと言わせていただきましょう。
ですが、せっかくのベルトの価値をいきなり落とすようなマネはどうかと思いますねえ」
カンナの発言に獅子堂が牙を剥く。
獅子堂「どういう意味だ、カンナッ。美加が挑戦者に相応しくないとでも言う気か」
カンナ「おや。貴方にしては頭の回転が速い。その通りですよ。ねえ。美月」
杉浦「はい。獅子堂さんがベルト創設を宣言したのが4月。
しかしコントラマッチで獅子堂さんが破れベルトの創設は延期。
その後の半年、ライオンハーツはユニットとして何の成果も残していません。
そんなユニットのメンバー同士で回されるようなベルトでは、
CoSPの価値は今後も上がる事はないでしょう」
カンナ「さすがは美月。的確な指摘ですねえ。
つまり、人気だけで成り立ってるライオンハーツなんてユニットの内輪のタイトルマッチなんて、
見て喜ぶのは貴方達のブサイクなファンだけだっていう事ですよ! ヒ〜ヒッヒ!」
この発言にはさすがに場内からブーイングが飛ぶが、しかし当のカンナはますますニヤニヤするばかり。
獅子堂「人の事が言える立場かっ。お前達だって、何の成果も残せていないだろうが」
カンナ「おやおや。何を言うかと思えば。貴方には見えないんですか。
私の隣にいる、今年の雪解けタッグ優勝者の姿が」
カンナがニヤつきながら十六夜の肩を抱く。十六夜は俯いたまま低く唸っている。
獅子堂「十六夜が雪解けタッグで勝ったのはPCWでの事だろうっ」
カンナ「もちろんそうですよ。その十六夜さんを私がCrimeCrashに引き入れた。その功績ごとね。
つまり、十六夜さんの雪解けタッグ優勝は、私達の立派な実績と言う訳です。
ブサイクなファンの歓声に酔って日々漫然と戦っている貴方達と私達は違うという何よりの証明でしょう。ククク」
獅子堂「キサマーッ!」
口でカンナに勝てるはずもなく、激昂した獅子堂がカンナに掴みかかろうとする。
しかしそこに何者かがリングに上がり獅子堂を押し止める。
それは、挑戦者資格を問われている金井本人であった。
金井「もういいよ。要するに、美月ちゃんはあたしが無条件で
CoSPの挑戦権をもらうのが気に入らないんでしょう」
水を向けられた杉浦は、しかし顔色を変えない。
杉浦「私は個人的感情で言っているわけではありません。
CoSPの今後の価値を考えたまでです」
金井「……わかった。じゃあ、こうしよう。
かまくらタッグ前の青森大会。あたしと美月ちゃんで、CoSP挑戦者決定戦をやろう。
それであたしが勝てば、文句ないよね」
杉浦「ええ。構いません。それなら説得力も生まれますし」
金井「よ〜し、じゃあ決まりっ。いいよね、社長?」
金井に話を振られ、社長はしばし考えた後に頷く。
杉浦のメガネがキラリと光り、口元に小さく笑みが浮かんだ。
杉浦「言う事は言いましたし、帰りましょう、カンナさん」
カンナ「そうしましょうか。……ああ、そうだ。忘れてました」
カンナはポンと手を打つと再びマイクを取る。
カンナ「十六夜さんを加えた私達は、ユニット名を変えることにしました。
新しいユニット名は、『Calamity Crime Crash』です。
安易だと思いましたか?
しかしこれには理由がありましてね。
ユニット名にCalamityを入れないと、十六夜さんの体内の災厄が暴れ出して、
大変な事になってしまうんですよ。お〜こわいこわい。ククク」
カンナがニヤつきながら限りなくウソ臭い理由をつける。
カンナ「でも、長ったらしいでしょう。だからこれからは、略して3Cにしようと思います。
チーム3C。う〜ん、良い響きですね。
え? 3Dのパクリっぽい?
知りませんよ、バーカ! ヒヒヒ、ヒ〜ヒッヒヒー」
カンナはマイクを投げ捨てると十六夜を引き連れて通路を下がっていった。
後に続く杉浦の背中に、金井がマイクを取って言葉を投げる。
金井「美月ちゃんっ。あたしの事はどう言ってもいいけど、
ライオンハーツやファンのみんなをバカにしたのはあたし、許してないからっ。
青森であたしが勝ったら、ファンのみんなに謝ってもらうからねっ」
金井の言葉に杉浦は歩みを止めるが、しかし一瞥しただけで通路を下がっていった。
そして、波乱のシリーズが始まる。
〜
第1試合 ○柳生、真田、小縞 vs ロゼ、クライ、神楽× 16分20秒 介錯・斬→体固め
試合後、真田がマイクを取る。
真田「先月、美響姐さ……じゃなかった、十六夜が抜けて、PCWは終わりになったッス。
けど自分と美冬師匠はCoK王者だし、何より今、自分は美冬師匠と組んで戦うのが楽しいッス。
だから、師匠と新しいユニットを作ろうと思うッス」
真田の発言に、会場の期待感が高まる。
真田「……けど、まだ何も考えてないんスよ。だから、ユニット名の発表とかも今日は無しッス。ナハハ」
真田の発言に、会場内がずっこけた。
真田「けど、そうは言っててもかまくらタッグはすぐそこに迫ってるッス。
そこで、師匠とも相談したんスけど……聡美っ」
小縞「へっ?」
団体トップクラスとの選手との混合タッグで疲弊しロープに寄り掛かっていた小縞は、
突然話を向けられ目を丸くした。
真田「今日の6人タッグ、なかなかの手応えだったッス。
どうスか、聡美。自分らと一緒に組んで、かまくらタッグに出てみないッスか」
小縞「えっ、あの……ほ、ホントですかっ!?」
真田の突然の申し出に頭にハテナを幾つも浮かべていた小縞は、
しかしようやく内容を理解すると、感激のあまりピョンコピョンコと飛び跳ねた。
小縞「わ、私、やりますっ! お姉様方の足を引っ張らないように頑張りますからっ!
よろしくお願いします、お姉様っ」
真田「お、おおおおぉぉぉお姉様っ!?
そ、その呼び方は勘弁して欲しいッス……」
小縞にギュッと手を握られキラキラした目で見つめられ、真田は赤面してどもってしまった。
新たなユニット誕生のきっかけか、と思われたそのムードは、しかし次の瞬間に一変する。
神楽「……気にいらないわねぇ」
柳生にしたたかにマットに叩きつけられた神楽が、首を振りながらようやく起き上がった。
神楽「なんでその子なのさ。アタシは眼中にないっていう訳?」
小縞「紫苑さん……」
神楽に冷たい瞳でねめつけられ、小縞は息を飲む。
真田「神楽も自分たちと組みたかったんスか?」
真田の無邪気な問いに神楽は首を竦める。
神楽「ハッ、まさか。別にアタシはユニットなんかに興味はないけどさ。
けど、アタシの頭越しに話を進められるのも良い気分はしないのよ。
……聡美。アンタ、かまくらタッグの前に青森でアタシとシングル組まれてたわよね。
そこでアタシに負けたら、さっきの話は辞退しなよ」
小縞「ええっ。そ、そんなぁ……」
うろたえる小縞。助けを求めるように周囲を見渡すが、
柳生「……我らと組む資格を問うには、良い試練かもしれぬな」
助け舟が出るどころか、逆に立場が危うくなってしまった。
真田「大丈夫ッスよ。いつも通りやればいいんスから」
真田が小縞の背中をバンバンと叩く。その言葉に、神楽は唇を噛んだ。
実際、神楽はいまだシングルマッチで勝ち星がない。小縞にも目下連敗中だ。
だからこそ小縞に声が掛かった。それはわかる。
しかしわかっていても、半年先に入団したというプライドが納得する事を許さない。
神楽「柳生さん、真田さん。代わりを探しておいた方がいいわよ。
青森でその子が使い物にならなくなるかもしれないからね」
神楽はそう言い捨て、リングを下りた。その背中に小縞が言葉を掛ける。
小縞「紫苑さんっ。私、紫苑さんも納得するような結果を出してみせますから」
先ほどの慌てた表情はどこへやら、小縞は神楽の背中を真っ直ぐに見つめるのだった。
第2試合 ×ミラー、富沢 vs ヘレン、カンナ○
第3試合 ×USA、獅子堂 vs マリー、越後○
第4試合 ○ハン、十六夜、杉浦 vs ジャネット、白石、金井×
2.奈良
○小縞、金井 vs 杉浦、神楽×
×USA vs ヘレン○
○ジャネット、獅子堂 vs 富沢、マリー×
○ロゼ、白石 vs ミラー、越後×
×クライ、真田、柳生 vs カンナ、十六夜、ハン○
3.和歌山
○マリー、小縞 vs USA、神楽×
×ヘレン、真田、柳生 vs 富沢、ミラー、越後○
○ロゼ、杉浦 vs クライ、金井×
×獅子堂、ジャネット、白石 vs カンナ、十六夜、ハン○
4.青森
第1試合 ×ミラー、マリー vs ジャネット、USA○
第2試合 ○獅子堂、白石 vs ヘレン、クライ×
第3試合「小縞聡美 vs ブラッデイ神楽」
中盤までは互角の展開。小縞が打撃で攻めれば神楽も強烈な投げ技を返していく。
先に仕掛けたのは小縞。必殺ラストオーダーで神楽を叩きつけたが、
しかし神楽、幾度も苦渋を味わわされたこの技をカウント2.9でクリア。
これで逆に勢いに乗り、神楽がラッシュをかけてトドメと必殺ガロンスロー。
しかし、小縞もなんとかカウント2.8でクリア。
最後は小縞がなりふり構わぬサッカーボールキックで神楽を振り切った。
○小縞 vs 神楽× サッカーボールキック→片エビ固め
神楽「……チクショウ」
マットに横たわった神楽はしばし右手で顔を覆っていたが、
やがて立ち上がると小縞に背を向け無言でリングを下りた。
小縞「紫苑さんっ、あ、あのっ」
その背中に呼びかけようとした小縞だが、エプロンに上がった柳生が小縞の肩を掴んで制する。
柳生「今のそなたに、あの者に掛けてやるべき言葉はない」
小縞「そんな……」
柳生「それに、そなたにも感傷に浸っている時間はないはずだ。
神楽は必ずや、爪を磨いで再びそなたの前に立ち塞がるだろう。
その時まで、そなたはただ安穏と過ごすつもりか?」
小縞はブンブンと首を横に振ると、真っ直ぐに柳生を見つめ直した。
小縞「私、もっと強くなりたいですっ。
これからよろしくお願いします、美冬お姉様っ」
柳生「おねっ……う、うむ」
小縞のキラキラした瞳に見つめられ、柳生の頬に仄かに朱が差した。
※小縞聡美、柳生&真田組に合流
第4試合 ×富沢、越後 vs ハン、ロゼ○
第5試合 ○柳生、真田 vs 十六夜、カンナ×
第6試合 メインイベント
〜次期CoSP挑戦者決定戦〜
「キューティー金井 vs 杉浦美月」
気合十分の杉浦、序盤から飛ばしていく。金井も杉浦の顔面を何度も張って対抗。
中盤、金井のカクテルライトスープレックスが炸裂したが、
しかし杉浦怯まず、バースピアーで金井を薙ぎ倒すとすかさずポストに上って打たせ湯で一撃。
さらにアンクルホールドを決めギブアップを迫るが、これはなんとか金井エスケープ。
しかし息吐く暇も与えず、杉浦がバックスライド・フロムスパで丸め込むが、カウント2で金井返す。
流れを変えようと金井ロープに走ってカウンターでクリオネを決め、
さらに追い打ちにフライングボディアタックを狙ったが、杉浦これを伏せてかわすと、
起き上がった金井の顔面目掛けてエプロンに上がったセコンドのカンナがパウダー攻撃。
視界を奪われた金井を杉浦が再びバックスライド・フロムスパで丸め込み、
なんとそのまま3カウントを奪ってしまった。
×金井 vs 杉浦○ 12分7秒 バックスライド・フロムスパ
呆然とする金井、レフェリーに食ってかかる獅子堂。
おかしくてたまらないとばかりに笑い転げるカンナに、微かに笑みを浮かべる杉浦。
試合後のそれぞれのユニットの様子はまさに対称的であった。
獅子堂「オイ杉浦っ。こんな勝ち方で嬉しいのかっ」
激昂した獅子堂がマイクを握り吼える。しかし杉浦はどこ吹く風。
杉浦「ええ。嬉しいですね。キチンとルールにのっとった勝利ですから。
次は獅子堂さん、貴方の番です。
私との対戦前に、ルールブックを読み直した方がよろしいかもしれませんね」
獅子堂「コイツッ!」
掴みかかろうとする獅子堂からスルリと離れリングを下りると、
杉浦はトントンと頭を指差し、そしてリングを後にした。
※初代CoSP決定戦、「獅子堂レナ vs 杉浦美月」に決定。
5.岩手
試合前、かまくらタッグと並行して、『ブラッディ神楽・試練の3番勝負』を発表。
格上外国人とのシングル3連戦が組まれることに。(発案はコーチの越後)
第1試合「ブラッディ神楽 vs ウェイン・ミラー」
一撃の破壊力は大きい神楽、序盤は優勢だったが、
ミラーのテクニックに翻弄されて中盤は完全にミラーのペースに。
執拗な腕殺しに合うもなんとか逃れ、必殺ガロンスローで反撃しカウント2.8まで追い詰めるも、
最後はミラーがフェイスクラッシャーで神楽を強引にマットに沈めた。
×神楽 vs ミラー○ 10分10秒 フェイスクラッシャー→体固め
第2試合 ○ロゼ、ハン、ヘレン vs ジャネット、USA、クライ×
『かまくらタッグリーグ』開幕
〜出場チーム〜
Pride & Blade:富沢、越後、マリー組
ライオンハーツ:獅子堂、金井、白石組
3C:カンナ、十六夜、杉浦組
無所属:柳生、真田、小縞組
第3試合 セミファイナル
〜かまくらタッグ初日第1戦〜
「『Pride & Blade』富沢レイ、越後しのぶ、マリー・ネルソン組
vs
『ライオンハーツ』獅子堂レナ、キューティー金井、ノエル白石組」
序盤いきなり金井のカクテルライトスープレックスから獅子堂の獅子双掌覇の連携で
マリーがあわやという所まで追い込まれるが、なんとか逃れて事なきを得る。
その後も双方追い込むも場外へのエスケープで逃げられるなど決め手を欠く展開に。
最後は越後のパイルドライバーを白石が肩を上げた所でタイムアップとなった。
△越後、富沢、マリー vs 獅子堂、金井、白石△ 30分時間切れ引き分け
〜メイン開始前〜
杉浦は語る。
それは試合開始前の控え室での事でした。
突然、十六夜さんが両手で自分の体を抱き締め、苦しみ始めたのです。
杉浦『どうしたのですか、十六夜さん』
十六夜『く、うう……災厄が、私の体の中で暴れているのよ……
危ないわ……離れていなさい……』
杉浦『ですが、このまま貴方を放っておく訳には』
十六夜『いいから、構わないでっ! ……く、うあぁ……キャアァァァーッ!!」
十六夜さんは私を突き飛ばすと、胸を押さえて悶え苦しみ続けます。
そして絶叫した瞬間、十六夜さんの全身を黒い靄のような物が包み込んだのです。
杉浦『なっ!?』
十六夜『んく、ふぅ……ウフ……ウフフフフ……』
驚愕する私の目の前で、その黒い靄は十六夜さんの体内に吸い込まれていきました。
そして気づけば十六夜さんは、リングコスチュームを身に纏い、
うつろな顔に目だけを爛々と赤く光らせてユラリと立っていたのです。
そして何より驚いたのが……。
杉浦『十六夜さん……その髪はいったい……』
十六夜『ウフフ……ウフフフフ……』
今まで下ろしていた十六夜さんの髪が跳ね、立ち上がっていたのです。
そう、十六夜さんは一瞬の間に、リングの上で見せる災厄の女神の姿となっていたのでした。
十六夜さんは私の問いに応えず、ヘビのような瞳を光らせ、私をただ見下ろしていました。
私は恐怖を感じ、それ以上髪の事について尋ねる事が出来ませんでした。
認めなくないことですが、計算では測れない事もあるのだと、その時初めて知ったのです……。
などというPVが流れ、そして本格始動した『CrimeClash』改め『3C』がリングに姿を現した。
第4試合 メインイベント
〜かまくらタッグ初日第2戦〜
「『3C』カンナ神威、十六夜美響、杉浦美月組
vs
『無所属』柳生美冬、真田美幸、小縞聡美組」
場外戦で主導権を握る3C。カンナが柳生を裏投げでマットのない床に叩きつけ、
杉浦が4の字絞首刑で小縞を攻め立てる。
しかし無所属も連携で攻め立て、特に小縞が果敢にダブルインパクトを連発しあわやという場面を作るも、
カンナが見事に神威で切り返し、流れを渡さない。
終盤、真田の斬馬迅がカンナに完璧に決まるも、十六夜がレフェリーを突き飛ばしカウント無効に。
代わった柳生が卍固めで締め上げるも杉浦がパウダーを柳生の顔面にぶつけて
ロックが緩んだ拍子にカンナがエスケープ。
結局3Cが逃げ切る形で引き分けに終わった。
△柳生、真田、小縞 vs 十六夜、杉浦、カンナ△ 30分時間切れ引き分け
6.山形
第1試合「ブラッディ神楽 vs ヘレン・ニールセン」
序盤から完全にヘレンのペース。
中盤神楽が盛り返すも強烈な投げで寸断される。
それでもヘレンの必殺ドラゴンスープレックスを2.9で返すなど健闘は見せたが、
最後は続けて放ったヘレンの延髄斬りにマットに沈んだ。
×神楽 vs ヘレン○ 8分15秒 延髄斬り→体固め
第2試合 ○ミラー、ロゼ vs ジャネット、USA×
第3試合 ○ハン vs クライ×
第4試合 セミファイナル
〜かまくらタッグ2日目第1戦〜
「『Pride & Blade』富沢レイ、越後しのぶ、マリー・ネルソン組
vs
『3C』カンナ神威、十六夜美響、杉浦美月組」
中盤、十六夜が大暴れ。パワーで富沢とマリーを二人まとめて薙ぎ倒すも、
マリー何とか必殺バックドロップで十六夜の動きを止める。
そして終盤、カンナに富沢の必殺ロンギヌスからマリーがデスバレーボムに繋ぎ、一気に勝負へ。
杉浦パウダー攻撃でカットに入ろうとするも越後が袋ごと杉浦を蹴散らすと、
マリーのノーザンライトスープレックスを堪えているカンナに向けて、奪ったパウダーを逆にぶつける。
カンナが怯んだ隙にマリーが引っこ抜き、そのまま一気に勝負を決めた。
○マリー、富沢、越後 vs 十六夜、杉浦、カンナ× 16分23秒 ノーザンライトスープレックス
第5試合 メインイベント
〜かまくらタッグ2日目第2戦〜
「『ライオンハーツ』獅子堂レナ、キューティー金井、ノエル白石組
vs
『無所属』柳生美冬、真田美幸、小縞聡美組」
この日は白石が絶好調。柳生をスクラップバスター3連発で戦闘不能にすると
小縞をアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げて一気に決めようとするが、しかし真田がカット。
真田大車輪でコーナーにぶつけるとそのまま一突蹴りで串刺しにし白石の勢いを止める。
そしてこの日も激しくやり合う真田と獅子堂。
獅子堂がエプロンからのライオネスファングで真田ごとリング下に飛び降りれば、
真田も火の玉ケンカキックで獅子堂を観客席の中まで蹴り飛ばす。
終盤、獅子堂が強烈な張り手で真田の動きを止めると、紅蓮の矢を真田の眉間に突き刺し真田大流血。
一気に決めようとした獅子堂だが、しかし真田コーナーからスルリと逃れると逆に獅子堂に一突蹴り。
悶絶する獅子堂に小縞がダイビングヒップアタックを見舞うも獅子堂カウント2.5で跳ね飛ばし、
ここでまたしても時間切れ引き分けとなった。
△小縞、真田、柳生 vs 金井、白石、獅子堂△ 30分時間切れ引き分け
※得点状況
勝ち点4 P&B
勝ち点2 ライオンハーツ、無所属
勝ち点1 3C
7.福島
第1試合「ブラッディ神楽 vs ミスUSAマスク」
USAのパワーに押し込まれる神楽。
必殺のフライングニールキックを食らうもなんとか立ち上がると、投げ技の連発で逆襲。
USAのフィニッシュ狙いをことごとく切り返すと場外へ何度もエスケープし機会を窺うも、
USAの巨体から繰り出されたトペ・スイシーダが直撃すると動きが止まる。
最後はUSAが神楽をリングに投げ入れ、ポストからトマホークミサイルを投下、
神楽をマットに沈めた。
×神楽 vs USA○ 12分2秒 トマホークミサイル→片エビ固め
第2試合 ×ハン、ロゼ、ヘレン vs ジャネット、ミラー、クライ○
第3試合 セミファイナル
〜かまくらタッグ最終日第1戦〜
「『3C』カンナ神威、十六夜美響、杉浦美月組」
vs
『ライオンハーツ』獅子堂レナ、キューティー金井、ノエル白石組」
中盤、カンナが獅子堂を場外で翻弄している間に、
杉浦がリング上で金井をバースピアーで叩きつけると、すかさず膝十字固めに捕らえる。
これは何とかロープに逃れた金井、反撃のカクテルライトスープレックスで投げ飛ばすと
すかさずリングインした白石がルドルフボンバーで追撃。
そのまま十六夜を押さえ込んで金井に後を託すが、
しかし杉浦、組み付こうとした金井をカニ挟みでダウンさせるとあっという間にアンクルホールドに捕らえる。
ロープに逃れようともがいた金井だが、先程の膝十字のダメージもあり、
あとわずかという所でギブアップした。
○杉浦、カンナ、十六夜 vs 獅子堂、白石、金井× 12分36秒 アンクルホールド
第4試合 メインイベント
〜かまくらタッグ最終日第2戦〜
「『Pride & Blade』富沢レイ、越後しのぶ、マリー・ネルソン組
vs
『無所属』柳生美冬、真田美幸、小縞聡美組」
序盤は完全に無所属のペースに。
越後風刃連脚と火の玉ケンカキックのサンドイッチで蹴散らすと、
柳生がマリーに足刀を2連発で叩き込み一気に勝負を決めるかと思われたが、しかしなんとかカット成功。
しかし粘りを見せたP&Bが中盤から盛り返す。
富沢がマーズ・デイブレイクで小縞をギブアップ寸前まで追い込み、
マリーが柳生を必殺バックドロップで引っこ抜くと
すかさず代わった越後が維新竜で完璧に投げ切り、これで決まったかと誰もが思ったが、
しかし柳生、脅威の精神力でカウント2.9でクリア。
これで勢いを削がれた越後を真田が打撃のラッシュで一気に追い詰めるも、
自分を取り戻した越後が強烈なナックルパートで真田を怯ませ、マリーにタッチ。
最後は真田がジャンピングネックブリーカーでマリーを薙ぎ倒した所でタイムアップとなった。
△真田、柳生、小縞 vs 越後、富沢、マリー△ 30分時間切れ引き分け
※得点状況
勝ち点5 P&B
勝ち点4 3C
勝ち点3 無所属
勝ち点2 ライオンハーツ
優勝 『Pride&Blade』富沢レイ、越後しのぶ、マリー・ネルソン組(初)
越後「締まらない結果になってしまい、すみませんでしたっ!」
激戦とはなったものの、引き分けの多い大会となってしまった事に、越後が客席に向かって頭を下げる。
しかし顔を上げた時には、もう越後は頭の中身を切り換えていた。
越後「とはいえ、優勝は優勝だ。それに、私達は無敗で乗り切った。それだけの価値はあるだろう」
越後の言葉に、ホッと富沢が胸を撫で下ろす。
富沢「あの、しのぶ先輩っ。私、やりたい事があるんですけど、いいですか?」
越後「このユニットのリーダーはお前だろう。リーダーがいう事には従うつもりだ」
富沢「ほ、ホントですか。
それじゃ……来月、Exタッグに私と一緒に出てくださいっ。
それで、ある程度の成績を残せたら、CoKへの挑戦にも名乗りを上げましょう!」
大きく出た富沢に越後は面食らったが、その反面これだけの事を言い出した事に嬉しくもあった。
越後「……ああ。いいだろう。柳生さんと美幸のタッグが飛躍したのも昨年のExからだったしな。
なら、私達もやってやろうじゃないか」
富沢「ハイッ!」
二人のやり取りを黙って効いていたマリーが、口を開く。
マリー「なら、私も言わせてもらおうかしら。
センダイでどちらが勝つかはわからないけれど、
その勝者の持つCoSPに、次は私が挑戦させてもらうことにするわ」
富沢「いいわね、それっ。よーし、こうなったら、私たちで一気にベルトを独占するわよーっ!」
一気に波に乗った『Pride&Blade』。
果たしてこのままゆきんこプロレスを席巻する事が出来るのか。
8.宮城
第1試合 ○ハン、十六夜、神楽 vs 越後、マリー、ミラー×
第2試合 ×小縞、真田 vs カンナ、ヘレン○
第3試合 ×USA vs クライ○
第4試合 ×金井、白石 vs 富沢、ロゼ○
第5試合 ○柳生 vs ジャネット×
第6試合 メインイベント
初代『Crystal of Snow Princess』決定タイトルマッチ
「獅子堂レナ vs 杉浦美月」
序盤は完全に獅子堂のペース。パワーで杉浦を押しまくると、獅子双掌覇で吹っ飛ばす。
しかし杉浦耐えに耐え、中盤勝負を仕掛ける。
バースピアーで獅子堂を薙ぎ倒すと、すかさずポストから打たせ湯。
そのままアンクルホールドに捕らえて一気に仕留めようとした杉浦だが、
しかし獅子堂、下から杉浦の眉間に獅子王拳。
怯んだ隙に立ち上がり、杉浦をロープに振ると再び獅子双掌覇で杉浦をノックダウン。
フォールはカウント2.9で返した杉浦だが、獅子堂間髪入れずにライオンサルト、
今度こそ3カウントをもぎ取った。
○獅子堂 vs 杉浦× 11分47秒 ライオンサルト
〜獅子堂レナ 初代『Crystal of Snow Princess』戴冠〜
獅子堂「ダーッ!」
ポストに上り客席に向かってベルトを掲げる、その姿は正に獅子の王であった。
獅子堂「杉浦っ! お前たちがいくら姑息な手を使っても、全部私が眠れる獅子拳で跳ね返してやるっ!
マリー! いつでも挑戦して来い! 返り討ちにしてやるから首を洗って待っていろーっ!」
絶叫する獅子堂。ボルテージ最高潮の内に、11月シリーズは幕を閉じたのだった。
〜興行結果〜
1.東京 ☆2100/2000
2.奈良 ☆4200/4000
3.和歌山 ☆5250/5000
4.青森 ☆5250/5000
5.岩手 ☆5250/5000
6.山形 ☆5250/5000
7.福島 ☆8400/8000
8.宮城 ☆9450/9000
総支出 491AP 札止め8
今月は盛り沢山だったが、なんとかそれぞれ形になったな。
「新たな繋がりや対立軸も見られましたね」
うむ。越後くんと富沢くんのEx参戦も決定したしな。
これで富沢くんが一皮剥けてくれると良いな。
「3本のベルトを巡る争いもありますし、これからも大忙しですね」
ああ。まあこれも嬉しい悲鳴というヤツだ。
ところで、神楽くんも結果は出ないがかなり実力はついてきたようだな。
「良い所まで追い詰めるようにはなったんですけど、フィニッシュに繋がる技がありませんね」
そうだな。もう体は出来てきたし、来月から新技の練習に入らせようか。
☆成長
十六夜1 カンナ2 白石2
真田 張り手2→3
獅子堂 1up、ボディスラム2→3
越後 ラリアット3→4
柳生 掌底2→3
富沢 エルボー1→2
杉浦 1up、鎌固め(逆片エビ固め3)
神楽 2up、スリーパーホールド1→2
小縞 2up、逆水平チョップ1→2
「12月」
行動順:2 1,557AP
☆イベント
写真集依頼:カンナ〜辞退
カンナくんに写真集の依頼が来ていたんだが、断ってしまった。
今月は特訓でスケジュールが埋まっているからな。
カンナ「残念ですねえ。モテないファンの為に一肌脱いであげようと思ったのに。
文字通り、一肌ね。ククク」
☆ニュース
Ex参戦:越後、富沢組
ファンクラブ結成:柳生(10)神楽(初)
先月の発表通り、越後くんと富沢くんがExタッグに参戦する事になった。
それと、先月の激闘の影響か神楽くんにファンクラブが出来たぞ。
神楽「結局全部負け試合だったのに、物好きな人たちよね〜」
とはいえあと一歩だったのも確かだ。
今月はファンを惹きつけ結果も残せるようなフィニッシュホールドを考えてみなさい。
神楽「そうね。ま、やってみよっかな」
○12月行動その他
来日:EWA〜ハン、クライ、ユーリ
GWA〜ロゼ、ジャネット、ハニー
コンサート:秋田〜柳生、獅子堂、杉浦(118AP)
特訓:獅子堂、カンナ
○他団体
1.太平洋:自社ビルレベル1
3.東女:グッズショップ〜神奈川
4.新女:自社ビルレベル2
5.WARS:参戦依頼〜ライラ神威
〜他団体の興行〜
1.太平洋 -107AP
3.東女 180AP
4.新女 341AP
『Exリーグ』
1day vs祐希子、来島(新女1)
○越後、富沢 vs 祐希子、来島× 17分59秒 Wインパクト式ローリングヒップアタック→体固め
2day vsクルス・ルミー(IWWF)
×富沢、越後 vs クルス、ルミー○ 19分28秒 ダイヤモンドカッター→片エビ固め
3day vs氷室・みぎり(太平洋)
○越後、富沢 vs 氷室、みぎり× 26分6秒 元祖ジャーマンスープレックス
4day vsソニック・内田(東女)
○富沢、越後 vs 内田、ソニック× 26分18秒 ロンギヌス→片エビ固め
5day vs森嶋・カラミティ(新女3)
○越後、富沢 vs 森嶋、カラミティ× 21分31秒 維新ドライバー
6day vs市ヶ谷、金森(新女2)
○富沢、越後 vs 市ヶ谷、金森× 12分41秒 ドラグーンバレル→片エビ固め
7day vs龍子、鏡(WARS)
×越後、富沢 vs 鏡、龍子○ 28分18秒 延髄斬り→体固め
○越後、富沢組 第3位 5勝2敗、勝ち点15
優勝 クルス、ルミー組(21)
2 龍子、鏡組(18)
4 祐希子、来島組(12)
5 ソニック、内田組(9)
6 氷室、みぎり組(6)
7 森嶋、カラミティ組(3)
8 市ヶ谷、金森組(0)
放送で見たが、いずれも激戦だったな。
「勝った試合も楽な試合はありませんでしたね」
ああ。特に太平洋のみぎりくんの大きさとパワーは凄かったな。
東女のソニックくん、内田くんのテクニックも目を引いた。
「ですが負けた試合も決して一方的ではありませんでした」
ああ。特に越後くんがクルスくんと堂々と渡り合っていたのには感動すら覚えたよ。
順位的には昨年の柳生、真田組と同じ3位だが、
新女のゴールデンペアを破っての単独3位、昨年よりわずかに前進したと言って良いだろうな。
十分にCoKへの挑戦権を得たと言って良いだろう。
……話は変わるが、ラッキーキャプチャーのイントネーションが
何かおかしかったような気がするが、気のせいだろうか。
5.WARS 244AP
4day GWAジュニア
○菊池 vs 小鳩× ※防衛24回目
5day IWWFジュニア
○菊池 vs 佐尾山× ※防衛19回目
〜興行〜
○今シリーズ参戦レスラー
Pride & Blade:マリー、ミラー
ライオンハーツ:獅子堂、金井、白石、ジャネット、USA
3C:カンナ、十六夜、杉浦、ハン
無所属:柳生、真田、小縞、神楽、ロゼ、クライ、ハニー
今月は7日目に獅子堂くんのCoSPにマリーくんが挑戦、
そして最終日の大晦日は恒例のなまはげトーナメントだ。
「過去2度優勝の越後さんがExで出場できませんので、予想が難しいですね」
うむ。CoSQ保持者の柳生くんがくるか、それとも他の選手が勝利して次期挑戦権を得るか。
今後を占う大会になりそうだな。
『秋田県総合文化体育館8連戦』
1day
×小縞、クライ vs ハン、神楽○
○白石、USA vs ミラー、マリー×
○真田、柳生 vs ロゼ、ハニー×
×カンナ、十六夜、杉浦 vs 金井、ジャネット、獅子堂○
2day
×ハニー、神楽 vs ミラー、マリー○
○十六夜、ハン vs ジャネット、USA×
×杉浦、カンナ vs クライ、ロゼ○
○獅子堂、金井、白石 vs 柳生、小縞、真田×
3day
×杉浦、神楽 vs USA、クライ○
○獅子堂、白石 vs ミラー、マリー×
○金井、ジャネット vs ハニー、ロゼ×
○ハン、カンナ、十六夜 vs 小縞、真田、柳生×
4day
×神楽、ハニー vs マリー、ミラー○
○クライ、真田 vs 金井、USA×
×小縞、柳生 vs 十六夜、ロゼ○
×ハン、カンナ、杉浦 vs 獅子堂、ジャネット、白石○
5day
×神楽、ハニー vs ミラー、マリー○
×杉浦、ハン vs ロゼ、クライ○
○十六夜、カンナ vs 獅子堂、USA×
×金井、ジャネット、白石 vs 柳生、真田、小縞○
6day
×ハニー、白石 vs 神楽、クライ○
○獅子堂、USA vs マリー、ミラー×
×金井、ジャネット vs ロゼ、カンナ○
○杉浦、ハン、十六夜 vs 柳生、真田、小縞×
7day
第1試合 ×神楽 vs ハニー○
第2試合 ×小縞、真田 vs USA、ジャネット○
第3試合 ×白石、金井 vs ロゼ、十六夜○
第4試合 ○カンナ、ハン、杉浦 vs 柳生、クライ、ミラー×
第5試合
『Crystal of Snow Princess』タイトルマッチ
「『CoSP』獅子堂レナ vs マリー・ネルソン」
序盤からラッシュを掛ける獅子堂に追い込まれるマリー。
しかし獅子堂の獅子双掌覇をダッキングしてかわすと、背後に回ってバックドロップ一閃。
そこから足を取りグラウンドで獅子堂を攻め立てる。
だが最後は、マリーが投げにいこうと踏み込んだ所を
先ほどとは逆にカウンターで獅子双掌覇をぶち当て、
ダウンしたところをそのまま押さえ込んで3カウントを奪った。
○獅子堂 vs マリー× 7分57秒 獅子双掌覇→片エビ固め
〜獅子堂レナ 『Crystal of Snow Princess』初防衛〜
8day
『大晦日だよ!なまはげワンナイトトーナメント』開幕
〜第1試合前・組み合わせ抽選会〜
柳生F 真田B 獅子堂G カンナH 十六夜C 金井E 杉浦A 白石D
実力者が分散された中、やはり注目は第4試合だな。
「ライオンハーツと3Cの大将戦ですね。両ユニットとも結果が欲しいところですし」
第1試合 ○マリー、ミラー vs ハニー、神楽×
第2試合 ×ジャネット、クライ、USA vs ハン、小縞、ロゼ○
第3試合
〜トーナメント1回戦A〜
「杉浦美月 vs 真田美幸」
序盤は真田のペースだったが、中盤から杉浦が盛り返す。
真田のダイビングヘッドバットの自爆を誘うと
新技・鎌固めをガッチリ決めあわやという流れを作り出したが、
真田強引に振り解くと火の玉ケンカキックを杉浦の顔面に叩き込み、杉浦大流血。
しかし杉浦も脅威の粘り。
真田の斬馬迅、一突蹴りをセコンドの介入もあり共に2.9でなんとかクリア。
しかし最後はセコンドを蹴散らした真田がもう一発火の玉ケンカキックを叩き込み、
杉浦を捻じ伏せて3カウントを奪った。
×杉浦 vs 真田○ 13分28秒 火の玉ケンカキック→体固め
第4試合
〜トーナメント1回戦B〜
「十六夜美響 vs ノエル白石」
ゴング直後、真正面からぶつかり合う両者だが、体格の差で十六夜が白石を捻じ伏せる。
ラリアットでぐらついた白石をクイーンズヒールで蹴り飛ばしダウンを奪うが、
白石ここからスピード重視に切り替え、十六夜に攻撃を畳み込んでいく。
ルドルフボンバーで十六夜の顎を跳ね上げるなど白石のペースだったが、
しかしブレーンバスターや再度のルドルフボンバーを切り返され攻めきれず。
逆に十六夜が仕留めにいき、一発目のカラミティボムはカウント2.9で返されたものの。
白石を引きずり起こして再度抱え上げ、今度こそマットに沈めた。
○十六夜 vs 白石× 14分11秒 カラミティボム
第5試合
〜トーナメント1回戦C〜
「キューティー金井 vs 柳生美冬」
序盤は金井がスピードでかき回すが、中盤から柳生が打撃ラッシュ。
カクテルライトスープレックスで叩きつけられるもカウント2で立ち上がると、
足刀2連発から風刃連脚を叩き込み、金井流血。しかしカバーはカウント2.9で返す。
だが再度の風刃連脚を返す力は残っておらず、先を見据えた柳生が早々と勝負を決めた。
×金井 vs 柳生○ 9分18秒 風刃連脚→体固め
第6試合
〜トーナメント1回戦D〜
「獅子堂レナ vs カンナ神威」
序盤から激しい攻防となるが、カンナが場外戦でペースを掴むと
リングへ獅子堂を戻して試合を決めに掛かる。
暗き光で獅子堂を締め上げスタミナを奪うと、神威を叩き込んでダウンした獅子堂にすぐさま三角締め。
しかし獅子堂これを根性でロープエスケープ。
だが神威、ロープを握った獅子堂に飛びついて神嵐で腕を極めるが、今度はなんとか足を伸ばしてエスケープ。
完全にカンナのペースだったが、トドメとロープから走りこんできたカンナへ、獅子堂カウンターで獅子双掌覇。
もんどりうって吹っ飛んだカンナを引き起こすとバックを取ってライオネスプレックスで投げきり、
これは決まったかと思われたが、しかしカンナカウント2.9でブリッジを崩すと。
そのまま獅子堂に絡みついて一気に暗き光。
背骨も折れんと反り返る獅子堂だが、なんとかもがいてエスケープ成功。
最後はリング中央で打撃戦となったが、カンナのミドルキックをどてっぱらにもらうも踏み止まった獅子堂、
お返しにカンナの顔面に獅子王拳を叩き込み、
カンナが怯んだ一瞬にカンナの首に飛びついてライオネスファングでマットに叩きつけ、
そのままカンナを押さえ込んで激戦を制した。
○獅子堂 vs カンナ× 19分53秒 ライオネスファング→片エビ固め
第7試合
〜トーナメント準決勝A〜
「真田美幸 vs 十六夜美響」
ゴング前にいきなり組み付いた十六夜。強烈なジャンピングDDTから試合開始。
さらにサッカーボールキックで蹴り飛ばすが、憤怒の形相で立ち上がった真田、
十六夜のバックを取ってバックドロップで引っこ抜き、
うずくまる十六夜を引きずり起こして一騎当千。
グロッキーの十六夜にトドメを刺そうとロープに走るが、待っていたのは十六夜のクイーンズヒール。
これで形成逆転か、と思われたがしかし投げにいこうと近づいた十六夜に
今度は真田のお返しの火の玉ケンカキック炸裂。そのまま押さえ込むが、カウント2.9。
ならばとコーナーに放り投げると後を追いかけ一突蹴りで串刺し、
そのままフォールに行くがカウント2.9でリング下から杉浦が真田の足を引っ張り無理矢理フォールを崩す。
九死に一生を得た十六夜だがしかしダメージが大きく、
真田が助走をつけてリング下の杉浦を蹴り飛ばすと、
さらにそのままロープで反動をつけて返す刀で火の玉ケンカキック。
今度こそ十六夜を捻じ伏せ3カウントを奪った。
○真田 vs 十六夜× 6分30秒 火の玉ケンカキック→体固め
第8試合
〜トーナメント準決勝B〜
「柳生美冬 vs 獅子堂レナ」
余力の残る柳生と一回戦のダメージが色濃い獅子堂。
柳生早々と勝負を決めにいく。
ノーモーションからの風刃連脚で崩れ落ちた獅子堂を押さえ込むが、獅子堂なんとか肩を上げカウント2.9。
ならばと武神落としで真っ逆さまに叩きつけるも、しかしこれもカウント2.9。
驚異的な粘りを見せるがしかしダメージで動けない獅子堂、
ならば心を折らんと二刀・刀狩りに捕らえるが、
なんと獅子堂もがき続けてリング中央からロープまで逃げ切ってみせる。
あまりの執念に呆れつつ、獅子堂に近づいた柳生だが、
獅子堂一気に懐に飛び込んで必殺・獅子双掌覇。
あまりの衝撃に柳生の体は浮き上がり、額がザックリ割れ大流血。
あわやと思われたが、しかしこの一撃で獅子堂全ての気力を使い果たし、追い打ちを掛けられず。
最後は柳生が足を震わせながら転がした獅子堂の上に覆いかぶさり、そのまま3カウントが数えられた。
○柳生 vs 獅子堂× 6分20秒 ボディスラム→片エビ固め
第9試合
〜なまはげトーナメント・決勝戦〜
「真田美幸 vs 柳生美冬」
師弟対決となった決勝戦。
いきなり柳生が武神落としで真田を叩きつければ、
真田すぐさまカバーを跳ね除けて火の玉ケンカキックでお返し。
しかし柳生、一回戦で杉浦が痛めつけた真田の足に狙いを絞り容赦なくリング中央で膝十字固め。
真田悲鳴を上げながら、なんとかもがいてロープへエスケープ成功。
だがこれで足が利かなくなった真田を、柳生が風刃連脚の連弾で打ち倒す。
左右4発のハイキックを受けながら、しかしそれでも真田カウント2.9でクリア。
だが、最後は柳生が見得を切ると、必殺の雷神蹴を叩き込み、真田を首を討ち取った。
×真田 vs 柳生○ 5分0秒 雷神蹴→片エビ固め
優勝 柳生美冬(初)
意外にもこれが初の優勝である柳生、トロフィーを胸に抱くとマイクを取る。
柳生「今年最後の試合を勝利で飾る事が出来た。
べるとも2本、我が腰にある。良き新年が迎えられそうだ」
そして柳生が、次の挑戦者を指名する。
柳生「美幸。今度は万全のそなたと腕を競いたい。来月、私に挑戦する意思はあるか?」
真田がヨロヨロと立ち上がるとマイクを握る。
真田「なんだかんだでチャンスを逃して、もう2年近くも挑戦できてないッスから。
もちろんこのチャンス、逃さないッス。
今度は頭から全力で美冬師匠を倒しに行って、
最後には自分が2本ともベルトを腰に巻かせてもらうッスから」
柳生「うむ。仕合が楽しみだな」
※真田美幸、CoSQ次期挑戦者に決定
〜興行結果〜
1.☆5250/5000
2.☆5250/5000
3.☆5250/5000
4.☆5250/5000
5.☆5250/5000
6.☆5250/5000
7.☆5250/5000
8.☆5250/5000
総支出 491AP 札止め8
○成長
越後1 金井2
真田 1down、ナックルパート3→4
獅子堂 千尋の谷(JOサイクロン8)
柳生 中段蹴り3→4
富沢 バーニングマンダラー(フランケンシュタイナー8)
カンナ 1up、神威流裏奥義・神扇(ムーンサルトプレス9)
杉浦 カルルスバードスプラッシュ(シューティングスタープレス9)
神楽 2up、ブラッディ333(デスバレーボム7)
小縞 さとみんカッター(ダイヤモンドカッター8)
〜技解説〜
○千尋の谷
雪崩式クロスアームスープレックス。
谷底へ急転直下。厳しすぎる愛のムチ。
○バーニングマンダラー
コーナーポストからの飛びつき高速ウラカン・ラナ。
名前の由来は某火星。
○神威流裏奥義・神扇
いわゆるセントーン・アトミコ。
美しいフォームで舞い落ちる扇の様にゆったりと落下する。
本当に神威流に伝わっているのかどうかは不明。
○カルルスバードスプラッシュ
いわゆるファイヤーバードスプラッシュ。
カルルスバードとはチェコの有名な温泉の名前。飲用でもある。
○ブラッディ333
読み方はブラッディデルタ。
相手をファイヤーマンズキャリーで抱え上げ、
相手の両手首をまとめて両手で掴むと相手を跳ね上げ、うつ伏せにマットに落とす。
一つにまとめられた両手と開かれた両足で、
マットに叩きつけられた相手の体が三角形を描いているというのがデルタの由来。多分。
○さとみんカッター
両手で相手の頭をガッチリ掴んで、溜めを作ってのダイヤモンドカッター。
「プロレス大賞」
○ベストバウト・ジュニア
11月 宮城県 仙台グランドアリーナ
「獅子堂レナ vs 杉浦美月」
○ベストバウト・タッグ
12月 富山県 高岡テクニカルドーム
「越後しのぶ、富沢レイ組 vs サンダー龍子、フレイア鏡組」
○ベストバウト・シングル
11月 富山県 高岡テクニカルドーム
「サンダー龍子 vs ハイサスカラス」
○最優秀新人選手
小縞聡美
○最優秀外国人選手
クルス・モーガン
○最優秀選手
サンダー龍子
おお、期待通りにジュニアのベストバウトを獲る事が出来たな。
では獅子堂くん、喜びの一言を。
獅子堂「ゆきんこのジュニアが最強です!」
「また敵を作りそうな発言を……。
それにしても、今年は3部門も受賞に絡みましたね」
うむ。昨年に引き続きたタッグのベストバウトはExでの試合となったな。
それに、小縞くんが新人王を獲るとはな。
確かに彼女の成長は目を見張る物がある。今後が楽しみだな。
「1月」
行動順:4 2,932AP
☆イベント
CM出演:白石
誕生日:金井
金井くんももう20歳か。
金井「えへへ〜。あたしももう大人だよ」
うむ。成長したなあ。
……あれだけミルクを飲んでも成長していない部分もあるが。
金井「あ〜。ひど〜いっ」
ハハ、すまんすまん。
金井「もう。社長のイジワルッ。許してあげないっ」
いや、まいったな。どうすれば許してもらえるんだ。
金井「それじゃ、プレゼントちょうだい」
こりゃまた現金だな。で、何が欲しいんだ?
金井「えっとね……CoSPの挑戦権が欲しいな」
そう来たか。まあ杉浦くん、マリーくんも敗れて、
次はキミか白石くんという事にはなるだろうしな。
……よし、わかった。ただ、今月は立て込んでいるから、挑戦は来月だな。
今シリーズでファンを納得させるだけの試合を見せてくれ。
金井「本当っ? うわ〜いっ。ありがと〜、社長。あたし、がんばるねっ」
※CoSP次期挑戦者、キューティー金井に内定?
☆ニュース
ファンクラブ結成:真田(16)十六夜(9)白石(11)
今月はファンクラブラッシュだったが、いまいち関連性が見られなかったな。
真田くんは久々のCoSQ挑戦という事で盛り上がるのはわかるが。
○設備拡張:ジムレベル3
コーチ雇用:柳生(兼任)
柳生「こーち、か」
ああ。人数が増えて、なかなか全体を見渡せる者がいなくてな。
キミならば自己管理には問題ないから、ついてに下の子も見てもらえないかな。
柳生「ふむ。私はあまり言葉で伝えるのが得意ではない。
背中を見せる事ぐらいしか出来ぬが、それでも良いのか」
それで十分だよ。後は自分で何かを掴むはずだ。
柳生「そうか。そういう事ならば、引き受けよう」
○1月行動その他
来日:EWA〜ハン、クライ、ヘレン
GWA〜ロゼ、ジャネット、ジェシー
特訓:富沢、金井
サイン会:白石人気B、小縞、神楽
○他団体
1.WARS:コーチ雇用〜テリーコーチ
2.太平洋:提携〜TWWA
3.新女:コーチ雇用〜戸村コーチ
5.東女:自社ビルレベル1
〜他団体の興行〜
1.WARS 324AP
4day IWWFジュニア
○菊池 vs 真鍋× ※防衛20回目
5day GWAジュニア
○菊池 vs 佐尾山× ※防衛25回目
2.太平洋 -104AP
6day PWPWヘビー
○氷室 vs 堀× ※防衛2回目
3.新女 477AP
2day NJWPタッグ
○クルス、ルミー vs 市ヶ谷、森嶋× ※防衛11回目
3day IWWFタッグ
○ルミー、クルス vs 市ヶ谷、森嶋× ※防衛4回目
4day アジアタッグ
○ルミー、クルス vs 市ヶ谷、森嶋× ※防衛13回目
5.東女 575AP
4day AACジュニア
○ソニック vs 小川× ※防衛35回目
5day TWPジュニア
○ソニック vs 小川× ※防衛43回目
6day TWP選手権
×内田 vs 小川○ ※ベルト奪取
7day NJWPヘビー
×内田 vs ソニック○ ※ベルト奪取
地元愛知のマリンメッセで6連戦を組んだ太平洋だが……コケたな。
「4500の会場で3000前後ですから、厳しいですね」
先月もこけていたし、かといえば自社ビルを建てたそうだし。大丈夫なのか?
一方新女は新たに森嶋&市ヶ谷組を売り出したようだが、王座戦3連敗か。
「Ex優勝チームですし、あのタッグから勝つのは至難の技かと」
〜興行〜
○今シリーズ参戦レスラー
Pride & Blade:富沢、越後、マリー、ミラー
ライオンハーツ:獅子堂、金井、白石、ジャネット、USA
3C:カンナ、十六夜、杉浦、ハン
無所属:柳生、真田、小縞、神楽、ロゼ、ヘレン、ジェシー
『北海道・北関東シリーズ』
1.東京・後楽園
○USA、ジェシー vs ミラー、神楽×
○十六夜、ハン vs 金井、白石×
○ロゼ vs ヘレン×
○ジャネット、獅子堂 vs カンナ、杉浦×
×真田、柳生、小縞 vs マリー、富沢、越後○
2.群馬
×神楽 vs ジェシー○
○ロゼ、ヘレン vs 杉浦、ハン○
×金井、USA vs ミラー、富沢○
×マリー、越後 vs カンナ、十六夜○
○小縞、真田、柳生 vs 白石、ジャネット、獅子堂×
3.栃木
×ロゼ、ジェシー vs ハン、神楽○
×ヘレン vs USA○
×マリー、富沢 vs 金井、ジャネット○
×ミラー、越後 vs 白石、獅子堂○
×真田、小縞、柳生 vs カンナ、十六夜、杉浦○
4.茨城
○真田、ジェシー vs 杉浦、ミラー×
×小縞 vs USA○
×神楽、ロゼ vs 金井、白石○
○ジャネット、獅子堂 vs ヘレン、柳生○
×マリー、富沢、越後 vs カンナ、十六夜、ハン○
5.東北海道
×ジェシー、小縞 vs 神楽、マリー○
○十六夜、杉浦 vs 白石、金井×
×獅子堂、ジャネット、USA vs カンナ、ハン、ロゼ○
×富沢、越後、ミラー vs 柳生、真田、ヘレン○
6.西北海道
第1試合 ×ミラー、マリー vs USA、金井○
第2試合 ○小縞 vs ジェシー×
第3試合 ○ロゼ、ヘレン vs ハン、神楽×
第4試合 ×杉浦、カンナ、十六夜 vs ジャネット、白石、獅子堂○
第5試合 メインイベント
『Crystal of KIZUNA』タイトルマッチ
「『CoK』柳生美冬&真田美幸組 vs 越後しのぶ&富沢レイ組」
序盤、越後がランニングヒップバットで柳生を吹っ飛ばすと、
馬乗りになってナックルを連打し柳生流血。
しかし柳生、越後を跳ね除けると風刃連脚で蹴倒し真田とスイッチ。
真田も一気に攻めまくるが、代わった富沢がグラウンドで真田の勢いを削いでいく。
終盤、富沢の必殺ロンギヌスが柳生に炸裂。ダウンした柳生をグラウンドでしとめようとしたが、
テクニックでは一日の長がある柳生が下から富沢の足を取り膝十字固め。
たまらず越後がカットしたものの、足の利かない富沢を柳生が掌底、中段蹴りと打撃で滅多打ち。
真田を呼び込み合体パイルドライバーを叩き込むと真田はそのまま越後をリング下へ道連れにし、
最後はフラフラと起き上がった富沢の顎を柳生の足刀がかち上げ、
崩れ落ちた富沢を押さえ込んで勝利を収めた。
○柳生、真田 vs 越後、富沢× 25分42秒 足刀→片エビ固め
〜柳生&真田組 『Crystal of KIZUNA』2度目の防衛成功〜
7.大分
○神楽 vs ジェシー× ※神楽、シングル初勝利
○杉浦、ハン vs 小縞、ロゼ×
○カンナ、十六夜 vs USA、金井×
×マリー、富沢、越後 vs 白石、獅子堂、ジャネット○
×柳生、ミラー vs ヘレン、真田○
8.徳島
第1試合「小縞聡美 vs ブラッディ神楽」
序盤はサッカーボールキックの連発など小縞ペースだったが、
神楽が初公開した新技・ブラッディ333で小縞が大ダメージ、一気に動きが落ちる。
グラウンドで時間を稼ぎなんとか回復しようとした小縞を神楽が振り解いてガロンスローで投げ飛ばし、
最後は雪崩式のアームホイップを見舞ってようやく小縞から初勝利を上げた。
×小縞 vs 神楽○ 12分15秒 アームホイップ→体固め
1年がかりでの小縞からの初勝利。神楽は喜びを噛み締めていた。
小縞「アイタタ……紫苑さん、あの新技すごかったです。効きましたぁ」
小縞が赤くなった鼻を押さえながら握手を求めてくる。
しかし神楽は悦びを悟られぬよう仏頂面を作ると、差し出された手を軽くはたいた。
神楽「この一勝で今までの借りを全て返したなんて、アタシは思ってないのよ。
次から、もっともっと苦しい目に合わせてあげるわ」
小縞「ア、アハハ……お手柔らかに……」
デビューから間もなく1年。確かに新人たちは一人前のプロレスラーに向かって成長しているようである。
???「オーッホッホッホ」
と、突然、会場内に高笑いが響いた。
花道に向けられたスポットライトの中心に浮かび上がったのは、ロゼ・ヒューイットであった。
ロゼはリングサイドに上がると、マイクを持って優雅に話しかける。
ロゼ「サトミ、残念でしたわね。ですが、これでわかったでしょう。
アナタは、ミフユやミユキの側にいても強くなれないと」
小縞「え、ええっ? そ、そんなこと……」
突然現れて勝手な事を言い始めるロゼに、小縞は目を丸くする。
しかしロゼは小縞の反応にそもそも興味がないのか、話を続ける。
ロゼ「なぜならアナタはワタクシと同じ、大輪のバラとなる素質を秘めているからなのです。
そう。ミフユのような地味な……何と言ったかしら……そう、ツキミソウ。
ツキミソウの隣では、アナタのツボミは花開く事はないでしょう。
アナタはワタクシという最高のバラの隣で、バラとしての生き方を学ぶべきなのですわ」
小縞「は、はあ……」
話についていけずに、小縞は頬を掻く。
今シーズン何度かロゼとタッグを組んでいた小縞は、なぜかロゼに気に入られていた。
ウェイトレスとして接客で磨いた気配りの仕方が、どうやらロゼのお気に召したらしい。
『屋敷のメイドとして迎え入れたいですわ』というロゼの言葉をお世辞ととっていたのだが、
まさかリング上で迎えられるとは思っていなかった。
小縞「でも私には、美冬お姉様と美幸お姉様が……」
ロゼ「あの方たちを姉と呼ぶのはお止めなさい。
カマクラでは、人数合わせとしてアナタを欲しがっただけでしょう。
アナタはワタクシの妹こそが相応しいのです。さあ、このロザリオを受け取りなさい」
ロゼは首にかけていたバラの装飾が施されたロザリオを小縞に差し出した。
小縞はしばし考え、しかし首を横に振った。
小縞「ごめんなさい。今はまだ、受け取れません。少し、考えさせてくださいませんか」
小縞は叱られるのを覚悟で首を振ったが、しかしロゼはあっさりと引き下がった。
ロゼ「良いでしょう。突然のことで戸惑っているのですわね。
当然ですわ。アナタとワタクシでは今はまだ、住む世界が違いますもの。
ですが、ワタクシは諦めませんわよ。
次のシリーズを楽しみにしていますわ。オーッホッホッホ」
ロゼは一方的に告げて、高笑いをしながら花道を引き上げていった。
小縞は戸惑いを顔に浮かべたまま、肩を落とすのだった。
一方、早々とリングを下りて通路の奥で成り行きを見ていた神楽は、唇を噛んだ。
神楽「今日の勝者はアタシじゃないの……なんであの子ばっかり……」
そんな神楽の様子を見つめる影が一つ。ナターシャ・ハンであった。
ハン「フフ……面白くなりそうね」
第2試合 ×ジェシー、杉浦 vs USA、ジャネット○
第3試合 ×ヘレン、ロゼ vs 白石、獅子堂○
第4試合「キューティー金井 vs マリー・ネルソン」
CoSP挑戦に向けてアピールしたい金井がマリーと一騎打ち。
序盤は金井のペースも、マリーが必殺バックドロップで金井をマットに叩きつけると、
動きの止まった金井にクローズラインを叩き込む。
しかし金井、2発目をかわすと組み付いて必殺カクテルライトスープレックスで
ブリッジを描きマリーを叩きつけ、カウント2.8。
よろめくマリーにすかさずコゴローズホーンで畳み込み、そのまま馬乗りになって3カウントを奪った。
○金井 vs マリー× 7分13秒 コゴローズホーン→片エビ固め
試合後、金井がCoSP挑戦をマイクでアピール。
来シリーズ、正式にタイトルマッチが組まれることとなった。
※キューティー金井、次期CoSP挑戦者に決定 第5試合 ×ミラー、富沢、越後 vs カンナ、ハン、十六夜○
第6試合 メインイベント
『Crystal of Snow Queen』タイトルマッチ
「『CoSQ』柳生美冬 vs 真田美幸」
真田が先に仕掛けるも、柳生怒涛のラッシュで反撃。
風刃連脚で真田を蹴倒すと腕絡みで執拗に真田の腕を攻め、
足刀を叩き込み前屈みになった真田にすかさず絡みついて卍固め。
万事休すかと思われたが、真田なんとかエスケープ。
完全に柳生ペースであったが、しかしここから真田が巻き返す。
火の玉ケンカキックを2連発で叩き込むと、バックドロップで投げ捨て、
続けてダイビングヘッドバットを投下。カウント2.8。
柳生も反り投げからすかさず二刀・刀狩りを極めギブアップを迫るが、これもド根性で耐え抜く。
柳生ダメ押しの足刀を叩き込むも真田これを真正面から受け止め仁王立ち、
柳生に組み付いて一騎当千でリングに突き刺し、これは決まったかと思われたが、しかしカウント2.9。
最後は柳生がもう一度足刀を放ち粘る真田をなんとか退けた。
○柳生 vs 真田× 23分35秒 足刀→体固め
〜柳生美冬 『Crystal of Snow Queen』2度目の防衛成功〜
〜興行結果〜
1.東京 ☆2100/2000
2.群馬 ☆5775/5500
3.栃木 ☆4725/4500
4.茨城 ☆4200/4000
5.東北海道 ☆4200/4000
6.西北海道 ☆9450/9000
7.大分 ☆7350/7000
8.徳島 ☆6300/6000
総支出 440AP 札止め8
○成長
杉浦1
真田 ヘッドバット2→3
獅子堂 ライオンドロップ(バックフリップ4)
富沢 1up、アームホイップ1→2
金井 1up、ショルダータックル1→2
カンナ ショルダータックル1→2
白石 1up、ホーリーナイト(スプラッシュマウンテン9)
神楽 2up、ボディスラム2→3
〜技説明〜
○ライオンドロップ
要はバックフリップ。サモアンドロップ的な語感で。
○ホーリーナイト
ハイジャックバックブリーカーで担ぎ上げた相手を頭から叩き落し、
マットに落ちる瞬間に相手の両腕に飛び乗る。
技後の姿勢はキン肉ド○イバーの様な形になる。
ちなみにナイトは騎士じゃなく夜の方。ノエルだけに。
「2月」
行動順:5 2,032AP
☆イベント
映画出演依頼:獅子堂×
CM出演依頼:カンナ×
バレンタイン:真田、十六夜、白石
どうしてこう、特訓予定者にばかり芸能関係のオファーが集中するんだろうか……。
今年もチョコレートを貰う事が出来た。パフチョコというのが白石くんらしいな。
☆ニュース
ファンクラブ結成:越後富沢
テレビ放送延長:ゴールデン継続
先月CoKに挑戦した二人のファンクラブが増えた。
結果は残念だったが、ファンは期待していると見て良いのかもしれないな。
〜
白石「社長……」
どうした白石くん。
白石「新しい技、考えた……」
へえ。どんな技だい?
白石「こうして……」
ズボッ。
うおっ。何をかぶせたんだ、前が見えんっ。
白石「どーん」
ドゲシッ。
ぐわっ!
白石「……どう?」
アタタ……。洗濯物で視界を奪ってのボディアタックとはな。
白石「いたいけど……きもちいい……♪」
なんだか誤解されそうな発言だな。
でも、洗濯物を使うのは反則だぞ。この技は使えないな。
白石「美月は、やってる……」
ああ。プロテインの袋か。それはまあ、今の彼女はヒールだからな。
白石くんもヒール転向するならいいかもな。
白石「……よくわからない」
○プライベート1:白石
○2月行動その他
来日:EWA〜ハン、クライ、アンナ
GWA〜ロゼ、ジャネット、2号
特訓:獅子堂、カンナ
サイン会:神奈川〜白石人気B、小縞、神楽
○他団体
1.太平洋
2.新女:参戦依頼〜伊達遥
3.WARS:移籍〜寿零(フリー)、グッズショップ開設〜群馬
4.東女
○他団体の興行
1.太平洋 163AP
2day PWPWヘビー
×氷室 vs キャシー○ ※ベルト奪取
3day TWWAヘビー
○キャシー、メガライト vs 氷室、みぎり× ※初防衛
4day TWWA無差別
○メガライト vs キャシー× ※初防衛
2.新女 180AP
2day NJWPタッグ
○クルス、ルミー vs 祐希子、来島× ※防衛12回目
3day IWWFヘビー
○祐希子 vs 森嶋× ※防衛4回目
3.WARS 271AP
2day AACヘビー
○龍子 vs 鏡× ※防衛4回目
3day GWAジュニア
○菊池 vs 小鳩× ※防衛26回目
4day WAR無差別
○龍子 vs 鏡× ※防衛8回目
5day AACタッグ
○鏡、龍子 vs ジョーカー、カラス× ※防衛3回目
4.東女 284AP
2day TWPジュニア
○ソニック vs 小川× ※防衛44回目
3day NJWPヘビー
○ソニック vs 小川× ※初防衛
4day AACジュニア
○ソニック vs 小川× ※防衛36回目
5day TWP選手権
×小川 vs 上戸○ ※ベルト奪取
〜興行〜
○今シリーズ参戦レスラー
Pride & Blade:富沢、越後、マリー、ミラー
ライオンハーツ:獅子堂、金井、白石、ジャネット、USA
3C:カンナ、十六夜、杉浦、ハン
無所属:柳生、真田、小縞、神楽、ロゼ、アンナ、2号
『甲信越シリーズ』
1.大阪
○金井、USA vs アンナ、神楽×
○ハン、杉浦 vs 白石、獅子堂×
×越後 vs ジャネット○
×2号、小縞、ロゼ vs 富沢、マリー、ミラー○
○柳生、真田 vs カンナ、十六夜×
2.奈良
○杉浦、アンナ vs 金井、神楽×
○小縞、ロゼ vs USA、獅子堂×
×ハン vs 富沢○
×十六夜、カンナ vs 白石、ジャネット○
×2号、真田、柳生 vs ミラー、マリー、越後○
3.福井
○神楽 vs 2号×
○ハン、十六夜 vs ロゼ、小縞×
○カンナ、杉浦 vs アンナ、ミラー×
○真田、柳生 vs ジャネット、金井×
○越後、富沢、マリー vs 獅子堂、USA、白石×
4.石川
第1試合 ×神楽 vs USA○
第2試合 ○金井、白石 vs マリー、2号×
第3試合 ○ジャネット、獅子堂 vs ハン、アンナ×
第4試合 セミファイナル
「柳生美冬、真田美幸組 vs ロゼ・ヒューイット、小縞聡美組」
今シリーズロゼと行動を共にしている小縞が、CoKを持つ柳生真田組に挑戦。
いきなりの火の玉ケンカキックにも怯まず、真田の苦手なグラウンドで攻める小縞。
中盤はロゼが奮闘。必殺スパイラルローズで柳生を薙ぎ倒す。
終盤には柳生組の猛攻を耐え抜くと小縞が新技・さとみんカッターを繰り出し、
さらにロゼとの合体ラリアットで柳生を追い詰める。
スイッチしたロゼが真田をワイルドローズボムで叩きつけ、
あわやという展開となったかがしかし真田カウント2.8で肩を上げ、そこで試合終了のゴング。
GWAのトップと組んだとはいえ、デビュー一年に満たない小縞がタッグ王者と引き分けて見せた。
△真田、柳生 vs 小縞、ロゼ△ 30分時間切れ引き分け
小縞「うそ……引き分けちゃった……」
無我夢中で戦っていた小縞が、試合終了のゴングと共にヘナヘナとへたり込む。
真田は王者としての威厳を守れなかった事にマットを仰いで悔しがったが、
柳生は一つ息を吐くと、唇の端を上げて小さく笑みを浮かべた。
柳生「聡美」
小縞「あ……美冬お姉さま……」
歩み寄ってきた柳生を、小縞がへたり込んだまま見上げる。
柳生「そのように呼ぶ相手は、もう私ではないはずだ」
小縞「えっ」
柳生「そなたのいるべき場所は、我らの隣ではないようだな。
……来月の雪解けたっぐ、楽しみにしているぞ」
小縞「あ、あのっ」
柳生は背を向け、リングを後にした。真田も後に続きリングを下りる。
呆然としたままの小縞に、ロゼが近づいてきた。
ロゼ「ハァ、ハァ……さすがは、ワタクシの見込んだ娘ですわね。
これで、わかったでしょう。アナタのバラとしての素質を」
ロゼは荒く息を吐きながらも、高貴な笑顔を浮かべた。
どんな時も気品ある態度を崩さないロゼが、ここまで消耗した姿を見せている。
自分がどれだけカバーしてもらっていたのかを、小縞は改めて思い知る。
ロゼ「あの方たちも認めたようですわ。アナタを開花させられるのが、どちらなのかを。
サトミ。……ワタクシのロザリオ、受け取っていただけるかしら」
ロゼは胸元からロザリオを外すと、笑顔を浮かべ、小縞に差し出した。
それは小縞が初めて見る、ロゼの心からの笑顔であった。
小縞「……私からも、お願いします。私に、頂けますか。ロゼお姉さまの、ロザリオを」
小縞の首にロザリオが掛けられる。
こうして二人は、ただのタッグパートナー以上の、より強い絆を手に入れた。
※小縞聡美&ロゼ・ヒューイット、タッグ結成 第5試合 ×富沢、越後、ミラー vs 十六夜、杉浦、カンナ○
5.富山
×ミラー、富沢 vs 神楽、カンナ○
○金井 vs USA×
○ロゼ、小縞 vs 十六夜、杉浦×
○越後、マリー vs ハン、アンナ×
×白石、ジャネット、獅子堂 vs 真田、2号、柳生○
6.山梨
×神楽 vs 2号○
×ミラー、富沢 vs 獅子堂、USA○
×ロゼ、小縞 vs アンナ、カンナ○
○真田、柳生 vs 越後、マリー×
×金井、白石、ジャネット vs 十六夜、杉浦、ハン○
7.長野
×アンナ vs 2号○
○富沢、ミラー vs 小縞、ロゼ×
○越後、マリー vs 十六夜、神楽×
○真田、柳生 vs 金井、ジャネット×
○ハン、カンナ、杉浦 vs 獅子堂、USA、白石×
8.新潟
第1試合 ○マリー、2号 vs USA、アンナ×
第2試合 ○真田、柳生 vs 白石、ジャネット×
第3試合「ブラッディ神楽、ナターシャ・ハン vs 小縞聡美、ロゼ・ヒューイット」
中盤まで互角の展開だったが、小縞のさとみんカッターがハンに炸裂。
小縞がロゼにタッチし神楽を一気に仕留めにいったが、
ここでなんと3Cが乱入。杉浦がレフェリーの注意を引き付けている間に
カンナがロゼの顔面にパウダー攻撃。
視界を奪われたロゼを神楽が担ぎ上げ、十六夜がコーナーポストからダイビングラリアットをロゼに叩き込み、
ロゼは一回転してマットに墜落。そのままハンが押さえ込み、3カウントを奪った。
○ハン、神楽 vs ロゼ、小縞× 21分41秒 ダブルインパクト→片エビ固め
横たわるロゼに駆け寄る小縞。神楽はその姿を冷たい笑みを浮かべながら見下ろしている。
小縞「紫苑さん、どうしてっ」
神楽「どうして、ですって? ……気に入らないのよ。アナタがね」
小縞「だからって、こんなやり方っ」
神楽「じゃあどんなやり方ならお気に召したのかしら。
通路で背後から殴りかかればよかったの? フフッ」
小縞「なっ」
神楽「世界チャンピオンにぬくぬく守られているアナタを潰すには、
私も相応の力を手に入れるしかない。それがアタシの出した答えよ。
アタシは今日から3C入りするわ。これから何度でもアナタを叩き潰してあげる。
楽しみにしていなさいな。アハハッ」
神楽はカンナと杉浦に両手を掲げられながら、小縞を見下ろし続ける。
小縞はいまだ起き上がれないロゼを抱き締めながら、唇を噛み締めた。
※ブラッディ神楽、『3C』に加入 第4試合 ○カンナ、杉浦、十六夜 vs 越後、ミラー、富沢×
第5試合 メインイベント
『Crystal of Snow Princess』タイトルマッチ
「『CoSP』獅子堂レナ vs キューティー金井」
中盤までは互角の展開。
金井のカクテルライトスープレックスをくらい場外にエスエープした獅子堂、
金井すぐに追いかけ場外のコンクリート上でダブルアームスープレックス。
リングに投げ入れ攻め込もうとした金井だが、
しかし獅子堂張り手の連打で金井をコーナーに追いつめ、さらに串刺しバックエルボー。
続けて串刺しDDTを叩き込むと、ライオンサルトを狙った獅子堂だが、
金井後ろから獅子堂を捕まえて抱え式バックドロップに。
だが獅子堂、体を捻ってこれを潰し、金井がダウンしている間にコーナーポストへ。
起き上がった金井を獅子王爆炎撃で打ち伏せ、金井をマットに沈めた。
○獅子堂 vs 金井× 18分28秒 獅子王爆炎撃→体固め
〜獅子堂レナ 『Crystal of Snow Princess』2度目の防衛成功〜
〜興行結果〜
1.大阪 ☆6300/6000
2.奈良 ☆4200/4000
3.福井 ☆5250/5000
4.石川 ☆4725/4500
5.富山 ☆5775/5500
6.山梨 ☆4200/4000
7.長野 ☆5250/5000
8.新潟 ☆7875/7500
総支出 481AP 札止め8
小縞くんがロゼくんとタッグ結成、神楽くんが3C入りか。
「新人たちもそれぞれプロレスラーとしての自分を掴み始めたようですね」
ああ。もうすぐデビュー一周年。新人と呼ぶのもそろそろ失礼かもしれないな。
来月の雪解けタッグで、彼女達が何を見せてくれるのか、今から楽しみだよ。
○成長
越後1 柳生−1 富沢2 金井3 杉浦2 白石3 神楽1
真田 騎馬殺し(ジャンボスープレックス3→4)
獅子堂 1up、ショルダータックル1見→2
カンナ クローズライン3→4
小縞 3up、逆水平チョップ2→3
〜技解説〜
○騎馬殺し
相手に向かって走りこみ、低空ダイビングラリアットで足を刈り、
相手を顔面からマットに倒れ込ませる。
「3月」
行動順:1 2,661AP
☆アクシデント
軽症:十六夜
大丈夫かい、十六夜くん。
十六夜「ええ。このくらいなんでもないわ」
3Cに入ってから、キミのファイトは以前より激しさを増しているからな。少し心配だよ。
十六夜「フフ。ありがとう。心配してくれるなんて。でも、まだまだよ。
この程度では私の災厄は抑えられない。
もっと強い痛みが必要なのよ。もっと、もっとぉ!」
……かなり心配になってきたよ。
☆イベント
CM出演依頼:金井×、カンナ○
写真集撮影:柳生○、富沢×
ホワイトデー:全員お返し
相変わらず特訓予定者に芸能オファーが多いな。
「特訓対象が売り出し中の人気の高い選手ですから、ある意味仕方ないのかもしれませんね」
それでも2つほど受ける事が出来たし、久々の柳生くんの写真集は楽しみだな。
○3月行動その他
来日:EWA〜ハン、クライ、ユーリ
GWA〜ロゼ、ジャネット、1号
特訓:富沢、金井
サイン会:神奈川〜十六夜、小縞、神楽人気7
○他団体
2.太平洋
3.新女
4.WARS:グッズショップ開設〜茨城
5.東女
○他団体の興行
2.太平洋 148AP
2day PWPWヘビー
○キャシー vs 早瀬× ※初防衛
3day TWWAタッグ
○キャシー、メガライト vs みぎり、氷室× ※防衛2回目
4day TWWA無差別
○メガライト vs キャシー× ※防衛2回目
3.新女 382AP
2day IWWFタッグ
○ルミー、クルス vs 市ヶ谷、森嶋× ※防衛5回目
3day IWWFタッグ
○クルス、ルミー vs 森嶋、市ヶ谷× ※防衛14回目
4day TWWAジュニア
○千秋 vs ディアナ× ※防衛14回目
2day NJWPタッグ
○ルミー、クルス vs 森嶋、市ヶ谷× ※防衛13回目
4.WARS 145AP
2day GWAジュニア
○菊池 vs 真鍋× ※防衛27回目
3day GWA選手権
○龍子 vs 菊池× ※防衛2回目
4day AACヘビー
○龍子 vs 菊池× ※防衛5回目
5.東女 272AP
2day NJWPヘビー
○ソニック vs 上戸× ※防衛2回目
3day TWPジュニア
○ソニック vs 小川 ※防衛45回目
4day TWP選手権
○上戸 vs 小川× ※初防衛
5day AACジュニア
○ソニック vs 小川× ※防衛37回目
〜興行〜
○今シリーズ参戦レスラー
Pride & Blade:富沢、越後、マリー、ミラー
ライオンハーツ:獅子堂、金井、白石、ジャネット
3C:カンナ、十六夜、杉浦、神楽
無所属:柳生、真田、小縞、ロゼ
今回の雪解けタッグは各ユニットから2チーム、無所属から2チームの計8チームで1リーグ制とする。
「かなり大規模な大会になりますね」
うむ。それに伴って、興行参戦メンバーもリーグ戦参加の16人に絞ったぞ。
「福島や仙台がリーグ戦のみ4試合で埋まるかが少し不安ですが」
まあそれもウチの純粋な人気を測る一つの目安となるだろう。
『東北シリーズ』
1.和歌山
○杉浦 vs ミラー×
○獅子堂、金井、白石 vs ロゼ、小縞、柳生×
×真田 vs ジャネット○
×神楽、十六夜、カンナ vs 越後、マリー、富沢○
2.東京・後楽園
『雪解けタッグリーグ』開催
〜出場チーム〜
Pride & Blade:富沢&越後組、マリー&ミラー組
ライオンハーツ:獅子堂&ジャネット組、金井&白石組
3C:カンナ&十六夜組、杉浦&神楽組
無所属:柳生&真田組、ロゼ&小縞組
第1試合
「ロゼ・ヒューイット、小縞聡美組
vs
『3C』杉浦美月、ブラッディ神楽組」
オープニングマッチからいきなり因縁の対決。
中盤は完全にロゼの一人舞台。二人がかりの杉浦と神楽を蹴散らしていく。
しかし神楽なんとかブラッディ333を決め、小縞を引きずり出す。
しかし小縞も奮闘。杉浦のバックスライド・フロムスパをカウント1で切り返すと
必殺さとみんカッター。カウントは2.8。
ここからロゼが試合を決めにいく。必殺スピニングローズで杉浦を蹴散らし、
神楽をローゼスハリケーン(ジャイアントスイング)で振り回す。
トドメにバスターローズを決めたが、しかしここで3Cのセコンドが乱入。
カンナがレフェリーの注意を引く間に十六夜がロゼを蹴り飛ばしカット。
十六夜のフォローを受け、神楽が必殺ブラッディ333。さらに続けて杉浦が必殺バースピアー。
フォールに行くも小縞のカットがなんとか成功。
しかし神楽がその小縞に突っ込み馬乗りになって動きを封じると、ポストに上った十六夜が
ロゼにカラミティインパクト(Wインパクト式で放つ十六夜のかちあげ式ダイビングラリアット)
を叩き込み、先月の最終戦同様の展開でそのまま杉浦がロゼを丸め込んで3カウントを奪った。
×ロゼ、小縞 vs 神楽、杉浦○ Wインパクト→片エビ固め
神楽「フフッ、アハハハッ。わかったでしょう、聡美。
アナタは所詮その程度なのよ。せいぜいチャンピオンの足を引っ張ってなさいな」
小縞「くうっ……許せないっ」
第2試合
「『ライオンハーツ』獅子堂レナ、ジャネット・クレア組
vs
『ライオンハーツ』キューティー金井、ノエル白石組」
第2試合はライオンハーツ同士の対決。
中盤までは白石が大暴れ。しかし獅子堂が獅子双掌覇で白石の勢いを止める。
リングに入ってきた金井に串刺しDDTを決めると、
白石にライオネスファングを叩き込み、ジャネットにタッチ。
代わったジャネットがリング中央で白石にがっちりコブラツイスト。
なんとかロープ際までにじり寄ってエスケープしようとした白石だが、
ロープまであと数センチという所でジャネットがいきなり倒れこみ、
グラウンドコブラで白石を丸め込んで3カウントを奪った。
○ジャネット、獅子堂 vs 金井、白石× 19分26秒 グラウンドコブラ
第3試合 セミファイナル
「柳生美冬、真田美幸組
vs
『Pride & Blade』マリー・ネルソン、ウェイン・ミラー組」
序盤からチャンピオンチームのリード。
最後はマリーの必殺バックドロップを受けながらも立ち上がった真田が
お返しの必殺火の玉ケンカキックでマリーを蹴倒し3カウントを奪った。
○真田、柳生 vs ミラー、マリー× 9分7秒 火の玉ケンカキック→片エビ固め
第4試合 メインイベント
「『Pride & Blade』富沢レイ、越後しのぶ組
vs
『3C』カンナ神威、十六夜美響組」
序盤は3Cペースだったが、中盤からP&Bが巻き返す。
越後の元祖ジャーマンを返したカンナだが、すかさず越後がランニングヒップバットを叩き込み、富沢へスイッチ。
富沢セイントフォーで決めにいったが、十六夜がカットするとブレーンバスターで場外へ放り投げる。
場外戦になったが、椅子を手にした十六夜に富沢お返しと椅子ごとロンギヌスでぶち抜き、
十六夜をリング内へ放り込むと越後にタッチ。
越後がフィニッシュを狙い走りこむも、ここでセコンドの杉浦が越後にパウダー攻撃、
視界を奪われた越後を十六夜がクイーンズヒールで蹴倒すと、カラミティボムの態勢へ。
高々と抱え上げた所にカンナがポストから黒龍脚を越後に叩き込み、
そのまま勢いを利用して越後をマットに叩きつける。
しかし神楽を振り切った富沢がなんとかカット成功、ここでタイムアップ。
△越後、富沢 vs カンナ、十六夜△ 30分時間切れ引き分け
3.岐阜
〜雪解けタッグ2日目〜
第1試合
「『3C』カンナ神威、十六夜美響組(勝ち点1)
vs
『3C』杉浦美月、ブラッディ神楽組(勝ち点3)」
3C同士の対決。
ゴングが鳴ると、消耗を避けようとカンナが杉浦に負けるよう要求したが、
地元岐阜での興行の為か、杉浦がこれを拒否。
言い合いが続くも埒が明かず、杉浦がカンナに実力行使でバースピアーを叩き込む。
ならばとカンナと十六夜が黒龍脚とクイーンズヒールの合体で杉浦をリング下に蹴落とす。
十六夜と向かい合う事になった神楽だが、早々と終わらせようとした十六夜の災厄降臨を食らうも立ち上がり、
お返しのブラッディ333を叩き込むと杉浦を呼び込みサンドイッチラリアットを決め奮闘。
しかし最後は十六夜がクイーンズヒールで薙ぎ倒した神楽にゆったりとしたギロチンドロップを投下し、トドメを刺した。
○十六夜、カンナ vs 杉浦、神楽× 12分19秒 ギロチンドロップ→体固め
試合後もカンナと杉浦が掴み合いながら退場、不穏な空気が流れる。
第2試合
「『ライオンハーツ』獅子堂レナ、ジャネット・クレア組(3)
vs
ロゼ・ヒューイット、小縞聡美組(0)」
中盤、獅子堂をスピニングローズで蹴散らしたロゼ。
しかし代わったジャネットがロゼにマイスターボム(スプラッシュマウンテン)
たまらずエスケープするロゼをジャネットも追いかける。
通路での助走をつけたラリアットの打ち合いは互角に。
リングに戻るとロゼと小縞がフェイスクラッシャーとさとみんカッターの合体技を見せ、
決まったかと思われたがジャネットなんとか逃れて獅子堂にタッチ。
ここから獅子堂が猛ラッシュ。張り手の連打で小縞を怯ませるとフェイスクラッシャーで叩きつけ小縞が流血、
最後はその小縞の顔面に獅子双掌覇をぶちこみ、崩れ落ちた小縞を押さえ込んだ。
○獅子堂、ジャネット vs ロゼ、小縞× 21分57秒 獅子双掌覇→片エビ固め
第3試合 セミファイナル
「『Pride & Blade』富沢レイ、越後しのぶ組(1)
vs
『Pride & Blade』マリー・ネルソン、ウェイン・ミラー組(0)」
試合前、マリーの契約期間満了による帰国に伴い、富沢が『Pride & Blade』の解散を宣言。
4人がそれぞれガッチリと握手を交わし、そして試合開始。
試合は中盤、富沢がミラーにウィッチブレイド、ロンギヌスと立て続けに決めて畳み込むも、
トドメのグラウンドに入ろうとしたところでミラーが上手く体を入れ替え必殺ストレッチプラムで富沢を締め上げる。
それぞれ代わって出てきた越後とマリー。マリーこの日2度目の必殺バックドロップを放つが、
最後は立ち上がった越後がランニングヒップバットでマリーを吹き飛ばし、
そのまま押さえ込んで3カウントを奪った。
○越後、富沢 vs ミラー、マリー× 12分16秒 ランニングヒップバット→片エビ固め
マリー「私の誇りは、貴方達に託すわ。
この2年で研ぎ澄ませた貴方の剣の力、私に見せてちょうだい」
富沢「ええ。必ず優勝してみせるわよ!」
第4試合 メインイベント
「柳生美冬、真田美幸組(3)
vs
『ライオンハーツ』キューティー金井、ノエル白石組(0)」
中盤、白石を火の玉ケンカキックで蹴散らした真田。
しかし代わった金井がラッシュ。
ロコモーション式のダブルアームスープレックスからフライングボディアタック、
さらに必殺カクテルライトスープレックス。しかしカウント2.8。
それぞれ柳生と白石にスイッチ。リング中央で柳生の卍固めがガッチリ決まるが、
この日は耐え切った白石、追撃に前に出た柳生をルドルフボンバーで一回転させる。
最後は金井の投げをリバースで返した柳生が風刃連脚を叩き込むも、間一髪白石のカット成功。
金井がお返しの抱え式バックドロップを放った所でタイムアップとなった。
△柳生、真田 vs 白石、金井△ 30分時間切れ引き分け
※得点状況
勝ち点6 獅子堂&ジャネット組
勝ち点4 柳生&真田組、越後&富沢組、カンナ&十六夜組
勝ち点3 杉浦&神楽組
勝ち点1 金井&白石組
勝ち点0 ロゼ&小縞組、マリー&ミラー組
4.青森
〜雪解けタッグ3日目〜
第1試合
「『3C』カンナ神威、十六夜美響組(4)
vs
ロゼ・ヒューイット、小縞聡美組(0)」
いきなり二人掛かりで小縞を滅多打ちにする3Cにロゼが怒り心頭。
十六夜をスピニングローズで吹っ飛ばすとお返しとばかりにカンナに怒涛の攻め。
しかしダメージの大きい小縞に代わりロンリーバトルを強いられるロゼ、
巧みにタッチを繰り返しながらのらりくらりと戦う3Cに対し徐々に疲れが見え始める。
最後はエプロンにいた小縞を場外に突き落としたカンナが返す刀でロゼを神薙でマットに叩きつけ、
すかさず十六夜が走りこんでのクイーンズヒールでロゼを蹴り倒し、そのまま押さえ込んだ。
○十六夜、カンナ vs 小縞、ロゼ× 27分34秒 クイーンズヒール→体固め
第2試合
「『Pride & Blade』マリー・ネルソン、ウェイン・ミラー組(0)
vs
『3C』杉浦美月、ブラッディ神楽組(3)」
中盤、ミラーに攻め込まれた神楽を杉浦がヘルプしタッチ。
マリーのバックドロップでダメージを負うも湯の花を決め神楽に後を託し、
最後は神楽がガロンスローを決めマリーからピンフォールを奪った。
×マリー、ミラー vs 杉浦、神楽○ 19分50秒 ガロンスロー→体固め
第3試合 セミファイナル
「『Pride & Blade』富沢レイ、越後しのぶ組(4)
vs
『ライオンハーツ』キューティー金井、ノエル白石組(1)」
中盤まではP&Bのペース。白石のルドルフボンバーを仁王立ちで受け止めた越後、
ナックルにヘッドバットで白石を押し込むと背中にサッカーボールキック一発。
富沢も金井にセイントフォーを極めると、ロープに逃げ切った金井にすかさず573、
助けに入った白石にレイ−MAXを叩き込むなど絶好調。
それでも粘りに粘ったLHの二人、
終盤越後が白石を維新ドライバーで叩きつけるも白石カウント2.8でクリア。
先に起き上がってルドルフボンバーで今度こそ越後を打ち倒すと、
すかさず金井がポストからダイブしてキューティーフライ、カウントは惜しくも2.8。
しかし最後は越後が維新ドライバーで金井をマットに沈めた。
○越後、富沢 vs 白石、金井× 20分50秒 維新ドライバー
第4試合 メインイベント
「柳生美冬、真田美幸組(4)
vs
『ライオンハーツ』獅子堂レナ、ジャネット・クレア組(6)」
試合は終始、柳生組のペース。
なんとかジャネットがマイスターボムで真田を引っ込めたものの、
柳生が獅子堂に風刃連脚を2連続で叩き込み、
代わったジャネットを卍固め、二刀・刀狩りと関節技で攻め立てる。
最後は柳生が風刃連脚でジャネットを討ち取った。
○柳生、真田 vs 獅子堂、ジャネット× 20分20秒 風刃連脚→片エビ固め
※得点状況
勝ち点7 柳生&真田組、越後&富沢組、カンナ&十六夜組
勝ち点6 獅子堂&ジャネット組、杉浦&神楽組
勝ち点1 金井&白石組
勝ち点0 ロゼ&小縞組、マリー&ミラー組
5.岩手
〜雪解けタッグ4日目〜
第1試合
「『Pride & Blade』マリー・ネルソン、ウェイン・ミラー組(0)
vs
ロゼ・ヒューイット、小縞聡美組(0)」
序盤は小縞が攻め込まれたものの、なんとか地力で返すと代わったロゼが圧倒的な力を見せる。
ミラーをワイルドローズボムで戦闘不能にすると、
マリーにスピニングローズからのレッグドロップで完勝した。
×マリー、ミラー vs 小縞、ロゼ○ 11分55秒 レッグドロップ→体固め
第2試合
「『ライオンハーツ』キューティー金井、ノエル白石組(1)」
vs
『3C』杉浦美月、ブラッディ神楽組(6)」
中盤まではLHのペース。
金井が神楽にマウスを叩き込み、すかさずカクテルライトスープレックスを放つが、神楽場外にエスケープ。
すかさず追いかけた金井だが、しかし神楽、
鉄柵に金井を打ちつけると場外に椅子を敷き詰めその上にブラッディ333。
ダメージの大きい金井をリングに戻し、代わった杉浦が湯の花を決めるがカウント2.8。
なんとか逃れた金井に代わり出てきた白石だが、直線的な攻撃をことごとくかわされ
アンクルホールドに捕らえられる。
ロープに逃げるも、そこにロックを解いた杉浦が素早く走りこんでスライディング顔面ドロップキック。
それでもなんとか杉浦を捕まえるとスクラップバスターで叩きつけ金井にタッチ。
金井トドメとムーンスパイラルアタックを放つが、しかし待っていたのは杉浦の膝。
転げまわる金井を杉浦が捕まえ風車式バックブリーカーを決め、
同時にポストからダイブした神楽が金井の顔面にニードロップ。
そのまま杉浦が押さえ込み、この大会好調ぶりを発揮した。
×金井、白石 vs 神楽、杉浦○ 21分26秒 風車式バックブリーカー→片エビ固め
第3試合 セミファイナル
「『Pride & Blade』富沢レイ、越後しのぶ組(7)
vs
『ライオンハーツ』獅子堂レナ、ジャネット・クレア組(6)」
大熱戦となったこの試合。
中盤、富沢が強烈なミドルキックをジャネットに叩き込むとすかさずスクールデイズで丸め込むが、カウントは2.8。
代わった獅子堂がフェイスクラッシャーで富沢を撃退。
越後が獅子堂にランニングヒップバットをぶちかますも、獅子堂これを堪えて獅子王拳で反撃。
終盤、越後が維新ツイスターでジャネットを戦闘不能にし、
富沢が獅子堂にレイーMAXを叩き込んでそのまま押さえ込み3カウントを奪った。
○富沢、越後 vs ジャネット、獅子堂× 29分7秒 レイーMAX→片エビ固め
第4試合 メインイベント
「柳生美冬、真田美幸組(7)
vs
『3C』カンナ神威、十六夜美響組(7)」
中盤までは王者組が押し気味に試合を進める。
十六夜のDDT、スクラップバスターとパワー殺法で押し込まれた真田だが、
新技・騎馬殺しを決めるとすかさず柳生が十六夜の痛めた足に膝十字固め。
カンナが高速ジャンピングネックブリーカーで柳生の首を刈ると
起き上がった柳生をすかさず神薙でマットに叩きつけ追い打ちをかけるが、
柳生も風刃連脚で反撃しカンナをあと一歩まで追い詰める。
終盤、真田が十六夜に火の玉ケンカキックを叩き込むも、
十六夜これを踏ん張って耐え真田に組み付くとカラミティストリームでマットに叩きつける。
しかし真田、雄叫びを上げて立ち上がるとコーナーに十六夜を投げつけてすかさず一突蹴り。
ポストに上ってダイビングヘッドバットを見舞おうとするが、
なんとここで仲間割れしていると思われた杉浦と神楽が登場。
ポスト上の真田にパウダー攻撃を見舞い目測を誤らせると、
神楽が柳生を抑えている間に自爆した真田に十六夜がカラミティボムを炸裂させ、マットに沈めてしまった。
×真田、柳生 vs カンナ、十六夜○ 23分47秒 カラミティボム
大ブーイングの中、4人で手を挙げ満足気にブーイングを受け止める3C。
カンナ「おやおや。悔しいですか。悔しいですよねえ。
本当に災厄が降りかかってしまうなんて。クククッ」
真田「カンナッ、てんめぇーっ!」
カンナ「切り札は大事に使う物ですよ。今日の様にね。ヒッヒーヒー!」
※得点状況
勝ち点10 越後&富沢組、カンナ&十六夜組
勝ち点9 杉浦&神楽組
勝ち点7 柳生&真田組
勝ち点6 獅子堂&ジャネット組
勝ち点3 ロゼ&小縞組
勝ち点1 金井&白石組
勝ち点0 マリー&ミラー組
6.山形
〜雪解けタッグ5日目〜
第1試合
「『ライオンハーツ』キューティー金井、ノエル白石組(1)
vs
『Pride & Blade』マリー・ネルソン、ウェイン・ミラー組(0)」
初日に王者組と引き分けるも、その後3連敗と調子の上がらぬ金井&白石組。
序盤はP&Bの腕攻めに苦しむも、中盤から白石がスパートをかける。
マリーをルドルフボンバーで薙ぎ倒し金井との合体パイルドライバーでKOすると、
ミラーをスクラップバスターでマットに打ちつけ、ダイビングヒップアタックでトドメを刺した。
○白石、金井 vs マリー、ミラー× 12分59秒 ヒップアタック→片エビ固め
第2試合
「『ライオンハーツ』獅子堂レナ、ジャネット・クレア組(6)
vs
『3C』カンナ神威、十六夜美響組(10)」
中盤まではLHが押していたが、セコンドの介入もあり徐々に3Cのペースに。
ガッチリ決まった暗き光は獅子堂なんとかエスケープ。
しかし代わったジャネットにも顔面ウォッシュから暗き光。
ジャネットなんとかDDTで逃れると、再びタッチした獅子堂がカンナを獅子王拳で殴りつける。
しかしよろけたと見せかけて、カンナ下から三角締め。獅子堂かろうじてエスケープ。
あとは十六夜に託したカンナ。
獅子堂粘りを見せ3度もカラミティボムを返すものの、
最後は十六夜がポストからダイビングして必殺クイーンズヒールを叩き込み、粘る獅子堂を捻じ伏せた。
×獅子堂、ジャネット vs カンナ、十六夜○ 25分28秒 クイーンズヒール→片エビ固め
第3試合 セミファイナル
「『Pride & Blade』富沢レイ、越後しのぶ組(10)
vs
『3C』杉浦美月、ブラッディ神楽組(9)」
序盤は越後が仁王立ち。杉浦と神楽を一人で蹴散らしていく。
中盤はセコンドの介入もあり一進一退に。
富沢が杉浦にロンギヌスを放ち、すかさずセイントフォーを極めにいくも杉浦裏返して切り返す。
終盤、越後の猛攻を耐え忍んだ神楽がブラッディ333を食らわせるも、
流れは変わらず最後は富沢がレイ−MAXで神楽をマットに沈めた。
○富沢、越後 vs 杉浦、神楽× 17分30秒 レイ−MAX→体固め
第4試合 メインイベント
「柳生美冬、真田美幸組(7)
vs
ロゼ・ヒューイット、小縞聡美組(3)」
序盤から仕掛けたロゼ組。パワーで攻めまくる。
中盤からは王者組のペースになり始めたが、それでも猛攻を耐え凌ぐ。
小縞が奮闘、柳生の卍固めを耐え抜くと真田のバサラバスターでマットに打ちつけられても
なんとか逃れてロゼにスイッチ。
ロゼは柳生にスピードで対抗、かく乱に成功するとローゼスハリケーンで柳生を振り回し、
ふらつきながらもワイルドローズボムでマットに叩きつける。
これを返した柳生が腕を取りに行ったところでタイムアップ。
小縞はまたも大殊勲の引き分け、王者組は痛過ぎるドローとなった。
△柳生、真田 vs 小縞、ロゼ△ 30分時間切れ引き分け
※得点状況
勝ち点13 越後&富沢組、カンナ&十六夜組
勝ち点9 杉浦&神楽組
勝ち点8 柳生&真田組
勝ち点6 獅子堂&ジャネット組
勝ち点4 ロゼ&小縞組、金井&白石組
勝ち点0 マリー&ミラー組
7.福島
〜雪解けタッグ6日目〜
第1試合
「『ライオンハーツ』キューティー金井、ノエル白石組(4)
vs
『3C』カンナ神威、十六夜美響組(13)」
白石が奮闘、十六夜のパワーに一歩も引かずむしろ押し返すと、
カンナにルドルフボンバーを連発で叩き込み追い込む。
しかしカンナ、カウンターの黒龍脚を放ちなんとか逃れると、かわった十六夜がガッチリサソリ固め。
金井のカットでなんとか逃れたもののこれで白石が戦線離脱。
金井もスピードで攻め立てるも十六夜の巨体をうまく持ち上げられず得意の投げを封じられ、
最後は十六夜がカラミティボムを一度はロープに逃げられながらも二度目を炸裂させてマットに沈めた。
×金井、白石 vs カンナ、十六夜○ 21分34秒 カラミティボム
第2試合 セミファイナル
「『Pride & Blade』富沢レイ、越後しのぶ組(13)
vs
ロゼ・ヒューイット、小縞聡美組(4)」
早めの仕掛けを見せるP&B。ロゼ組は追い込まれるも、連携で反撃していく。
中盤、富沢がロゼをロメロスペシャルで絞り上げ、
越後が元祖ジャーマンスープレックスを放つも、カウント2.8。
頼みのロゼが消耗してしまうも小縞が奮闘。富沢と越後両方にさとみんカッターを叩き込むと、
息を吹き返したロゼがすかさずシャイニングウィザード。
あと一歩まで追い込むも、フィニッシュを狙ったチョークスラムを富沢に脇固めで切り返されて勝機を逸す。
最後は越後がロゼを維新ドライバーで叩きつけ、これはなんとか小縞のカットが間に合ったものの、
富沢が小縞を封じている間に越後がサムライパワーボムでロゼをマットに沈めた。
○越後、富沢 vs 小縞、ロゼ× 20分55秒 サムライパワーボム
第3試合 セミファイナル
「『ライオンハーツ』獅子堂レナ、ジャネット・クレア組(6)
vs
『Pride & Blade』マリー・ネルソン、ウェイン・ミラー組(0)」
終盤、両チーム大技を打ち合い大激戦に。
マリーのバックドロップを食らった獅子堂だが、ミラーに獅子双掌覇を叩き込みミラー流血。
代わったジャネットが一気に仕留めにいくがしかしミラーがここでストレッチプラムに捕らえ、
強引に外そうとしたジャネットが大きく消耗。
さらにコブラツイストでジャネットを攻め立てるも、ジャネット今度はエスケープを選択、
なんとか逃げ切ると反撃のダイヤモンドカッター。
最後は獅子堂が串刺しDDTでマリーをなんとか仕留めた。
○獅子堂、ジャネット vs ミラー、マリー× 15分14秒 串刺しDDT→片エビ固め
第4試合 メインイベント
「柳生美冬、真田美幸組(8)
vs
『3C』杉浦美月、ブラッディ神楽組(9)」
中盤、神楽が奮闘。
柳生を何度も投げきると、投げ捨てパワーボムから介錯・斬を食らうもカウント2.8でクリア。
反撃のブラッディ333を決めると、
コーナーを背にした柳生に3Cのセコンドが乱入しトレイン攻撃でラリアット連発。
杉浦が湯の花を決めカバーに行くが、真田カット成功。
その真田をバックスライド・フロムスパで丸め込むもカウント2.8。
真田火の玉ケンカキックで反撃すると、代わった柳生が奥義・迅雷閃を狙うが、
しかし杉浦脇固めで切り返す。
最後は柳生が神楽を足刀から押さえ込み、これは杉浦のカットが間に合ったものの、
風刃連脚でトドメを刺した。
○柳生、真田 vs 杉浦、神楽× 29分44秒 風刃連脚→体固め
※得点状況
勝ち点16 越後&富沢組、カンナ&十六夜組
勝ち点11 柳生&真田組
勝ち点9 杉浦&神楽組
勝ち点9 獅子堂&ジャネット組
勝ち点4 ロゼ&小縞組、金井&白石組
勝ち点0 マリー&ミラー組
8.宮城
〜雪解けタッグ最終日〜
第1試合
「『Pride & Blade』マリー・ネルソン、ウェイン・ミラー組(0)」
vs
『3C』カンナ神威、十六夜美響組(16)」
富沢&越後組の優勝をアシストしたいマリー、ミラー組だったが、
暴走する十六夜の勢いを止められず。
それでもマリーがバックドロップで一矢報いるも、
最後は十六夜の逆一本背負いからのサッカーボールキックでマットに沈んだ。
×マリー、ミラー vs カンナ、十六夜○ 9分5秒 サッカーボールキック→片エビ固め
第2試合
「『ライオンハーツ』キューティー金井、ノエル白石組(4)
vs
ロゼ・ヒューイット、小縞聡美組(4)」
中盤、ロゼが猛ラッシュ。
白石をハイキックで蹴り飛ばすとフェイスクラッシャーで追撃、白石流血。
しかし白石もルドルフボンバーで反撃、金井を呼び込みさらに合体パワーボム。
これでLHのペースかと思われたが、
ロゼが金井の足を引っ掴むと強引にローゼスハリケーンで振り回し、小縞へタッチ。
最後を託された小縞が金井をラストオーダーでマットに沈め、再び結果を残した。
×金井、白石 vs ロゼ、小縞○ 19分51秒 ラストオーダー
第3試合 セミファイナル
「『ライオンハーツ』獅子堂レナ、ジャネット・クレア組(9)
vs
『3C』杉浦美月、ブラッディ神楽組(9)」
中盤、獅子堂が猛ラッシュ。
神楽を素早い飛び技で翻弄すると、ライオネスファングでマットに叩きつける。
これはカウント2.8で返されたものの、すかさず紅蓮の矢を放ち一気に神楽を仕留めた。
○獅子堂、ジャネット vs 杉浦、神楽× 11分55秒 紅蓮の矢→体固め
第4試合 メインイベント
「柳生美冬、真田美幸組(11)
vs
『Pride & Blade』富沢レイ、越後しのぶ組(16)」
優勝に向けて気合の入るP&B。
特に越後の気合は凄まじく、柳生との打撃戦を制し、真田をパワーで押し込む。
中盤、富沢が真田をガッチリとセイントフォーに捕らえて足を殺し、真田の蹴りを封じると、
越後は柳生との場外戦を制し、場外で元祖ジャーマンからサムライパワーボムまで繰り出す。
リングに戻した柳生をパイルドライバーで仕留めようとした越後だが、これは柳生リバースで返す。
しかしその後も越後の勢い衰えず。
維新ドライバーからローリングヒップアタックを繰り出すと、真田なんとかカウント2.8でクリアするも、
両膝をついたままの真田にランニングヒップバットをぶち込みそのまま強引に押さえ込んで勝利を奪った。
○越後、富沢 vs 柳生、真田× 17分2秒 ランニングヒップバット→片エビ固め
※得点状況
勝ち点19 越後&富沢組、カンナ&十六夜組
勝ち点12 獅子堂&ジャネット組
勝ち点11 柳生&真田組
勝ち点9 杉浦&神楽組
勝ち点7 ロゼ&小縞組
勝ち点4 金井&白石組
勝ち点0 マリー&ミラー組
第5試合 特別追加試合
〜雪解けタッグリーグ・優勝決定戦〜
「『Pride & Blade』富沢レイ、越後しのぶ組
vs
『3C』カンナ神威、十六夜美響組」
初戦で引き分けた2チームが優勝を賭けて決着戦に挑む。
序盤に越後のヘッドバットでカンナ流血。しかしカンナ気にせず越後の腕殺しに専念。
場外戦アリ、セコンドの介入アリの荒れ試合となったが、徐々にP&Bのペースへ。
場外で越後がカンナに真・サムライスライサーを叩き込むと、
さらに鉄柵を背負わせてのランニングヒップバット。
グロッキーのカンナをリングに投げ入れ仕留めようとしたが、
しかしカンナ息を吹き返して裏投げ一閃、ダメージを受けた越後の隙を突いて十六夜にタッチ。
再び場外戦。椅子を敷き詰めその上にカラミティボムを放とうとした十六夜だが、
越後これを逃れて逆にパイルドライバーの体勢へ。しかし十六夜リバースで返し、越後椅子の山へ落下。
戦いは再びリング内へ。越後のローリングヒップアタックをパワーボムで、
サムライパワーボムをウラカン・ラナで切り返したカンナ、
ポストに上り新技の神威流裏奥義・神扇を狙うが、
しかしセコンドのマリーが杉浦からプロテインの袋を奪い取り、カンナにお株を奪うパウダー攻撃。
これで目測を誤ったカンナが自爆。越後この隙に富沢にタッチ。
富沢カンナをロメロスペシャルで絞り上げると、
越後が十六夜を押さえている間にポストに上り、カンナに飛びつき新技バーニングマンダラー炸裂。
カンナ一回転してマットに突き刺さり、そのまま富沢がカンナの足を抱えて押さえ込み3カウントを奪った。
×カンナ、十六夜 vs 越後、富沢○ 29分0秒 バーニングマンダラー
優勝 『Pride & Blade』富沢レイ、越後しのぶ組(初)
富沢「優勝したわよーっ!」
トロフィーを掲げ絶叫する富沢。
セコンドについていたマリーとミラーもリングに上がり二人を祝福。
6年度の雪解けタッグは『Pride&Blade』の有終の美を飾る、劇的な幕切れとなった。
しかしそこに、敗れたにも関わらずニヤつきながらカンナが絡んでいく。
カンナ「優勝おめでとうございます、二人共。
まさかパウダー攻撃なんて卑怯なマネを使ってくるとは思いませんでしたよ。ククク」
富沢と会場が一斉に『お前が言うな』とツッコムが、
しかしカンナは意に介した様子もなく、相変わらずニヤニヤしている。
カンナ「リーグ戦で現チャンピオンを下している訳ですし、
これで貴方達はCoSQとCoK両方の挑戦権を得た訳ですか。
でも、ちょっと待ってください。リーグ戦は私達も貴方達と同じ戦績を上げている訳です。
もちろん私達も王者組に勝っている」
杉浦「加えて言うなら、私達はユニット全体で勝ち点28を上げていますが、
貴方がたのユニットは勝ち点19です。もう1チームが全敗ですから」
この杉浦の指摘にマリーが気色ばむが、ミラーがなんとか抑える。
富沢「アンタ達、何が言いたいのよ。
たった今負けたくせに、もう一回勝負しろって言うわけ?」
カンナ「いやいや。そんな訳ないでしょう。私だって疲れたし、今日はもう帰って寝たいんです。
ただ、もう解散するユニットが2つも挑戦権を得ても持て余すでしょう。
だったら私達が片方を貰ってあげて、有効に活用しようという訳ですよ。
良い案でしょう。ククク」
富沢「ハア? バカじゃないの」
呆れた顔をしてカンナを見る富沢。しかし、そのカンナの恥知らずな提案に乗る者がいた。
越後「……いいだろう。CoKへの挑戦権はお前達にやるよ」
富沢「えっ!? な、何言ってるんですか、しのぶ先輩」
目を丸くして越後を見る富沢。
越後「どっちにしろ、『Pride&Blade』の解散でお前とのタッグは終わりにするつもりだった。
それに、無所属同士がCoKを争うのもおかしな話だろう。ウチの団体の軸がブレる。
だったら、こんなヤツらでもユニットの体をなしているなら、まだ挑戦者に相応しいだろうさ」
富沢「で、でも……」
越後の言葉に納得できない富沢は難色を示す。
しかし越後の発言を好機と見たカンナは強引に話を推し進める。
カンナ「では、これで決まりですね。次のCoKへの挑戦権は、私達『3C』が頂きます。
それにしても越後さんは尻だけじゃなく心も広いんですねえ。
なんでしたら、ウチに入りますか? いつでも席を空けて待っていますよ。
その大きな尻の収まる特大の椅子を用意してね。ククク」
越後「フン。下らない事を言ってないで、私の気が変わらない内にさっさと帰った方がいいぞ」
カンナ「そうですね。そうするとしましょうか。それではごきげんよう。ヒ〜ヒッヒ」
まんまとCoKの挑戦権を手に入れたカンナ達『3C』はご機嫌な様子でリングを後にした。
富沢「しのぶ先輩……」
越後の考えている事がわからず、富沢は越後を呆然と見つめる。
そんな富沢に、越後はマイクを持って話しかけた。
越後「富沢。次のCoSQの挑戦者には、お前が名乗りを上げろ」
富沢「……ええっ!?」
格で言っても当然越後が挑戦するもの。そう思っていた富沢は、驚きの声を上げた。
越後「私がこのユニットに入る時、言ったよな。このユニットのリーダーはお前だ、と。
お前がユニットを率いて、実力で獲った優勝だ。お前が挑戦権を行使するのは当たり前だろう」
富沢「け、けど……」
越後「もちろん、私が挑戦権を使わないという訳じゃない。
私のCoSQへの挑戦権はお前の次に行使させてもらう事にするつもりだ。
その時の相手が、柳生さんなのかお前なのかはわからない。
ただ、どうせならお前とCoSQを賭けて戦いたいものだけどな」
ここに来て、ようやく富沢は越後の意図を理解した。富沢が表情を引き締める。
越後「もっとも、お前にやる気がないというのなら無理強いはしないが」
富沢「いえ。やりますっ! CoSQへの挑戦権、私が先に使わせてもらいます。
そしてこの2年で得た物を全部ぶつけて、CoSQを獲りますっ!
そして改めて、初防衛戦の相手にしのぶ先輩を指名します。その時は、受けてくれますよね」
越後「ああ。楽しみにしてるよ」
越後の差し出した右手を、富沢が両手でしっかり握り返す。
そして『Pride&Blade』の4人はそれぞれ取り合った手を掲げて、客席に礼をする。
こうして『Pride&Blade』は、一人の若手の大きな成長という実を実らせて、その幕を閉じたのだった。
※『Pride&Blade』解散。
次期CoSQ挑戦者、富沢レイに決定。
次期CoK挑戦者、カンナ&十六夜組に決定
〜興行結果〜
1.和歌山 ☆5250/5000
2.東京 ☆2100/2000
3.岐阜 ☆4725/4500
4.青森 ☆5250/5000
5.岩手 ☆5250/5000
6.山形 ☆5250/5000
7.福島 ☆8400/8000
8.宮城 ☆9450/9000
総支出 517AP 札止め8
『Pride&Blade』も解散か。
「今年度の下半期はもっとも機能したユニットでしたね」
ああ。良いユニットだったよ。富沢くんも大きく成長したしな。
さて、この雪解けタッグでCoSQ、CoKを巡る新たな流れも見えてきた。
来年度からも忙しくなるぞ。
○成長
獅子堂 1up、千尋の谷8→9
金井 QTX(ノーザンライトボム7)
カンナ カンナスペシャル(スクラップバスター6)
杉浦 高速ジャーマンスープレックス6
白石 アドバルーンボム(フライングボディプレス8)
神楽 1up、ダウナーヘブン(バックドロップ7)
小縞 さとみんボンバー(Jネックブリーカー5)
〜技解説〜
○QTX
B×BハルクのFTXと同型。
QTの何がXなのかは謎。
○カンナスペシャル
ガンマスペシャルと同型。シュバインとは逆抱えだったような。
「カンナスペシャルだー!」とカンナが見得を切った時ほど、逆に成功率が下がると言われる。
○アドバルーンボム
ダイビングセントーン。
落下速度が遅く、フワリと落ちてくるが、最高到達点が高いので威力は大きい。
○ダウナーヘブン
相手の両手ごと腰を抱えてのバックドロップ。受身が取れないので危険。
頭を打ってヘブン状態!となるとかならないとか。
○さとみんボンバー
勢い良く走りこんで滑り込むように放つ、相手の首を刈り取る様なアックスボンバー。
ダウンした相手にそのまま背中を乗せてカバー可能。
今年はCoK、OoSPと新たに2本のベルトが誕生した事もあり、内での戦いがかなり活性化したな。
「上半期は柳生さんと越後さんの2強といった雰囲気でしたが、
下半期は3CとP&Bの躍進でかなり混戦になってきましたね」
うむ。来年度には、旗上げ組以外の選手もタイトルホルダーになるかもしれないな。
さて。ここで我が団体の経営方針に関して、重大な発表がある。
「なんでしょう?」
この世界において、女子プロレスはプロ野球並の集客を期待できる大きなコンテンツだ。
我が団体も最初は、北の地に根ざしたインディー団体を、といった目標を掲げていたが、
昨年のファイナルシリーズ制覇からプロレス大賞3部門受賞と、
いつの間にかメジャー団体の一つとなった。
ゴールデンタイムの放送によりファンの数も増え、全国のファンから試合が見たいとファンレターが届いている。
そこで! 来年度は我々も、1万人以上の大会場に進出していく事にする!
「ああっ。社長、ついにやる気になったのですね」
ああ。ド○ゲーが両国に進出するというニュースを聞き、私も腹を決めた。
もちろん地元秋田と東北を中心としたサーキットを行なう事は継続していくが、
月に2度は主要都市で1万人以上の大会場で興行を行なえるような団体にしたいと思う。
手始めに、東京では代々木体育センターに進出するぞ。
そしていずれは両国、目指せ武闘館だ!
☆団体データ
ゆきんこプロレス:15670←13564(3) 3,335AP
所属選手12名
宿舎レベル3
ジムレベル3
バスレベル4
グッズショップ1
全国放送(ゴールデンタイム)
1.新女:20569←16375 4,428AP
2.WARS:18542←17911 3,496AP
3.東女:16375←13049 3,026AP
5.太平洋:13955←9497 1,909AP
新女が盟主に返り咲き、東女はウチを追い抜き太平洋も猛追してきたな。
「やはり自社ビルの建設が大きかったようです。対外アピールにもなりますし」
そうか。ウチも来月の経営と資金次第では、検討しなければいけないな。
もっとも宿舎とジムの拡張がまずは大前提だが。
☆ランキング
「団体色」
ゆきんこ
新女
WARS
東女
太平洋
フリー
→
1.1323←1303(1) サンダー龍子(WARS) 26
☆保持タイトル:WAR無差別、GWA王座、AACヘビー、AACタッグ
→
2.1195←1238(2) マイティ祐希子(新女) 24
☆保持タイトル:アジアヘビー
↑
3.1159←1109(7) 越後しのぶ(ゆきんこ) 22
→
4.1140←1131(4) フレイア鏡(WARS) 27
☆保持タイトル:AACタッグ
↓
5.1121←1138(3) 柳生美冬(ゆきんこ) 25
☆保持タイトル:CoSQ、CoK
↑
6.1120←1089(8) 菊池理宇(WARS) 22
☆保持タイトル:IWWFジュニア、GWAジュニア
↑
7.1112←1030(11) 獅子堂レナ(ゆきんこ) 21
☆保持タイトル:CoSP
↑
7.1112←1000(14) カンナ神威(ゆきんこ) 21
↓
9.1108←1130(5) ソニックキャット(東女) 24
☆保持タイトル:NJWPヘビー、TWPジュニア、AACジュニア
↓
10.1075←1123(6) ビューティ市ヶ谷(新女) 26
↑
11.1065← 964(19) 富沢レイ(ゆきんこ) 20
↓
12.1055←1074(9) 真田美幸(ゆきんこ) 22
↑
13.1052← 999(15) 寿零(WARS) 21
↓
14.1048←1010(13) 森嶋亜里沙(新女) 24
↓
15.1024←1042(10) 南利美(WARS) 25
↑
16.1017← 886(28) 杉浦美月(ゆきんこ) 19
↑
17.1014← 963(20) ラッキー内田(東女) 21
↑
18.1005← 955(21) マッキー上戸(東女) 21
☆保持タイトル:TWP王座
↑
19. 992← 944(23) 武藤めぐみ(フリー) 20
↓
20. 991←1020(12) 桜井千里(WARS) 23
↑
21. 990← 889(27) キューティー金井(ゆきんこ) 20
↓
22. 983← 991(16) 十六夜美響(ゆきんこ) 27
↓
23. 960← 987(17) ミミ吉原(新女) 30
↑
24. 951← 827(44) ノエル白石(ゆきんこ) 19
↓
25. 948← 980(18) ボンバー来島(新女) 24
↓
26. 940← 909(24) 村上千秋(新女) 21
☆保持タイトル:TWWAジュニア
↑
27. 933← 886(28) 氷室紫月(太平洋) 21
↑
28. 919← 875(31) 伊達遥(フリー) 21
↑
29. 919← 865(33) 草薙みこと(新女) 21
↑
30. 908← 819(46) 大空みぎり(太平洋) 19
↑
31. 901← 853(35) 近藤真琴(WARS) 23
↓
32. 893← 897(25) 小川ひかる(東女) 22
↑
33. 890← 844(40) メロディ小鳩(WARS) 21
↓
34. 878← 895(26) 神楽紫苑(東女) 26
↑
35. 873← 830(42) グリズリー山本(WARS) 22
↑
36. 872← 828(43) 永原ちづる(東女) 20
☆
37. 868(-) ディアナ・ライアル(新女) 20
↑
38. 866← 797(49) 結城千種(フリー) 19
↑
39. 864← 861(34) ドルフィン早瀬(太平洋) 23
↑
40. 858← 773(53) 永沢舞(フリー) 19
↓
41. 857← 876(30) メイデン桜崎(東女) 25
↓
42. 850← 866(32) ロイヤル北条(太平洋) 29
↑
43. 838← 796(50) ライラ神威(フリー) 21
↓
44. 834← 851(36) テディキャット堀(太平洋) 24
↓
45. 832← 838(41) 成瀬唯(WARS) 23
↓
45. 832← 846(38) 斉藤彰子(太平洋) 25
↓
47. 830← 845(39) オーガ朝比奈(東女) 26
↓
48. 829← 848(37) 石川涼美(WARS) 26
↑
49. 800← 750(56) 相羽和希(東女) 19
↑
49. 800← 751(55) 藤原和美(フリー) 21
↑
51. 797← 768(54) 村上千春(太平洋) 21
☆
52. 790 上原今日子(フリー) 20
↓
53. 785← 788(52) 藤島瞳(東女) 22
↑
54. 781← 691(58) プリズン六角(WARS) 22
↑
55. 769← 654(61) 佐久間理沙子(新女) 20
↓
56. 755← 820(45) ミシェール滝(東女) 29
↓
57. 751← 810(48) RIKKA(東女) 25
↓
58. 747← 818(47) フォクシー真帆(新女) 25
↓
59. 743← 711(57) 佐尾山幸音鈴(WARS) 20
↑
60. 742← 570(67) 小縞聡美(ゆきんこ) 17
↓
61. 724← 791(51) 保科優希(太平洋) 24
↑
62. 716← 611(64) SA-KI(太平洋) 21
↓
63. 710← 681(59) 辻香澄(太平洋) 20
↓
63. 710← 659(60) 真壁那月(太平洋) 19
→
65. 701← 608(65) 野村つばさ(新女) 19
↓
66. 671← 624(63) 金森麗子(新女) 18
↓
67. 671← 627(62) 小早川志保(新女) 19
↓
67. 670←606(66) 吉原泉(新女) 20
↑
69. 667← 441(73) ブラッディ神楽(ゆきんこ) 17
↑
69. 667← 544(70) カラミティ十六夜(新女) 18
☆
71. 650 AGEHA(フリー) 18
↓
72. 631← 558(69) ケルベロス小鳥遊(フリー) 21
↓
73. 629← 521(71) 滝翔子(東女) 19
↓
74. 621← 563(68) サキュバス真鍋(WARS) 17
↓
75. 607←516(72) 神田幸子(新女)20
☆
76. 589 アドミラル八島(フリー) 20
↓
77. 538← 402(74) 栗浜亜魅(東女) 16
↓
77. 538← 394(75) 榎本綾(太平洋) 17
☆引退
八島静香(WARS)
「ゆきんこプロレス・所属選手」
・越後しのぶ 1159←1109 6up
・柳生美冬 1121←1138 1down
・獅子堂レナ 1112←1030 4up
・カンナ神威 1112←1000 9up
・富沢レイ 1065←964 9up
・真田美幸 1055←1074 2down
・杉浦美月 1017←886 14up
・キューティー金井 990←889 13up
・十六夜美響 983←991 1up2down
・ノエル白石 951←827 13up
・小縞聡美 742←570 20up
・ブラッディ神楽 667←441 29up
(☆はフェイバリットムーブ、◎は新技、○は名称変更技)
※名前だけでは技がよくわからないという人はコチラ→SIGNATURE MOVE(外部リンク)
参考にさせて頂いているプロレス技紹介サイト。リンクフリーとの事。
『鋼のディフェンス』☆越後しのぶ(22)
評価値:1159 HP:520
攻撃: 投B 極6 パB 打B 飛6
防御: 投9 極4 パ8 打8 飛4
筋A 器4 体A 回A 速7
シングル勝敗 83-83-3 6年度8-2-1
その他勝敗 111-177-7 6年度29-36-0
信頼A 人気D FC数11 モラル6 年俸200AP
・投げ技
ボディスラム 2
水車落とし○ 3
ブレーンバスター 4
元祖ジャーマンスープレックス○ 6
維新ツイスター○ 8
維新竜☆○ 9
・極め技
スリーパーホールド 1
脇固め 2
片逆エビ固め 3
HIMEI○ 5
・パワー技
ヘッドバット 2
ハンマーブロー 3
ラリアット 4
パイルドライバー 5
維新ドライバー○ 7
サムライパワーボム○ 8
・打撃技
逆水平チョップ 2
ナックルパート 3
顔面ウォッシュ 4
サッカーボールキック 5
ランニングヒップバット☆○ 7
真・サムライスライサー○ 8
・飛び技
ドロップキック 1
ヒップアタック 3
ローリングヒップアタック○ 5
〜技解説〜
○維新ツイスター
いわゆる旋回式垂直落下ブレーンバスター、というかツイスター。
○維新竜
高速のドラゴンスープレックス。越後の切り札。
○HIMEI
物凄い角度の逆エビ固め。フジイさんのアレ。
○維新ドライバー
いわゆる侍ドライバー'84
○サムライパワーボム
いわゆる越中式のパワーボム
○ランニングヒップバット
前屈みになった相手の顔を、猛ダッシュして硬い腿と尻で打ち抜く技。
○真・サムライスライサー
左足を軸に、右足と体が180度になるように上体を寝かせて右足を振り上げ、
弧を描いて相手の延髄を叩き切る蹴り。
○ローリングヒップアタック
ポストからのトペコンヒーロ。背中よりは尻をぶつける。
☆『サムライガール』柳生美冬(25)
評価値:1121 HP:420
攻撃: 投6 極B パA 打D 飛4
防御: 投5 極8 パ6 打B 飛3
筋7 器A 体9 回A 速3
シングル勝敗 87-57-4 6年度10-1-1
その他勝敗 193-171-15 6年度51-18-9
信頼A 人気D FC数10 モラル4 年俸150AP
☆現CoSQ、CoK保持者
・投げ技
ボディスラム 1
反り投げ 3
一本背負い○ 4
・極め技
スリーパーホールド 2
腕絡み○ 3
片逆エビ固め 4
膝十字固め 5
卍固め 7
二刀・刀狩り○ 8
・パワー技
ショルダータックル 2
背骨折り○ 3
投げ捨てパワーボム○ 5
武神落とし○ 6
介錯・斬○ 7
奥義・迅雷閃○ 8
・打撃技
手刀○ 2
掌底 3
中段蹴り○ 4
足刀○ 5
風刃連脚☆○ 7
雷神蹴☆ 9
・飛び技
ドロップキック 1
ニードロップ○ 2
〜技解説〜
○二刀・刀狩り
相手の腕を交差させ、後転しながら両腕を極める。これでもう刀が使えないとか。
○武神落とし
いわゆるサムライボム。
○介錯・斬
ファイナルカットの要領で、喉元に手刀を叩き込む危険な技。
○奥義・迅雷閃
奪取しての逆袈裟居合い斬りチョップ。首がもげそうになるほど痛い。
○風刃連脚
高速のコンビネーションハイキック。風圧で相手の額が切れる事もある。
☆『眠れる獅子拳開祖』獅子堂レナ(21)
評価値:1112 HP:420
攻撃: 投9 極6 パ7 打B 飛A
防御: 投6 極3 パ5 打9 飛8
筋9 器5 体8 回9 速9
シングル勝敗 66-104-0 6年度8-4-0
その他勝敗 159-193-8 6年度43-30-4
信頼A 人気C FC数6 モラル5 年俸215AP
☆現CoSP保持者
・投げ技
アームホイップ 2
ボディスラム 3
ライオンドロップ4○
ダブルアームスープレックス 5
ライオネスプレックス○ 7
千尋の谷☆◎○ 9
・極め技
スリーパーホールド 1
ロメロスペシャル 3
ストレッチプラム 5
・パワー技
ショルダータックル 2
ヘッドバット 3
串刺しDDT 5
ライオネスファング◎○ 7
・打撃技
エルボー 2
張り手 3
串刺しバックエルボー○ 4
獅子王拳○ 5
獅子双掌覇☆○ 7
獅子王爆炎撃☆○ 8
・飛び技
ドロップキック 2
ローリングソバット 3
フライングボディアタック 4
フェイスクラッシャー 5
紅蓮の矢○ 7
ライオンサルト○ 9
〜技解説〜
○ライオンドロップ
要はバックフリップ。サモアンドロップ的な語感で。
○ライオネスプレックス
獅子堂の使うタイガースープレックス(こう書くと説明が楽だなw)
○千尋の谷
雪崩式クロスアームスープレックス。
谷底へ急転直下。厳しすぎる愛のムチ。
○ライオネスファング
獅子堂の飛びつき式のダイヤモンドカッター。
○串刺しバックエルボー
相手をコーナーにハンマースルーし、猛スピードでダッシュして背面エルボーをぶちこむ。
吉野(ドラゲー)的なムーブ。
○獅子王拳
顔面へのストレート掌底。
○獅子双掌覇
相手の懐に飛び込み、咆哮を上げながら下からの双掌打で顎を打ち抜く。
○獅子王爆炎撃
気合を込めるとコーナーポストから高く飛び上がり、
空中で一回転してから放つ打ち下ろし式のローリング掌底。
○紅蓮の矢
スワンダイブして、きりもみ式のミサイルキックを相手の胸板に突き刺す。
○ライオンサルト
セカンドロープで反動をつけてのムーンサルトプレス。ジェリコのアレ。
☆『謎のマスクウーマン』カンナ神威(21)
評価値:1112 HP:400
攻撃: 投A 極C パ6 打8 飛9
防御: 投6 極8 パ4 打5 飛8
筋8 器A 体9 回5 速9
シングル勝敗 36-44-0 6年度5-4-0
その他勝敗 124-131-10 6年度45-29-6
信頼A 人気C FC数11 モラル1 年俸187AP
・投げ技
払い腰○ 2
フロントスープレックス 3
裏投げ 5
神薙○ 7
Sダークネスバスター○ 9
・極め技
スリーパーホールド 2
脇固め 3
三角締め○ 5
タランチュラ 6
暗き光○ 7
神威流奥義・神嵐○ 8
・パワー技
ショルダータックル 2
クローズライン○ 4
カンナスペシャル◎○ 6
・打撃技
掌底 2
ミドルキック 3
顔面ウォッシュ 5
黒龍脚☆○ 7
・飛び技
ローリングソバット 2
ヘッドシザースホイップ 3
高速ジャンピングネックブリーカー○ 5
神威○ 7
神威流裏奥義・神扇☆◎○ 9
〜技解説〜
○神薙
ロープに走って相手のサイドへダッシュ、横から両足を刈るSTO。
○Sダークネスバスター
カンナの使うダークネスバスター。
名前の由来はセガのゲーム。でも未プレイ。
○暗き光
相手の左足をロックしての「青き光」
○神威流奥義・神嵐
相手の死角から飛びついて高速で回転し、腕ひしぎ逆十字を極める。
○カンナスペシャル
ガンマスペシャルと同型。シュバインとは逆抱えだったような。
「カンナスペシャルだー!」とカンナが見得を切った時ほど、逆に成功率が下がると言われる。
○黒龍脚
カウンターで決めるジャンピングハイキック。
○神威
カンナの使う捻りを加えた不知火。
WWEのケンドリックが自分の名前をつけて使ってるから、
カンナもいいんじゃないか、とふと思って。
○神威流裏奥義・神扇
いわゆるセントーン・アトミコ。
美しいフォームで舞い落ちる扇の様にゆったりと落下する。
本当に神威流に伝わっているのかどうかは不明。
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☆『コスプレファイター』富沢レイ(20)
評価値:1065 HP:360
攻撃: 投7 極A パ6 打A 飛A
防御: 投4 極7 パ5 打7 飛7
筋7 器9 体8 回8 速A
シングル勝敗 43-66-0 6年度3-6-0
その他勝敗 99-155-6 6年度26-32-5
信頼A 人気D FC数5 属性ノーマル 年俸225AP
・投げ技
アームホイップ 2
ブレーンバスター 3
フィッシャーマンズスープレックス◎○ 5
・極め技
スリーパーホールド 2
片逆エビ固め 3
ロメロスペシャル 5
セイントフォー○ 6
マーズ・デイブレイク○ 8
・パワー技
ショルダータックル 1
クローズライン○ 3
・打撃技
エルボー 2
掌底◎ 3
ミドルキック 5
ロンギヌス☆○ 7
ドラグーンバレル☆○ 9
・飛び技
ドロップキック 2
ローリングソバット 3
ウィッチブレイド○ 5
573○ 6
レイ-MAX○ 7
バーニングマンダラー◎○ 8
・その他技
スクールデイズ○ 4
〜技解説〜
○セイントフォー
いわゆるグランドクロス200。
名前の由来は昔某声優さんが所属していたアイドルユニットから。
しかし今ではその話題は黒歴史。
○マーズ・デイブレイク
レイの使うサソリ固め。
名前は某アニメから。マーズ的なアレ。でも未視聴。
○ロンギヌス
相手の心臓を突き刺すトラースキック。
名前の由来は某アニメの零号機の槍から。レイだけに。
○ドラグーンバレル
まずは左の蹴りを3発、続いて右の蹴りを3発打ち込むマシンガンキック。
名前は某ガンダムから。レイの機体のドラグーンシステム、みたいな。
○ウィッチブレイド
いわゆるスリングブレイド。名前は某アニメから。
○573
いわゆる619。名前は某ゲームメーカー。
レイのコスがRRっぽいから、そのメーカー名にちなんで。
○レイ-MAX
スワンダイブ式のフライングクロスチョップ。
元ネタは青き流星的なアレ。
○バーニングマンダラー
コーナーポストからの飛びつき高速ウラカン・ラナ。
名前の由来は某火星。
○スクールデイズ
富沢がEWA遠征で開発した丸め込み。
いわゆるmc.KZのスカイデスクールボーイ。
別に血だるまになったりはしない。
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☆『火の玉ガール』真田美幸(22)
評価値:1055 HP:490
攻撃: 投9 極4 パA 打C 飛5
防御: 投7 極3 パ9 打8 飛4
筋A 器4 体A 回9 速5
シングル勝敗 81-81-1 6年度11-4-0
その他勝敗 208-134-19 6年度51-15-9
信頼A 人気B FC数16 モラル4 年俸105AP
・投げ技
アームホイップ 2
ブレーンバスター 3
騎馬殺し○ 4
バックドロップ 5
一騎当千○ 7
甲斐の虎○ 9
・極め技
スリーパーホールド 1
コブラツイスト 3
・パワー技
ショルダータックル 2
ヘッドバット 3
真田大車輪○ 4
真田一番槍○ 5
バサラバスター○ 7
風林火山○ 9
・打撃技
逆水平チョップ 2
張り手 3
ナックルパート 4
一突蹴り○ 5
火の玉ケンカキック☆○ 7
斬馬迅☆ 9
・飛び技
ドロップキック 1
Jネックブリーカー 3
ダイビングヘッドバット 5
〜技解説〜
○騎馬殺し
相手に向かって走りこみ、低空ダイビングラリアットで足を刈り、
相手を顔面からマットに倒れ込ませる。
○甲斐の虎
雪崩式タイガースープレックス。
○真田大車輪
高速のジャイアントスイング。終わった後にぶっ倒れるのはお約束。
○真田一番槍
猛ダッシュして叩きつけるラリアット。
○バサラバスター
エアプレーンスピンから雄叫びを上げながらのデスバレーボム。
○風林火山
ハイジャックバックブリーカーの体勢から数歩走って前に落とす。
キン肉マンの同名技とは別物。
○一突蹴り
いわゆる一角蹴り。コーナーに据えつけた相手のどてっ腹にダッシュして膝蹴りを突き刺す。
○火の玉ケンカキック
猛ダッシュして、勢い良く相手の顔を足裏で蹴り飛ばす。
たまに勢いがつきすぎて、ロープやコーナーに引っ掛かったりする。
☆『ファイティングコンピュータ』杉浦美月(19)
評価値:1017 HP:410
攻撃: 投A 極9 パ6 打6 飛9
防御: 投7 極6 パ4 打5 飛7
筋9 器7 体8 回5 速9
シングル勝敗 19-85-0 6年度3-9-0
その他勝敗 81-128-7 6年度33-39-4
信頼A 人気B FC数6 モラル2 年俸160AP
・投げ技
フライングメイヤー○ 2
ファイヤーマンズキャリー○ 3
ベリートゥベリー○ 5
高速ジャーマンスープレックス◎ 6
バースピアー☆○ 7
ホットスプリングスラム○ 8
・極め技
スリーパーホールド 2
鎌固め○ 3
膝十字固め 5
4の字絞首刑◎○ 6
アンクルホールド 7
レジェンド・オブ・GR○ 8
・パワー技
ショルダータックル 1
風車式バックブリーカー○ 3
・打撃技
エルボー 1
ローキック 2
掌底 3
スライディング顔面ドロップキック◎○ 5
・飛び技
ドロップキック 2
ネックブリーカードロップ○ 3
打たせ湯○ 5
湯の花○ 7
カルルスバードスプラッシュ☆◎○ 9
・その他技
バックスライド・フロム・スパ◎○ 5
〜技解説〜
○バースピアー
三角飛びからのスピアー。
バースはイギリスの有名な温泉地。
○ホットスプリングスラム
いわゆるオリンピックスラム。
間欠泉ばりの瞬発力でうんぬん。
○レジェンド・オブ・GR
リバース・ステップオーバートゥーホールド・ウィズ・チキンウィングフェイスロック。
要は裏STFのFの部分をチキンウィングに。
名前の由来は杉浦曰く、
杉浦「下呂温泉の効能は全身に効くのです。
この技で全身がホッキホキになったら、温泉に浸かって療養すると良いでしょう」
GRとしたのは、下呂をカタカナで表記するのを杉浦が嫌がった為。
○打たせ湯
相手をコーナーに打ちつけ、ロープを伝って相手が背にしたコーナーに昇り、
ほぼ垂直にジャンプして相手の背中にミサイルキック、というかフットスタンプを叩き込む。
○湯の花
杉浦の使う不知火。
杉浦曰く、
「私自身を温泉の析出成分と見立て、リングという名の温泉を漂うイメージでうんぬんかんぬん……」
○カルルスバードスプラッシュ
いわゆるファイヤーバードスプラッシュ。
カルルスバードとはチェコの有名な温泉の名前。飲用でもある。
○バックスライド・フロム・スパ
杉浦曰く、コリの治る逆さ押さえ込み。原理は不明。
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☆『泣き虫アイドル』キューティー金井(20)
評価値:990 HP:430
攻撃: 投B 極4 パ7 打9 飛A
防御: 投9 極3 パ4 打7 飛7
筋A 器4 体9 回6 速7
シングル勝敗 37-91-0 6年度4-7-0
その他勝敗 100-182-6 6年度30-43-4
信頼A 人気C FC数6 モラル4 年俸192AP
・投げ技
アームホイップ 2
ジャンボスープレックス 3
Wアームスープレックス 4
抱え式バックドロップ○ 5
カクテルライトスープレックス☆○ 7
どさんこドライバー☆○ 9
・極め技
スリーパーホールド 1
サーフボードストレッチ◎○ 3
・パワー技
ショルダータックル 2
ぽかぽかぱんち○ 3
クリオネ○ 5
QTX◎○ 7
・打撃技
張り手 2
エルボー 3
マウス○ 5
コゴローズホーン○ 7
・飛び技
ドロップキック 2
ギロチンドロップ 3
フライングボディアタック 5
キューティーフライ○ 7
ムーンスパイラルアタック○ 9
〜技解説〜
○カクテルライトスープレックス
ブリッジの綺麗なノーザンライトスープレックス。
決まった瞬間、観客の視線が吸い寄せられるとか。
○どさんこドライバー
金井の使うみちのくドライバーU。
○ぽかぽかぱんち
だだっこぱんちの連打。あまり効きそうにない。
○クリオネ
足を高々と振り上げてのカウンターの飛びつき式DDT。
B×Bハルクのアレ。
なんで金井ちゃんがハルクムーブなのかはわからんが、どさんこだしいいんじゃね?
○QTX
B×BハルクのFTXと同型。
QTの何がXなのかは謎。
○マウス
カウンターのサマーソルトキック。B×Bハルクのアレ。
○コゴローズホーン
シャイニング式のヒップアタック、と言っても体は捻らずに前からドーン。
名前の由来は飼っている牛の突撃っぷりから。
○キューティーフライ
ふわりと舞い上がるかのような重力を感じさせないダイビングボディプレス。
○ムーンスパイラルアタック
捻りを加えたムーンサルトプレス。名前の由来は、某美少女戦士的なアレ。
☆『カラミティ・クィーン』十六夜美響(27)
評価値:983 HP:490
攻撃: 投8 極6 パD 打6 飛5
防御: 投6 極4 パB 打4 飛3
筋8 器4 体A 回4 速3
シングル勝敗 143-16-0 6年度4-4-0
その他勝敗 288-69-12 6年度59-16-5
信頼A 人気B FC数9 モラル1 年俸210AP
・投げ技
ボディスラム 1
ブレーンバスター 3
Wアームスープレックス 4
逆一本背負い 6
カラミティストリーム○ 7
デッドエンド○ 9
・極め技
スリーパーホールド 1
片逆エビ固め 2
ストレッチマフラー 4
サソリ固め 5
・パワー技
ショルダータックル 1
ラリアット 2
DDT 4
スクラップバスター 5
カラミティボム○ 7
災厄降臨☆ 9
・打撃技
逆水平チョップ 1
ジャンピングニーパット 3
サッカーボールキック 4
クィーンズヒール☆○ 6
・飛び技
ドロップキック 1
ギロチンドロップ 2
Jネックブリーカー 4
ダイビングフットスタンプ○ 6
〜技解説〜
○カラミティストリーム
いわゆるHエッジ。旋回式ロックボトム。
災厄の奔流に相手を飲み込んで、とか。
○カラミティボム
ラストライドの形で高角度に抱え上げ、ジャンプと同時にマットに叩きつける。
○クィーンズヒール
助走をつけて小さくジャンプ、相手の眉間をヒールで打ち抜くように、フロントハイキックを叩き込む。
十六夜のリングブーツはヒールがついているので、特に痛い。
☆『ピュアファイター』ノエル白石(19)
評価値:951 HP:470
攻撃: 投A 極4 パB 打6 飛9
防御: 投7 極3 パ8 打4 飛8
筋8 器3 体A 回5 速8
シングル勝敗 15-19-0 6年度2-9-0
その他勝敗 46-84-4 6年度27-47-3
信頼A 人気B FC数11 モラル4 年俸120AP
・投げ技
ボディスラム 2
バックフリップ 3
超滞空ブレーンバスター○ 5
アップルクロースラム○ 7
・極め技
スリーパーホールド 2
片逆エビ固め 3
・パワー技
ショルダータックル 2
スクラップバスター 3
アルゼンチンバックブリーカー 5
ルドルフボンバー☆○ 7
ホーリーナイト☆◎○ 9
・打撃技
逆水平チョップ 2
エルボー 3
・飛び技
ドロップキック 2
ヒップアタック 3
ダイビングギロチンドロップ 5
サンタクロースタナー◎○ 7
アドバルーンボム◎○ 8
〜技解説〜
○アップルクロースラム
白石のリンゴを潰すほどの握力で相手にアイアンクローをかけ、
相手を爪先立ちに吊り上げてからマットに叩きつける荒技。要はアイアンクロースラム。
○ルドルフボンバー
腕を無造作にグルンと回し、ロープに走ってから繰り出す
強烈なアックスボンバーで相手の顎をかちあげる。
ルドルフとはサンタのソリを引くトナカイの内の一頭の名前。
○ホーリーナイト
ハイジャックバックブリーカーで担ぎ上げた相手を頭から叩き落し、
マットに落ちる瞬間に相手の両腕に飛び乗る。
技後の姿勢はキン肉ド○イバーの様な形になる。
ちなみにナイトは騎士じゃなく夜の方。ノエルだけに。
○サンタクロースタナー
アイアンクローを決め、無防備になった相手の腹にトーキックをぶちこんで、
前屈みなった相手の首を掴んでスタナーを決める。
○アドバルーンボム
ダイビングセントーン。
落下速度が遅く、フワリと落ちてくるが、最高到達点が高いので威力は大きい。
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☆小縞聡美(17)
評価値:742 HP:330
攻撃: 投4 極6 パ9 打6 飛7
防御: 投3 極4 パ8 打4 飛5
筋4 器5 体8 回3 速5
シングル勝敗 10-5-0
その他勝敗 22-44-5
信頼A 人気8 FC数1 モラル4 年俸72AP
・投げ技
アームホイップ 1
バックフリップ 2
・極め技
スリーパーホールド 2
・パワー技
ショルダータックル 2
バックスタバー○ 3
ジャンピングDDT 5
ラストオーダー○ 7
さとみんカッター☆◎○ 8
・打撃技
逆水平チョップ 2
エルボー 3
サッカーボールキック3
・飛び技
ドロップキック 2
ヒップアタック◎ 3
さとみんボンバー◎○ 5
〜技解説〜
○ラストオーダー
ロープに振って帰って来た相手を抱え、一回転してからのパワースラム。
○さとみんカッター
両手で相手の頭をガッチリ掴んで、溜めを作ってのダイヤモンドカッター。
○さとみんボンバー
勢い良く走りこんで滑り込むように放つ、相手の首を刈り取る様なアックスボンバー。
ダウンした相手にそのまま背中を乗せてカバー可能。
選手名鑑トップへ
☆ブラッディ神楽(17)
評価値:667 HP:320
攻撃: 投9 極6 パ7 打5 飛3
防御: 投7 極4 パ5 打3 飛2
筋8 器4 体6 回4 速3
シングル勝敗 3-21-0
その他勝敗 29-33-0
信頼A 人気7 FC数1 モラル1 年俸62AP
・投げ技
アームホイップ 2
ボディスラム 3
ガロンスロー○ 4
ダウナーヘブン◎○ 7
・極め技
スリーパーホールド 2
逆エビ固め◎ 3
・パワー技
ヘッドバット 2
ハンマーブロー 3
ブラッディ333☆◎○ 7
・打撃技
逆水平チョップ 1
・飛び技
ドロップキック 1
〜技解説〜
○ダウナーヘブン
相手の両手ごと腰を抱えてのバックドロップ。受身が取れないので危険。
頭を打ってヘブン状態!となるとかならないとか。
○ブラッディ333
読み方はブラッディデルタ。
相手をファイヤーマンズキャリーで抱え上げ、
相手の両手首をまとめて両手で掴むと相手を跳ね上げ、うつ伏せにマットに落とす。
一つにまとめられた両手と開かれた両足で、
マットに叩きつけられた相手の体が三角形を描いているというのがデルタの由来。多分。
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